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2018年1月・阿蘇のススキ種子の精選作業が終了/阿蘇小規模崩壊地復元プロジェクト [2018年04月02日(Mon)]
生態・環境緑化研究部会が中心となって取り組んでいる「阿蘇小規模崩壊地復元プロジェクト」では2017年11月に阿蘇市波野地区、荻岳周辺で採取したススキ種子の乾燥〜精選作業を行っていました。
部会幹事の入山さんから、精選作業が終了したと報告を頂きました。
2018年1月19日、精選作業が終わった種子の様子です。
20180119_seeds.jpg

今回、11月の活動成果として約37 kgを採取しました。持ち帰り分について、研究部会幹事の所属種苗会社(紅大貿易株式会社および雪印種苗株式会社)にて、1月中を目指して精選(純度80%以上)を進めてきました。
精選後のススキの種子量は約24kgになりました。採取効率はそこそこよかったのではないかと思います!参加して下さったみなさん、おつかれさまでした!

精選を終えた種子は、純度検査、発芽試験を行います。幹事が担当して試験を進めました。
発芽試験、粒度検査の詳しい結果は、採取効率等の結果などとあわせて学会誌で報告が掲載される予定です。
20180126_Germination01.jpg 20180126_Germination02.jpg

2017年の現地調査、作業に参加した会員に優先して採取した種子を配分するため、希望を聞いたところ、採取した24kgはすべて参加会員が実費で引き取ることになりました。使って頂けてよかったです。

種子を送るときには、このような証明書を添付してお送りしました。
種子品質証明書_阿蘇産ススキ_201803.jpg

阿蘇のススキを阿蘇の草原再生に積極的に使用して頂けるとよいと考えています。
ススキを採取して使用する範囲について、研究部会としての見解をまとめておりますので、ご参照ください。
(日本緑化工学会誌第43巻第3号特集 <2018.2.28発行>「緑化用種苗のトレーサビリティをいかに確保するのか−阿蘇における復元と種苗確保の取り組み」)
http://www.jsrt.jp/research/research_ecology.html#201802
特集の8.)阿蘇周辺自然公園の草原再生に関する種苗の使用範囲についての見解  −生態・環境緑化研究部会

なお、今回の採取活動は全員が無償参加、公開行事として行いました。種苗会社所属の部会幹事が中心となって、2017年に学会員が分担して実施した現地活動から種子を引き渡しすることが可能な金額を算出しましたので、ここでご報告致します。(注:あくまで学会の活動事業として行った、今回限りの試算です)
その結果、今回の採取種子については、1 kgあたり約10万円となる試算となりました。

ススキの種子も、このくらいの価格であれば取引が促進されるのであればよいと考えていますが、種苗会社の会員からは、純度か、播種量かどちらかをうまく調整すれば、それほど高価な事業にはならないのではないかとの提案もあります。たしかに、発芽率がよい種子であれば大量に播種する必要はありませんので、そのあたりの制度設計が必要であると考えます。

このようなことの技術提案も、プロジェクトの中で検討していきたいと考えています。
会員のみなさんからの積極的なご提案など、お待ちしております。

「阿蘇小規模崩壊地復元プロジェクト」については、ホームページもご参照下さい。
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