• もっと見る
«牡蠣 | Main | 会議や出張など»
プロフィール

藤田喜久さんの画像
メニュー
<< 2023年01月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最新記事
リンク集
最新コメント
宮脇文子
海のクリスマスツリー:イバラカンザシ (01/25) 橋本
論文紹介 (05/24) 吉村圭世
安部オール島 (10/19) 井村
オキナワクダヒゲガニ (09/17) 藤田喜久
沖縄のエビ・カニ類 (07/07) 高江洲カオリ
沖縄のエビ・カニ類 (07/06) ryoko.h
海藻押し葉 (06/11) Calappa
ホソメドクロカシパン (04/01) 赤サンゴで健康に@よしの
首里城など (10/26) 藤田喜久
タガヤサンミナシのお食事 (10/02)
クモヒトデウィーク [2014年02月22日(Sat)]
140221_ophiuroids.jpg 今週は、基本的に琉球大学の風樹館でずっと棘皮動物の標本整理をしていました。東京からクモヒトデ分類のI先生が来られていたので、特にクモヒトデ類に集中しての作業でした。
 現在、風樹館に収蔵されている沖縄を中心としたサンゴ礁域の棘皮動物の標本目録を作成していますが、クモヒトデ類標本は、ウミシダ類と並んで標本数が多いので、その同定と標本整理が最重要課題となっているのです。クモヒトデ分類のI先生は御歳82というご高齢にも関わらず、一昨年くらいから度々沖縄に来られ、風樹館の標本を観察してくださっています。標本の中には、僕が実際に潜って生時の状態を見つつ採集し、検鏡していたものも含まれています。それらの標本も念のため見てもらっていたのですが、失礼ながら先生の同定結果に不満を感じ、それを主張してしまうこともありました(かといって、クモヒトデ類の標本を数多く見ている訳でもないので、確信も持てずにいた)。こうした若輩者の無礼に対して怒る事もなく、丁寧に再度標本を見直し、文献を当たって再同定し、さらに細かな解説もいただきました。おかげさまで、とても実りのある時間が過ごせました。
 今回で、風樹館のクモヒトデ類の整理に大分目処がつきました。今後は、僕が一旦これまでの情報をとりまとめ、問題点などを整理した上で、最後の整理作業を行おうということになりました。いやぁ〜しかし、かなり骨の折れる作業でした。
【沖縄本島カニある記の最新記事】
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント