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お天気でも豪雨の上越新幹線 [2008年01月22日(Tue)]
この時期の上越新幹線に乗ったことがありますか?

冬の上越新幹線はお天気でも豪雨が降ります。

豪雪地帯を走るので着氷などの雪害を防ぐために、線路沿いにスプリンクラーが設置されています。

そのスプリンクラーから出る水が車窓にあたり、まるで豪雨のようになるというわけです。

ちなみに、このスプリンクラー豪雨を体験するには、MAXときの一階席がおすすめです。

たまには、眺めのよい二階席ではなく、一階席で楽しんでみてはいかがでしょう!?
【レポート】国際フォーラム「わたしたちのお金で未来を創る〜ソーシャル・ファイナンスへの挑戦〜」 [2008年01月22日(Tue)]
週末に東京で開催された、A SEED JAPAN エコ貯金プロジェクトさんとアリスセンターさん共催による国際フォーラム、

「わたしたちのお金で未来を創る〜ソーシャル・ファイナンスへの挑戦〜」

に参加しました。

このフォーラムのレポートをお送りします。
フォーラムの詳細は→こちら

■オープニング「いまソーシャル・ファイナンスが必要なわけ」(土谷和之さん(A SEED JAPAN エコ貯金プロジェクト理事))
○市民発「エコ貯金」アクションの広がり
・企業の社会的責任(CSR)が重要視される時代の到来。
・金融機関についても、経済全体をエコロジーにする原動力となるCSRへの取り組みが重要視。
・「エコ貯金」とは、社会性、健全性、サービス性が鼎立する金融サービス。
・「エコ貯金」の3つのタイプ。(1)預貯金型(信金や労金など)(2)出資型(NPOバンクなど社会的事業を支える)(3)投資型(SRIファンド(社会的責任投資)など)
・エコ貯金アクションを2005年3月から展開。1,077人がエコ貯金を行う宣言をし、約7億円がエコ貯金に。

○日本における「環境・社会配慮型金融」の現状と課題
・メガバンクの環境融資や労金のNPO融資、NPOバンクやSRIファンドなど少しずつ広がりはある。
・まだまだ金融機関の選択肢が少ない。
・日本のNPO法人の収支規模は約2,000億円。また、NPO法人への金融規模は2億円程度。これは大きいのか小さいのか?

○海外における「ソーシャル・バンク」の挑戦
・GLSコミュニティ銀行(ドイツ)は融資規模が約600億円。
・コープ銀行(イギリス)は倫理方針として社会的起業やチャリティへの支援を掲げている。

○日本版ソーシャル・バンクは可能か?
・そもそも資金の出し手は、趣旨に賛同する預金者はいるのか?
・大地を守る会向けのアンケート調査では、3割の人が「利率が低くても利用したいと回答。
・三菱総合研究所によるインターネットアンケートでは、「利率が低くても利用したい」が1割。「利率が同じなら利用したい」が6割であった。

■講演「海外のソーシャル・ファイナンスの理念と取り組み」(Christof Lutzelさん(GLSコミュニティ銀行 広報部長))
○GLSの価値について
・私たちの価値は、投融資に関する透明性と情報にある。
・投資は社会の変化に影響を与えることである。

○GLSが達成したいこと
・お金に意志を持たせることを重要視。
・顧客が社会的責任を果たすことができるように。

○GLSの透明性
・すべての融資について年3回発行する機関誌で情報開示を行う。
・ほとんどの銀行は預けたお金が何に使われているのか顧客には分からない。

○GLSの顧客
・顧客にも通常の銀行にはない特徴がある。
・政治、持続可能なライフスタイルへの関心が高い。70%が学位を取得しているなど。

○GLSのサービス
・資金規模は9億7千万ユーロ。
・預金、投融資、金銭取引など、通常の銀行としてのサービスはすべて提供。
・銀行の中に財団も保有しているので金融サービス以外にも様々な活動を展開できる。
・14,500人の会員、56,000人の顧客、240人の従業員、約20%の成長率。(2007年12月末のデータ)

○ヨーロッパの動き
・GLSは世界初のグリーンバンクとして1974年に設立。
・環境銀行同士のパートナーシップも広がっている。

■講演「海外のソーシャル・ファイナンスの理念と取り組み」(David Dunnさん(コープ銀行 パブリックセクター・コミュニティ開発部長))
○コープ銀行とは
・1872年に設立。世界最大の生活協同組合であるコーペラティブ・グループのグループ会社。
・1992年に、銀行としては世界で初めて顧客主導の倫理政策を導入した。

○倫理政策について
・顧客の関心や懸念を把握するため、1991年から定期的に顧客アンケートを実施。
・原則に基づく利益という概念で、1992年から2004年の間に利益は10倍以上に成長した。
・倫理政策に反する融資は拒絶。1992年以来7億ポンド以上の融資を断ってきた。
・銀行の収益の3分の一は、「倫理が重要」と考える顧客からもたらされている。

○社会的企業(Social Enterprises)への支援
・社会的企業(Social Enterprises)とは、社会的目的を第一とし、余剰金を主として社会的目的のための事業やコミュニティに再投資する企業。
・イギリスでは55,000の社会的企業があり、事業費の合計は270億ポンドにのぼる。
・協同組合組織、クレジットユニオン、コミュニティ開発金融機関(CDFI)などが支援先。
・中央政府の支援が必要不可欠。イギリスではコミュニティ投資への税制優遇がある。

○教訓
・顧客やコミュニティへの積極的な関与は成功のかぎ。
・中央政府や地方政府の支援は必要不可欠。
・価値とビジョンは付属ではなく組織の中核でなければならない。
・望み、関与すれば社会に変化をもたらすことができる。
・ローマは一日にしてならず。

■講演「日本におけるソーシャル・ファイナンスへの挑戦」(法橋聡さん(近畿ろうきん 地域共生推進部))
○お金の流れ〜これまで
・お金の流れは社会を良くも悪くもできる。しかし、これまでは預けたお金の使い道は白紙委任。
・通過危機では途上国の経済を一瞬で破壊。バブル期に地上げ資金として暮らしを破壊など。
・地域のお金が中央に一極集中してしまうお金の流れ。

○お金の流れ〜これから
・お金には色はないが、意志はある。
・金融は社会づくりの道具立てととらえる。
・お金の地産地消。中央に持ち逃げされる流れから、地域へ運び返す金融へ。
・金融機関自身が地域と暮らしを支える担い手となることを目指す。

○ろうきんについて
・敗戦後の貧しい時代に、労働者の生活を守るためにはじまった。
・時代の変化。「NPOとの協働」をコンセプトとする共生事業をスタート。
・本来事業である勤労者への生活金融に加えて、CSRとしての社会的金融を経営ビジョンに。

○近畿ろうきんの共生事業メニュー
・NPO向け融資を2000年4月に日本の金融機関では初めて開始。
・融資件数は117件。融資額は約9億円。(2007年10月末時点)
・NPO寄付システム(口座振替機能により、口座から定期的にNPOに寄付ができる)
・社会貢献預金(定期預金の利息の一部を環境保存に寄付できる)
・NPOアワード(教育ローンと連動して子育てNPOに助成)
・NPOパートナーシップ制度(職員などがボランティア活動に参加)
・エイブル・アート(障がい者のアート展を実施)
・営業店での取り組み(利用高に応じて地域の環境保全活動に寄付)
・シンポジウムの開催

○NPOとろうきんの提携型融資
・きょうとNPOセンター、ゆめ風基金とろうきんの協働で誕生。
・NPOにとっては、お金の流れに主体的に関与できる。金融機関の信用創造機能を活用できる。
・ろうきんにとっては、地域に密着した金融支援ができる。保証金によりリスクヘッジができるのでより柔軟な融資が可能。
・提携型融資では金融機関による直接融資よりも、立ち上げ資金への融資が可能。低利子による融資が可能。融資要件の緩和が可能。

■フォーラムの模様
○会場となった女性と仕事の未来館


○GLSコミュニティ銀行のLutzetさんの講演


○パネルディスカッション


続きもありますよ!
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2008年1月22日 今日の空 [2008年01月22日(Tue)]
今日も新宿の空です。

今日はオペラシティではなく、新宿三井ビルからの空模様です。

トヨタ財団さんの会議室で開催される、NPO支援財団研究会の会議にきています。
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