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すべてのことはつながっている [2014年12月31日(Wed)]
クリスマスから2日間、0時限目から5時限目まで現代文明論の最終補講を行った。前期に実施した授業を録画したものを見せて、質問に答えるだけなので、私は楽だ。学生が大変。

今回、約10回分の授業を自分でも見直して、当然反省点も多々あった。来年はグレードアップさせる。

一方で半年前の自分の授業に対する情熱も感ずることができた。現代文明論は、この私が授業前には精神性の下痢になるほど相当気合入れて授業をやっている。

授業では、いくつかのテーマを同時並行的に進める。学生の中には「話が次々と展開されて、何が言いたいのかわからない」という感想も出る。それでも「すべてはつながっている」ということを伝え、知がつながった瞬間に感ずる知的興奮を味わうための工夫を尽くしていることを確認した。

理解が追いつかない学生がいることは分かる。
決して簡単なことをやってない。
でも今後も、少し背伸びして理解できるレベル以上の学生ターゲットにしたい(もちろんレベル以下の学生も無視しない。部分部分で楽しめる仕組みを仕込んであることを確認した)。

すべてのことはつながっている。
そのつながりの一部を切り取って理解することで、いろいろなことがわかったのが20世紀。科に分けて理解する科学の時代だ。21世紀はさらに、分かったことをつなげる時代だ。科学ではないと言っているのではない。かつてはそのつながりを「学際」と呼んだ。隙間がうまれば、今まで別世界であったものを同じ世界で理解できる。

すべてがつながっているということは、世界は複雑だということだ。
複雑なつながりの一部を切り取って理解するだけでは足りない。
複雑なことを複雑なまま理解することが我々に課せられる。

それは難しい。わかっている。
その手法の緒を授業の中で提示したい。
変化し続けることを理解し、勉強し続け、修正し続け、感動し、楽しむことだ。
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