遊びの会の報告[2014年01月23日(Thu)]
昨年の12月25日、笑ん座の「遊びの会」が行われました。
(14組の親子と高校生3名が参加)
恒例の冬の「遊びの会」、今回はしろやま幼稚園さんを会場にお借りして、今年もアートのワークショップが行われました。
親子でいるのがもっと楽しくなるこのアートワークショップは、「NPO はじめまして、美術館。」(http://zok.air-nifty.com/kodomobijutsu/)の支援活動の一環として行われ、同団体が玉縄幼稚園で開講している造形アート教室「こどもびじゅつたんけんたい」のスタッフを中心に、「臨床美術」という方法で、親子でひとつの作品を制作するもの。
画用紙に墨で線を引き、その線と線の空間をパステルで親子交互に色をつけていきました。できあがった作品は、皆さんそれぞれ。そのどれもが、とても素敵です!
※「臨床美術」および「臨床美術士」は日本における(株)芸術造形研究所の登録商標です。
作品を全部前に掲示して、鑑賞会が行われました。先生が「ここが素敵ですね」とコメントする中、笑ん座の仲間たちも「ジャングルみたいに見える」「光が差し込んでくるみたい」「海の中みたい」など、意見を出し合ってくれました。
アートのすごいところは、こうして、誰もが「自分と違う考え方」に対して「それもいいね」と認め合えるところ。こうした体験が、「お互いを認め合うチカラ」となり、人から認められた体験が「自分もいいね」と思える自己肯定感につながり、また、体験を通して「いつもと違う親・子ども」を発見することで、お互いに「新たないいところ」を見つけるきっかけとなるのです。
この日も、悩みを抱えている参加者の方が、鑑賞会では嬉々として、他の方のいいところを率先して語ってくれるなど、嬉しい驚きに出会いました。そのボキャブラリーのすごいこと、ゆたかな感性をそのまま言葉にしてくれ、誰もが共感し、その発言に触発されるように、発言する方がどんどん増えていきました。
また今回は、笑ん座のお兄さん組も参加してくれ、子ども達のために、お菓子でキャンディレイをつくってくれました。細長いビニール袋に、たくさんのリボンを結んで、サンタ帽子をかぶって配ってくれました。優しいサンタのお兄さんたちにくっついて離れない子どもたちも。
最後にはジングルベルやウィンターワンダーランドなどクリスマスソングをBGMにパラシュートを楽しみました。
クリスマス当日であるにもかかわらず、ご参加くださった笑ん座のみなさん、支援してくださったみなさん、多くの方がいらしてくださいました。会場を快くお貸しくださったしろやま幼稚園さんをはじめとし、みなさんの「縁」と「笑」がたくさんつまった、特別な一日。
みなさんの笑顔こそが、私たちがいただいた、最高のクリスマスプレゼントでした。