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〜だっぴイベントの広がり〜[2012年08月19日(Sun)]
かいわれの会から派生した”だっぴイベント”
初めて開催したのは、2008年でした。

当時、かいわれの会に参加してくれていたおもしろメンバーで、
「自分達が“だっぴ”してきた瞬間を蓋がカタカタ鳴っている若者と共有しよう。」
「それによって、カタカタ若者の蓋を開けるキッカケになるようなイベントにしよう。」

そう言って始めたイベントでした。

とは言っても、皆と話していたのは、自分達にあの瞬間!と言うような、だっぴした瞬間が明確にあったわけではなく、色んなことを考え、動き、知り合って来た中で今があることを伝えたいね。と話していました。

そんな、初期の実行委員メンバーは、今や岡山の未来を作るキーマンとして、様々なフィールド、立場で多くの人に影響を与えています(今や、当時のメンバーが一度に集まることは、かなり力の入った調整をしないと難しいだろうと思います)

それでも、そんなメンバーで行っていると、どうしてもイベントの内容が濃いものになり過ぎていき、特別な人たちの特別なイベントになっていく節がありました。例えば、岡山の未来をワールドカフェ形式で語り合ったりとか・・・。

それ自体はとてもワクワクしたし、楽しかったけど、蓋がカタカタなっている若者が気軽に参加するには、ハードルが上がって行っていました。

それで、この流れではダメだなと思い、当時の夢のようなメンバーでの実行委員は一度解散し、学生を主体とした実行委員を募集して行うことにしました。

と言っても、そんな学生がすぐに集まるかは全く分からなかったので、ただ、だっぴを作るという経験を自分のものとして楽しみ、真剣に取り組む学生との出会いを待っていました。

すると、そういう時は、そういう出会いがあるものなのか、雑誌オセラに代表の私の記事が掲載され、その記事を読んだ学生から携帯に連絡が。

聞くと、岡山に帰って何か面白いことをしたい。自分のやりたいことや軸を作る時間を持ちたいと、真剣なまなざしで話してくれました。

そこで、だっぴのことを話し、本気で実行委員長として関わる気があるならやってみる?と話をして、始めたのが今の“だっぴ50×50”

そこから、何人か気になっていた学生に声をかけて、本当に学生中心の実行委員が形成されました。

とは言っても、当時は、出来かけの何とも“うぶ”で危うい感じもありました。私自身も、10歳以上若い学生さんたちにどのように関わり、やる気になってもらい、主体性を発揮してもらえばいいか。いつも、迷い、思考を回していたことを覚えています。

なんで、打ち合わせの返事がないのかとか、打ち合わせが始まっても全然議論が進まなかったり、自分がしゃべると決まってしまう空気をに葛藤したり、それでも皆に成長して欲しくて、毎回打ち合わせに行く・・・。

そんなこんなで自分なりにも色々と試行錯誤をしていたわけですがその間に、フェードアウトしていった若者もいるし、逆に自分のイベントとして本気で関わってくれるようになった人たちもいます。そして、そのメンバー全員と今のだっぴを作ってきました。

メンバーと話していて、あの時にあの言葉をかけてもらって、今があるとか、だっぴに関わって、今の広がりがあるとか、言ってもらえると、本当に嬉しく、気持ちが満たされます。

今でこそ、だっぴ実行委員は自然にメンバーが増えるようになってきました。ミーティングも含め、イベントの準備一つ一つが、それぞれの価値観を広げる成長の場になっていて、メンバー同士がお互いを信頼し合っています。

一方で、行政からノウハウを提供して欲しいという話を受けたり、イベント自体への社会からの期待も広がっています。

そして、私の立場でやるべきことは、このイベントの影響力をどこまで考えるかということだろうとも思っています。

例えば、岡山の年に一度の定着イベントにするか、複数回の定着イベントにするか、それとも他の地域に広げていくか、など。

今は、実行委員会をNPO法人化することも考えたりもしますが、これという形でまだ納得できていないのが正直なところだったりもします。

ただ、広がりとしては見られていて、来月には倉敷で初めてのだっぴイベントが開催されます。

これは、岡山県の県民文化祭より声かけを受けて行うものですが、そこにはまた新しい人たち(地域の大人と学生)による実行委員組織を作りました。組織としては、まだ未熟ですが、とりあえずは一回目をきちんと成功させ、来年の継続に繋げられたらと思っています。

そんな形で今に至る“だっぴ”ですが、私は、だっぴイベントを、地域の人材バンクにしたいと思っています。
だっぴに参加した学生や若者たちは、地域の魅力的な大人や活動に出会い、共感し、信頼関係を築いていく。そして、地域が豊かになっていく。
そんなイベントに成長させ、定着させたい。

だからこそ、実行委員会では、学生のためにコーチング的な関わりをし、ファシリテーションスキルと共に司会を任せ、必要なスキルから大切な気持ちまで伝えるようにしています。

ただ、本当に大切なことは、かいわれの会として私が関わるからそういう場が出来ることではなく、そこに新しい仕組みと仲間達が作られていくことだと思っています。

だっぴイベントは、誰か特定の人のためのイベントではなく、関わる人全ての人が作っていく、自己成長の場なんです。

岡山のだっぴ50×50は、夢のようなメンバーに恵まれて、それが実現しようとしています。

そして倉敷は、産声をあげようとしています。

新しいことを始め、育てることは大変だけど、楽しい。

だけど、自己成長する仕組みを作ることは、もっと難しく、そしてずっと楽しく意味もある。

まだまだ力が足りず、多くの人に助けられての形ですが、自分なり、かいわれの会なりの地域への関わりとして力を注げたらと思っています。

【だっぴFBページ】http://www.facebook.com/dappi50
【だっぴ倉敷HP】http://kura-dappi.jimdo.com/

2012年8月19日 かいわれ代表(柏原拓史)
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