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尖閣専従体制の完成披露式 石垣で開かれる [2016年04月28日(Thu)]

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尖閣専従体制で披露式
桟橋、船艇基地も完成
平和、安全の海守る


 尖閣諸島周辺の領海警備にあたる海上保安庁の「尖閣領海警備専従体制」が整い、沖縄県石垣市で4月16日、完成披露式が行わた。(小林利光記者、写真は米田堅持撮影)

 尖閣専従体制は、平成24年度から新型巡視船(PL)の建造が始まり、今年2月24日に就役した「あぐに」「いぜな」で10隻がそろい、石垣保安部に配属された。
複数クルー制の運用で12隻相当の働きをする。これに、改修工事を終え那覇保安部に配属されたヘリコプター搭載型巡視船(PLH)2隻と合わせ14隻相当となる。
 
 石垣保安部には専従巡視船乗組員など約500人が増員され、平成28年度の定員は689人と全国で最大規模の保安部となった。
 
 また石垣港には専用桟橋(浜崎桟橋)が今年3月末に完成した。
 
 さらに桟橋近くに船艇基地が3月末に完成。また、国家公務員宿舎の改修と新造で市内2カ所に職員宿舎を確保。3カ所目の建造も進めている。
            ◇   ◇
 披露式当日は、晴天に恵まれ、完成したばかりの専用桟橋には「あぐに」「いぜな」など4隻が横付けされた。式は船艇基地で行われ、専従船の乗組員や石垣市、竹富町、与那国町の議員ら約200人が出席した。

 まず、宮崎一巳・石垣保安部長が熊本・大分地震の被災者に哀悼の言葉を述べた後に、「専従体制は官民連携のもと、わが国が世界に誇る造船、建設、港湾技術に支えられて完成した。特に専用桟橋は、地元関係者の尽力で最適の位置に建設できた。全国各地から集った海上保安官の精鋭たちによって、領海警備の使命を完遂していく所存です」と式辞した。

 続いて上原淳・本庁政務課長が、佐藤雄二長官のあいさつを代読。「全国最大規模の基地が完成した。今後、領海警備に万全を期すとともに、海上犯罪の取り締まりや海の安全など地域の期待にしっかりとこたえ、海上保安庁が一丸となって、平和で安全な海を守っていくことを誓う」と述べた。
 
 また、来賓を代表し中山義隆・石垣市長が「専従体制が整い、大変心強い。海の安全が強化されることは、石垣市民のみならず、わが国全体の安全安心につながるものと期待したい」と語った。
 
 最後に、専従巡視船の船長と業務監理官に花束贈呈が行われ、鈴木浩久・第五クルー船長が「我々は365日24時間、領海を守りぬく決意で満ちあふれている。21世紀の防人(さきもり)としての使命を全うすることを約束する」と力強く語った。

 式後、来賓と大根潔・十一管本部長らが、専用桟橋のテープカットをし、桟橋の渡り初めを行った。
 専従体制の完成で、他管区から尖閣警備への応援は軽減され、より地元に密着した活動にあたれるようになる。