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阿蘇小規模崩壊地復元プロジェクト【ススキ種子の精選作業】 [2018年01月17日(Wed)]
生態・環境緑化研究部会が中心となって取り組んでいる
「阿蘇小規模崩壊地復元プロジェクト」
では2017年11月に阿蘇市波野地区、荻岳周辺で採取したススキ種子の乾燥〜精選作業を行っているところです。

研究部会幹事の入山さん(雪印種苗)が2018年1月12日、作業中の様子を撮った写真です。

脱粒前の乾燥調製です。種子が枯死しないよう35℃で乾燥させます。
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脱穀した種子は、篩にかけてより分けます。篩にかける前の種子(花穂)の状態です。
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種子を篩の上で手で揉み落とします。篩と、その下に落下させた種子の様子。
07_seed.JPG

その後、茎の除去を手選で行います。
こちらの写真が、手選終了後の種子です。
08_seed.JPG

1月中には今回採種した種子の精選を終え、参加者への分配を予定しています!
今年度中に活用して頂けるよう、2月には種苗会社で発芽試験などをするよう、各種作業を進めているところです。

日本緑化工学会が取り組む「阿蘇小規模崩壊地復元プロジェクト」についてはこちらをご参照下さい


ちなみに、こちらは脱穀に使用する、試験用の小型脱穀機です。
今回、ススキは花穂ごと切り取って採種しましたので、茎から種子を取り外す必要があります。
脱穀機は屋外で運転するので、雨天と強風時が続いたため今回は使用しませんでした。
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阿蘇小規模崩壊地復元プロジェクト現地活動 【2017年11月・ススキ種子採取など】 [2017年11月11日(Sat)]
2017年11月9日から12日まで、生態・環境緑化研究部会が中心となって取り組んでいる
「阿蘇小規模崩壊地復元プロジェクト」では現地活動を行っています。

10日は好天に恵まれ、種子採取を進めることができました。
20171110_gathering.jpg 20171110_Sampling.jpg

今回の活動箇所は阿蘇市・旧波野村の荻岳周辺です。牧野組合様に、管理地での採取を許可して頂けました。ありがとうございます。
荻岳からはすばらしい展望が広がります。夕日を見るために、大分県から来た方と会ったこともあります。
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11月10日もすばらしい眺めです!

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採取させて頂いた牧野では放牧もしていますが、採食圧がそれほど高くないため、草丈が大きくなっています。牛は固い草は食べないそうなので、ますます株が大きくなっていきます。草原の管理のためには手入れを進めることも必要であり、夏の活動では、組合のみなさんと話し合いながら維持管理への協力を進めています。

日本緑化工学会が取り組む「阿蘇小規模崩壊地復元プロジェクト」についてはこちらをご参照下さい
ELR2017名古屋の開催報告 [2017年11月11日(Sat)]
日本緑化工学会・日本景観生態学会・応用生態工学会3 学会合同大会
ELR2017 名古屋 が2017 年9 月22 日(金)〜 25 日(月)に名古屋大学(名古屋市千種区不老町)で開催されました。
ELR2017は700名以上の参加者を得て、3日間、活発な議論が行われました。
ご参加、ご協力頂き、ありがとうございました。

今回の開催地は名古屋。名古屋は慶長年間に名古屋城を築城したころの名残も多くみられ、名古屋駅から東に向かうと堀川を渡ります。ここから川を下ると熱田へ。
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さて、今回のELRのテーマは「グリーンインフラ」です。
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Symposiumは2件行われ、国際シンポジウム
「Landscape and Green Infrastructure, a key to sustainability」では、著名な研究者
ジャック・アハーン氏(マサチューセッツ大学)、エリック・アンダーソン氏(ストックホルム・レジリエンスセンター)、クリステン・パリス氏(メルボルン大学)が話題提供をされました。

公開シンポジウム
「自然の仕組みを暮らしに賢く活かす −グリーンインフラへの招待」
は豊田講堂で9月24日(日曜日)に開催しました。

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日本緑化工学会からは木田幸男副会長が「都市の中のグリーンインフラ」と題して話題提供を致しました。
シンポジウムの資料を(pdfファイル)ホームページに掲載しましたので、まだご覧になっていない方はぜひご参照下さい。
 → シンポジウムへのリンクはこちらです(緑化工学会HP内)

ELR2017名古屋(第48回日本緑化工学会大会)および平成28年度日本緑化工学会賞授与式 [2017年10月15日(Sun)]
日本緑化工学会・日本景観生態学会・応用生態工学会3 学会合同大会
ELR2017 名古屋 が2017 年9 月22 日(金)〜 25 日(月)に名古屋大学(名古屋市千種区不老町)で開催されました。
ELR2017は700名以上の参加者を得て、3日間、活発な議論が行われました。
ご参加、ご協力頂き、ありがとうございました。

大会の会期中に、日本緑化工学会定時総会が開催されました。
最初に柴田会長から、今期を振り返ってあいさつがありました。
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その後行われた今回の総会では役員が改選となり、福永副会長が新会長に選出されました。

また、総会の開催前に「平成28年度日本緑化工学会賞」の授与式が行われました。
福永学会賞選考委員長による選考経過の報告に引き続き,
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柴田会長から論文賞が鈴木弘孝氏,中村剛氏に,技術賞が入山義久氏,田中淳氏,福田尚人氏に,功績賞が丸山純孝氏に贈られました。
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授賞式のあと、受賞者のみなさんから一言ずつあいさつを頂きました。
受賞者のみなさん、おめでとうございます!
みなさんからの自己紹介や研究紹介は次回以降の学会誌上にて紹介記事が掲載される予定です。
熊本現地見学会およびシンポジウム「熊本地震災害から学ぶ“緑”の役割とその再生」 [2017年04月10日(Mon)]
日本緑化工学会では、3月18日に現地見学会・3月19日にシンポジウム「熊本地震災害から学ぶ“緑”の役割とその再生」を開催致しました。

現地見学会では
1.立野の大規模崩壊地
2.北向山原生林の崩壊地
3.内牧温泉の地割れ現地
4.阿蘇カルデラ草原の生態系と管理の現状
などを見学しました。

立野では、阿蘇大橋が大規模な崩壊により落橋してしまいましたが、その後、不安定土砂を無人遠隔操作で取り除く、最先端の技術による処理が行われました。
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南阿蘇村に通じている重陽大橋の現場は対岸に見えています。
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森林総合研究所の黒川様からは、北向山の照葉樹原生林の地震による崩壊について説明をして頂きました。今回2016年、4月の地震ではそれほど大きな崩壊がなかったものの、2016年6月の豪雨によって非常に多くの場所で崩壊した箇所が見られました。天然林に崩壊地が少なかった、とは言えないそうです。
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阿蘇カルデラ周辺では、まだ通ることができる道が少ないこともあって、当日も途中、ミルクロードではたいへんな渋滞に巻き込まれてしまいました。そのため予定していた見学地のうち、草原の表層崩壊など、割愛することになってしまいました。たいへん残念でした。

草原学習館で、短い時間でしたが、草原をいかに維持しているのか、どのように維持し続けるのかについてお話を伺いました。20170318_06_GStock.jpg

そして日のある間に何とか最後の見学地として、内牧温泉の、液状化により地下で生じた水平滑りによる地表面の地割れが見えるところへ行くことができました。20170318_07Uchinomaki.jpg

ご案内など不備なこと多々ありました中、ご参加頂いたみなさんのご協力のおかげで、スムーズな運営ができましたこと、御礼申し上げます。

当日行くことが叶いませんでしたが、行く予定であった仙酔峡の周辺の写真をご紹介致します。
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ここでは、2012年豪雨災害の崩壊地と、2016年熊本地震の崩壊地が両方あり、再生状況など見比べることができます。
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表層崩壊であれば、4,5年経つと、草本植物が再生してくることが体験的にわかっているそうです。2012年の崩壊地では、自然にススキなどが侵入しているところが多く見られます。

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