商議員introduction企画
〜協会との関わりNo2★茅根創先生★〜
[2017年02月28日(Tue)]
商議員は、皆さん過去に当会の事業で中心的な役割を果たしてくださっていた方、これから事業でご指導いただきたい方など、専門知識を有された学識経験者ばかりです。 そこで、この度協会を支えてくださっている素晴らしい先生方を多くの方に知っていただくために、ご本人に掲載の許可をいただけた先生を順番にご紹介いたします。
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ご紹介するのは、茅根 創(かやね はじめ)先生です。
先生は、水惑星プロジェクトに関わられたことをきっかけに、1998年から13年間にわたり本会の評議員として日本科学協会を支えてくださいました。
Q:協会と関わるきっかけを教えてください
A:故濱田隆士委員長の水惑星プロジェクトに関わり、その後評議員になったこと、指導学生の何名かが笹川科学研究助成で研究を支援してもらいました
Q:協会での事業でのエピソードなど教えてください。
A:水惑星プロジェクトで、サンゴの幼生の分散、定着についての研究を行うことができました
※「水惑星プロジェクト」は、1998年〜2000年度まで日本財団の助成を受けて実施された事業です。海への依存度が高いわが国は、その実情を理解し深刻な事態が予想される全地球的な環境問題の解決への寄与を目指すことが重要であると考え、複雑系研究の新しい視点である超領域科学のセンスを取り入れた海洋科学の立場から、水惑星(地球)の実態を明らかにするため、物理、科学、生物及び複合関連システムに分け16研究テーマについて各々領域の専門学者の調査・研究により生活科学・生活文化のレベルで理解できるように「海洋科学から見る水惑星の多角的視点にたつ基礎研究」調査報告書をまとめました。
(研究報告書:https://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2000/00824/contents/061.htm)
茅根先生(南鳥島における調査の様子です)
★ご協力ありがとうございました★
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茅根先生プロフィール
所属・役職:東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻・教授
専門分野:サンゴ礁、自然地球学、地球システム学
所属する団体(学会・委員会): 日本サンゴ礁学会,国際サンゴ礁学会
主な著作:サンゴ礁学(編著)東海大学出版(2011)
日本の海岸(編著)朝倉書店(2013)
Coral Reef Science(編著)Springer(2016)