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顕微鏡 [2009年07月08日(水)]
 昨日、NPO法人 海の自然史研究所に、実体顕微鏡が届きました。ついに、ついに、悲願の顕微鏡です。やっと研究所らしくなってきたような感じです。「教育的活動」の色の強いNPOで、高額な顕微鏡を購入するのは(助成していただくのは)大変困難です。今回は、日本財団さんの助成を受けての購入ということで、ご好意に感謝いたします。MAREやその他の海洋教育活動を推進するための資料作成などにフル活用しようと思います。
南大東カニある記2009:その2 調査 [2009年07月07日(火)]
 2009年7月4日〜7月6日は、南大東島に行ってきました。洞穴地下水域に生息するエビ類の採集が目的でした。
 現在、アメリカからDavidという博士課程の学生が来ていて、琉球列島の地下水性エビ類の集団遺伝学的研究を行います。共同研究ということで、これから島々をまわります。






 Davidは、あまりフィールド慣れしていないようで、夜には疲れているようでしたが、南大東には美しい鍾乳洞が多いので、とても楽しんでくれていました。
 どんな成果ができるのか今から楽しみです。
久米島 [2009年07月03日(金)]
 2009年7月2日〜7月3日は、久米島に行ってきました。

 目的は、今秋に行う予定の大規模な海洋生物調査の打ち合わせのためです。先に現地入りしていた研究プロジェクトリーダーのN氏に合流しました。3月にも一度同様の目的で久米島を訪れましたが、今回は、久米島町長や教育長にお会いして、調査説明と協力要請をしました。また、研究作業スペースの場所探しもして、なかなか良い場所を見つけました。夜は、海人や地元ガイドダイバーの方々と飲みました。

 来年のCOP10、国連の国際多様性年を前に、「これが沖縄の生物多様性だ!」ということを示す絶好の機会です。研究者にも、地元の人々にも、良い成果をもたらすことができるといいなと思っています。




 右の写真は、7月2日のお昼に食べた「ツナ タコライス」です。タコソースのかかったシーチキンが乗っていると予想したのですが、豪快に刺身が乗っていました。味は......
企画展準備 [2009年07月02日(木)]
2009年6月30日〜7月1日は、宮古島に行ってきました。
目的は今月末から始まるヤシガニ企画展の打ち合わせや準備のためです。

今回でヤシガニグッズがほぼ揃いましたが、切手、貨幣、木彫り、ポストカード、Tシャツなど、その数、実に120種に上ります。

これから3週間ほどで準備を終わらせねばならないため、慌ただしい日々が続きそうです。
ダイバー交流会 [2009年07月01日(水)]
 2009年6月18〜25日の日程で、大浦湾の十脚甲殻類相(エビ・カニ類)調査を行いました。調査期間中は、琉大の瀬底島実験所を研究・宿泊拠点としていたのですが、せっかくなので地元、本部のダイバーさんなどと交流の機会を設けようということになりました。今回の調査メンバーはみな、ダイバーから寄せられる水中写真など情報が極めて有益であることを知っている方ばかりなので、後の沖縄島におけるエビ・カニ類研究のさらなる進展を目指そうと考えたわけです。




 本部町ダイビング協会のご好意により、会場や懇親会などのセッティングをしていただきました。まず最初に、ホテルベルビューの会議室にて1時間30分ほど、今回の大浦調査の紹介、エビ・カニ分類の現状、エビ・カニ研究の進展におけるダイバーさんの貢献など、の話をしました。そしてその後は、ホテルベルビューにある居酒屋で懇親会を行いました。本部関係者だけでなく、沖縄本島の他地域のダイバーさんも集まっていただき、少なくとも20名以上(僕は数えるのを忘れました)のダイバーさんが集まってくださいました。このような機会はなかなか無いので、とても楽しい時を過ごすことができました。講演の部分は、調査が毎日ハードでろくに準備もできず、相当な行き当たりばったりの内容でしたが(かなり反省...)、「分かり易くて、とても面白かった」との感想を数名の方にいただき、少しホッとしました。

 
大浦甲殻類調査 [2009年06月29日(月)]
 2009年6月18〜25日の日程で、大浦湾の十脚甲殻類相(エビ・カニ類)調査を行いました。正式な研究プロジェクト名は、「沖縄島の大浦湾および金武湾における十脚甲殻類相の解明」で、WWF Japanによる「南西諸島生物多様性評価プロジェクト」の現地調査の研究援助を受けて行われました。

 調査内容を簡単に言うと、「大浦湾と金武湾のエビ・カニ類を採集しまくって、種同定をして(名前をつけて)、カタログを作ってしまおう」というプロジェクトです。国内の若手分類学者5名が集結し、様々な採集手法を用いて網羅的にエビ・カニ類を採集しました。これまで、沖縄の十脚甲殻類相に関する研究というと、個人でコツコツ集めて、少しずつ論文化するようなものが多く、なかなか進展しませんでした。今回は、ある意味同業者が恊働して徹底的に調べるというもので、沖縄では意外と過去にはほとんど行われていない試みのような気がしています。



 当初の予定では、大浦・金武湾ともに同程度の調査を行う予定でしたが、最終的には、大浦湾に照準を会わせた調査となりました。大浦は、1)湾の規模が丁度良いこと、2)河川河口域〜潮間帯〜水深60m程度の場所まで様々な微環境が存在すること、3)これまでほとんど研究がなされていないこと、などの理由から、短期間の調査で良い成果が挙げられるであろうということになりました。大浦湾と言うと、すぐに辺野古周辺の基地問題の話になってしまいがちですが、今回はそうした政治的問題とはできる限り無関係に行いたいと思っていましたので、調査が終わるまではかなり気をつかいました。無事調査期間を終えてホッとしています。



 調査は、基本的に5名の研究者で行いましたが、随時ダイバーや学生さんなどがヘルプに来てくれて、エビ・カニ類の発見に協力していただきました。今夏の調査メンバーは国内でも屈指の採集能力を持つ研究者達だとは思いますが、この5名の他にも素晴らしい「眼」を持つ方が加わると、それだけ新しい発見が増えますよね。おかげさまで、とても効率的な調査ができたと思います。ダイビング調査では、安全面からもイントラの方々の参加は大変助かりました。調査に協力してくださった皆様、ありがとうございました!





日中の採集が終わると、実験所に戻って写真撮影と標本作製を行いました。今回の調査で採集した十脚甲殻類については、全種の写真を撮影しました。毎日夜中までシャッターを切り続けました。学生の合宿のような雰囲気でした。今回集まった写真だけでも数百種分があるので、既存のエビ・カニ図鑑の掲載種数を上まっていると思います。とりあえず、大浦湾産十脚甲殻類のかっこいいポスターを若干数作ろうと思っています。さらに予算がとれたら、将来的には図鑑とかカタログなんかも作りたいな〜(スポンサー募集!)。
調査終了 [2009年06月27日(土)]
 昨日で、2009年6月18日〜26日におよぶ大浦湾・金武湾のエビ・カニ類相調査を無事終えました。かなりの種数が集まりました。素晴らしい成果も多く含まれています。大浦湾は、想像以上の海でした。また、調査チームの採集能力の高さ、研究能力の高さも、想像以上でした。

 おおよその調査結果は9月末ごろに出ると思います。

 調査の様子も追々紹介したいと思っています。
沖縄のエビ・カニ [2009年06月23日(火)]
 現在、沖縄島のエビ・カニ類相調査をしています。
 早朝から深夜まで、更新する気力もおきないほどに、かなりハードな日々が続いています。
 でも、確実に研究は進んでいます。
 調査を通して様々な方と知り合いました。昨日はダイバーさん達との交流会も持てました。

 エビ・カニ研究がさらに進展するよう、もう数日頑張って行きたいと思います。

 
エビ・カニ類調査 [2009年06月19日(金)]
 

 現在、国内の甲殻類学者5名で、沖縄島のエビ・カニ類相について調べています。
 様々な方々のご協力のおかげで、楽しく、忙しく、時に辛く、過ごしています。
 実力派のメンバーが揃っているせいか、なんかスゴい成果が挙がっています。
福井でのMARE [2009年06月18日(木)]
 2009年6月15-16日は福井県の三方(みかた)に行ってきました。福井県に行くのは多分、初めてのことです。今回、「若狭町立みそみ小学校」において、研究授業(他の小学校の先生も集まる)としてMAREをすることになったので、6月15日の朝一の電車で名古屋から合流しました。海研では、以前から近くにある福井県海浜自然センターでMAREを実施していたのですが、その縁で今回の研究授業を行うことができました。ありがたいことです。




 今回のMAREアクティビティは、「プランクトンレース」を実施しました。前半は学習要素が強い部分ですが、こちらの問いかけにも、最初っから積極的に挙手・発言していて、中には「そんな言葉知ってるの?」とビックリするような意見も飛び出していました。福井県の子どもたちの学力は全国トップクラスだと聞きましたが、ナルホドですね。
 後半メインのプランクトンレースはゲーム要素が強いので、とても盛り上がりました。
 修了後は、1時間ほど時間をいただき、多くの先生方から有益なご意見をいただきました。授業で実施するための体制つくりまで話が及んだのでとても有意義でした。「子どもたちの力」の源を垣間見た気がしました。
 ちなみに、今回、プランクトンレースを実施したクラスでは、この後福井県海浜自然センターにて実際に生きたプランクトン観察をする予定になっているようです。今までの海研の活動(マリンラボキャンプなど)から、MAREと実物体験とのセットはかなり有効だと思っているので、楽しみですね。
 沖縄でももっと実施したいのですが、いい機会はないですかね?
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