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落ち込んだ時には [2009年11月21日(土)]
朝、文部科学省スポーツ・青年局企画・体育科教科調査官の講話をお聞きしてから、仙台駅へ向かい勝浦に。土曜日には推薦入試がある。

勝浦でうれしい電話が2つ。

03-6252-XXXXから着信。
東京から誰だろう・・かけ直してみると共同通信社会部だった。
「着信いただいたので・・王さんだと思います」

先日の大田区での障害者武道講習会にお越し下さり取材してくれた王さんだ。日本に来てまだ15年ほど(だったと思う)の方。しかし日本語は私より流暢。質問もゆったりお話しになるが鋭い。共同通信はこいう優秀な人材をネイティブか否かにかかわらず採用するのだ。

「中国人作家が芥川賞を受賞する時代ですものねぇ。いずれはジャーナリスト賞ですね」
初めてお会いした時に王さんに話した。

「王です。記事を書くのに質問があります」
これまでも何回か連絡を頂いた。
「それから、橋本圭司先生(国立成育医療センター・リハビリテーション科医長)に取材しました。そのとき松井先生の論文を見せたら「すばらしい」と仰っていました。コピーを差し上げました。」

うう、うれしい。

人間には承認欲求がある。
食欲にしても他の欲求にしてもすぐに満たされる(日本ではね。代替手段だとしてもね)。しかし他者からの承認欲求は満たされない。また承認を目指すと道を誤る気がする。格好悪い。

いや、そもそも「格好悪い」ということ自体が承認欲求の表れとも言えよう。

他者に褒められると裏を読む慎重な方がいる。私の中にも慎重性はあるが、褒められた時には、とにかく喜ぶことにしている。「そんなこと言っても、なにも出ませんよ」などとは絶対言わない。自分の承認欲求をコントロールしているつもりだ。十分に満たされおいて、他で我慢するのだ。

もう一つ。
恵庭南高校の清水先生(進路指導部長)からお電話。
「先日他県の教頭先生から電話があって、松井先生の恵庭南での講演会に関するブログを読んだそうです。その高校でも講演会を考えているそうで、謝礼の件など聞かれました。松井先生は受け取りませんよと話してしまいました。すみません。もしかすると連絡があるかもしれません。」

うう、うれしい。
こんな風に広がっていくとは・・・

謝礼・旅費は受け取らない。
格好つけてではなく、武大から旅費も給料ももらっている(学外活動ではない)からだ。講演の中で武大の宣伝をするわけではないが、武道・スポーツ・体育の仲間が広がる活動に予算をとっている。実はその分、いくつかの武大の看板をやめた。地道な行脚の方が建学の精神を実現するのに意義があると判断した。


人は他者から承認されたことを忘れる。「かけがえがない」と一瞬認識された事への感謝の念を忘れる。落ち込んだ夜は、ひっそり自分のブログのアーカイブを探る。

あははは。

また元気を出して進むのだ。
君の価値も私の価値も多数決では決まらない。たとえ多数に批難されてもやらねばならないことがある。その力を蓄えるために、承認欲求を満たす僅かな例を記述しておこう。承認得られなくても進まなければいけない時に備えよう。

褒められたら、承認された素直に喜ぼう。
承認欲求をコントロールしよう。
ひとしきり喜んでから反省すべきを反省すればよい。
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