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第46回日本緑化工学会大会 現地見学会報告 [2015年11月20日(Fri)]
第46回 日本緑化工学会大会 現地見学会報告
日本大学生物資源科学部 黒田貴綱


日時:2015年9月28日(月)9時15分〜16時
場所:よこはま動物園ズーラシア&横浜市繁殖センター

 当日は天候に恵まれ(少し暑いくらい),約20名の皆さんが見学会に参加されました。見学地は横浜北部の丘陵地に位置しており,まとまった緑が残っている地域です。
 「よこはま動物園ズーラシア」では,この4月に新たに公開された「アフリカのサバンナ」エリアに向かいました。道すがら,平日の開園直ぐの時間帯のせいか,チンパンジーやオカピなどが園路から近距離でくつろいでいる姿を見ることができました。
 サバンナエリアでは,横浜市環境創造局公園緑地部公園緑地整備課の河辺良晋氏,片受 明氏より,サバンナエリアのコンセプトや整備方法について説明をいただきました。飼育技師であるズーラシア動物園部の川口英治氏からは飼育・展示方法について解説をいただきました。
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 エリアの中央には,タンザニアやケニアをイメージしたという,広い草原にアキニレやエンジュといった樹木や岩場が配置された展示スペースがあります。そこにシマウマ,キリン,エランドの草食動物と,肉食動物であるチーターの4種が混合展示されていました。草原は草食動物がいるため,特段の植生管理をしなくても良いようでした。また,草原エリアとライオンの展示エリアは,園路からは見えないモート(堀)によって上手く分離され,あたかも地続きのエリアのように見える工夫がされていました。
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 なお,獣舎は園路を挟んで草原と反対方向にあり,朝夕,クロサイなどが園路を横切って(平面交差)移動するとのことでした。一般的な動物園では,展示スペースの奥に獣舎があるため,夕方は動物が見えにくくなることが多いようですが,この方法では獣舎に帰ろうとする動物が園路近くに集まってくるようです。逆転の発想ですね。獣舎周りも樹木が遮蔽植栽されており,周囲の景観に溶け込み目立たない配慮がされていました。
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 次はズーラシアに隣接する「横浜市繁殖センター」です。センターの尾形光昭氏から施設の概要についてお話を伺いました。センターでは12種196点の動物が飼育されており,希少動物の保存や増殖事業に取り組まれています。特にインドネシアに生息する鳥類のカンムリシロムクの野生復帰事業に力を入れており,同国での生息数増加に繋がる成果を挙げられているとのことでした。国内ではミゾゴイやカエルなども対象にしているそうです。
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 その後,遺伝子などを扱う実験室や,マレーバクやカグーなどの飼育室を見学させていただきました。
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 最後はズーラシアに戻り,子どもたちと一緒にバードショーを見て,見学会は無事に終了しました。
ご多忙にもかかわらず対応くださった施設の皆様,企画いただいた学会関係の皆様に感謝申し上げます。
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