日本財団公益コミュニティサイト CANPAN CANPANブログ:公益法人,NPO,CSR,社会貢献活動のための無料ブログ
« 2006年11月16日 | Main | 2006年11月18日»
プロフィール


http://blog.canpan.info/kaizokudan/index1_0.rdf


2006年11月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
リンク集
月別アーカイブ
【レポート】【パネルディスカッション】【元気な地域づくりと信頼される企業】【NPO・企業パートナーシップセミナー】 [2006年11月17日(金)]
2006年11月16日(木)に仙台で開催された、

NPO・企業パートナーシップセミナー
〜元気な地域づくりと信頼される企業〜


のレポート第2弾です!

パネルディスカッション

【レポート】

■パネリスト
・浅見 紀夫氏(株式会社一ノ蔵 名誉会長
・川村 志厚氏(経営デザイン研究所)
・紅邑 晶子氏(せんだい・みやぎNPOセンター常務理事・事務局長
■コーディネーター
・川北 秀人氏(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表)

■自己紹介
○浅見さん
・一ノ蔵の名誉会長。
・専業農家が減少し、兼業農家増大へという時代背景の中、4軒の醸造所が協力して昭和48年に一ノ蔵を設立。
・農村には醸造醗酵産業(お酒、味噌・しょうゆなど)が必ずあった。が工業化、全国化の中で減少していた。
・醸造醗酵産業ががんばれば、地域の農業を支える、活性化できる。
・お酒の消費者として、お米の調達先としての地域との関係。
・和食の世界への普及。
・仙台が自分のベースであり、そのベースである仙台に貢献したいというのが発露。

○川村さん
・企業の現場の実感からは、地域の中小企業の大企業との格差は拡大している。
・格差とは、規模・収益力と意識・誇り。
・地域産業の99.7%は中小企業。
・この中小企業がCSRに取り組むのはかなり厳しいのが実情。


○紅邑さん
・せんだいCARES(ケアーズ)の取り組み。
・40社が参加。地元企業の方が声がけに協力してくれた。
・企業訪問をすることで、企業が協賛してくれた理由を聞くことができた。
・協賛理由には、縁故やつきあいが多いことが分かった。
・協賛した企業に対して、協賛したメリットをもっと伝える必要性を感じた。
・企業から資金や協賛を直接もらう前に、まずは企業人に社会貢献やNPOに参加しやすい情報を提供。
・難しいことではなく、まずは簡単なことから参加してもらう。
・「NPOで活動をはじめるためのアイデアブック」への反応は様々。社風?のようなものの違いを実感した。

○浅見さん
・中小企業はオーナー同士のつながりの中で輪が広がることが多い。
・大企業の場合は地方では支店主導。
・従業員の考課に活用される事例もある。
・社員独自の社会貢献クラブなど、時間はかかるが自主的な雰囲気づくりが重要。

○川北さん
・中小企業で社員を巻き込むことの難しさ。
・オーナーは地域での地位や顔などもあり、参加しやすい(参加せざるをえない)。
・実は、個人的に地域で様々な活動をしている社員も多い。

○川村さん
・中小企業の場合はオーナー次第。
・オーナーに対して社会責任・貢献の必要性、重要性を伝えることがかぎとなる。
・オーナーへの働きかけは個別では限界がある。中間支援組織が、企業の集まりなどの機関を通じて働きかけを行っていくことが必要。
・公的機関(商工会など)よりも任意の集まりの方が実質的な力がある。中小企業家同友会など。
・このような任意の集まりとNPOとの接点はほとんどない。
・NPOの弱さは、このような集まりとの接点がほとんどないこと。

○紅邑さん
・ライオンズクラブローラー作戦。
・協賛は単発で終わってしまうことが多い。
・単発で終わらせずに、次につなげていくことを目指す。
・思いはあっても実行に移せない企業に対して、実行に移すためのサポートをする。

○浅見さん
・ライオンズクラブなどでは活動のマンネリ化が問題。
・一方でNPOは資金で苦労している。であれば手を組めばいいと考えた。
・ライオンズクラブの中小企業オーナーの人たちが関わることで、NPOは福祉系というイメージを払拭できた。

○紅邑さん
・サポート資源提供システム
・2000年から2001年にかけて企業向けの連続勉強会を実施した。
・企業がNPOに資源
・NPO情報ライブラリーに団体登録し公開。ここが重要。

○川北さん
・業界団体への働きかけの重要性。
・企業単体に働きかけると単発で終わってしまう。
・業界団体に働きかけることで、面的な広がりや持続性がでてくる。

○川村さん
・元気な地域づくりにおいては、地域のテーマと企業の経営ベクトルが一致しているかどうかが重要。
・山形県高畠の事例。
・林業振興が発端で地域づくりに取り組んだ。
・今では、県外からの移住者が最も多いまちに。
・高畠のテーマはホスピタリティ。

○浅見さん
・お酒の原料としてのお米は食用のお米が90%。
・いいお米を使えているのか?という疑問から環境保全米ネットワークを結成。
・純粋な有機栽培米は市場競争力があるが、減農薬・肥料米は市場競争力がない。
・同様のネットワークが増えてきている。他団体とのつきあいも重要だが難しさもある。

○紅邑さん
・NPOだから良いではだめ。NPO自身も自分たちが社会的責任・貢献を果たしていることを示していかなければだめ。

○浅見さん
・行政は個別対応よりも全体対応。
・地域の方向性と会社のベクトルが合っていれば、ひろがりは
・お米の市場は右肩下がり。醸造産業が連携することで、食用ではないお米の需要が確保できる。
・農業の将来を考えると憂慮すべき状態。お米を生産する農家がなくなってしまう?

○川村さん
・付加価値と雇用が基本。
・地域で必要なことは、どうやって雇用に結びつけることができるか。切実な問題。
・表面塗装の中小企業は、田んぼの中に工場を建てた。
・塗装の最新機械を地元のおばちゃんが運転している。地元の雇用創出。
・本当は、若くて技術のある若い職員を雇用したほうが企業にとってはよい。しかし、地元の雇用創出のために、あえて合理化せずにがんばっている。

○浅見さん
・松山町醸造村構想。
・米オンリーから多種目取り扱いへ。

○紅邑さん
・元気な地域づくりのために、NPOは地域でどうなのか?
・企業、NPOそれぞれの立場で、専門性、強みを活かして取り組む。
・それぞれのセクターがつながることで、相乗効果、新たな展開が生まれる。

○川村さん
・本音は、なぜCSRとわざわざ強調しなければならないのか?
・家庭、地域、企業など社会はすべては共同体で構成。CSRなどは本来当たり前のもの。

○浅見さん
・お酒をつくっている町の良さをもっとアピールしていきたい。
・ファンづくり、支援者づくりが重要。一人では難しいので協力を得ながら。



【NPO・企業パートナーシップセミナー プログラム】

■タイトル
NPO・企業パートナーシップセミナー
〜元気な地域づくりと信頼される企業〜

■趣旨
地域や社会の問題を解決しようと活動している市民・NPOがいる。
そんなNPOと企業が一緒に地域のためにできることはないだろうか?

■プログラム
  ◇基調講演:「元気な地域づくりと信頼される企業」
    川北 秀人氏(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表)
   64年大阪生まれ。87年に京都大学卒業後、(株)リクルートに入社。
   国際採用・広報・営業支援などを担当し、91年に退職。その後国際青年交流NGO
   「オペレーション・ローリー・ジャパン」の代表や国会議員の政策担当秘書などを務め、
   94年にIIHOE成立。NPOや社会責任・貢献志向の企業のマネジメント、環境・社会
   コミュニケーションの推進を支援している。
  ◇パネルディスカッション
   ・パネリスト
      浅見 紀夫氏(株式会社一ノ蔵 名誉会長
      川村 志厚氏(経営デザイン研究所)
      紅邑 晶子氏(せんだい・みやぎNPOセンター常務理事・事務局長
   ・コーディネーター
      川北 秀人氏(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表)
  ◇プレゼンテーション:「CANPANが送るCSR総合サイト "CSRプラス"誕生!」
   ・プレゼンテーター
      町井 則雄 (日本財団 情報グループCANPANチームリーダー)
      *日本財団の公益情報サイトCanpanに、CSR情報が大集合!!
  ◇情報交換会
   講師を囲んで、参加者同士の交流と情報交換を行います。
■日時
  2006年11月16日 (木) 13:30〜16:30
■場所
  (仙台市市民活動サポートセンター 6階 セミナーホール)
  住所:〒980-0811
  仙台市青葉区一番町四丁目1-3
  電話番号:022-212-3010
■参加費
  無料
■定員
  60名 *先着順
■主催
  特定非営利活動法人 せんだい・みやぎNPOセンター
  サポート資源提供システム運営委員会
■共催
  日本財団
【レポート】【基調講演】【元気な地域づくりと信頼される企業(川北秀人氏)】【NPO・企業パートナーシップセミナー】 [2006年11月17日(金)]
2006年11月16日(木)に仙台で開催された、

NPO・企業パートナーシップセミナー
〜元気な地域づくりと信頼される企業〜


のレポート第1弾です!

基調講演「元気な地域づくりと信頼される企業」
川北秀人さん(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表)


【レポート】

■自己紹介
・IIHOEを1994年に設立
・市民活動団体向けのマネジメント支援を中心に活動。(7割)
・行政職員向け研修や企業向けの支援。(3割)
・企業の社会責任・貢献の支援に取り組む。「社会・環境報告書」に第三者意見を執筆、市民との対話の支援、社会貢献の支援、関連コラムの執筆など。
・デンソーは本業の中で社会責任を果たす非常に優れた例。
・ブラザー工業はプリンターにおいて世界で初めて環境・人権認証を受けた。
・セブンイレブンみどりの基金の審査委員など。

■責任の3次元
・ISO14001の影響は大きい。
・世界でISO14001認証を受けている事業所数が一番多いのは日本。(4割を占める)
・日本では1000社くらいが環境・社会報告書を発行している。
・ISO14001の認証を受けているうちに、ただ単に基準を満たすから、少しずつ環境・社会活動の厚みが増してきている。
・アルミニウム精錬過程で発生する残土(年間200万トン)は、合法的に八丈島沖合いに廃棄されている。
・合法ではあるが、生態系への影響はあきらかにあるはず。この問題に対して積極的に対応する企業も出てきている。
・老後の資金保障は株式の運用でまかなう。この運用では、目先の利益ではなく、長期的な安定・発展性が重視される。→社会的責任投資(SRI)
・社会的責任投資は、欧米では100兆円を超える規模。
・企業が自発的に社会的責任に取り組んでいるかどうか、が判断される。
・一国で「さすが」から世界で「すごい」へ。
・責任の3次元=事項(何をissue)×対象(誰がreach)×程度(どれだけdepth)。
・事項については、日本経団連が作成した「CSR推進ツール」の「CSR主要要素のマトリックス」参照。
・短期利益だけではなく、中長期的な発展を考慮しないと、企業の存続にも影響がでる。
・ナイキの例。海外の下請け企業が児童労働をさせていた。この問題が発覚したときに、ナイキはその工場との取引をやめた。
・リーバイスの例。同じく児童労働の問題が発覚したとき、下請け工場との契約を切ると子どもたちは売春に身売りしてしまう。それならむしろ、寄宿舎をつくって児童の教育、就労支援を行うという判断をした。
・ユニクロは障害者雇用率が7%超。法的基準では1%。
・障害者雇用により、職員間のコミュニケーションが活発化し、顧客満足度が向上することが分かり、ユニクロは障害者雇用を本業の中で推進している。
・ポイントは、本業の中で取り組み、かつ利益を上げられるということ。

■責任の対象範囲
・本社における社会的責任・貢献はかなり浸透してきた。
・一方で、グループ会社、支社等での取り組みが問題化。
・日産は整備工場、販売店での女性雇用率4割を目標に掲げた。これは、整備工場や販売店に来るのは女性が多い。であれば接客対応を女性がすることによる優位が得られるから。これも本業の中で社会的責任・貢献に取り組む事例。
・市民活動団体と付き合うことで、企業自身では気が付きにくい、気が付いても取り組みにくい問題に、気が付き、取り組むことができる。
・羊羹のとらやがWWFの会員になったのはなぜか?とらやなのに虎が絶滅してしまったら困る。だから自然保護を応援。
・経営者は今年の利益をあげることはもちろん必須。
・それだけではなく、中長期的に見て、自分たちに必要な基盤形成ができるかどうか?そのパートナーとして市民活動をとらえる。

■EHC+C
・E=Environment(環境)
・H=Health(健康)+Human Rights(人権)
・S=Safety(安全)+Security(安心)
・EHS=Employee's Happiness Standard(従業員の幸福水準)
・+C=Community(地域またはテーマ社会)
・企業にとって地域は運命共同体。
・社会貢献ではなく社会投資、設備投資ではなく社会基盤投資。
・ボストンは、高校生に年間1000時間以上インターン機会をまちとして提供。
・1980年代に高卒者の失業率が20%を超えた。
・地域企業が商工会議所(プライベート・インターンシップ・カウンシル)を設立し、高校生のインターンシップに取り組んだ。
・企業には人材育成をしている余裕はないことが多い。であれば、在学中に人材育成を行う。
・コスト削減という小さな視点ではなく、将来への基盤投資として捉える視点が重要。

■CSR(Corporate Social Responsibility)からESR(Employee Social Responsibility)へ
・トップダウンとボトムアップのバランスが重要。
・トップ(Corporate←→Company←→Division←→Employee)ボトム。

■情報公開の重要性
・取り組みを始めた段階でも積極的に情報発信に取り組んでほしい。
・ある程度のレベル、成果に達しないと情報発信できないと思わない。
・早い段階から積極的に情報発信することで、パートナーや課題の発見につながる。



【NPO・企業パートナーシップセミナー プログラム】

■タイトル
NPO・企業パートナーシップセミナー
〜元気な地域づくりと信頼される企業〜

■趣旨
地域や社会の問題を解決しようと活動している市民・NPOがいる。
そんなNPOと企業が一緒に地域のためにできることはないだろうか?

■プログラム
  ◇基調講演:「元気な地域づくりと信頼される企業」
    川北 秀人氏(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表)
   64年大阪生まれ。87年に京都大学卒業後、(株)リクルートに入社。
   国際採用・広報・営業支援などを担当し、91年に退職。その後国際青年交流NGO
   「オペレーション・ローリー・ジャパン」の代表や国会議員の政策担当秘書などを務め、
   94年にIIHOE成立。NPOや社会責任・貢献志向の企業のマネジメント、環境・社会
   コミュニケーションの推進を支援している。
  ◇パネルディスカッション
   ・パネリスト
      浅見 紀夫氏(株式会社一ノ蔵 名誉会長
      川村 志厚氏(経営デザイン研究所)
      紅邑 晶子氏(せんだい・みやぎNPOセンター常務理事・事務局長
   ・コーディネーター
      川北 秀人氏(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表)
  ◇プレゼンテーション:「CANPANが送るCSR総合サイト "CSRプラス"誕生!」
   ・プレゼンテーター
      町井 則雄 (日本財団 情報グループCANPANチームリーダー)
      *日本財団の公益情報サイトCanpanに、CSR情報が大集合!!
  ◇情報交換会
   講師を囲んで、参加者同士の交流と情報交換を行います。
■日時
  2006年11月16日 (木) 13:30〜16:30
■場所
  (仙台市市民活動サポートセンター 6階 セミナーホール)
  住所:〒980-0811
  仙台市青葉区一番町四丁目1-3
  電話番号:022-212-3010
■参加費
  無料
■定員
  60名 *先着順
■主催
  特定非営利活動法人 せんだい・みやぎNPOセンター
  サポート資源提供システム運営委員会
■共催
  日本財団