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火星の人類学者 [2013年01月31日(Thu)]

今日 ご紹介したい本ですが、『火星の人類学者』という本です。
この『火星の人類学者』と言う本の著者は、映画化された『レナードの朝』の原作者でもあるオリヴァー・サックス氏です。彼は脳神経科の医師でもあり、副題に「脳神経科医と7人の奇妙な患者」についていて、見た感じSF小説なのか、フィクションなのかわからない感じですが立派な医学エッセイです。

そして、表紙の絵ですが、なんとも奇妙でアウトサイドアートの様な感じです。ヘルマン・セリエント氏の「火の番人」です。

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妙に見入ってしまう・・・そんな描画で、なかなか面白い。

本の内容は、実在する7名の脳に障がいがある人たちについてドラマ風に書かれ、その障がいを医学的観点から分析をしながら、同時に障がいとなった本人たちの心理を共感して、寄り添って行くことの大切さを書いておりました。
その中で、自閉症である女性の「テンプル・グランディン氏」が、動物行動学を学んで博士号をとり色々と活躍されているらしい。彼女の障がいである自閉症が、鋭利感覚で動物たちの気持ちが理解できるらしい。
ここに書かれた障がいのある人たちは、自分の持っている「しょうがい」をとっても大切にしており、よく言われる「障がいは、個性の一つである。」という言葉どおり、自分になくてはならないものとして生きている。「もし、ぱちりと指をならしたら、自閉症が消えるとしても、わたしはそうしないでしょう。なぜなら、そうしたら、わたしがわたしでなくなってしまうからです。自閉症は、わたしの一部です。」と言い切る。
この「テンプル・グランディン氏」は、自閉症関係の書物も執筆していて、さらに自伝映画もあるようです。
http://blog.goo.ne.jp/coky74/e/ce4d21285f5f86db84308a2cd3c815e7
Posted by いしだ at 22:41 | 本の紹介 | この記事のURL
オジロワシと常盤公園 [2013年01月30日(Wed)]

今年も、旭川の街にある常磐公園にオジロワシがやって来ました。
私は、まだ会ってはいませんが、ラッコさんのブログで知りました。

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猛禽類らしい鋭い視線。常磐公園の池にいる魚を狙っているのでしょうか。

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去年もつがいで飛来して、今年も無事に顔を見せることができ嬉しい限りです。

さて、旭川市の常磐公園ですが、すぐそばに石狩川が流れています。その石狩川が水害を起こす危険があるということで、旭橋下流の約220m区間に堤防の拡張修復工事を計画しています。その計画が実施されると今ある樹木が約100本も伐採されることになり、常磐公園の自然環境が変わることは必至です。
私は、この計画についてもっと慎重に進めるべきだと思っています。また、心の中ではなくなってほしいと願っています。その理由の一つに、環境の保全という観点で、そのまま残せる自然については現状維持すべきと常々思っています。

大正5年に開設された市内で最も古い歴史ある公園であるならば、なおさらのこと。郊外にショッピングモールなどが立ち並び、中心市街地が求心力を失っていることは十分に理解できている。だからと言って、再度公共スペース(常磐公園の広場)を拡張することで、イベントなどで人が集まっても一時的な賑わいで終わってしまわないだろうか。
反対に、ここの小さな常磐公園が、(オジロワシのつがいではないが、)のんびりと休める、気持ちを許せる場所であったほうが公園としての意義が大きいのではないだろうかと思ってしまう。

常磐公園に対しての堤防改修について、旭川市はパブリックコメントを受けている。計画等の内容については、市の公園みどり課のホームページで見ることもできる。
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/kouenmidori/pc5/pc_jisshi.htm

p.s.写真はラッコさんからのいただきました。
http://blog.livedoor.jp/rakkohokkaido/archives/22342200.html

Posted by いしだ at 19:51 | 思い | この記事のURL
娘から [2013年01月29日(Tue)]

不定期ですが、ニュージーランドに住んでいる娘から食料品が届きます。
最近では、お正月前に送って来ましたが、お気に入りはサンドイッチに使うソースがグットです。コーヒーは本場であるため、とっても美味しいです。

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さて、以前から送ってもらっていたものがあります。

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マサラ ライスです。でもどうやって作ったらいいかわからずにいました。
ipadで日本語に変換できる機能を使って説明書を読みました。

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十分理解したとは言い難いのですが、結構レンジを2度ほどかけなくてはいけないようです。

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なんとか食べられる状態になりましたが、味は・・・・うまい・・・というより なるほど・・・という感じexclamation&question

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香りがあって、食べ慣れると「おいしいかも」と。
「美味しいものがあれば、どしどし送ってくれ。」と、めずらしもの好きな心が申していました。(笑)
Posted by いしだ at 18:27 | 思い | この記事のURL
朝からフル回転 [2013年01月28日(Mon)]

実家の隣に住んでいる方が、昔からバードテーブルを置いてバードウォッチングを楽しんでいました。その野鳥たちが実家の庭にもやって来て、私たちも楽しんでおります。
先日、私の居る部屋の窓の小さな隙間に、ひまわりの種が置かれていました。たぶん、野鳥が種を隠しておいたものでしょう。そんなしぐさの野鳥を見ると幸せになっちゃいます。

今朝、ゴミステーションにゴミを持っていた時アカゲラがおりました。すぐに家からカメラを持って来て「パチリ」。
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一生懸命食べており、長い時間留まってくれました。

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別の場所には、名前のわからない鳥がexclamation&question(ハトよりちょっと小さいかなぁ。)

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朝から、好奇心旺盛でフル回転です。気持良い朝を迎えて、事業所にGOです。



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事業所近くの冬の道です。太陽がまぶしいです。

Posted by いしだ at 20:30 | 自然 | この記事のURL
「太陽の子」 [2013年01月27日(Sun)]

夕張の家の書棚に、「灰谷健次郎」の本・絵本がある。

30数年前のこと、勤めていた施設に月に1度「児童書・教育書」を販売に来ていた札幌の書店から買ったものである。この書店の販売の人は、多くの児童書を読んでおり、大変魅力いっぱいに本の紹介をしてくれたことを思い出す。
月1回の販売の日を結構楽しみにしている私がいて、彼にお勧めの本を教えてもらったり、私が読みたい本を注文したりするようになってきた。その時の、話題の本として灰谷健次郎の「太陽の子」である。

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沖縄で住んでいた一家が、神戸で小さな小料理屋(沖縄料理の店)を開き、そこに集まってくる沖縄出身者の人たちと小料理店の娘「ふうちゃん」の関わり合いを内容とした小説。
小説の根底は、「沖縄」ということがベースとなっていて、ふうちゃんのお父さんがノイローゼを患っているということがあり、第2次世界大戦中のむごい状況で発病。その父を介護しながら、お母さんとけな気に生活していましたが、「キヨシ君」という不良少年との出会いから、ふうちゃんの沖縄の見方が変化していき、沖縄の持つ問題を子供の立場から拾い上げていてく小説。

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沖縄は、今でも大きな問題を抱えています。米軍の基地問題。オスプレの配置。米兵の犯罪。
沖縄返還という歴史の中で、日本の国となったのだ。という思いでありましたが、まだまだ沖縄に対しての意識が低いのは自分だけでなさそうです。

まだ、沖縄に行ったことがないので、是非、行ってみたいと思っています・・・・飛行機
Posted by いしだ at 09:39 | 本の紹介 | この記事のURL
冬の北海道 [2013年01月23日(Wed)]

1月の夕張。
我が家の周りの風景です。

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午後3時。曇っていてほんの少し雪でした。

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次第に天気になり、林から降りて来たキタキツネの足跡が見えます。
この時期、多くの動物たちの足跡が見られます。

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カラマツ林には、野鳥が集まって来ます。カケス・アカゲラ・・・・・。

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陽が傾き、淡く柔らかい空間が始まります。
Posted by いしだ at 20:07 | 自然 | この記事のURL
便利な世の中 [2013年01月22日(Tue)]

昨日のこと。

コンビニに行って、食品・本以外のものを買いました。

それは、「チケット」です。

コンビニのコピー機が置いてあると思いますが、そのコピー機から北海道立近代美術館の前売り券を購入したのです。
皆さんは、「そんなの当たり前よ。」とおっしゃるかもしれませんが、コンビニで初めてのチケット購入でちょっと嬉しくなってしまいました。
いつもは、前売り券を買いたいと思っていても時間や購入場所の関係で無理であることが多かった。今回、「AINU ART 風のかたりべ」があり前売り券が600円。当日券では800円で、200円のキャッシュバックです。
いや、そんなことよりも、コンビニでチケットを買えたことの方が超嬉しい感じです。


私がこの展覧会で見たいと思っているアイヌの彫刻家がいます。それは、「藤戸竹喜」氏の作品です。去年の釧路川カヌー下りで阿寒に行った際、感銘を受けて来ました。

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この作品は、山奥に住んでいるヒグマたちであるのにもかかわらず、人間が投げたゴミを食べたり、または遊んでいたりして、ユーモラスではありますが・・・野生の生態系を崩すという意味を込めて作られたのではないかと思います。

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本物のヒグマがいるのではないかと感じるくらい、質感があり細密です。よくもまぁ根気よく彫ったものだと感心します。

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見事なトーテムポール。とっても柔和な感じがして大好きです。


写真の作品があるかはわかりませんが、藤戸竹喜氏の作品が展示していることでしょう。「砂澤ビッキ」同様に素晴らしい作品です。また、伝統的なアイヌ工芸も多く展示しているようです。
2013.2.2(土)―3.24(日)
AINU ART ―風のかたりべ
Contemporary Ainu Art and Crafts
主催:財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構、北海道新聞社、北海道立近代美術館


札幌に用事があったならば、是非、ご鑑賞ください。

Posted by いしだ at 20:05 | 思い | この記事のURL
ゲレンデでスキー [2013年01月22日(Tue)]

4年ぶりのゲレンデスキーをしてきました。
夕張にもスキー場があるのですが、今回は三笠にあるスキー場で滑ってきました。家内も10年ぶりのスキーなので、お互いに怪我に気を付けて無理をしないよう滑ることにしました。
と言うよりも、年々体力の低下が感じられる今日この頃、スキーの姿勢を維持して滑ることができるかが、なにより心配でした。

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さて、リフトに乗ることもクリアし、三笠スキー場の山頂に着きました。いざ滑走です。互いにおっかなびっくり。少々腰がひけながら滑りましたが、次第に体が思い出してきて、何とか形になって滑ることができました。でも、スピードが出始めると恐怖感がでて、きれいな滑りができない状況です。

この三笠のスキー場は、息子が中体連の空知管内予選の時に、来たこともあり懐かしいスキー場です。夕張の大きなスキー場と違い、こじんまりしてチョット滑るのには最適なスキー場と感じます。この日も、スキーをしに来た子どもたちが沢山いて、とっても賑やかです。

ほどほどにスキーを終えて、近くの温泉につかるのとにしました。程よい疲労感と温泉での入浴は、最高に気持ちが良いものです。

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今まで、ヘビーな山スキーを楽しんできましたが、体力のことを考えると身の丈の楽しみ方だと感じます。
山岳スキーを楽しみたい気持ちは今もありますが、まずは身の丈の楽しみ方を重ねて行きつつ、いずれは深雪のスキーに出かけるだけの体力をつけて行きたいと思っています。

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そして、夕食もぴかぴか(新しい)最高に美味しいかったです。
感謝exclamation
Posted by いしだ at 13:41 | 思い | この記事のURL
「働く」ということを学ぶ [2013年01月21日(Mon)]

事業所近くにある某養護学校高等部2年生が11名が、実生活学習として「働く」ことを学びに来ました。11名の中には、去年9月に実習に来た4人も来ていて和気あいあいと一時間ほどの作業を行ってきました。

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11名の生徒さんですが、5名がポケットティッシュの袋詰め作業を行ってもらい、6名が除雪を行いました。

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除雪グループの方は、今日はとっともいい天気で、皆さん気持ちよさそうに排雪作業を行っていました。

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学校から全員徒歩で30分かけて事業所にやってきて、身体はすでに暖まっている状態。すぐに除雪をはじめ、皆さん頑張って行っていました。中には、手袋をするのを嫌い、すぐに脱いでしまう人もいて、それぞれの個性をもって運んでいました。

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終了時間となって道具を片づけてから、皆さんに集まっていただき給料を手渡しました。
「働いた報酬として、工賃が支給される。」ということを教えることが、今回の学習ねらいの一つであるようです。そして、その給料で学校の近くのお店屋さんでジュースを買うということらしく、帰る生徒さんの表情が皆さん明るかったです。
ポケットティッシュの袋詰め作業の検査 [2013年01月18日(Fri)]

ポケットティッシュの袋詰め作業を行っている旭川の福祉事業所に、ティッシュメイカーの北海道本社「エリエール」の検査員が当事業所にも来て、進捗状況や衛生状況などを見に来られています。

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袋詰をする際に、細かなゴミや毛などが混入しないよう衛生状況と仕事の進め方などを一つひとつ確認しております。

ティッシュは、身の回りの物で一番使われる消耗品の一つ。特に、身体に直接触れるもので、デリケートな製品です。その袋詰めでさえ、細心の注意を払って作業を行っています。

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今回の仕事は、ポケットティッシュ6個を一つの袋に入れるというものです。髪の毛の混入を避けるためにネットキャップをかぶり、作業を始める前には粘着ロールで着ている服をコロコロします。テーブルは、段ボール1箱づつ終了するたびに拭いて、次の作業を進めます。

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念には念を入れて作業を進めています。

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さて、この袋詰めしたティッシュ、すぐには店頭に並ばないと思いますが・・・ひょっとすると花粉症の時期に見られるかも知れませんね。
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