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映画「沈黙」 [2017年02月25日(Sat)]

遠藤周作氏の小説「沈黙」の映画が上映されて観に行きました。

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小説のイメージ通りの作品と感じた。監督がマーティン・スコセッシという方で、アメリカ人。とっても静かな情景と古い日本の香りが感じる映像で、妙に落ち着きましたよ。


そして、遠藤周作氏が投げかけた究極の選択の「信仰を貫くこと」と「信者を救って転ぶこと」・・・・。どちらにしても、地獄であることには間違いない・・・。

私が、17世紀の日本で切支丹であれば、どのような行動をとるだろうかと考えさせられた。

身体的な苦痛には耐えられなく、意志弱いキチジローと同じように何度も踏み絵をするだろう。そのたび、自分の足りなさにさいなまれることになるのではないか。

一般的に社会では、意志の強い人が向上心があり尊敬され、意志の弱い人には軟弱といわれ排除される。しかし、生まれながらの性格はどうしようにもない。

小説・映画を観て「意志が強いとか意志が弱いとか」ということではなく、人が精一杯 生き抜くことに大きな価値があり、神様を信じようと信じないとかかわらず、沈黙しているsomething=神の存在しているのだということを・・・・。
Posted by いしだ at 16:01 | 映画 | この記事のURL
鳥のように、川のように [2017年02月23日(Thu)]

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「鳥のように、川のように  森の哲人アユトンとの旅」著者長倉洋海(ながくらひろみ)

以前、「アラカルフ」「悲しき熱帯」などの南アメリカ地方の本を読んでからアマゾン奥地に住んでいるインディオについて興味が魅かれた。というのも、私と同じ日本人の血をひくモンゴロイドの系譜がそうさせているのかもしれない。

フォト・ジャーナリストの長倉さんが、UNI(インディオ連合)の活動家であるアユトンさんと一緒に各地のインディオを訪ね、インディオの現状の生の様子と自立への支援を探りながら旅を続け、見えてきた現代社会の問題点を考える旅日記。


北海道のアイヌ文化と同様に、インディオの歴史も西洋文化の強い影響を受け、土地や人権を蹂躙(じゅうりん)されてきた。そして、開発の波によって、アマゾンの森の住人たちが長い間大切にしてきたものが、急速に薄れていく現代。
人間が一番必要としていることって、自然に生かされているという恵みと感謝を感じつつ生きることではないか。森に生きる者たちの真実と知恵が理解できた。
Posted by いしだ at 20:31 | 本の紹介 | この記事のURL
映画祭2017が開催 [2017年02月22日(Wed)]

ぴかぴか(新しい)お知らせします。ぴかぴか(新しい)

今年も、イベント「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017」が開催されます。
3月2日(木)から3月6日(月)の期間行われ、皆様をお待ちしています。

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詳しい内容については、http://yubarifanta.com/ご覧いただければと思います。

Posted by いしだ at 20:48 | 夕張 | この記事のURL
夕張支線の車窓 [2017年02月21日(Tue)]

JR北海道では、運営上「単独では維持することが困難な線区」として夕張駅から新夕張駅期間の石勝線の夕張支線(16.1キロ)が事業廃止路線として検討中で、現在も協議されてバスにかわる方向に流れているようだ。

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夕張駅は雪もちらちらと降っていましたが

確かに夕張支線は、2012年の4月に夕張駅から鹿ノ谷駅間で線路が露出。盛土していた土が春の雪解け水によってえぐられるという事故があった夕張の支線は、100年経って老朽化が著しく、また人口減少によって乗客利用者の少ない線区になっている状況で、継続することがやはり難しいようだ。

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鐡道マニア(鉄男さん)が、パチリパチリと写真に撮っています

そのような状況の中、今一度 家内と一緒に夕張駅から追分駅まで車窓を楽しむことにする。

19日の日曜日、12:34発の南千歳行き普通列車に乗車する。車内では、鉄道マニアの方が数人ほどいてカメラを片手に・・・・。やはり、廃止となることで、乗車し記憶にしようとしているようだ。

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清水沢駅に着く前の鉄橋から車を止めて写真を撮っている人が見えます

列車がゆっくりと出発すると、見慣れた建物が流れていく。
列車の匂い、ディーゼルエンジンの音、ガタンという振動、そして乗客の話し声があり、揺れとあいまって身体に伝わり心地よい。

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新夕張駅プラットホーム。除雪をしている保線作業員

夕張・鹿ノ谷・清水沢間の車窓は、沢伝いを通って行くので山や沢の景観が美しく、南清水沢・沼ノ沢・新夕張と夕張メロンのハウスの骨組みが見られ、田園風景となっていく。

夕張が産炭地として栄えた時には、この夕張支線も運搬の一翼を担っていたのだろう。そう、1892年(明治25年)に開通したという。「夕張で産出される石炭の搬送について、当初夕張線が担い、追分で接続する室蘭線を経て、主に室蘭港に搬出された。」という。要するに石炭専用レールだった。

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滝ノ上駅の水力発電所建物(紅葉がきれいな場所)

あったものがなくなっていく寂しさもあるが、仕方ない状況と思っている。

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夕張川と鬼首山

でも、過去の最大エネルギーとして石炭が使われた時代の産業遺産として、大夕張鐡道同様に何かの保存的で象徴するモニュメントがあってもおかしくないと感じる。

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折り返しで南千歳に戻る列車を
Posted by いしだ at 21:20 | 夕張 | この記事のURL
スノーアート [2017年02月16日(Thu)]

旭川の隣町東川町でスノーアートのワークショップと体験イベントがあるという。

「スノーアート」って何だろうと思い、「雪の芸術」だから雪像づくりなどを連想したが、いやいや、新雪の上に自分の足跡を踏みつけて、幾何学的な模様を表現するという。ナスカの地上絵の現代版exclamation&question

どのように作られて行くのか見てみたい気もするが・・・・。

http://www.welcome-higashikawa.jp/info/?c=1&s=8303
主催:ひがしかわ観光協会・東川町 協力:東川振興公社・ワカサリゾート

2月10日で募集が終わっていて残念。

北海道の冬は外に出て雪と親しむということが億劫になりがちですが、でもやっぱり暖かい格好で外で活動すると気持ちが良いものです。北海道の冬ぴかぴか(新しい)大好きです。わーい(嬉しい顔)

Posted by いしだ at 20:35 | 思い | この記事のURL
夕張がかわる?かもね [2017年02月12日(Sun)]

新聞の記事を読んで、夕張がまたあらたな感じになる予感です。


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北海道新聞 2月9日(木) 岩見沢 南空知版



今 加森観光が指定管理者として夕張の観光施設を運営していますが、4月から新しく不動産コンサルティングの元大(げんだい)夕張リゾートになるらしい。

夕張の観光施設は、老朽化やバリヤフリーのない部分もあり逐次優先順位を付けて改装をすると言う。

「市や市民のみなさまと歩調を合わせ、夕張の発展の一翼を担いたい」と姿勢を表しています。

市財政、雇用の安定がはかられることを、願っています。
Posted by いしだ at 09:31 | 夕張 | この記事のURL