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負けるな!震災球児・・鵡川高校、ママ記者さんらが支援・・ [2011年04月29日(Fri)]
昨日の豊橋市民球場は・・折からの雨で・・風も強く・・和田選手なんか・・何回もヘルメットをぬぐい・・・大変な試合だった。・・試合はブランコの1発で決まったが・・ファンが出したボードが面白い・・危険、豊橋にプランコホームラン警報・・なるほどと、考えたな・・6回を初の完封勝ちの山内投手・・なんでも、ここ豊橋市民球場は03年の夏の大会で6回パーフェクトに抑えた・・縁起のいい球場だとか。



26日の朝日新聞に負けるな!被災球児・・の記事が大きく取り上げられていました。
北海道、鵡川高校の物資支援・・ママ記者の瀬川さんの支援と・・同じ高校野球の道を歩み仲間たちに・・熱い・・支援を送った・・大いに拍手を送りたいと思います。

東日本大震災の発生から1カ月半が過ぎた。被害が特に甚大だった東北の岩手、宮城、福島の各県では始業式が行われたところもあり、高校球児も夏に向けて動き始めた。苦境から立ち上がる仲間を支えようと、全国からの支援も広がっている。

■岩手・大船渡

 太平洋に面した岩手県大船渡市。高台にある大船渡高のグラウンドからの光景は、地震を機に一変した。港にあるはずの船が、街中に横たわる。がれきと道路だけになった街の上を、カモメの群れが飛ぶ。

 鵡川(むかわ=北海道)から物資が届いたのは、震災発生から3週間が過ぎた頃だ。バット13本、スパイク10足、ユニホーム30着、ベルトや帽子もあった。互いを行き来するようになって8年。大船渡の吉田亨監督は「我々が考えている以上に、周りの人は気持ちを向けてくれている」と感謝する。

 部員46人のうち、3分の1の部員の自宅や保護者の勤め先などが津波の被害に遭った。新沼啓太投手(3年)の家は2階まで海水にのみ込まれた。残ったのは地震当日着ていた制服と、練習で使った白ユニホーム1着だけ。鵡川から届いた野球道具から、ユニホームとソックスを受け取った。水が引いた後、外壁だけになった家で、縦じまの試合用ユニホームを見つけた。「帽子は波に持っていかれたみたい。でも、これだけでもあってよかった」

 鵡川からの帽子やベルトには、つばや裏側にメッセージが書き込まれていた。「勝て! 負けるな! 大船渡!」「甲子園に持って来い!」。27年前の第56回選抜大会で大船渡は初出場して4強入り。夏も甲子園に出場し、地元を沸かせた。以降、大舞台からは遠ざかったが、昨年は春の県大会で準決勝、夏の岩手大会で準々決勝に進んだ。

 9日から練習を再開。氏家規元主将は「勝ち進むしかない。いくら元気にしていても、負けては意味がない。僕たちが勝つと、町の人たちもうれしいはず」。来月半ば、春の県大会へつながる地区予選が始まる。

■宮城・気仙沼

 昨夏の宮城大会で準優勝した気仙沼向洋は海沿いにあり、一帯が津波で破壊された。校舎の4階まで水につかり、今もがれきで埋まって近づけない状態だ。

 4月初め、川村桂史監督はボール120個、アンダーシャツ、練習用ユニホーム、ソックスなどを受け取った。送り主は同じ気仙沼市内の気仙沼西・小松英夫監督と本吉響・小野寺三男監督。同市で育った川村監督にとって、小中学校の先輩にあたる。

 小松、小野寺両監督が所属する1966(昭和41)年生まれの東北地区の監督でつくる「41会」を通して岩手や青森から送られたものだ。津波被害を免れた2校は野球道具が残っており、「うちよりも川村のところで」と後輩に送った。今月中旬から、3校は週1回、気仙沼西で合同で練習している。川村監督は「他に練習場がなく、夏までどれだけ練習できるか不安はある。だが支えてくれる人に感謝し、できる限りやっていきたい」。

■福島・いわき

 海岸沿いに立つ校舎、グラウンドが津波に襲われ、野球道具のほぼすべてを失った福島県いわき市のいわき海星。地元出身のスポーツライターの呼びかけで全国からグラブやボールが届き、25日、活動を再開した。

 支援を呼びかけたのは東京在住の瀬川ふみ子さん(40)。取材で親交のあったプロ野球西武の選手や社会人野球のパナソニック、高校野球の強豪・帝京(東京)が応じ、部員20人全員のグラブとスパイク、ボール約15ダースなどがプレゼントされた。「ふるさとの子どもたちに、野球ができる環境をつくってあげたかった」と瀬川さん。

 再開場所は、約300メートル離れた高台にある小名浜高校。同校が避難所に指定されている事情などで、グラウンドで練習を始めるのは来週になる。柏浦健太主将は「全部が流され、一時はどうなるかと思った。全力プレーで恩返ししたい」。(山下弘展、青田貴光、渡辺芳枝)
(朝日新聞より)

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