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【レポート】防災に関する都民シンポジウム「防災×外国人」(2018年11月13日開催) [2018年11月14日(Wed)]
2018年11月13日(火)に東京都主催で開催された「防災に関する都民シンポジウム「防災×外国人」」に参加しました。

インバウンドで外国人旅行客が急増していたり、労働力不足に対する方策として外国人材の積極的活用もよく話題になっていますが、災害大国日本においては、いつどこで起きてもおかしくない災害時の対応や備えについては、重要な課題として認識しないといけないということを、いまさらのように認識しました。

備忘録的になメモをアップします。


【レポート】防災に関する都民シンポジウム「防災×外国人」(2018年11月13日開催)
防災に関する都民シンポジウム「防災×外国人」

◆主催者挨拶
小池百合子氏(東京都知事)
・災害の多さが危機意識を刺激したのか、大勢の方にお集まりいただいた。
・今回のテーマは防災と外国人。
・東京都の外国人は54万人超。
・豊島区の小学生の50%は外国人。
・近年の災害は、従来の想定を超えている。
・東京都も防災事業の緊急総点検を行ない、9月に結果を発表した。
・日本語が分からない人たちに、どのように情報を届けるか?
・災害は忘れた頃にやってくるは古い。忘れる前にやってくる。

IMG_8966.jpg

◆ディスカッション
小池百合子氏(東京都知事)
高橋伸行氏(特定非営利活動法人多文化共生マネージャー全国協議会 理事)
森浩生氏(株式会社森ビル 取締役副社長執行役員)
にしゃんた(羽衣国際大学 教授、タレント)

◆テーマ1:災害がどんなものかを知ろう
●高橋氏
・日本に来た外国人の多くは、災害に対する免疫がないので、災害の多さに驚く。

●にしゃんた氏
・災害の種類の多さと回数の多さに驚く。
・スリランカでは、2200年ぶりに津波被害があった。
・これだけ滅多にないと、経験則や対策の知恵が伝承されない。
・外国人の中でも、防災意識の高い低い、防災訓練に参加するしないなどの差はある。
・京都在住なので、京都での防災対策はある程度わかるが、出張で東京に来ている時に地震があったら、どうしたら良いか分からない。

●高橋氏
・災害に関するストック情報とフロー情報。

●小池氏
・今後30年以内に直下型地震が発生する可能性は46%。
・非常用電源の確保。
・交通機関は麻痺する。
・帰宅困難者は約92万人と推計。
・帰宅困難者は無理して帰らないことも大切。
・「東京くらし防災・女性編」も発刊。
・「東京防災」の英語版や外国語対応アプリもある。

●高橋氏
・帰宅困難者向けの一時滞在施設もある。

●森氏
・帰宅困難者が話題になったのは東日本大震災。
・災害から逃げる街ではなく、
・外国人が日本に来る際に不安に感じることは、子どもの教育、医療、自然災害が怖い、以上の3点。
・森ビルでは、帰宅困難者の受け入れに必要な備蓄品の整備を進めてきた。
・東日本大震災の際は、六本木駅周辺に滞留していた帰宅困難者約200名を六本木ヒルズに受け入れた。
・六本木ヒルズには約10万食の非常食や飲み水などを備蓄している。

●高橋氏
・文化や宗教の違いに基づく対応課題も多い。

●森氏
・まだ無い。
・外国人対応をどこまで行うか?積極的に取り組むか?検討しながら対応しているところ。

●高橋氏
・中越沖地震以来、外国人の支援を行ってきた。
・地球の歩き方に、避難所の情報は載っていない。
・風水害について。

●小池氏
・都内には大小様々な河川がある。
・0メートル地帯では、250万人規模の人々が避難しなければならない。
・地下調整池の整備も少しずつ進んでいる。
・地震と異なり、風水害の場合、ある程度の予報ができる。
・区市町村のハザードマップも参照してほしい。
・西日本豪雨の真備町では、ハザードマップと実際の被害がかなり一致していた。

IMG_8967.jpg

◆テーマ2:災害に対して備えよう
●にしゃんた氏
・家族で防災対策をしている。
・家族分の避難グッズ(非常食、水など)もリュックに入れて用意してある。
・お風呂の水も抜かずに張っておく。
・水のいらない化粧落としも用意している。

●小池氏
・東京都の水害対策として、調整池や土管の整備や更新。
・タイムライン(時系列に基づく防災行動計画)を前もって立て、家族で共有する。
・マイタイムラインと家族のタイムライン。
・ガールスカウトのモットー「備えよ、常に」。
・風呂敷は万能(フロシキブル)で便利。いつも携帯している。(撥水生地だとなお良い)

●森氏
・森ビル施設の住民向けには、エマージェンシーキットを配布している。
・キットの防災バッグは、水を入れられるようになっている。
・水はとても重いので、キャリーカートとセットにしている。

●高橋氏
・寝袋とテントを複数常備している。
・寝袋は、中で着替えもできるので、プライバシー確保にも役立つ。

●小池氏
・自助、共助、公助。
・「東京都防災アプリ」は多言語対応している。
・災害時モードでは、現在地から近い避難所や一時滞在施設の案内などもできる。

●にしゃんた氏
・アプリはクイズなどもあって楽しめる。

●小池氏
・外国人への情報提供では、特別な配慮も必要。
・特に、同じ発音で意味が全く異なる言葉や難しい言葉を、やさしい日本語にする配慮など。
・ふつう→普通or不通。給水車→水を配る車。迂回→ちがう道を行く。

●森氏
・情報を外国人に届けるのは簡単なことでは無い。
・港区と連携し、防災情報のリアルタイム発信ができるようにしている。
・外国語は英語のみ。
・やさしい日本語を使い、翻訳アプリで多言語情報提供する訓練を、社員に対しても行なっている。

IMG_8968.jpg

◆テーマ3:災害が起きたらみんなで助け合おう
●小池氏
・外国人にも防災訓練に参加してもらう。
・AED、避難所の体験訓練など。
・1月16日(火)に、駒沢オリンピック公園で外国人のための防災訓練を実施予定。
・災害時に外国人のサポートを行う語学ボランティアや防災ボランティアへの登録もしてもらいたい。
・中東に滞在していた時に、大家さんが様々な対策(戦時下対応)を親切に教えてくれ、とても助かった経験がある。
・防災アプリのダウンロード→語学ボランティアへの登録→オリパラ都市ボランティア登録、とお願いしたい。

●森氏
・共助については、防災訓練にぜひ参加してもらいたい。
・自治体の情報を調べると、様々な防災訓練情報が出てくる。
・訓練に参加しておくと、いざという時に慌てないで済むようになる。
・加えて、コミュニティに参加していると、いざという時に気にしてもらえる、助けてもらえる存在として認識されるようになる。
・港区がみなと防災フェスタを開催。
・1600人の参加者のうち、200人以上が外国人。
・夏休みは外国人も帰国してしまうので、開催時期の検討も大切。

●高橋氏
・訓練は繰り返すことも大事。

●にしゃんた氏
・コミュニティに参加し、受け入れてもらうこと。
・外国人=助けてもらう側だけでなく、コミュニティの一員として助ける側にもなれる、という視点の切り替えも必要。
・外国人も積極的にコミュニティに参加していく。
・消防団には国籍条項があり、外国人は参加できないことが多い。

●高橋氏
・外国人が直面する壁は、言葉の壁、制度の壁、こころの壁。
・総務省が、災害時の外国人を総合的支援する情報コーディネーターという仕組みを開始。
・自治体国際化協会で、多言語情報に関する取り組みを行なっている。
・点の取り組みを結び、面にしていく取り組みが必要。
・多言語の対象に、アラビア語も追加してもらいたい。

◆テーマ3:参加者からの質問に答える
●災害発生時の安否確認について?
●高橋氏
・自宅にいることよりも、外にいることの方が多い。
・自宅近くの避難所のことは知っていても、職場近くの避難所は知らない人が多い。
・都立の施設では、無料でwifiも利用できるので、そこでLine等で連絡取ることもできる。
・帰宅困難な状況の場合は、とにかく無理して帰ろうとしないこと。

●にしゃんた氏
・家族との連絡については、アプリに登録している。

●森氏
・家族に関しては、一度連絡方法の確認をしたきり。
・会社では、安否確認訓練を年に3回行なっている。
・最初は回答できない人、しない人もいたが、99%くらいの実施率まで高まってきた。

●避難所で外国人と暮らす際の注意は?
●高橋氏
・文化の違いに気を配ることが必要。
・避難所の食料配給所に「ご自由に持って行ってください」と書いてあると、この受け止め方が日本人と外国人では全く異なる。
・目の前にある物が明日は手に入る保証は無いという世界で暮らしている外国人の場合、この張り紙を見たら全部持っていくのが当たり前。
・言葉が出来なくても、出来ることはたくさんある。
・言語の代わりに、ピクトグラムの活用も有効。

●にしゃんた氏
・配慮の仕方はどんどん細かくなってきている。
・あってはならない違いと、あっても困らない違いがある。
・外国人は外国人で、生きていくために友だちやコミュニティは作っていることが多い。
・一方で、外国人の孤独死なども増えているので、日本人からも積極的に関わりを作ってくれるとよい。
・外国人がみんな積極的なわけではなく、シャイな人、引きこもり気味な人も多い。
・外国人を一括りにするのではなく、一人一人の個性としてみることも必要。

●高橋氏
・外国人と一括りにするのではなく、日本語ができない人という受け止め方をする方がよい。

●森氏
・配る側が対応することで、秩序、モラルを守る方が良いだろう。

●外国人にも地域の防災活動に参加してもらうには?
●森氏
・日頃からのコミュニティづくりが基本。
・コミュニティができれば、外国人というのは個性の違いに過ぎなくなる。

●にしゃんた氏
・時間的な余裕が無い外国人が多い。
・外国人が住んでいる地区と避難所がある地区がちがう場合もある。
・コミュニケーションには金の法則(自分がして欲しいことを相手にもしてあげる)と銀の法則(自分がして欲しくないことを相手にもしない)がある。
・最近は、これに加えて、プラチナの法則(相手を見つけ、相手のして欲しいことを見つける)も必要。

●最後に一言
●にしゃんた氏
・様々な機会をつくり、数を重ねること。

●森氏
・日本に住んでいる人だけでなく、観光客に対してどうするか?も目の前の課題。
・ツールや技術はたくさんある。
・外国人の日本に対するイメージは、ポジティブなものが多いが、一方で、災害に対する怖いイメージは強い。

●高橋氏
・日頃からの顔の見える関係が大事。
・備えられるものは、日常から備えておくこと。

以上
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