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B2-1 本気の多文化共生! [2007年12月23日(日)]

[→プログラム概要]

B2-1
本気の多文化共生!
ボランティアコーディネーション、そのツボを外すな。

 在住外国人支援を行う団体はもちろん各地域の国際交流協会等でもボランティアはなくてはならない存在です。団体で外国語能力等の必要性からボランティア登録制度を運営するところも多いですが、要請されたボランティアを単に送り込むだけでは多文化共生の地域づくりにはつながりません。とはいえ、ボランティアの人々の自発性を促し事業を作るのは容易ではありません。
 この分科会ではボランティアを巻き込んで自発的な活動を生みだした事例を紹介し、参加者が自分の関わる事業をよりよいものにするために明日から実践できる具体策を持ち帰ってもらうことを目指します。

●対 象:多文化共生・在住外国人支援を行う団体のボランティア担当など

●定 員:10人

●事例発表者1:木村 恵子(和歌山県国際交流協会 総務広報課長)

 JETプログラムで来日した青年との交流から国際交流活動に関心を持ち、(財)和歌山県国際交流協会の設立時からのプロパー職員として働いています。最初にボランティアを担当したのは高校生国際交流ボランティアでした。彼らとともに青少年を対象にした国際交流事業を企画、運営する中で「ボランティア活動の楽しさを感じてもらうためにはどうすればいいのか」ということを考えている私をサポートしてくれたのは、国際交流・協力の実践者たち、そして在住外国人の方々でした。人と人とが繋がることで大きなエネルギーになることを実感した瞬間でした。現在、和歌山県国際交流センターボランティアを担当しています。ボランティアを自発的な活動へと促すためにスタッフ同士の話し合いはつきませんが、一人でも多くのボランティアを繋ぐための活動を続けていきたいと思います。

●事例発表者2:時 光(和歌山県国際交流協会 国際交流コーディネーター)

 中国遼寧省出身。高校卒業後私費留学生として来日。和歌山大学で留学していた時に、留学生をサポートしている地域のボランティア団体に出会えました。そのボランティア団体から温かい支援を受けながら自分も活動に参加し、いろんな国の人々の笑顔と感動に出会えるすばらしさを体験しました。それがきっかけとなって、今の仕事に就いたわけです。しかし、国際交流の現場が留学生時代の私の想像よりもずっと厳しいものだと日々感じています。ボランティアから「時さんは日本人の考えがわからないから、日本人と一緒に担当したほうがいいじゃないの」という厳しい意見を言われたぐらい、なかなかうまくいかなったです。それでも粘って、一緒に活動しているうち、ボランティアとの関係もつくれるようになって、外国人スタッフとしての視点も認められるようになりました。やっかいな!と思っていたボランティアのことは、今ありがたいな!と思えるようになりました。気がつけば、いつも職場の先輩や、ボランティアに支えられている自分がいます。これからもボランティアと手をつないで、共に歩んでいきたいと思います。

■担当者からのメッセージ

 「国際交流」なら参加したいという人たちも「多文化共生」というと躊躇。関わる人の裾野は狭くなりがち。より幅広いボランティアの参加と、積極的な関わりがあれば、「多文化共生」の社会づくりはもっと進みやすいのに、と思いませんか。
 この分科会では自らプロジェクトを立ち上げ、遂行させていくうちにボランティア自身の意識が変化し、積極的なアクターが増えたという和歌山県国際交流協会の取り組みの事例を題材に、主に次の4つの観点から考えてみようと思います。
 ・どのようなサポート、体制が必要か、
 ・どんな関係者を巻き込んだらよいか、
 ・ボランティア対象にどのような研修を実施したらよいか、
 ・関係者間とのコミュニケーションの取り方はどうすれば。
 この分科会参加者にはそれぞれが今取り組んでいる、あるいはこれから取り組みたいプロジェクトを持ち寄って、多文化共生ならではのコーディネーションを一緒に学び合いましょう。

奈良 雅美(大阪ボランティア協会)
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