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中国の大学生から届いた訪日感想(その4) [2008年02月25日(Mon)]
中国の大学生から届いた訪日感想文(その4)


 今回は、3人の学生が日本語で書いた感想文を紹介します。
 日本訪問が初めての人、2度目の人と、訪日経験はそれぞれ違いますが、どの人にとっても、今回の訪日が、自ら感じることによって日本を知る旅であり、自ら交わることによって心と 心を繋ぐ旅であり、自ら果たすべき役割を深く考えさせられる旅であり、忘れ難い思い出であるという点では同じだったようです。

 今春から立教大学に留学予定の南京大学の初さんは、3月の再来日を前に“もっと日本を理解し、中国のことをもっと日本の友人に紹介したい。日本で見た事を中国にいる日本に行けない友達に紹介し、もっと日本を分かってもらいたい。中日交流の架け橋になるようもっともっと頑張りたい”と熱く語っています。また、長春師範学院の王さんは、研究の傍ら日本語教師として教鞭を取りながら学生たちに“日本”を伝えたいと話してくれました。
 原文に手を加えず、そのまま掲載しました。


「川流会」誕生の場となった討論会(沖縄)



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南京大学 日本語学科4年 初延安



二回目で感じた日本


 私は日本知識クイズ大会の優勝者の一人として、日本科学協会と日本財団の招きによって、2008年1月24日から31日まで、日本の東京、沖縄、神戸、大阪、京都を訪問しました。先ずは、最初から最後までずっとお伴ないになってくださった日本科学協会の担当者の方、そして、お目にかかった日本科学協会と日本財団の皆様方にあつい感謝の意を申し上げます。日本での8日間は本当にお世話になりました。私にとって、日本に行くのは二回目ですけれども、皆様のおかげで、新しいことを感じまして、私の人生にとっては貴重な体験になりました。ありがとうございました。
 26人の団体で、最初のよく知らない人達から最後に未練があって、涙まで出てきました。本当に26人が本当に良い思い出を作りました。二回目ですから、日本を訪問する事はただの観光だけではなくて、日本をもっと感じたいという気持ちで今回の訪日が始まりました。

 先ずは、スケジュールから見ると、毎日何時から何時まで何の活動があるとかはっきり書いてあります。バスの運転手さんの携帯電話番号まではっきり書いてあります。神戸で晩御飯を食べるレストランに、喫煙コーナーがありました。大きなレストランの中で、みんながそのガラスハウスの中でタバコを吸って、レストランの中では空気がきれいに感じられます。電車の場合は、女性専用車、席がないところ、ラッシュアワーのときできるだけ多い人が電車に乗れるように席が立つことができるとか、乗客のために細かい所まで配慮してくれました。これはすばらしい事と思っています。日本ではどこでも細かい所まで配慮します。この8日間で出会った日本の友人達もよく細かい所まで考えてくれまして、感心しました。日本での8日間はよくそういうことが感じる事ができます。

 日本財団を訪問する時、笹川会長が「皆さんが『親日派』ではなくて、『知日派』になってほしい」ということをおっしゃいました。その話を思いながら、この8日間を利用して、日本をもっと知りたいと考えました。その後、日本の大学生と一日間の交流をしました。その間、一所懸命彼らと交流して、彼らは今何を考えるとか、何に興味を持っていますかとか、今の中日関係についてどう思いますかとか、色々話をして、若者同士のコミュニケーションができました。両国間の若者が意見を交換して、今の相手の国の状況を良く分かってきました。これは教科書や本では絶対学べない内容でした。また若者同士の話が出来て、国境を越えて、違い国の人ではなくて、ただ同じに若者同士の交流をするという感じをしました。コミュニケーションをするうちに、共通な事が発見して、交流を深く進めるようになって仲良くなってきます。それは交流の大切さではないでしょうか?

 沖縄で「ひめゆり平和祈念館」に訪ねに行って、お婆さんの話を聞いて、南京大虐殺記念館の事を思い出しました。戦争はどの国にとっても、国民に対する傷害は一番大きいともっと痛感しました。今の平和の社会の中で生きているわれわれ若者たちがその歴史を忘れてはいけないと思っています。その歴史を分かるようになるのは、誰かを憎むことではなくて、その歴史を覚えて、今の平和の状況をもっと大事にして、戦争が起こらず、国と国の間の友好交流に対する、少しでも力を尽くしてもらいたいためのだと私は思っています。

 ですから、これから私は日本に留学しに行きますから、日本にいるうちに、もっと日本を理解して、そして、中国のことをもっと日本の友人に紹介して、本当に「理解から信頼へ」を実践したいと思います。そして、日本で見た事を出来るだけ中国にいる日本に行けない友達に紹介して、彼らももっと日本を分かってもらいたいと思っています。日本語学習者として、自分の責任をちゃんと担って、中日交流の架け橋になるようにもっともっと頑張りたいと思っています。
これは二回目の訪日の感想ということになりまして、最後に日本科学協会と日本財団皆様方、また、一緒に付き合ってくれた4人の記者方、一緒に行動する26人の「川流会」のメンバーたちに改めて感謝の意を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。


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長春師範学院 日本語学科 4年 金梅花



代えがたい友達、思い出


 初めての日本旅行…私にとっては何よりも意味がある勉強になった。
 日本という国は私が夢にも行きたかった国であった。私がいつも憧れていた国であった。
日本に行って先進国の発達を見た。日本に行って古国の歴史を見た。日本に行って文明国の文化を見た。そして、なんにも代えられない思い出を作った。

 日本語を専攻している私達にとっては日本という国は親しみがある国だった。そんな日本で日本人と交流するのは何よりも幸せなことであった。東京大学の見学、日本の大学生たちとの交流会、日本の歴史遺跡の見学、日本文化の体験、みんな忘れない記憶になった。一番印象的なことは沖縄での討論会だった。海に囲まれて波の音と伴って、笹川杯に対しての自分の感じや意見、そして、今回の日本旅に対しての印象や感じを組に分かれて話合った。話し合ううちにみんな心からもっと近くなり、もっともっと仲良くなった。そして、最後は「川流会」という同窓会を作った。川は笹川の川、流は交流の流、私たちが主人公である一つの組織である。短い時間だったけれども私たちの心はもう一つになってしまった。何よりも深い友情で繋がっていた。私もその「川流会」の一人になってとても嬉しかった。時間はもう遅くて真っ暗になったが私達の心は夜空の星達のように輝いていた。

 一週間の日本旅が終わった。空港に向かうバスの中で私はこんな感じがした。日本はさすが先進国だなあ。街のあちこちにその痕跡がある。市民たちの素質からもそれが見られる。そして、この文明を勉強してわが国の文明建設に使ってわが国を世界の文明国に作り立つ人は私たちに違いないだろう。今回の旅を経験にしてもっと一生懸命に勉強しなければならないという感じがした。
 そして、こんな珍しいチャンスを与えてくれた日本財団と日本科学協会の皆様に感謝の気持ちがした。それに、一週間私達の世話をしてくれた日本科学協会の担当者の方々、藤剣峰記者、付頴記者、張華記者、賈秋雅記者に感謝の気持ちがした。また、私達を連れて行った張鳳傑先生、劉艶先生、朱星和先生、宋頴先生、王越先生にも感謝の気持ちがした。一番感謝したかった人はこのようにすばらしい体験をするように、この世に誕生させてくれ、育ててくれた私の両親であった。

 私の初めての日本旅行は私の生涯で一番すばらしい旅行であった。毎日、毎瞬間はいつまでも忘れない最高の瞬間であった。どんな物とも代えられない大切な友達と人々、また、思い出を作った。これから続いていく人生の中、苦しい時や悲しい時に、この思い出を浮かべながら元気を出して笑顔を失わないそんな梅花になりたいと思う。遠くない未来、我々の「川流会」が世界のどの組より繁昌でしっかりした友情で輝く第一の組になるに違いないと私は信じている。私もその組のメンバーとして誇りになると思う。みんな成功して再会するその日を祈りながら…


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長春師範学院 大学院 王越



永遠の思い出


 幸運なことに日本科学協会及び日本財団に招請されたので、二〇〇八年一月二十四日から二〇〇八年一月三十一日まで日本を訪問しました。その間に見た人、物及び感じたことで忘れた記憶はありません。
 厳冬期に日本に来ましたが、日本人の方の熱い友情から春のような暖かさをしみじみと感じました。そのように感じたことは枚挙にいとまがありません。

 私が就職できたことを知った梶原義明常務理事は、何度も励ましてくれました。宮内さんがいつも親切に当地の風俗の情報を紹介してくれたり、記念写真を撮ってくれたりし、みんなの世話を熱心にしたことは、感動させずにはおきません。困ったとき、中日文化に精通した顧先生は、いつも思いやりのある方法でヒントを与えてくれました。試験中でも応援してくれた日本人の大学生たちは、特にありがたいと思います。日本人と交流したいけど日本語がよく使えない私に話してくれたり、聞いてくれたりしました。また、至る所で回転寿司のお店を聞いてくれたり、私の食べたことがない人形焼きを買ってくれたりした日本人の大学生の星谷さん、伊関さん、有坂さんの親切さは今でも忘れられません。つまり、私たちに対する優しさは表面だけにあふれるわけではない、心からの熱い感情です。それらのような感動は、春の小雨のように常に私の中日友好の心を潤わせています。
 このように直接対面して交流することが、中日の理解を促進する効果的な方法に違いありません。一九八九年から今まで、日本財団はずっとその事業に携わっています。中日友好に尽くす笹川陽平会長の精神に感服させられる同時に、「日本語専攻としての私が、なにをするべきか」と考えざるをえないです。
  


                       
教育・研究図書有効活用プロジェクト室
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Tracked on 2013年11月12日(Tue) 12:20
コメント
ブログみました^^またちょくちょくみにきちゃったりしちゃいます(笑)
更新楽しみにしてますね。
よかったらブログしてるので機会があれば遊びにきてください^^
Posted by:takahasi  at 2009年09月16日(Wed) 11:03
初めまして、私は上海外国語大学の一年生で、王磊と申します。よろしくお願いします。近頃、ずっと日本科学協会から頂いた本をご拝読しています。今日は偶然にインタネットで会いました。本当にうれしいです。もうすぐうちの大学の文化祭ですから、いろいろな活動があります。わたしはスピーチコンテストに参加して、これからの日中交流ー私の提言というスピーチを用意しています。貴社からの本を読んで、いい勉強になりました。これからも、中日友好のために頑張ります。
Posted by:王磊  at 2008年03月21日(Fri) 22:29