自衛隊の情報保全隊を中心にした違憲・違法な国民監視の差止めを求める裁判は、「闇の部隊」=情報保全隊の鈴木健・元隊長の証人尋問が実現。4回にわたる証言で、すべての国民が監視対象であること、氏名・住所・生年月日・学歴・職業・所属政党・交友関係・過去の活動など個人情報すべてが調査の対象であること、警察を含む行政機関から非公開情報を提供されているという監視の実態が浮かび上がっています。
鈴木氏は前回の第6回口頭弁論で、「どのような情報を収集するのかの判断は、陸上幕僚監部の運用支援・情報部(当時)からの指示を得ていた」と明言。情報保全隊は実行部隊にすぎず、陸幕監部運用支援・情報部が監視の主犯格で、集めた情報の活用もここが進めていたことがわかりました。そこで原告側は、当時の運用支援・情報部で情報課情報保全室長をつとめていた末安雅之氏の証人尋問を申請しました。
原告側が証人申請の動きを見せたところ、2月3日の第7回口頭弁論で鈴木健氏は、前回の証言を翻して、監視の企画は情報保全隊が独自に判断していたという趣旨を主張しました。事実ならシビリアンコントロール違反ですから、ありえないことです。宣誓を踏みにじった明らかなウソで、その意図が末安雅之氏の証人採用をさせまいとする点にあることは明白です。
そこで原告団・弁護団、支援運動は、末安雅之氏の証人採用を求める緊急署名を訴えることにいたしました。
証人採用の可否に関する仙台高裁の判断は5月26日の口頭弁論で示される見込みです。この署名運動は、この第8回口頭弁論まで継続しています。一筆でも多くの署名をお寄せいただきますよう、お願いいたします。
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news_59_2.doc●署名用紙は、一番町法律事務所(支援するみやぎの会事務局)まで郵送してください。
〒980−0081
仙台市青葉区一番町2丁目10−24 翠ビル2F 一番町法律事務所気付
●ファックスの場合は、日本国民救援会宮城県本部(原告団事務局)まで送ってください。
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