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海上保安学校入学式 過去2番目に多い290人 [2015年10月30日(Fri)]

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 海上保安学校(京都府舞鶴市)で10月9日、船舶運航システム課程第48期290人(うち女性26人)の入学式が行われた。花角(はなずみ)英世・海上保安庁次長や多々見(たたみ)良三・舞鶴市長ら来賓が参列した。

 新入生のコース別内訳は、航海コース167人、機関コース106人、主計コース17人。海保校の入学者は、尖閣諸島周辺海域の警備強化のため、平成26年春入学(249人)、同秋(346人)、27年春(273人)と大量採用が続いている。今秋は昨年秋に次いで過去2番目に多い。
 
 入学式に先立ち、花角次長を教職員と学生総員で出迎えた後、校旗旗手護衛を先頭に学生隊役員、各分隊が分列行進を披露した。
 
 入学式には、在校生や新入生の家族らも参列し、講堂は約900人の出席者でぎっしりとうまった。式では山本得雄学校長からコースごとに学生任命が行われ、名前を呼ばれた学生は「はい!」と大きな声と共に起立した。
 
 山本学校長から「一つ一つの授業、訓練をおろそかにすることなく、自ら学び自ら鍛えるという気持ちを持って、勉学、体力の練成に励んで下さい」と式辞があった。
 続いて、花角次長が「任務を適切にこなせるよう、高い知識や技術、そして強い心を持った海上保安官となることを切に希望します。そのために、本校での教育訓練に一意専心、励んでいただきたい」と訓示した。

入学名簿カットP.JPG

 新入生を代表して航海コースの石塚洸希(こうき)学生が「国民の負託に応えられる海上保安官になることを固く誓います」と力強く宣誓した。
 新入生は1年間、同校で勉学、訓練に励み、来年9月に現場に配属される。  (海保校)

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