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海の自然観察会を基盤とする沿岸環境保全の取組み
 東京大学三崎臨海実験所は、神奈川県の三浦半島西南端、三崎町にある海洋生物学の研究教育施設です。三崎は黒潮に乗ってさまざまな生物がやって来る生物の宝庫です。
 2005年度〜2008年度、東京大学臨海実験所は日本財団助成事業に採択され、自然観察会をはじめとする海と海に棲む生物に関する様々な事業活動を積極的に実施しました。
 このブログでは、2009年度以降も自然観察会等、引き続き社会活動に取り組む様子などをお伝えします。また、豊かな自然環境に囲まれた三崎臨海実験所のことなども紹介します。
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110210 三崎口駅前 河津桜 (02/18) beachmollusc
相模湾の生きもの講座 (09/21)
2013年度 第2回 自然観察会 参加者募集はじめました[2013年06月13日(Thu)]
2013年8月5日(月)
第2回自然観察会 参加者募集のお知らせ





今年度第2回目の自然観察会の参加者募集を始めました
7/12(金)まで受け付けております

第2回目は 夏休み 8月5日 平日の月曜日です
8:15集合 終了予定時間は 12:00 
朝、早いですが 9:59に一番潮が引くので この時間になりました

先着順ではありませんので あわてずに期限までに
メール等でお申し込みください

詳しい内容、応募方法、応募に必要な書類などは
下記の SBnet HPをご覧ください ↓

http://www2.mmbs.s.u-tokyo.ac.jp/SBnet/13kansatsu.html





なお、
もし応募多数で定員の20名を超えてしまった場合
申し訳ありませんが 参加者の決定は当方に一任願います

たくさんの皆さんのご応募
お待ちしております
Posted by 東京大学臨海実験所 at 18:07 | 自然観察会情報 | この記事のURL | コメント(0)
130410 ウラシマソウ[2013年04月10日(Wed)]
2013年4月10日
ウラシマソウ
 

P4102161-1 ウラシマソウ住吉邸前.jpg

ちょっと変わった形のこの花
ウラシマソウ
Arisaema thunbergii Blume subsp. urashima (H.Hara) H.Ohashi et J.Murata 
サトイモ科です
同じテンナンショウ属にマムシグサ
属は違いますが サトイモ、ミズバショウ、ザゼンソウ などが 同じサトイモ科です
皆よくにた花をつけます


DSCF0027 - コンニャクの花.JPG
こちらは 昨年の生物実習最終日
コンニャクの花を囲んで 講義を受ける学生さんたちの様子です
写真では わかりづらいですが 中央 1mほどの高さに ”ぬっ”と たっているのが
巨大なコンニャクの花です

巨大といえば
2010年7月 東京大学の小石川植物園で開花して話題になった
世界最大の花 ショクダイオオコンニャク も サトイモ科です
この時の植物園の記事はこちら →
プレス発表はこちら →



先ほどのウラシマソウ 
花の左わきから(写真では右)ひょろりとのびているのを
すこし さがって見てみると けっこう 長ぁ~~い
P4102162-1.jpg
この長い構造を 釣竿 釣り糸にみたて
浦島太郎が釣り糸をたれている姿にたとえたのが
和名ウラシマソウの由来といわれています

花の中には 小さな花の集まった 棒状の構造があり
その先端部が外にまで伸びているのです
ミズバショウを見たことある方は 花の集まり
肉垂花序(にくすいかじょ)というこの構造 ご存知でしょうか
となると この筒状の花 花びらではなくて 
苞と呼ばれる構造になります 
(ミズバショウの苞は白い)

花の根元 同じ所から 葉も生えているのですが
これも けっこう 変わった形をしています
一枚が枝分かれして 小葉を広げ
花の上にあるのは 傘みたいです

P4102151-1 ウラシマソウ記念館前.jpg
こちら記念館前のグリーンハウス跡地
釣竿をグンと後ろに振りかざして
いまにも 遠くへ 糸を飛ばそうとしています

P4102150-1 ウラシマソウ2人.jpg
ここでは 仲良く二人で 釣りを楽しんでいます

臨海実験所内では 3月20日ころから
顔を出し始めた ウラシマソウ
いまを 盛りに あちらこちらで 
釣り糸を垂れています

<a.h>
 
Posted by 東京大学臨海実験所 at 18:20 | 三崎の自然あれこれ | この記事のURL | コメント(0)
130318 オオシマザクラ開花[2013年03月18日(Mon)]
2013年3月18日 
朝から強風の吹き荒れる中
オオシマザクラが開花しました


技術専門職員の関藤さんが
 サクラが咲きましたよ! 
と教えてくださいました
 朝は咲いていなかったんでまさに今日が開花ですね・・・
とのこと

研究棟の裏のオオシマザクラ の大木
見上げると 5輪ほど、強風に揺れる枝に
白桃色の大ぶりの花を咲かせています
P3181821-1.jpg

研究棟の芝生側のオオシマザクラも 開花しています
気がつかなかったなぁ よく見ると 咲いている  
P3181823-1.jpg


三浦市今日は 15時の気温が20℃ほどありました
これから あす未明にかけて ひと雨 来そうです

寒暖を繰り返しながら 三崎に春到来です




Posted by 東京大学臨海実験所 at 17:33 | 三崎の自然あれこれ | この記事のURL | コメント(0)
130131 この骨格標本を作ったのはだれ?[2013年01月31日(Thu)]
2013年1月30日
ヌタウナギ採集の筒の中から・・・




これは 何の骨でしょう?
P1301537-1.jpg




答えは・・・
P1301544-1.jpg
イワシです


この骨格標本のようなきれいな骨
先日の ヌタウナギ採集用の 筒の中からでてきました
餌としていれておいた イワシです

ヌタウナギが皮膚から分泌する ねばねばの透明な粘液 
いわゆる”ヌタ”がからまっていたもの
そっとほぐすと こんなにきれいに 皮と肉、内臓などがこそげとられた骨がでてきました

ヌタウナギは ウナギではなく ヤツメウナギと近縁の
無顎類にぞくする生物で 魚類とは一線を画しています

魚類に分類されないのは
顎が無い、歯が無い という特徴があるからです

だから 噛み砕かれることなく イワシはこんなにきれいに身をこそげとられたのでしょう
そして

P1301520-1骨とヨコエビ.jpg
筒を開けた時 この骨には たくさんのヨコエビが付いていました
この写真の左上に見えているのが ヨコエビです

ヌタウナギが食べた上に
さらに 小さなヨコエビたちが 細部を食べ
こんなにきれいな みごとな 骨だけの状態になったのだと思われます


Posted by 東京大学臨海実験所 at 09:37 | 活動 | この記事のURL | コメント(0)
130130 ヌタウナギ採集 2日目[2013年01月30日(Wed)]
2013年1月30日
ヌタウナギ採集2日目


昨日沈めてきたヌタウナギのしかけ
朝、引き揚げに行きます


P1301494-1.jpg
3人がかりでローブを手繰り上げます


P1301499-1.jpg
蓋をあけると・・・採れました!!!


P1301503-1.jpg
透明なヌメヌメした “ぬた”をだしています

P1301511-1.jpg
こちらは 別の仕掛けにはいっていたクロアナゴ
船内で逃げ出したのを捕獲
大きな口です 大きな目でこちらを見ています


P1301528-1.jpg
臨海実験所に戻り、ヌタウナギを水槽へ
採集した時の仕掛けと同じような 黒い筒にいれてやり
ヌタウナギはその筒ごと水槽に入れて 飼います



Posted by 東京大学臨海実験所 at 18:56 | 活動 | この記事のURL | コメント(0)
130129 ヌタウナギ採集[2013年01月29日(Tue)]
2013年1月29日
ヌタウナギ採集



技術職員の皆さんのヌタウナギの採集に同行させていただきました

P1301491-1.jpg
途中、昨日お参りに行った武山不動のある武山がみえました
左から右へ尾根をたどっていくと写真中央の一番高いところが武山
そこからすこし右に鉄塔が見えますが、
これが昨日のブロの東京湾側のパノラマ写真にある鉄塔でしょうか

なるほど・・・航海の目安になる山として昔から知られている山 
ヌタウナギ採集の航路からもよく見えます!!

P1291464-1.jpg
黒い筒がヌタウナギの仕掛け
ロープでつないであります

P1291468-1.jpg
めざすポイントに着くと 次々になげいれます

P1291477-1.jpg
目印の浮き
あす朝、引き揚げに来ます
たくさん、とれますように・・・
Posted by 東京大学臨海実験所 at 19:26 | 活動 | この記事のURL | コメント(0)
130128 臨海丸安全祈願[2013年01月29日(Tue)]
2013年1月28日
武山不動 臨海丸 安全祈願


P1281437-1.jpg



今日1月28日は初不動
技術職員の皆さんとNBRP担当の皆さんに同行して
今年一年の航海の安全と大漁を祈願しに
武山不動(浄土宗龍塚山持経寺武山不動院)へお参りに行ってきました

武山不動は航海安全、豊漁に霊験あらだかな『浪切不動』として知られ
漁業関係者から厚く信仰されているとのことです。
1月28日はご本尊の不動明王が御開帳される日
たくさんの人でにぎわっていました。

昨年のお守りをお返しし
新たに書いていただき
このお守りは臨海丸の船内に飾ります

お札を待つ間に、境内〜展望台を散策・・・
絵馬堂内に、臨海丸の絵馬をみつけました

P1281452-1.jpg>
昨年度奉納された臨海丸の絵馬


P1281453-1.jpg
名物のお土産 笹に`ふ菓子‘が付いています
笹はつり竿、ふ菓子は魚



標高200m ここはツツジの名所でもあり
ハイキングコースとしても親しまれているとのこと
展望台からは 東京湾側も相模湾側も一望できる すばらしいながめです
ということは・・・海からもここ武山はよく見えるわけで
武山は航海の目印にされていたそうです。


P1281458-1.jpg
東京湾側・・この写真ではまったくよくわかりませんが 猿島や海ほたるが見えました 

P1281457-1.jpg
相模湾側・・・南から西へと眼を転じると三浦海岸をへて三浦半島が全貌でき、大島、伊豆半島が望めます
まさに、三浦半島の真ん中にたっている!!! という感じ

杖をたよりに歩く道すがら、見事な富士山もみることができました

今年一年の、臨海丸および、船外機付き和船7号、8号、和船の
実習、採集、日々の業務での航海の安全をお祈りし
ご依頼のあった生物がつつがなく、無事、良く採集でき
カタユウレイボヤもすくすくと育ってたくさん出荷できますようにとお願いしました


参考・・・




Posted by 東京大学臨海実験所 at 19:07 | 活動 | この記事のURL | コメント(0)
121022 ウミシダの産卵[2012年10月23日(Tue)]

2012年10月22日
ウミシダ コマチの産卵


今年も ウミシダの産卵シーズンになりました
22日午前中に採集されたウミシダの1匹が
午後4時 産卵を始めました

PA228357-1.jpg

放卵したニッポンウミシダ♀

すでにかけ流し水槽では
オスメスを判定し、別々のコンテナにわけてありました
そのうちの一匹が 1日目の観察を始めてすぐに 放卵はじめました
すぐさま 雌たちは1個体ずつ大型シャーレにいれてそれぞれ隔離します
放精はまだ始まっておらず 放卵した個体のシャーレにはオスの体の一部をきりとって
つぶしていれてあります(上の写真 メスの右上に見えるのがそれ)
 

PA228358-1.jpg

大実習室中央テーブルいっぱいにメスを入れた大型シャーレ



PA238363-1.jpg

各腕の口盤にちかい羽枝(うし)が膨らんでいる(これは放卵したのとは別個体)



膨らんだ羽枝には卵がいっぱい
付け根から卵を出すので
腕にピンク色の卵があふれてきます(すみません その写真はありません)
昨年の産卵の様子を参照されてください → こちら


PA238360.JPG
翌日の23日午後
見せていただいた卵は
すでに樽型で横腹がちょっと凹んだドリオラリア幼生となり
元気に泳いでいました

このウミシダの産卵は
戦前からの三崎臨海実験所でつづいています
團勝磨先生の奥さまのジーン先生が日本で最初に始められた研究が
このコマチとよばれるニッポンウミシダ(当時の学名Comanthus japonica)
の産卵だったそうです
参考:團勝磨著 ウニと語る 学会出版センター p.157『コマチの産卵』


ニッポンウミシダ Oxycomanthus japonicus
棘皮動物門 ウミユリ綱 ウミシダ目 クシウミシダ科
全長15p 腕数40本程度になる大型種
個体によって腕枝やその先端の丸い部分の色はさまざま
三崎臨海実験所ではウミユリ類としては世界で初めて完全飼育に成功している
(完全飼育に成功・・・飼育下で卵から成体まで育ててそれがまた産卵した)
三崎の磯の動物ガイドより
Posted by 東京大学臨海実験所 at 17:02 | 活動 | この記事のURL | コメント(0)
121022 ガンガゼ採集[2012年10月22日(Mon)]
2012年10月22日 ガンガゼ採集


技術職員の皆さんが
依頼を受けて ガンガゼを採集に行かれるというので
一緒に連れて行っていただきました

そろそろ風が強くなるとの予報・・・
船外機付き和船で向かった先の
堤防の壁には ガンガゼがいっぱい
PA228354-1.jpg

5mはあろうかという 先端に熊手のような鉤のついている自作の道具で
大きさを慎重に選びながらも
PA228355-1.jpg

依頼された数は瞬く間に採集されていきます

PA228356-1.jpg

すぐさま帰路につき
研究者の手にお渡しするまでは
臨海実験所の桟橋で大事に生かし続けます

開設当時 ここ臨海実験所の 青木熊吉さんは伝説の採集人
先生方の要望に応じて
深海からも 生物を採集して研究を支えました

今日は 
今につながる 技術職員の皆さんの
見事な採集の手際の一端を拝見させていただきました

ガンガゼ Diadema setosum
棘皮動物門 ウニ綱 ガンガゼ目 ガンガゼ科
棘はとても折れやすく 刺さると危険
房総半島以南 インド・西太平洋区の浅海に広く分布
 (三崎の磯の動物ガイドより)
今日のは殻形5〜10pで 棘はどれも20cm程もありました
上からのぞくと肛門がギョロリと眼のように見えます
青い線がキラリ
PA228352-1.jpg

<a.h>
Posted by 東京大学臨海実験所 at 18:05 | 活動 | この記事のURL | コメント(0)
120722 第2回自然観察会[2012年07月22日(Sun)]
2012年7月22日 第2回自然観察会


先週の猛暑はうそのよう
すこし肌寒い小雨の中 
お集まりくださった皆さんが 磯へ向かいます

今日は 2012年度第2回自然観察会
DSCF2044-1.jpg


観察・採集場所の磯への途中
荒井浜のビーチはすっかり夏休みの賑わい
そこを抜けると 
崖には スカシユリが 咲いていました

DSCF2043-1.jpg
極端に 短い花茎は やはり 風の強い海辺だからでしょうか
DSCF2042-1.jpg


観察会の模様は 続報で
Posted by 東京大学臨海実験所 at 17:41 | 自然観察会情報 | この記事のURL | コメント(0)
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