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「国家の品格」藤原正彦著(新潮新書) [2006年03月20日(Mon)]
藤原正彦氏の「「国家の品格」がベストセラーになってますね。
もう読まれた方も多いのではないでしょうか。



実は、この藤原正彦氏、私の父の数学者仲間でもあり、古くからの友人でもあるんです。

藤原家と荻上家は家族ぐるみのお付き合いで、それこそ、私が赤ちゃんの頃、父がハワイ大学に勤務していた頃に一緒に撮った写真なんかも残っています。

<写真中央でレイを首にかけてるのがフジワラくん、その右の赤いアロハシャツが私、その右が私の父です笑顔


我が家では、父が「フジワラくん」「フジワラくん」と呼んでいるので、本屋で「国家の品格」が大量に積まれていて、その上に藤原正彦氏のポスターが貼ってあると、思わず「おっ!あのフジワラくんほんとによく売れてるなぁ」なんてつぶやたりしてます。

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

さて、今回の「書は元気の源」コーナーでは、この「国家の品格」を紹介したいと思います。

なんといっても、この本はタイトルは秀逸ですよね。
「国家の品格」
ですから。

そして、帯の紹介もまたど迫力です。

「すべての日本人に誇りと自信を与える画期的に本論!」

そして、紹介文は、

「日本は世界で唯一の『情緒と形の文明』である。国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、この誇るべき『国柄』を長らく忘れてきた。『論理』と『合理性』頼みの『改革』では、社会の荒廃を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、『国家の品格』を取り戻すことである。すべての日本人に誇りと自信を与える画期的提言。」

うーん、これまた刺激的ですよね。

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

それでは、この著作の中から、私のこころに残った言葉をご紹介したいと思います。

◆「第一章 近代的合理精神の限界」から

○私は、自分が正しいと確信していることについてのみ語るつもりですが、不幸にして私が確信していることは、日本や世界の人々が確信していることとしばしば異なっております。もちろん私ひとりだけが正しくて、他のすべての人々が間違っている。かように思っております。

なんとも潔い、あきれるばかりの宣言ですよね!

○「論理を徹底すれば問題が解決出来る」という考え方は誤りです。論理を徹底したことが、今日のさまざまな破綻を生んでしまったとも言えるのです。なぜなら『論理』それ自体に内在する問題があり、これは永久に乗り越えられないからです。

論理を売り物にするはずの数学者の言葉だけに重いものがありますね。

◆「第二章 『論理』だけでは世界が破綻する」から

○公立小学校で英語など教え始めたら、日本から国際人がいなくなります。英語というのは話すための手段に過ぎません。国際的に通用する人間になるには、まずは国語を徹底的に固めなければダメです。表現する手段よりも表現する内容を整える方がずっと重要なのです。英語はたどたどしくても、なまっていてもよい。内容がすべてなのです。

○会津藩に日新館という藩校がありました。その「什の掟」では「問答無用」「いけないことはいけない」と言っているこれが最も重要です。すべてを論理で説明しようとすることは出来ない。だからこそ、「ならぬことはならぬものです」と、価値観を押しつけたのです。

○「論理には出発点が必要」ということです。・・・出発点は論理的な帰結ではなく常に仮説なのです。そして、この仮説を選ぶのは論理ではなく、主にそれを選ぶ人の情緒なのです。

○長い論理は使えない。だから、現実において論理のリーチは極端に短い。ワンステップしかないような論理が幅を利かせている。なぜ小学校で英語を教えることになったのでしょうか。「小学校で英語を教える→英語がうまく話せるようになる→国際人になる」。たったツーステップです。凄くわかりやすい。だから国民は大喝采で支持する。ところが最初のステップが正しい確率は0.1以下です。アメリカ人でも国際人と呼べる人は十人に一人はいませんから。次のステップも0.1以下です。かけると0.01以下となり、信頼性のない論理となります。

◆「第三章 自由、平等、民主主義を疑う」から

○私は「自由という言葉は不要」と思っています。・・・人間にはそもそも自由がありません。それは当たり前のことです。生れ落ちた瞬間から人間に自由はない。あんなに厚い六法全書があり、法律が網の目のように張り巡らされています。法律の他にも道徳とか倫理というものまであります。さらにどんな組織にも規則があり、そこでは協調が強いられています。我々の行動や言論は全面的に規制されているのです。

うーん、これまた実に潔い。賛成・反対はともかくとして、オブラートに包まないのでわかりやすいですね。

○民主主義の根幹はもちろん国民主権です。主権在民です。・・・主権在民には大前提があります。それは「国民が成熟した判断をできる」ということです。

○戦後、連合国は第二次大戦を「民主主義対ファシズムの戦争」などと宣伝しましたが、それは単なる自己正当化であり、実際は民主主義国家対民主主義国家の戦争でした。どの国にも扇動する指導者がいて、熱狂する国民がいました。民主主義や主権在民は平和を保証するものではありません。民主国家で戦争起こす主役は、たいていは国民なのです。

○主権在民とは「世論がすべて」ということです。そして、国民の判断材料はほぼマスコミだけですから、事実上、世論とはマスコミです。言い方を変えると、日本やアメリカにおいては、マスコミが第一権力になっているということです。

○真のエリートには二つの条件があります。第一に、文学、哲学、歴史、芸術、科学といった、何の役にも立たないような教養をたっぷりとみにつけていること。・・・第二条件は、「いざ」となれば国家、国民のために喜んで命を捨てる気概があることです。

○差別に対して「平等」という対抗軸を無理矢理立て、力でねじ伏せようというのが、闘争好きな欧米人の流儀なのです。

○我が国では差別に対して対抗軸を立てるのではなく、惻隠をもって応じました。弱者・敗者・虐げられた者への思いやりです。

○結果の平等ではなく機会の平等だ、という論が流行していますが、噴飯物です。全大学生の親の中で、東大生の親の所得が最も多いことが証拠です。貧者の子弟は良質の教育を受ける経済力に欠けるため、東大入学の機会が少なくなります。すなわち、平等な競争が貧富の差という結果の不平等を生み、それが機会の不平等を生んでいるのです。平等が不平等を生むということです。

◆「第四章 『情緒』と『形』の国、日本」から

○論理とか合理を否定してはなりません。これはもちろん重要です。・・・論理の出発点を正しく選ぶために必要なもの、それが日本人の持つ美しい情緒や形である。

○まず「家族愛」です。それから「郷土愛」、それから「祖国愛」です。この三つがしっかり固まった後で、最後に「人類愛」です。順番を間違えてはいけません。家族愛の延長が郷土愛、それから二つの延長が祖国愛だからです。日本ではよく、最初に人類愛を教えようとしますが、そんなことがうまく行くはずがありません。「地球市民」なんて世界中に誰一人いない。そんなフィクションを教えるのは百害あって一利なしです。まずは家族愛をきちんと整える。それから郷土愛。それから祖国愛です。このうちどれかが欠けていたら、世界に出て行っても誰も信用してくれません。

○「愛国心」という言葉には、二種類の考えが流れ込んでいます。一つは「ナショナリズム」です。ナショナリズムとは、他国のことはどうでもいいから、自国の国益のみを追求するという、あさましい思想です。一方、祖国愛は「パトリオティズム」に近い。パトリオティズムというのは、自国の文化、伝統、情緒、自然、そういったものをこよなく愛することです。これは美しい情緒で、世界中の国民が絶対に持っているべきものです。

◆「第五章 『武士道精神』の復活を」から

○「卑怯を憎む心」をきちんと育てないといけないと思っています。法律のどこをみたって「卑怯なことはいけない」なんて書いてありません。だからこそ重要なのです。ある国の子供たちは、「万引きをしないのはそれが法律違反だから」と言います。こういうのを最低の国家の最低の子供たちと言います。「法律違反だから万引きしない」などと言う子供は、誰も見ていなければ万引きします。法律で罰せられませんから。大人になってから、法律に禁止されていないことなら何でもするようになる。

◆「第六章 なぜ『情緒と形』が大事なのか」から

○知識や技術は蓄積する。しかし、人間としての賢さとか情緒力は一代限りです。したがって、論理と合理のみに頼っている限りは、歴史的に証明されたごとく、戦争をやめることはできません。

◆「第七章 国家の品格」から

○天才を生む土壌には三つの共通点がある。第一は「美の存在」です。第二の条件は「跪く心」です。第三の条件は「精神性を尊ぶ風土」です。

○ラマヌジャンは「我々の百倍頭が良い」というタイプの天才ではありません。「なぜそんなことを思いつくのか見当もつかない」
というタイプの天才なのです。アインシュタインの特殊相対性理論は、アインシュタインがいなくても二年以内に誰かが発見しただろうと言われています。数学や自然科学の発見の殆どすべてには、ある種の必然性が感じられます。ところがラマヌジャンの公式群は、圧倒的に美しいのに、必然性がまるで分からないのです。

○品格ある国家の指標は、一番目に独立不羈です。二番目は高い道徳です。第三は美しい田園です。第四は学問、文化、芸術などで天才が輩出していることです。

○日本人一人一人は美しい情緒と形を身につけ、品格ある国家を保つことは、日本人として生まれた真の意味であり、人類への責務と思うのです。

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

私なりにこれは!と思うところをピックアップしてみましたが、いかがでしたでしょうか?
まだ読んでない方で読んでみようかな?と思ったからはぜひどうぞ!
(フジワラくんから販促を頼まれているわけではありません)
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健康的なウォーキングができます。ジョギングでMBTでジョギングすると、砂の上を裸足で走るときのように様々な部位の筋肉が動きます。それは足だけでなく全身の筋肉も良い状態にし
Posted by: mac cosmetics outlet  at 2011年08月31日(Wed) 16:44

MBTが役立つ4つのシーンがある。日常生活でMBTを履いて立つだけで全身の筋肉を良い状態にしてくれます。膝、腰、背中に不安のある方、姿勢に問題を感じている方、足のむくみが気

になる方にもおすすめです。ウォーキングでMBTでウォーキングすることにより脚、臀部、腹部の筋肉を適切に動かすことができます。特にスネの前方の筋肉が強化され、つまずきにくい

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てくれます。スポーツでMBTを履いてスポーツをするとバランス良く筋肉を鍛えることができ、特に敏捷性の向上と体幹の安定化に効果的です。オリンピック選手からも採用されていて、

良い効果が得られたという報告も数多く上がっています。
Posted by: mbtシューズ  at 2011年05月19日(Thu) 18:07

そうですね。文章が面白いですね。この中からいろいろ知識を分かりました。
Posted by: mbtシューズ  at 2011年05月19日(Thu) 18:03

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Posted by: 五便宝  at 2011年04月12日(Tue) 15:44

日本人として生まれた真の意味であり、人類への責務と思うのです。
Posted by: 書評  at 2010年10月26日(Tue) 12:38

縁さん

お久しぶりです!

オフの世界ではなにかとご縁が多い今日この頃ですが、オンの世界ではすっかりご無沙汰してしまいすいません。

さて、「フジワラくん」を囲む会ですが、最近はおやじ同士は忙しくてあまり会っていないようですが、奥様同士はちょくちょく会っているようです。

おばさまパワーを利用させてもらうと実現も不可能じゃないかもしれませんね。

ちょっと画策してみます!まる
Posted by: 返)おぎちゃん→縁(えにし)な生活さん  at 2006年03月22日(Wed) 20:08

フ、フジワラ君ですかーーー
うらやましいです。

フジワラ君を囲む会をゼヒ開催してください。
それまでに全部読んで行きます。

(いま途中です)
Posted by: 縁(えにし)な生活  at 2006年03月22日(Wed) 12:52