CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
海の自然観察会を基盤とする沿岸環境保全の取組み
 東京大学三崎臨海実験所は、神奈川県の三浦半島西南端、三崎町にある海洋生物学の研究教育施設です。三崎は黒潮に乗ってさまざまな生物がやって来る生物の宝庫です。
 2005年度〜2008年度、東京大学臨海実験所は日本財団助成事業に採択され、自然観察会をはじめとする海と海に棲む生物に関する様々な事業活動を積極的に実施しました。
 このブログでは、2009年度以降も自然観察会等、引き続き社会活動に取り組む様子などをお伝えします。また、豊かな自然環境に囲まれた三崎臨海実験所のことなども紹介します。
« その他 | Main
<< 2012年05月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
プロフィール

さんの画像
海の自然観察会を基盤とする沿岸環境保全の取組み(東京大学臨海実験所)
プロフィール
ブログ
リンク集
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
日別アーカイブ
http://blog.canpan.info/kansatsu/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/kansatsu/index2_0.xml
最新コメント
beachmollusc
相模湾の生きもの講座 (09/21)
110927 埼玉大学 実習[2011年09月30日(Fri)]
2011年9月27日〜29日
埼玉大学・理学部の皆さんが 実習に来られました


スケッチには色鉛筆で彩色
細部までよく観察された 
動物たちのスケッチが
ケント紙に何枚も描かれています











皆さん
マリンパーク下の磯で採集した生物を
1つ1つ 自分で図鑑を参照して名前を調べています

先生に種名を聞いてしまえば簡単ですが
自分で調べるとなると大変です









今回、三崎では珍しいウミウシが採れたと聞き、見せていただきました


ホンクロシタナシウミウシです
黒地に白い転々模様、向かって左にある触角の先が白いです
小さめの鰓の中心には肛門があり なにやらオレンジ色のもの(糞?)を出しました


桟橋から プランクトンネットを投げ入れ引いて 採集の様子です












埼玉大学の皆さん
真剣に取り組んでおられる実習中に、おじゃまいたしました
こころよく 写真撮影させていただきありがとうございました 

 



ホンクロシタナシウミウシ Dendrodoris nigra
裸鰓目 ドーリス亜目 クロシタナシウミウシ科
 インド・西太平洋 季節を問わず浅いところの転石の下などにいる
 触角の先端が白く、よく似たクロシタナシウミウシとちがって
 鰓が小さくカップ状
 図鑑によると体の地色には黒〜赤褐色〜黄白色など変異があり、
 同じ個体でも日中と夜間で色が異なるという例が載っていました
 この個体は黒色に白い点々で 着物のような地味な味わいが美しい


裸鰓目は成体が殻をもたない仲間で 4つの亜目にわかれます
ドーリス亜目には このクロシタナシウミウシ科の他
一緒にしておくと他のウミウシを食べてしまうキヌハダウミウシのいる キヌハダウミウシ科や
お腹側がオレンジ色に斑点模様のクモガタウミウシの ドーリス科
観察会でよくみつかるシロウミウシやアオウミウシの イロウミウシ科
光るウミウシ(エダウミウシ・ベッコウヒカリウミウシ)のいる フジタウミウシ科・・・
その他の科があります 
  
参考:中野理枝著 本州のウミウシ〜北海道から奄美大島まで〜
Posted by 東京大学臨海実験所 at 18:06 | 実習 | この記事のURL | コメント(0)
110830 浦和大学 実習[2011年09月01日(Thu)]
2011年8月30日

元三崎臨海実験所の大学院生 鶴ケ谷さんが
浦和大学の 鶴ケ谷先生となって
学生さんを伴って 臨海実習に いらっしゃいました

 小実習室では 
 採集してきた生物が分類されて
 机いっぱいに

 学生さんたちも 楽しそうです








 学生さんの向こう側
 窓の外

 小実習室から 船が 
 こんなにたくさん見えるのは めずらしい

 台風を避けて避難してきた 近隣の船で
 油壺湾がいっぱいになって
 さらに
 記念館前まで つながれているからです




そんな中、 磯採集ができる天候になって
今日は 本当によかったです

遠くから、日帰りで 
せっかく おいでになったのだから


 学生さんの スケッチです
 詳細に観察したことが書き込まれています

 手元には 三崎臨海実験所の
 『三崎の磯の動物ガイド』








 ホワイトボードには
 鶴ケ谷先生の板書
 短時間、少人数で
 たくさんの動物門の生物が
 観察できたんですね !!




4月から 大学キャンパス内で
多くの植物、動物を観察してこられた
学生さんたちだとうかがいました

さすがに 観察には慣れているように
見えました
今日さらに 
キャンパス内や、普段の生活では みられない 
多くの動物門の動物に ここ 三崎の海で出会い 
帰って行かれました

宿題のレポート提出
がんばってください 

鶴ケ谷先生、学生の皆さん
お邪魔しました ありがとうございました 
Posted by 東京大学臨海実験所 at 17:54 | 実習 | この記事のURL | コメント(0)
110810 全学体験ゼミナール「海で学ぶ」[2011年08月10日(Wed)]
2011年8月10日 全学体験ゼミナール「海で学ぶ」



講師の先生方も毎年とても楽しみにしているという
「海で学ぶ」3日間の実習が無事終了しました
皆さん、笑顔の記念写真です

天候に恵まれ全日程を終了できました
お疲れさまでした

・・・課題の提出、頑張ってください !! 
Posted by 東京大学臨海実験所 at 18:23 | 実習 | この記事のURL | コメント(0)
110615 静岡大学臨海実習[2011年06月16日(Thu)]
2011年6月13日〜17日
静岡大学の皆さんの臨海実習です 〜1〜

4日目の今日は、午前中記念館下から油壺湾方面の磯での採集
午後は、ドチザメの観察を行っています
ご指導されている鈴木先生にお願いして
実習の様子を見せていただきました


採集してきた生物は場所別にして
一つ一つエアーを送り、生かして観察
手前のテーブルは・・・荒井浜で採集したもの
隣のテーブル手前が今日午前中の記念館下でのもの
奥が小網代湾沖でドレッジ採集で取れた生物
ほかに、プランクトンも小網代沖のさらに陸から離れたところで採集したそうです



荒井浜で採集生物は・・・アカヒトデ(左)など
 
   アカヒトデ(左上) 


記念館下では・・・モミジガイやタツナミガイが

   モミジガイ(左)、タツナミガイ(右)

両方とも「・・・カイ}という名ですが
モミジガイは棘皮動物門のヒトデ、タツナミガイは軟体動物門のアメフラシの仲間です
よくみると、腕が4本のモミジガイもいます


      ライオンブンブク

ドレッジ採集では珍しいライオンブンブクが取れたということです
珍しいので、標本にしたということで 見せていただきました
大きさ7p程です


そしてドチザメ
学生の皆さん、丁寧にスケッチをされていました


ドチザメの外観をスケッチする
Posted by 東京大学臨海実験所 at 19:45 | 実習 | この記事のURL | コメント(0)
110615 静岡大学臨海実習 つづき[2011年06月16日(Thu)]
2011年 静岡大学 臨海実習 〜2〜
 〜ドチザメの観察〜


ご指導されている先生に
「なぜ、ドチザメの観察をされるのですか」 とお尋ねしたところ
「顎のある魚であり、そのなかでドチザメは原始的な魚だからです」
ということでした

 

 

 ドチザメは城ケ島で購入したもの

 背びれをもって持ち上げると
 母猫に 優しく くわえられ 
 おとなしく運ばれる子猫のようです・・・
 
 水の無い状態で置いておき
 噛まれないように、弱らせてから
 扱うようにしている・・・とのことです



 
観察に先立ち、絶命させ、血を洗い流して
処理をします

 
 2枚の腹鰭(はらびれ) 
 写真右下方向が頭 

 ヒレの間に
 肛門(総排泄腔)があります
 (写真では見えませんが)

 これはメス





 こんどは
 写真左上方向が頭
 
 このドチザメは オス
 交接器 が見えます

 オス・メスの この違いは、
 水族館などで サメを見るチャンスがあったら
 サメが泳いでいるときでも
 腹側をみるこことができれば 
 見分けることができます

 
 
 あらためて
 そっと、サメの背を触ってみると
 ザラザラとした 手触り・・・
 
 
 臨海実験所の お隣
 油壺マリンパークでは
 水族館入り口の 「サメハダ体験」というユニークな展示があり
 そこでは この ドチザメ と ネコザメ に 触ることができます


 油壺においでの際は、ぜひ触ってみてください
 おとなしいサメですが
 さわるときは、
 口の方から手を近づけないように


  
Posted by 東京大学臨海実験所 at 19:30 | 実習 | この記事のURL | コメント(0)