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ガムテバ 3 [2010年03月17日(水)]
前回からのつづき・・・最終回。

メッセンジャーバッグになって終わったら、面白くない。

使っていくうちに問題が見えてくる。例えば強度が弱いところ。
持ち手の接合部は弱い。ガムテープの性質上斜めに貼る菱張りが効きそうだ。
課題を見つけたら、即発想=即実行。

実行したら見た目が悪いから、上からきれいにカバー張り。
即発想=即実行。

ポケットをつくる、ジッパーも付けられないか・・・・
ドンドン広がる。
あきらめない。

今ビジネス現場で、学校で、自分から動けない人が増えている。面白いのに面白いことに気づけない。

「何すればいいですか?」
「どうすればいいんですか?」
「わかりません」
「指示されてません」
「教わってません」
「無理です」
「やったことがありません」

それを打破するためにどうするか腐心している。

おいおい。居眠りが出るような研修で、「PDCAサイクル」なんてのをパワーポイント見ながら学ぶなら、ガムテバッグ作成だ。僅か1−2000円ほどでメッセンジャーバッグというお土産までつく。


中島麻美さん(開祖)の教科書の構成は「開かれて」いる。たとえば基本作成のところは、「1、2センチ長く・・」などというアバウトさで書かれている。

料理本で調味料のグラムまで細々書いてあるわりに「作りにくーい」本に出会ったことはないか。そんな本はダメだ。「ここで胡椒などをふっても、私は一向に構わない」なんて書いてあって、読み手の創造性を引き出すものじゃなきゃだめなんだ。

そんな本であり続けて欲しい。
改訂版は詳しくするのではなく、そぎ落としてヒントだけ載ったものが研修にはいいだろう(P64以降のiPodケースなど設計図ある小物は研修には使わない。それらを作るのはもちろん一向に構わないし、楽しい。この内容が、研修本筋の創造性の源にも十分なるはずだ)。


世界で唯一のプロトタイプバッグを作る過程は、今のビジネス・学校現場で求められる資質を引き出すはずだ。

そしてバッグづくりは、手段として有効なだけでなく、それ自体が目的となる。それ自体が面白く、楽しい。中に入れる物、運ぶものなんか実際は持ってなくても欲しくなるバッグがあるじゃないか。


「松井、どうしちゃったんだ?」と思っている方に。

日本を代表する大企業が社員研修にキャンプを導入している。

「これで火をおこして夕食を作ってください」と指示する。
「うわー、無理だろっ・・」

発言した社員を呼んで陰で指導する
「試す前から無理!と言うのは無しですよね。頑張って下さい」

スポーツ・レクリエーションなどは実際のビジネスを着る抜ける上でのメタファーをたくさん含んでいる。メタファーではないな。知恵と言った方がいいかもしれない。

それと同じだ。スポーツ・レクリエーションの最大ライバルかもしれない。
ガムテバ 2 [2010年03月17日(水)]
前回からのつづき・・・・

スゴイね。50分ほどだった。
細部を見ると丁寧な仕上がりとはいえない。しかし、スピードを意識しなければダメだ。

「拙速主義」。新人・新入生諸君。諸君に完璧などない(ロートルの私にもね)。だったら速さで勝負だ。ロートルが「前例がない」「昔はねぇ」などと言っている間に「成功プロトタイプ」を目の前に突きつけろ!

できあがったら、肩にかけ、荷物を入れてみる。実験、実践、検証だ。

肩掛けが長ければガムテープで調整もあり。


昨日のは私は「本日はここまで」と思ったが、結局次の工程に取りかかるのを止められなかった。

メッセンジャーバッグへ変身させる。
これが台紙。ガイドとなった箱の破片。

「ホイホイ」に捕まるゴキブリの気持ちにならないように、今度は予め適当な長さにガムテープを切るという作業工夫。
しかし今度は蠅取り紙に捕まる蠅の気持ちになった。

裏地の赤を貼って
表地に黒を貼る。

ガムテープでフタを貼り付けてできあがり。
スタンダールモデルの完成(柳美里さん命名)

スタンダードではない。スタンダール。『赤と黒』の著者。
ガムテープ・バッグ [2010年03月17日(水)]
TwitterのTL(timeline)を読んでいて、『ガムテープで作るバッグの本』(中島麻美)を知った。新入生・新人研修プログラムとしての有効性を感じ、昨日助手2名と共に実験した。

結果は予想通り。まずは演習で導入する。Campan Blogは一回の写真掲載が5枚までなので、3回に分けて以下報告。

1,準備。作成ガイドとなる箱とガムテープとわくわくさん心(ノッポさんの心でも構わない)。設計図を作らず、まずはプロトタイプを作る気持ちで、というところが素晴らしい。新人・新入生に求められる姿勢。



2,まずは裏地の色を考えて・・・。できあがりを考え、特に表から見えないが重要なところを押さえて行動することは、新人・新入生に重要な姿勢。

昨日の私の場合は赤。しかし裏返しに貼っていく作業中は「確認したい赤」を見ることができない。その不安とも闘いながら黙々と作業する。これ新人・新入生のこころえ。
この段階。几帳面にやろうとすると進まない。それでも突き進む胆力。これも特に出来のいい新人・新入生には有効な教育。


3,教科書『ガムテバッグ』は自由な発想を阻害しないように構成されている。開かれた体系。教えから、ちょっと離れる。ひと工夫。武道で言えば守破離の2段階目。

そう。2の工程が「守」。5分後には「破」。私の場合は、たくさんある柔道帯を補強材に。そして結果として「離」となる工夫も思い浮かぶ。持ち手には、これまた帯を回し込んで重たい荷物でも取れない・切れない工夫。



4,さあ、いよいよ、カタチが見えてくる。表地になる黒ガムテープをバンバン貼る。「ホイホイ」に捕まるゴキブリの気持ちになること多数回。めげずにドンドン作業。几帳面になりすぎてはだめ。行動あるのみ。新人・新入生諸君。行動です。実行です。達成です。



5,カタチにするスピードも大切。研修では制限時間を作ってもいい。新人・新入生に見切りを体験させたい。できあがればガイドとなった箱を取り出し、縁を処理。


できあがりは次の記事。