礼文島の北にあるキャンプ場。久種湖(くしゅこ)キャンプ場で一泊することになるが、夕食前に周囲の散策に行ってくることにする。礼文森林の丘という場所に行くが、天気が良くなく遠くを眺めても霞がかかっているようなどんよりした感じである。
久種湖の全貌が眺められる場所まで来ると、なだらかな島の形状が理解できる。
礼文森林の丘の展望台からは、360度の景観であるが残念ながら霞にかかり、利尻山は見えない。明日も天気が良いのであれば、朝日を見に登りたいと思う場所でもある。
帰り道、モグラの亡骸を見つけた。蟻が体全身に群がっていた。哺乳類の動物が昆虫の栄養となり自然循環している。ただ、このモグラは、どうして死んでしまったのだろうかと・・・考えてしまう。
キャンプ場に戻り夕食の準備を始めると、本州から来られた方からアツモリソウがちょうど良い状態で咲いていると教えてくれた。食事の準備も一時中して、見に行くことにする。
礼文島では、クリーム色の固有種レブンアツモリソウが多いのだが、赤い花色のアツモリソウも数は少ないが自生している。(北海道と本州中部以北に広域に自生。)
アツモリソウの自生は私有地にあって、まわりの雑草もはらい見てもらいたいという気持ちが感じられた。そこに看板がかかってが、大切に管理しているという内容の文章が書かれていた。
このアツモリソウも、絶滅危惧種として登録されているラン科の植物で、レブンアツモリソウは清楚で純白な感じてあるが、アツモリソウは存在感があり荘厳なと感じがした。