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日本科学協会が"今"やっていること

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若者が科学に興味をもってもらうにはどうしたらいいのか?!〜御茶の水美術専門学校からの提案 [2019年02月01日(Fri)]
皆さんこんにちは!国際交流チームの阿羅です。

先週25日(金曜日)に御茶の水美術専門学校の1年生の方々が「若者が科学に興味をもってもらうにはどうしたらよいか」をテーマに6つのチームに分けて、プレゼン形式で発表会を開催してくださいました。

私が想像するプレゼンを大きく越え、まるで舞台を見ているようで、皆さん相当時間をかけて準備してくださったんだろう事がじんじん伝わってきました。私は普段日本と中国の若者交流に興味を持ってもらうにはどうしたらいいか、悩むことが多いのですが、19歳、18歳の若者目線で考えられた「科学に興味を持ってもらえる」ために考えられたプレゼンはヒントの宝庫で、1時間半があっという間に過ぎて行きました。

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全部で6つのチームが素敵で楽しいプレゼンを行ってくださいました。私の下手な説明で恐縮ですが、6チームのプレゼン概要をお伝えします!すみません、私の説明は実際のプレゼン内容の魅力を1億分の1にしていると思ってください。

「Re.play~もう一度、逢うために〜」
スマホアプリを通して、ゲーム感覚で健康に関する知識を学ぶというもので、更にそれをyoutubeで実況中継することでより若者に見てもらえるメリットを紹介してくださいました。ゲームの設定が大好きな彼女が死んでしまって、その白骨化した死体を掘り起こして、臓器を一つ一つ探す設定が斬新でした!

「beau」
若者はファッションに興味があり、人は物語に引かれるという事に注目し、ファッションに科学を融合する方法で科学の魅力を発信していく方法を細かく紹介してくださいました。具体的には、学生さんが洋服をデザインし、そのデザイン一つ一つには科学と関連するコンセプトがあり、科学情報に関しては店員さんからの説明に加え、洋服のタグについているQRコードをスキャンしても見ることができるというものでした。

「EARTH LAB」
他人事を自分事にすると人は興味を持つということ、そして科学から若者の世界に近づくことをコンセプトに、若者が集まる観光地等に、今注目されているビジエ料理が楽しめる移動車を置き、100%循環型社会を身近に感じてもらう取り組み方法を紹介してくださいました。

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「百鬼夜行―ONLINE−」
“科学”と聞くだけで拒絶反応を起こす若者も多いことに注目し、違った切り口から気づいたら科学に興味を持ってるようになってもらう事をコンセプトに、妖怪を倒していくスマホゲームアプリの活用方法をプレゼンしてもらいました。どの妖怪も私にはとても思いつかないネーミングで、可愛くて不思議な妖怪っぽい名前なのに、科学っぽさもある名前を思いつくネーミングセンスがすごいと思いました。

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「科学を学ばせるなら今のうち あそまな」
 幼い頃子供の遊びの中に、科学を取り入れることで、気づかないうちに科学に慣れ親しんでいる環境を提供しよう!をコンセプトに保育士さんと科学のコラボ方法を紹介してくださいました。保育士さんの負担を減らしつつ、子供への教育熱を高めるきっかけにもなることも力説してくださりました。

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「エモーティブ・コミュニケーション」
 このグループの発表が私にとってとても印象的でした。というのは、提案していただいた方法が日中交流でもとても使えそうだったからです。見た目にとらわれずに、中身を知るために箱をかぶって、名前もニックネームを使って交流すると言うもので、また多様性を認め合うため、コミュニケーションをしている中で、相手の話をほめることに重点を置くようにしようという提案でした。ちょっと感激しまして、肝心などうやって若者に科学への興味を持ってもらうのかの提案については、耳に入らず申し訳なかったのですが、とてもためになる事を教えていただきました。

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どのグループのアイディアもさることながら、事前に若者と科学に関する調査やデータ集めも大切にしている事がよく分かり、美術の世界と情報の世界もすごく繋がりが深いことも実感しました。アートな世界に生きる10代の子達から提案していただいた「若者が科学に興味をもってもらうにはどうしたらよいか」は新しい発見がたくさんあり、自分の担当している事業もまだまだ工夫できるところがあると背中を押してもらった気分でした。

私の文字力では全くと言っていいほど各グループの魅力は伝えられません。間近で申し訳ないのですが、今回のプレゼン内容を展示形式で明日2月1日誰でも見学することができるそうです!興味のある方は、ぜひぜひ!(詳細は下記のとおり)


日時 2月1日(金) 12:00〜20:00 ※出入り自由です
場所 御茶の水美術専門学校 
   https://senmon.ochabi.ac.jp/access/
(御茶ノ水駅より 徒歩3分)
Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 11:33 | その他 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(18)