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NPO法人女性自立の会−スタッフつれづれ日記

嬉しかったこと 楽しかったこと 感じたこと  
NPO法人女性自立の会のスタッフが日々の想いを綴っています。


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ゴールは目前! [2009年07月02日(木)]
ありです。

雨の朝となりました。
でも今朝、私の心には爽やかな風が吹いています

昨晩のこと、みかんちゃんから、「ありさん、私の返済は後5回で終わります!自分でも驚いています」という内容のメールが届きました。
このメールを読んだとき、目頭が熱くなるのを感じました。
私はこの3年間、みかんちゃんの完済の日を祈る思いで待っていたから・・・。

任意整理を行ってから毎月8万円の返済を一度も滞ったり、遅れたりすることなく支払い続けて、あと5回で完済。すでにみかんちゃんの目にも私の目にも、確かなゴールが見えています

毎月8万円の返済は、視点を変えると毎月8万円の貯金を何年も続けてきた!ということです。派遣社員という不安定な立場で毎月8万円の貯金ができている人が何人いるでしょうか?
この3年間、みかんちゃんはペットボトルをマイボトルに変え、ランチをお弁当に変え、自分の生活の幅を身につけることで、その枠を超える生活は控え・・・継続することは大変なことです。本当に頑張っていました


3年前の6月12日、私はみかんちゃんと初めて会いました。(まだ事務所が京橋にある頃です)
当時のみかんちゃんは、今のみかんちゃんからは想像もできないほど沈んでいました。
私には、みかんちゃんの「心」が泣いているように見えました。生きていく力などなく、ただ私の目の前に座っているだけ!という弱々しい印象でした。

お父様の死、病床の中での借金の発覚。その後のお母さんの依存、言えない債務、心の病・・・、みかんちゃんは一人で抱えて苦しんでいました。
その心の内に触れた時、「よく生きてわたしのところにきてくれたね」と感じたことを今でも鮮明に覚えています。


借金は「心の問題」
みかんちゃんには借金の整理だけではなく、一緒に暮らしている「お母さんと向き合う」という大きな課題があるように感じた私は「お母さんに手紙を書いて、その中に借金のこと、これまで自分が感じてきたことを書いてみては?」と勧めました。
親子だからこそ向き合って素直に伝えられない心の内も、手紙なら打ち明けられるのではと思ったからです。

手紙を書いてポストに投函。

その後お母様ともお会いしましたが、私はそこで初めて、一人っ子のみかんちゃんがこれまで抱えてきたものの重さを知りました

でもそれが彼女の転機
あの日から、確かにみかんちゃんは変わった!というよりみかんちゃんが、みかんちゃんらしく呼吸をするようになった。
正直、月々8万円という返済が続くのだろうかと私の中では不安なスタートでした。
ところが元来、明るく性格の良い彼女だから、新しい職場に「居場所」を見つけて、必要とされる喜びを知り、自分に自信をつけていったのです。

みかんちゃんは私の不安を一掃しただけでなく、私に「人生をやり直すことができる!」ということを爽やかに見せつけてくれた一人なのです。

人生をやり直すことは人に与えられるものではありません。
再生する!ということはそんなに簡単なことではありません。
「誰かがやってくれる」ではなく「自分でその閉ざされている扉を開くこと、そして歩み続けること」なのです。


みかんちゃん!いつも心温まるメールと元気になる笑顔をありがとうね。完済したあかつきには乾杯しよう
ゴールの向こうで待っている再生プログラムの仲間達の笑顔、みかんちゃんに続け!と頑張っている女性自立の会の相談者の姿、みかんちゃんの横でエールを送り続けている仲間たちの姿が見えるよね


Posted by 女性自立の会スタッフ at 09:03 | 相談の現場から | この記事のURL | コメント(8) | トラックバック(0)