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記念講演会 [2018年03月31日(Sat)]

先日、記念講演会に行って来ました。
日本人として初となる南極点への徒歩による無補給・単独踏破をした「荻田 泰永さん」の講演です。
荻田さんは、旭川の隣町の鷹栖町に現在住んでおられます。そのような関係で鷹栖町のメモリアルホールで記念講演会が行われました。

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極地探検については、興味があっていろいろと本を読んでいたことで荻田さんの冒険談にも直接聞きたかったからです。

この講演で初めて知ったこともあって新鮮な感じがしました。その一つとして南極点到達に当たっては、海からスタートしなければならないというルールがあること。そのほかとして、自分で装備品を作っていることで、試行錯誤し工夫が生まれてくることをあげていました。また、壊れた際には直し方がわかっているため大きなトラブルにはならないらしい。そして、その装備品を作ることが単純に楽しいと話していました。この話を聞いて、以前読んだ本のヨットマンにも通ずるものと感じました。確かに、大自然の中で修理ができなければある意味死を覚悟しなければなりません。すべてが自分の感覚の中で対処していかなくてはならない世界と感じました。

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が・・・・。

現在、南極点の状況ですが、南極点の1q手前に観光客のビジター村があり、また、アメリカの気象研究施設アムンゼン・スコット基地があって100名以上のスタッフが働いているとお話があり、極地ではありますが、飛行機などで容易に行ける場所になっていると話されていました。

南極点には、荻田さんが1,126kmを50日間かけて歩いたようですが、飛行機だと5時間と聞いてなんだか複雑な気持ちになってしまいました。

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荻田さんは、北極冒険家という肩書を語っているようで、非常に難易度が高い北極点への徒歩による無補給・単独踏破を持っているようです。考えてみれば、南極は大陸でありますが、北極は海の中。歩くときは凍った時だけしかなく期間も限られてしまいます。容易な状況ではないと感じました。
Posted by いしだ at 11:18 | 思い | この記事のURL