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藤田喜久
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ヤシガニ講演会&湧水観察会 (08/18)
OCEANSを観に行った。 [2010年02月08日(月)]
 昨夜、オーシャンズ(OCEANS)を観に行きました。

 ほとんど何の予備知識もないまま、誘われるがまま観に行ったのですが、「アトランティスATLANTIS」や「ディープブルーDEEP BLUE」や「アースearth」などの映画とほとんど同じ系統のものだろうと想像して観に行って、まあその通り。最近の流れからして、環境や保護・保全について多く触れるのだろう(悪い言い方をすると「説教臭い」のだろう)と思って観て、まあその通り。
 吹き替え版だったので、原作の内容をどこまで反映しているのかわかりませんが、「多様性」を連発していたわりには、出てくる生物はデカ物ばかりでどこか別のドキュメンタリー作品で見たようなものの焼き直しのようなイメージ。いつもいつも思うのですが、誰も気にしないような小さな生物を取り上げて、そこに徹底的に迫る事で多様性を感じてもらおうという発想はでてこないんですかね? 映像自体は迫力あるとは思うのですが、実際の自然の海の中のできごとではないと思えるシーン(例えば、一瞬だったので確実ではないですが、サンゴ礁のシーンでコウイカ類が食べたカニは海岸にいる種のように思えたのですが...)があったり、効果音や生物紹介の吹き替えがイマイチだったりして、時折「......」な内容。調査研究の様子を取り上げるシーンはなかなか着想が良かったと思いますが、大部分の多様性研究はあんなにスマートかつ美しくはないので、その辺りも少し不満。また、映画後半の内容については特定の映像だけを見せつけて、特定の考え方を強要するようなもので、これまた「......」なもの。限りなく僅かな情報をもとにこのような映像を見せると、特定の人々が非難の対象になりえてしまう(そしてそれを助長する)のではないかと思いますが......どうでしょうかね?ドキュメンタリー作品としてはアンフェアなつくりのような気がします。制作者側(あるいはスポンサー)はおそらく後半部分を強く訴えかけたかったのだろうかと思うのですが(映画の中に「人」が多く登場するのもそれを暗示しているように思えます)、それならば後半部分だけを詳細に取材して意味のあるドキュメンタリー作品にすれば良かったのではないかと思いました。

 要するには、個人的にはこの作品はDVDとかでも良かったような気がしたのです。でも、前半の素晴らしい映像を大きな画面で観ることがこの作品の価値なのかもしれませんね。
 あと、映画館に飾ってあったこの映画のシーンを切りとった写真パネルはインパクト大で素晴らしかったです。思わず足を止めて見とれてしまいました。動画もいいんだけど、やっぱり僕は静止画(写真)派です。
クリスマス島 [2010年02月05日(金)]
 現在、シンガポールにいます。先ほどまで知人研究者のN氏と飲んでおりました。

 昨日まで2週間ほどクリスマス島(オーストラリア領)にいました。
 アカガニで有名な島です。

 これから帰国します。クリスマス島はとてもエキサイティングでした。
 でも、色々な場所を見る度に沖縄の良さを実感します。
 帰って一息ついたらクリスマス島の様子を紹介したいと思います。
お詫び [2010年01月25日(月)]
最近,出張が続き,ちょっと遠隔地にいたり,ネット環境がすぐれない場所にいたりして,更新がままなりません.2月5日くらいまではこのような状態が続くものと思われます.

元気に楽しくやっておりますので,更新できる余裕がある時は,楽しい映像を紹介できると思います.
石垣島カニある記2010:(1) 石垣うまいもん [2010年01月19日(火)]
 2010年1月8〜10日の日程で、石垣島・波照間島に行っていました。「石垣島カニある記2010」では、石垣島で出会った生き物、風景、思ったことなどを綴っていきたいと思います。

 1月9日の夜は、石垣在住の大学時代の同級生3名と飲みました。夜遅くまで楽しく飲んだのですが、今回は、海人居食屋「源丸」で食べたうまいもんを紹介します。
 左の写真は、「ウツボのかば焼風」です。ウツボを食べるのは久しぶりでした。ウツボは皮の下に分厚い脂肪があって、これがとても美味しいのです。10年以上前に和歌山の白浜で食べたウツボの皮をあぶったものの味が忘れられません。今回のかば焼風もなかなか美味でした。
 沖縄島のセリでも時々上がっていますが、お店ではあまり食べないような気がします。
生物多様性展終了 [2010年01月18日(月)]
 2010年1月12日(火)〜17日(日)まで、パレットくもじ6階那覇市民ギャラリーで開催されていた「生物多様性ってなーに?展」が無事終了しました。1000名近く(少し足りない)の来場者があったそうで、この手のイベントにしては盛況な方だったのではないでしょうか。

 1月17日は夕方5時ごろに片付けに行ったのですが、「カニポスター」はとても凄い人気だったようで、沢山の方に「欲しい」と言っていただきました。そろそろ販売も考えようかな。

 この「生物多様性展」ですが、夏頃にも再び計画があるそうです。それまでにはまた新しいポスターを作りたいと思います。
初潜り [2010年01月16日(土)]


 2010年1月16日は、夕方(といっても4時前ごろ)に砂辺でSCUBAダイビングをしました。今年の初潜りでした。本当はもっと暖かい昼間に潜りたかったのですが、昨夜は久米島や水産関係者と夜遅くまで飲んでいたので、午前中は寝ていました。
 今回のダイビングの目的は、最近購入した水中ストロボの練習とオーバーホールに出していたレギュのチェックでした。水中ストロボは、今月末に「ある程度質の良い水中写真を撮影したい」と思うような場所に行くことになったので、思い切って購入しました。レギュの方は昨年は大浦湾とか金武湾などの砂泥環境で良く潜っていたし、ヤビーポンプなどを使っていつも泥を被っていたこともあり、念のためオーバーホールに出しておいたのです。





 購入したのはINONのS-2000です。この写真は砂地で見つけたウミサボテンですが、ストロボを2灯にしたので光も良くまわています。水中ストロボを購入するのは、まだフィルムカメラを使っていた10年以上前ぶりです。最近では、水中写真は記録にとどめるためだけに撮っていたので、とくに凝ったライティングも必要無いと思い込んでいたのですが、やはり良い物を使うと楽しいですね。しかも昔のストロボに比べて小さいし格段に性能も良いです。もっと前から使っておけば良かった。






 夕方だったせいか、浅場で魚たちが餌を食べていました。種数も個体数も多く、とても良いシーンでした。講義などで使えそうです。少し距離がありましたが、ストロボ光も届いていて、色味のある写真を撮ることができました。今までの僕のカメラだとこうは撮れませんでした。
 ちゃんと使いこなすにはもう少し時間がかかりそうですが、初めてでもそこそこは撮影できることが確認できたので、とても満足しています。
感謝 [2010年01月14日(木)]

先日、沖縄カニあるきのアクセス数が50000を突破いたしました。

いつもありがとうございます。

今後とも宜しくお願いいたします。
波照間カニある記 2010:(3)湧水&洞窟調査 [2010年01月13日(水)]
 2010年1月8〜10日の日程で、石垣島・波照間島に行っていました。「波照間カニある記2010」では、波照間島で出会った生き物、風景、思ったことなどを綴っていきたいと思います。
 まずは、いつものように「シムスケー」のチスジノリ属藻類の確認をしにきました。同行者の藻類研究者が黙々とデータとりをしていました。今回の訪島は土曜日だったこともあり、観光客がシムスケーに大勢来ていました。観光用マイクロバスの運転手さんがガイドもしているらしく、シムスケー周辺の説明をしていました。藻類については何も触れていませんでしたが、湧水にいるコンジンテナガエビをザリガニと言っていました。




 ドウクツモクズガニOrcovita miruku Naruse & Tamura, 2006だと思います。かなりレアなはずのカニですが、波照間の某洞穴地下水域では、毎回採集することができます。しかし、なぜかいつもオスなのです。今回は、トラップに入っていたわけではなく、トラップの周辺をうろうろしていたので、生態写真を撮影した後に採集しました。あと、写真はありませんがヘリトリオカガニを採集することもできました。波照間島からは記録がありませんので、初記録になります。日本産のオカガニ類は6種が知られていますが、だいぶコンプリートに近づいてきました。あとはヒメオカガニとミナミオカガニの2種ですが、ミナミオカガニは目視では確認しているので(場所もわかる)、ヒメオカガニ探しを頑張りたいと思います。




 リュウグウモエビ属の一種です。今回はなんと6個体を採集することができました。しかもトラップの周りに数匹が集まっていたので、こちらも生態写真も撮ることができました。大収穫です。前回採集できたのは真っ赤な個体ですが、今回は赤地に白い線が入っています。これは久米島の海底鍾乳洞で採集できたものととても良く似ています。僕は前回波照間で採集できた個体がP. uveae Borradaile, 1899で、久米島のものは別種と考えていたのですが、うーん、ますますややこしくなって来た。一部を遺伝子解析用に保存しておいたので、他の標本の形態特徴も含めて検討してみたいと思います。いやー、しかし今回は短時間の滞在ながら良い成果が挙がりました。
波照間カニある記 2010:(2)リュウキュウツチトリモチ [2010年01月12日(火)]
 2010年1月8〜10日の日程で、石垣島・波照間島に行っていました。「波照間カニある記2010」では、波照間島で出会った生き物、風景、思ったことなどを綴っていきたいと思います。

 

 今回の調査は、友人の藻類研究者と行ったのですが、彼が淡水藻類の調査をしている間、海岸の飛沫転石帯を調べていました。何種かのカニ類を採集していたのですが、その際に、海岸付近のアダンの根元で(僕にとって)奇妙な植物を見かけました。今まで同じ場所で調査した時には目にした記憶がなかったのですが、その後、さらに結構あちこちで見かけたので、気になってしまい、写真に撮って調べてみることにしました。
 僕は植物のことはほとんど何も分からないし、図鑑類も全く手許にないので、「キノコのような花 沖縄」と生物学者とはとても思えない小さな子どものような検索ワードを入れてインターネットで探してみると、驚くほど簡単に正体が分かりました。

 リュウキュウツチトリモチのようです。多年生の寄生植物でクロヨナ、リュウキュウガキ、オオバギに寄生するそうです。さらに調べてみると、雌雄同株でピンク色の部分が雌花で、それの基部にある白いネックレスのような粒状のものが雄花だそうです。開花時期は12月から1月ということなので、ドンピシャですね。そして今まで気にならなかったのも頷けました。沖縄県版のレッドデータブックでは準絶滅危惧(NT) に指定されています。県内の分布を見ると、沖縄島、伊計島、久高島、宮古島、石垣島、竹富島、西表島、与那国島、尖閣諸島(魚釣島、久場島)とあり、「波照間島」の記載はありませんでした。ひょっとすると新産地ですかね。宿主(というのか?)もアダンでしたし。

 たまには植物に目を向けてみるのも面白いですね。
生物多様性展の準備 [2010年01月11日(月)]
 2010年1月11日は、先日お知らせした「生物多様性ってなーに? 展」の準備をするためにパレットくもじ那覇市民ギャラリーに出かけました。
 夕方前に到着し、準備を始めましたが、すでに大方の団体は準備を終えていました。僕は準備がすぐできるようにあらかじめ内容をまとめて大きめのポスターにしておいたので、さほど時間はかからないと思っていたのですが、僕のいつものクセというか「まっすぐに貼れない病」が出たので、苦戦を強いられました。
 展示はこんな感じです。大浦湾の甲殻類調査のポスター、久米島海洋生物合同調査KUMEJIMA2009のポスター、カニの多様性ポスター、を主に紹介し、海研の紹介もしておきました。スペースが少し空いたので、こんなこともあろうかと用意しておいた「生き物アート」の作品をアクセントとして並べました。




 先日出たばかりのマリンダイビング2月号に久米島海洋生物合同調査KUMEJIMA2009の様子が2ページに渡ってオールカラーで紹介されたので、それも展示してきました。
 展示スペースは他の団体に比べるとかなり狭かったのですが、参加〆切を過ぎていたのに無理行って参加させてもらっただけでもありがたいと思います。生物多様性の見せ方としては、他にも色々アイディアがあるので、また別の機会があれば参加してみたいと思います。




お時間がある方は「生物多様性ってなーに? 展」にぜひお越しください。

<案内>
合同写真展「生物多様性ってなーに?」
期間:2010年1月12日(火)〜17日(日)
場所:パレットくもじ 6階 那覇市民ギャラリー   
時間:10:00〜19:00(最終日17日は17:00まで)
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