コマチスベスベオトヒメエビ [2009年04月22日(Wed)]
今回は、つい先日新種記載されたばかりのOdontozona crinoidicola Saito & Fujita, 2009を紹介します。本種は、沖縄島(水釜海岸)とソロモン諸島から採集された3個体を基に記載されました。体型を見ると上下に扁平で寸詰まりなので、一見ドウケツエビ科のサンゴヒメエビ属の種のようですが、詳細に調べた結果、オトヒメエビ科のスベスベオトヒメエビ属に含まれることがわかりました。スベスベオトヒメエビ属は、本種を含めて14種が知られていますが、ほとんどが自由生活種です。本種はウミシダ類に共生しており、沖縄島で採集された2個体はいずれもホソウデヒトフシウミシダ Phanogenia gracilis (Hartlaub, 1983)に共生していました。学名もウミシダ類に共生することに由来しています。また、和名も「コマチスベスベオトヒメエビ」となりました。観察例も少なく、宿主特異性など詳しい生態は分かっていませんので、今後、(ダイバーさんからの)情報が増える事を願っています。ホソウデヒトフシウミシダは夜行性種なので、ナイトダイビングで丹念に探せば見つける事ができるかも知れません。 <論文> Saito, T., & Fujita, Y., 2009. Odontozona crinoidicola, a new stenopodid shrimp (Decapoda: Stenopodidea: Stenopodidae) associated with a comatulid crinoid from Ryukyu Islands. Bulletin of the National Museum of Nature and Science, Series A (Zoology), Supplement 3: 123-135. |



今回は、つい先日新種記載されたばかりの