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久米島のもやし [2017年03月11日(Sat)]
170307_moyashi.jpg

久米島のもやしは美味しい。「惣慶(そけい)もやし」っていうそうです。
去った年末年始は、鍋三昧(水炊き)だったので、最近、野菜が不足気味。
身体が欲しているのか、野菜が異常に美味しく感じます。
今回は、以前にも紹介した「やん小〜」で「味噌もやしそば」を食べました。
もやしたっぷりですが、倍くらいの量でも全然イケる。
久米紅椿 [2017年03月09日(Thu)]
170307_kumekurenaitubaki.jpg

1年振りに久米島に行ってきました。
常宿周辺にはいくつか新しいお店が出来ていましたが、島の知人・友人たちは変わらずでした。
写真は久米紅椿だそうです。なんとも上品な花ですね。
町の花木だそうです。
祝!保全賞受賞 [2013年12月16日(Mon)]
 先週末(12月12日〜15日)は、沖縄科学技術大学院大学(OIST)にて日本サンゴ礁学会 第16回大会が開催されていました。その中で、久米島のナンハナリサンゴ調査会が、サンゴ礁保全活動奨励賞を受賞しました。サンゴ礁保全活動奨励賞は今年から創設されたもので、サンゴ礁保全活動を行っている個人や団体に贈られるものです。
 ナンハナリサンゴ調査会は、ナンハナリのサンゴ群集が台風による大ダメージを受けたことを機に結成されたもので、島内のダイバーと漁業者などによって構成されています。サンゴ礁やサンゴ群集は近年、自然・人為の様々な影響をうけて減少(あるいはダメージを受けている)傾向にあるとされています。サンゴ礁保全の取り組みも盛んになっていて、特に移植などの対処的な活動は盛んに行われています。ナンハナリのサンゴ群集は、比較的深い所(中深度:30mくらい)に広がっていますが、これほど深い場所のサンゴ群集が台風による被害を受けることは国内では知られておらず、もちろんその回復の過程についても分かっていません。そのような状況で人の手による回復作業を行うことには問題があります。そこで、ナンハナリサンゴ調査会では、自然の力(回復力)を信じ、地道なモニタリング活動を通じてサンゴ群集の台風からの回復過程を見守っています。また、島の人々や観光客などへの普及啓発活動も行っています。私たちのサンゴやサンゴ礁に関する知識(知見)は、まだまだ不十分であり、こうした市民モニタリングによる情報の蓄積は学術的にも重要なものです。現在の沖縄のサンゴ礁保全では、こういうことが軽視されているように思えます。他にも沖縄で地道なモニタリング活動を行っている団体や個人もありますので、もっとそういうところを大事にしてもらいたいと思っています。そういう意味でも、今回の日本サンゴ礁学会サンゴ礁保全活動奨励賞の受賞はとても意義あることだと思います。
 ナンハナリのサンゴ群集は水深が深く(中深度サンゴ群集)、そのモニタリング調査には相当の労力を必要とし、リスクも大きいものです。これまでの活動を進めてきたナンハナリサンゴ調査会メンバーに敬意を表するとともに、今後も「島の宝」を見守り続けて欲しいと思います。
 
久米島の中深度サンゴ群集(ナンハナリ)のモニタリング [2013年10月11日(Fri)]
131010_kume1.jpg 2013年10月10日〜11日の日程で久米島に行っていました。久米島の中深度サンゴ群集(ナンハナリのヤセミドリイシ群集)のモニタリング調査に参加するためです。
 ナンハナリのサンゴの発見(マスコミ公表)からもう3年が経ったのですねぇ。それから台風被害があって、その後の回復過程のモニタリングも2年になります。研究者としても驚かされることばかりでとても良い経験になりましたが、今回で僕はナンハナリの現場からは退こうかなと思っています。ナンハナリサンゴ調査会の活動は今後も継続されるし、地元の方々が見守り続けてくれると思っています。そのうち、またサンゴを見に行くこともあるとは思いますが、宮古の研究と同じで、自分の中での一区切りをつけたいと思っています。久米島はKUMEJIMA2009で関わる様になってから5年になります。サンゴ以外にも沢山ネタが溜まっているので、今後は論文書きの方面を頑張りたいです。


131010_kume2.jpg 最後の最後ですが、ひとつだけサンゴネタで気になる事が一つありました。水深20m以深くらいに写真のサンゴが結構沢山有るのですが、ナンハナリのヤセミドリイシ群集周辺のこのサンゴにブラックバンドディジーズ(黒帯病)と思われる病気で死んでいるものが多く見られました。この病気はシアノバクテリアなどが病原とされているものです。付近を見渡してみましたが、このサンゴだけがこの影響を受けているようです。今夏は、イノー内とかではチラホラ見かけましたが、割と水深がある場所では始めて見ましたし、単一種に見られたので少し気になっています。海は不思議がいっぱいです。
久米島講演会 [2013年08月28日(Wed)]
130827_kume.jpg 2013年8月26日〜27日の日程で久米島にいってきました。このブログでも紹介したナンハナリの大サンゴ群集の講演会のためです。
 8月終わりの平日の夕飯時ということで、人数がとても少ない(0に近い)のではと心配したのですが、思ったよりも沢山の方々が聞きにきてくださいました。ナンハナリのサンゴ群集については、マスコミ報道等は多かったのですが、島の方々に話す機会がなかなかとれなかったので良かったと思います。発見の経緯から、台風被害、そして回復の様子までを話しました。日程は慌ただしかったのですが良い機会になりました。

<講演>
「ナンハナリサンゴ大群集の現在(いま):大群集の発見、台風による被害、そして回復」. 久米島博物館(2013年8月27日).
講演会のお知らせ [2013年08月19日(Mon)]
 2013年8月27日(火)に久米島博物館にて講演会を行います。ナンハナリの大サンゴ群集の現状についてお話します。

演題:ナンハナリサンゴ大群集の現在(いま):大群集の発見、台風による被害、そして回復

主旨:
 2010年に久米島島尻沖ナンハナリで発見された日本最大のサンゴ群集(ヤセミドリイシ)が、2011年の台風で甚大な被害を受けた。その後、「ナンハナリサンゴ調査会」によるモニタリング調査の結果、僅か2年で驚異的な回復を見せていることが明らかとなり、国内の学会(日本サンゴ礁学会や沖縄生物学会)でも発表された。今回の講演では、本サンゴ群集のこれまでの経過と現状について、町民へ報告するとともに、本群集の保全・活用を図る機会としたい。

講師:藤田喜久(NPO法人海の自然史研究所 代表理事 / 琉球大学大学教育センター・非常勤講師)

日時:平成25年8月27日(火) 18:30〜20:00(講演1時間程度)

場所:久米島博物館

主催:久米島博物館
共催:NPO法人海の自然史研究所・ナンハナリサンゴ調査会
久米島空港の久米島そば [2013年08月05日(Mon)]
130802_kumesoba.jpg 2013年7月31日〜8月2日の日程で久米島に行っていました。8月2日は朝からモズクを受け取り、久米島博物館に寄ってサンゴ調査内容の展示の打ち合わせをしてから空港に向かいました。ちょうど昼過ぎの飛行機だったので、空港内の立ち食いそば屋で「久米島そば」を食べました。立ち食いですが、近くにテーブルと椅子もちゃんとあります。普通に美味しいそばですが、なにか味が変わったような。でも、1枚だけ乗っているかまぼこはいつもどおりに美味しいです。でも、やっぱり店変わってないかな?メニューが変わっているような?以前、何時食べたかも思い出せないけど、う〜ん。次回行ったとき聞いてみよう。
久米島の夜 [2013年08月04日(Sun)]
130801_tomari.jpg 2013年7月31日〜8月2日の日程で久米島に行っていました。8月1日のサンゴ調査をなんとか無事に終えたので、夕方から調査メンバーと馴染みの漁師さん達と軽く飲みました。7月31日は夜の電灯潜りに同行させてもらったのですが(その際、アンボイナを採集)、電灯潜りで獲った獲物の一部を酒のつまみにしてくれました。テングハギ類です。これ、足が早くて、あまり飲み屋とかに出回らないのですが、本当に美味しいです。刺身も旨いのですが、とにかく焼きが旨い。脂がのっているときのものは沖縄の沿岸魚だと屈指の味じゃないかなぁ。獲れたてってことも重要だとは思いますが。あと、これの内蔵がまた格別だそうなので、機会があれば食べてみたいと思います。
久米島中深度サンゴ群集調査 [2013年08月02日(Fri)]
130801_kume.jpg 2013年7月31日〜8月2日の日程で久米島に行っていました。ナンハナリ大サンゴ群集の台風撹乱からの回復過程モニタリング調査のためです。永久コドラートの杭打ち直し作業もしました。
 天気はとても良かったですが、海況はギリギリというところでした。海中の流れも結構あったし。ただでさえ調査水深が深いので色々注意することが多いです。新たな安全対策グッズの試験投入もしましたが、こちらはとても良かったです。とても安心できました。近年、少しずつ中深度のサンゴ群集が注目されてきており、今後も他所で見つかると思うのですが(というか見つけている)、久米島ナンハナリが日本での中深度サンゴ群集の始まりといっても良いと思います。
さくなそば [2013年06月05日(Wed)]
130603_sakuna.jpg 2013年6月2日〜3日の日程で久米島に行っていました。今回は久々に久米島のうまいもんを紹介します。
 6月3日は午後便を予約していたので、空港に向かう前に何か食べて帰ろうと思い、いつも良く行くお店に向かったのですが残念ながら休業でした。で、他を探そうとしていたところ、雨が強くなってので慌てて入ったのが海鮮味処 亀吉でした。とても久々でした。
 メニューを眺めていると「一日20食限定」の文字が。限定ものに弱いんですよね、僕は。それで早速注文したのが「さくなそば」でした。さくなとは、長命草のことです。どうやらさくなを麺に練りこんでいるようです。大きめに刻んださくなもたっぷり乗っていて、これはなかなか美味しかったです。具の色合いもグーでした(別に疲れていないですよ)。
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