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こどもと本ジョイントネット21・山口


〜すべての子どもに本との出会いを〜

子どもと本をむすぶ活動をしています


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中原中也とお酒 [2019年02月28日(Thu)]
以前、湯田温泉観光回遊拠点施設狐の足あと 2階多用途スペースで「山口市の地酒展・文学者編」が開催されていました。

カフヱーにて
狐の足あと 山口市の地酒展・文学者編.jpg

醉客の、さわがしさのなか、
ギタアルのレコード鳴つて、
今晩も、わたしはここで、
ちびちびと、飮み更かします

人々は、挨拶交はし、
杯の、やりとりをして、
秋寄する、この宵をしも
これはまあ、きらびやかなことです

わたくしは、しよんぼりとして、
自然よりよいものは、さらにもないと、
悟りすましてひえびえと

ギタアルきいて、身も世もあらぬ思ひして
酒啜ります、その酒に、秋風沁みて
それはもう結構なさびしさでございました



(酒は誰でも酔はす)
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酒は誰でも酔はす
だがどんなに傑れた詩も
字の読めない人は酔はさない
――だからといつて
酒が詩の上だなんて考へる奴あ
「生活第一芸術第二」なんて言つてろい

自然が美しいといふことは
自然がカンヴアスの上でも美しいといふことかい――
そりや経験を否定したら
インタレスチングな詩は出来まいがね
――だが
「それを以つてそれを現わすべからず」つて言葉を覚えとけえ

科学が個々ばかりを考へて
文学が関係ばかりを考へ過ぎる
文士よ
せち辛い世の中をみるが好いが
その中に這入
(はい)つちや不可(いけ)ない


夜空と酒場
IMG_8132.JPG

夜の空は、広大であつた。
その下に一軒の酒場があつた。


空では星が閃めいて[きら]めいてゐた。
酒場では女が、馬鹿笑ひしてゐた。


夜風は無情な、大浪のやうであつた。
酒場の明りは、外に洩れてゐた。


私は酒場に、這入[はい]つて行った。
おそらく私は、馬鹿面さげてゐた。


だんだん酒は、まはつていつた。
けれども私は、醉ひきれなかつた。


私は私の愚劣を思つた。
けれどもどうさへ、仕方はなかつた。


夜空は大きく、星もあつた。
夜風は無情な、波浪に似てゐた。



湖上
IMG_8131.JPG

ポッカリ月が出ましたら、
舟を浮べて出掛けませう。
波はヒタヒタ打つでせう、

沖に出たらば暗いでせう、
(かい)から滴垂(したた)る水の音は
昵懇
(ちか)しいものに聞こえませう、
――あなたの言葉の杜切
(とぎ)れ間を。

月は聴き耳立てるでせう、
すこしは降りても来るでせう、
われら接唇
(くちづけ)する時に
月は頭上にあるでせう。

あなたはなほも、語るでせう、
よしないことや拗言
(すねごと)や、
洩らさず私は聴くでせう、
――けれど漕ぐ手はやめないで。


ポッカリ月が出ましたら、
舟を浮べて出掛けませう、
波はヒタヒタ打つでせう、
風も少しはあるでせう。



月夜の浜辺
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月夜の晩に、ボタンが一つ
波打際に、落ちてゐた。


それを拾つて、役立てようと
僕は思つたわけでもないが
なぜだかそれを捨てるに忍びず
僕はそれを、袂たもとに入れた。


月夜の晩に、ボタンが一つ
波打際に、落ちてゐた。


それを拾つて、役立てようと
僕は思つたわけでもないが
   月に向つてそれは抛はふれず
   浪に向つてそれは抛れず
僕はそれを、袂に入れた。


月夜の晩に、拾つたボタンは
指先に沁しみ、心に沁みた。


月夜の晩に、拾つたボタンは
どうしてそれが、捨てられようか?



「湖上」や「月夜の浜辺」がお酒をうたった訳ではないのですが、
4篇ほど酒にまつわる詩、2篇の随筆をあげます。


(酒)



原因が分りません
蜘蛛は五月雨(さみだれ)に逃げ場を失ひました

キセルを折れ
キセルを折れ
犬が骨を……
ヘン、何故(なぜ)です?



渓流

渓流(たにがは)で冷やされたビールは、
青春のやうに悲しかつた。
峰を仰いで僕は、
泣き入るやうに飲んだ。

ビシヨビシヨに濡れて、とれさうになつてゐるレッテルも、
青春のやうに悲しかつた。
しかしみんなは、「実にいい」とばかり云つた。
僕も実は、さう云つたのだが。

湿つた苔も泡立つ水も、
日蔭も岩も悲しかつた。
やがてみんなは飲む手をやめた。
ビールはまだ、渓流(たにがは)の中で冷やされてゐた。

水を透かして瓶の肌へをみてゐると、
僕はもう、此の上歩きたいなぞとは思はなかつた。
独り失敬して、宿に行つて、
女中(ねえさん)と話をした。



青木三造

序歌その一
こころまこともあらざりき
不実といふにもあらざりき
ゆらりゆらりとゆらゆれる
海のふかみの海草(うみくさ)
おぼれおぼれて、溺れたる
ことをもしらでゆらゆれて

ゆふべとなれば夕凪[ゆうなぎ]
かすかに青き空慕[した]
ゆらりゆらりとゆれてある
海の真底の小暗きに
しほざゐあはくとほにきき
おぼれおぼれてありといへ

前後(ぜんご)もあらぬたゆたひは
それや哀しいうみ草の
なさけのなきにつゆあらじ
やさしさあふれゆらゆれて
あをにみどりに変化(へんげ)すは
海の真底の人知らぬ
涙をのみてあるとしれ

その二
  冷たいコップを燃ゆる手に持ち
  夏のゆふべはビールを飲まう
  どうせ浮世はサイアウが馬
   チヤツチヤつぎませコップにビール

  明けても暮れても酒のことばかり
  これぢやどうにもならねやうなもんだが
  すまねとおもふ人様もあるが
   チヤツチヤつぎませコップにビール

  飲んだ、飲んだ飲んだ、とことんまで飲んだ
  飲んで泡吹けあ夜空も白い
  白い夜空とは、またなんと愉快ぢやないか
   チヤツチヤつぎませコップにビール



宿酔

朝、鈍い日が照つてて
  風がある。
千の天使が
  バスケットボールする。

私は目をつむる、
  かなしい酔ひだ。
もう不用になつたストーヴが
  白つぽく銹(さ)びてゐる。

朝、鈍い日が照つてて
  風がある。
千の天使が
  バスケットボールする。



散歩生活
「女房でも貰つて、はやくシヤツキリしろよ、シヤツキリ」と、従兄みたいな奴が従弟みたいな奴に、浅草のと或るカフエーで言つてゐた。そいつらは私の卓子(テーブル)のぢき傍で、生ビール一杯を三十分もかけて飲んでゐた。私は御酒を飲んでゐた。好い気持であつた。話相手が欲しくもある一方、ゐないこそよいのでもあつた。(略)


亡弟
(略)
九月八日の宵であつた。私はその夜の汽車で東京に向けて立つことにしてゐた。弟の寝てゐる蚊帳(かや)のそばにお膳を出して、私はそこで、グイグイと酒を飲んでゐた。『今度はうんと、勉強すらあ』なぞと、時々蚊帳の中の、よくは見えない弟に対して話しかけながら、私は少々無理にお酒を飲んでゐた。(略)
やがて母が俥が来たと知らせた声に、弟は目をパチリと開けた。『あんまり酒を飲まないやうにしてくれ。』といふなり弟は目をつむり、もう先刻さつきから眠つてゐるもののやうになつた。『ぢや大事に。』けれども弟はそのまゝであつた。目を開けさして、私はもう一度言葉を掛けようと思つた、『泰三、――泰三。』『およしおよし』と蚊帳のそばまで来てゐた母が云つた。私は諦めて蚊帳を出ると、飲み残しの酒を急いで飲んだ。(略)
友達を訪ねて、誘ひ出し、豪徳寺の或るカフヱーに行つて、ビールを飮んだ。その晩は急に大雨となり、風もひどく、飮んでる最中二度ばかりも停電した。客の少ない晩で、二階にゐるのは、私と友達と二人きりであつた。(略)
私は同宿人のゐないことが、つまり六畳と三畳二間きりのその二階が私一人のものであることが、どんなに嬉しかつたか知れはしない。存分に悲しむために、私は寝台にもぐつて、頭から毛布をヒツかぶつた。息がつまりさうであつた。が、それがなんであらう、私がビールを飲んでゐる時、弟は最期の苦しみを戦つてゐた!(略)



原田和明さんのオートマタ「或る中也」
中也が酒瓶を振り回しています。
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湯田温泉の「白狐伝説」のオートマタもあります。
キツネがつるはしを持つ作品は「キツネの入った池を掘ると湯が出た」という伝説に因んだものです。
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私達も作家さんなどが来られると、湯田温泉で冬はフグ刺しを肴に県内のお酒の利き酒を楽しみます。
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中原中也の春の詩 [2019年02月27日(Wed)]
以前、湯田温泉観光回遊拠点施設 狐の足あとの2F通路で「タペストリー展」があり、中原中也の春の詩とイメージシルエットのタペストリーが飾ってありましたぴかぴか(新しい)

(吹く風を心の友と)
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吹く風を心の友と
口笛に心まぎらはし
私がげんげ田を歩いてゐた十五の春は
煙のやうに、野羊のやうに、パルプのやうに、


とんで行つて、もう今頃は、
どこか遠い別の世界で花咲いてゐるであらうか
耳を澄ますと
げんげの色のやうにはぢらひながら遠くに聞こえる


あれは、十五の春の遠い音信なのだらうか
滲むやうに、日が暮れても空のどこかに
あの日の昼のまゝに
あの時が、あの時の物音が経過しつつあるやうに思はれる


それが何処か?――とにかく僕に其処へゆけたらなあ……
心一杯に懺悔して
[ゆる]されたといふ気持の中に、再び生きて、
僕は努力家にならうと思ふんだ――



春の夜
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燻銀(いぶしぎん)なる窓枠の中になごやかに
  一枝の花、桃色の花。


月光うけて失神し
  庭
(には)の土面(つちも)は附黒子(つけぼくろ)

あゝこともなしこともなし
  樹々よはにかみ立ちまはれ。


このすゞろなる物の音(ね)
  希望はあらず、さてはまた、懺悔もあらず。


山虔(つつま)しき木工のみ、
  夢の裡
(うち)なる隊商のその足竝もほのみゆれ。

窓の中(うち)にはさはやかの、おぼろかの
  砂の色せる絹衣
(ごろも)

かびろき胸のピアノ鳴り
  祖先はあらず、親も消
(け)ぬ。

埋みし犬の何処(いづく)にか、
  蕃紅花色
(さふらんいろ)に湧きいづる
      春の夜や。



春と恋人
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美しい扉の親しさに
私が室
(へや)で遊んでゐる時、
私にかまわず実つてた
新しい桃があつたのだ……


街の中から見える丘、
丘に建つてたオベリスク、
春には私に桂水くれた
丘に建つてたオベリスク……


(しじみ)や鰯(いわし)を商(あきな)ふ路次の
びしょ濡れの土が歌つている時、
かの女は何処
(どこ)かで笑つてゐたのだ

港の春の朝の空で
私がかの女の肩を揺つたら、
真鍮
(しんちゅう)の、盥(たらい)のようであつたのだ……

以来私は木綿の夜曲?
はでな処
(とこ)には行きたかない……


早春の風
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  けふ一日(ひとひ)また金の風
 大きい風には銀の鈴
けふ一日また金の風


  女王の冠さながらに
 卓
(たく)の前には腰を掛け
かびろき窓にむかひます


  外吹く風は金の風
 大きい風には銀の鈴
けふ一日また金の風


  枯草の音のかなしくて
 煙は空に身をすさび
日影たのしく身を嫋
(なよ)

  鳶色(とびいろ)の土かをるれば
 物干竿は空に往き
登る坂道なごめども


  青き女(をみな)の顎(あぎと)かと
 岡に梢のとげとげし
今日一日また金の風…… 




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春は土と草とに新しい汗をかゝせる。
その汗を乾かさうと、雲雀は空に隲
(あが)る。
瓦屋根今朝不平がない、
長い校舎から合唱は空にあがる。


あゝ、しづかだしづかだ。
めぐり来た、これが今年の私の春だ。
むかし私の胸摶
(う)つた希望は今日を、
(いか)めしい紺青(こあを)となつて空から私に降りかゝる。

そして私は呆気(ほうけ)てしまふ、バカになつてしまふ
――薮かげの、小川か銀か小波
(さざなみ)か?
薮かげの小川か銀か小波か?


大きい猫が頸ふりむけてぶきつちよに
一つの鈴をころばしてゐる、
一つの鈴を、ころばして見てゐる。



春と赤ン坊
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菜の花畑で眠つてゐるのは……
菜の花畑で吹かれてゐるのは……
赤ン坊ではないでせうか?

いいえ、空で鳴るのは、電線です電線です
ひねもす、空で鳴るのは、あれは電線です
菜の花畑に眠つてゐるのは、赤ン坊ですけど

走つてゆくのは、自転車々々々
向ふの道を、走つてゆくのは
薄桃色の、風を切つて……

薄桃色の、風を切つて
走つてゆくのは菜の花畑や空の白雲
(しろくも)
――赤ン坊を畑に置いて


春宵感懐
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雨が、あがつて、風が吹く。
 雲が、流れる、月かくす。
みなさん、今夜は、春の宵
(よひ)
 なまあつたかい、風が吹く。


なんだか、深い、溜息が、
 なんだかはるかな、幻想が、
湧くけど、それは、掴
(つか)めない。
 誰にも、それは、語れない。


誰にも、それは、語れない
 ことだけれども、それこそが、
いのちだらうぢやないですか、
 けれども、それは、示
(あ)かせない……

かくて、人間、ひとりびとり、
 こころで感じて、顔見合せれば
につこり笑ふといふほどの
 ことして、一生、過ぎるんですねえ


雨が、あがつて、風が吹く。
 雲が、流れる、月かくす。
みなさん、今夜は、春の宵。
 なまあつたかい、風が吹く。




その他中也が春をうたった詩は以下のようなものがあります。
タイトルに「春」がある、詩の中に「春」の字がある、詩の中に春を表わす語句がある、そんな詩を拾ってみました。

の日の夕暮」 
トタンがセンベイ食べて 
の日の夕暮は穏かです
 

はるかぜ」 
あゝ、家が建つ家が建つ。 
僕の家ではないけれど。 
  空は曇つてはなぐもり、 
  風のすこしく荒い日に。


の思ひ出」 
摘み溜めしれんげの華を 
  夕餉
(ゆふげ)に帰る時刻となれば 
立迷うの暮靄
(ぼあい)の 
    土の上
(へ)に叩きつけ

散歩」 
空は晴れてても、建物には蔭があるよ、 
、早は心なびかせ、
 

(とにもかくにも春である)」 
とにもかくにもである、帝都は省線電車の上から見ると、トタン屋根と桜花(さくらばな)とのチャンポンである。

の雨」 
昨日は喜び、今日は死に、
明日は戦い?…… 


の消息」 
生きてゐるのは喜びなのか 
生きてゐるのは悲みなのか


悲しき朝」 
河瀬の音が山に来る、 
の光は、石のやうだ。


幼なかりし日」 
在りし日よ、幼なかりし日よ! 
の日は、苜蓿
(うまごやし)踏み 
空を、追ひてゆきしにあらざるか?


の日の歌」 
(ながれ)よ、淡(あは)き 嬌羞(けうしう)よ、 
ながれて ゆくか 空の国?


雲 雀」 
ひねもす空で啼きますは 
あゝ 雲の子だ、雲雀
(ひばりめ)

閑寂」 
土は薔薇色(ばらいろ)、空には雲雀(ひばり) 
空はきれいな四月です。

思ひ出」 
ポカポカポカポカ暖かだつたよ 
岬の工場はの陽をうけ、
煉瓦工場は音とてもなく
裏の木立で鳥が啼
(な)いてた

わが半生
(そと)では今宵(こよい)、木の葉がそよぐ。
はるかな気持の、の宵だ。
そして私は、静かに死ぬる、
坐つたまんまで、死んでゆくのだ。


また来ん……」 
また来んと人は云ふ
しかし私は辛いのだ 
が来たつて何になろ 
あの子が返つて来るぢやない


正午
   丸ビル風景

空はひろびろ薄曇り、薄曇り、埃りも少々立つてゐる
ひよんな眼付で見上げても、眼を落としても……
なんのおのれがかな、桜かな桜かな


日狂想」 
愛するものが死んだ時には、 
自殺しなけあなりません。



中原中也記念館のテーマ展示「四季詩集――中也とめぐる春夏秋冬」(2019.2.20〜2020.2.11)では、「第1章 春」として、「春の日の夕暮」「春宵感懐」「(とにもかくにも春である)」「(吹く風を心の友として)」の4篇が取り上げられています揺れるハート
テーマ展示「四季詩集――中也とめぐる春夏秋冬」 @ 中原中也記念館 [2019年02月26日(Tue)]
中原中也記念館で、2019年2月20日(火)から第16回テーマ展示「四季詩集――中也とめぐる春夏秋冬」が始まっていますぴかぴか(新しい)

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中原中也は生涯に360篇ほどの詩を作りましたが、そのなかには季節に触れたものが数多くあります。そこで中也がうたったのは、四季それぞれが持つ風情と、それによってわきあがるさまざまな感情でした。生きることと詩作が強く結びついた中也にとって、その時々の季節の感触は、詩にうたう思いを生き生きと伝える上で重要な要素であったといえるでしょう。
本展では、季節にかかわる中也の作品を集め、あわせて書簡などからわかる季節ごとの中也の暮らしぶりを紹介します。詩集をめくるように四季の詩を楽しみながら、あなたの心に響く言葉を見つけてください。
中原中也記念館HPより)


るんるん会 期るんるん 2019年2月20日(火)〜2020年2月11日(水・祝)
       特別企画展示期間(8月1日〜9月23日)を除く
るんるん時 間るんるん 5月〜10月 9:00〜18:00(入館は17:30)
       11月〜4月 9:00〜17:00(入館は16:30)
るんるん休館日るんるん 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、毎月最終火曜日、
       年末年始、展示替えのための臨時休館日
るんるん場 所るんるん 中原中也記念館
       山口市湯田温泉1-11-21
       電話083-932-6430
るんるん入館料るんるん 一般320円(270円)、大学生・高等専門学校生210円(162円)
       70歳以上、18歳以下無料
       ( )は20名以上の団体料金
       2019年10月に料金改定予定

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第72回山口県美術展覧会に行きました [2019年02月25日(Mon)]
2019年2月24日(日)、山口県立美術館で開催されている山口県美術展覧会に行きましたぴかぴか(新しい)
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山口県美展は、総合的な美術文化の普及と振興を図ることを目的として、「つくる・みる・ささえる」の創造的調和をテーマに開催されます。
作品は搬入・展示が可能なものであれば、形式・寸法・重量・材質などは問わず、工芸、絵画、写真、書といったジャンルを越えた審査が特徴です。
3人の審査員も国内外で活躍する美術作家や美学者で、2日間にわたる公開審査で賞が決定します。
過去の審査員には、元永定正さんや山下裕二さんといった方が務めれました。

今年の応募点数は297点で、その中から入賞・入選作品114点(大賞1点、優秀賞5点、佳作26点、入選82点)が展示されていました。
インスタレーションなどの立体作品はあまりなく、受賞作品は厳選された印象を受けました。
ちなみに、第71回は出品数396点、入賞・入選数61点(大賞1点、優秀賞5点、佳作16点、入選39点)、第70回は出品数402点、入賞・入選作品143点(大賞1点、優秀賞5点、佳作31点、入選106点)でした。

昔のように撮影OKではなくなっていて、撮影OKの作品は2点しかありませんでした。

入選 「Good-by school ー 幾時代かがありました」(佐藤和成・久保田祐樹・チームTAO 光市)
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佳作 「オレンジな郷のお祭り風景」(レ昇ル 山口市)
レノファ山口FCのホームゲームの様子を描いた絵画です。
折しも24日はレノファ山口FCと柏レイソルとの試合が維新みらいふスタジアムでありました。
オレンジ色で染まっていたことでしょう。
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そういえば、レノファ山口FCのㇾノ丸をデザインした吉田朱里さんの「Condominium」という作品も入選していましたわーい(嬉しい顔)

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以下写真は情報誌『Art Museum Press 2018』(山口県立美術館/編 山口県美術展覧会実施協議会/発行 2029.2)より拝借いたしました。

大賞 「椹野川沿いのイノシシの行進」(ピビリ・ロベルト 山口市)
コメ袋に描かれたふすまに見立てた絵画と畳・碁盤・碁石などの実物を組み合わせ空間全体を作品としたインスタレーションです。
画面左後方に新鰐石橋が描かれています。
はじめは、畳の上に散らばった碁石が???でしたが、見ているうちに、描かれた雪の白い点と碁石の白さと呼応していて、あたかも、画面から降ってきたようにも思えてきました。
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優秀賞 「Walking in landscapes.」(大庭孝文 広島県)
銀泊が貼られていることから、日本画だと気付きます。
顔料、銀箔、膠、麻紙の作品です。
確かな技量に裏打ちされた味わい深い意欲的な作品です。
作者は、広島市立大学 芸術学部美術学科の出身で、現在、芸術学部非常勤助教です。
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優秀賞 「The Progressive form」(城勝邦 周南市)
不思議な作品です。
床置きしてある仏像を台座にのせると、つい、手を合わせてしまいます。
何故、蛍光灯が窓の外に吊してあるのか、と目を凝らして見入ってしまいます。
・・・完全にこの作品の世界に引き込まれた自分に気が付きます。
作者は高校で35年間音楽教師を務めた後、独学で絵画を勉強されたそうです。
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優秀賞 「広島三景」(田中崇稔 広島県)
広島の観光スポットを背景にその背景に合わせた装いのゆるキャラの写真3点の組写真。
いわゆる観光写真と違い、背景の名所がきれいにボケていて、ゆるキャラが引き立っています。
背景はジオラマではないのかとさえ思ってしまいます。
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優秀賞 「岩国の楠」(藤本スミ 岩国市)
水彩画。
みずみずしい感性に、75歳で絵を描きはじめ現在84歳というのを知り、さらに驚かされます。
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優秀賞 「小春日和の下で・・・(一の俣にて)」(前野法広 下関市)
点描画。
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松田淳さんの「ももくり」も入選していました揺れるハート
うちにある「ももくり」の兄弟のような作品とトルソーが展示してありましたexclamation×2
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▲うちの子です。ギャラリー・ナカノ「秋のミ・カ・ク展」(2018年11月3日〜18日)にて撮影

もちろん昨年度大賞を受賞した山根秀信さんの特別展示もありました。
特別展示とは、前回大賞受賞者が次回県美展での展示作品製作費50万円及び展示空間(1F奥の展示室)の提供を受け、一年間の活動の成果を発表するものです。

「風景」
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るんるん会 期るんるん 2019年2月14日(木)〜3月3日(日)9:00〜17:00(入館は16:30まで)
るんるん休館日るんるん 2月18日(月)・25日(月)
るんるん観覧料るんるん 一般:500(400)円 学生:400(300)円
        ( )内は20人以上の団体料金
  ※70歳以上および18歳以下、中等教育学校、高等学校、特別支援学校に在学者等は無料
  ※障害者手帳等をご持参の方とその介護の方1名は無料
  ※2019年2月24日(日)無料
深溝の住吉神社に行きました [2019年02月24日(Sun)]
山口市深溝の住吉神社に行きました。

縁起など書いた説明版がなかったのでどういういわれの神社かわからなかったのですが……。

灯籠(天保九(1838))
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鳥居
宝永七(1710)年蒼龍庚寅三月吉祥 願主 左世主殿源廣長
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灯籠(明治三十(1897))
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灯籠(延享五(1748))
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狛犬の阿
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狛犬の吽
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慶應三(1867年)
とあります。
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拝殿
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神額
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額絵
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神殿
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境内には石塔などたくさんあります。
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横にある鳥居(天保十二(1841))
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▼『山口市史 史料編 金石文』(山口市 2015.3)第二章 第三節 「神社境内の石造物」P.961 「46 住吉神社」
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近くの嘉川地区高齢者生きがいセンターなごみの家には、こんな碑がありました。
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兄山に登りました [2019年02月23日(Sat)]
2月21日(木)、Fさんと糸米川砂防園の駐車場に車を停め、@
兄山を目指しましたぴかぴか(新しい)

右に行けば鴻ノ峰、もちろん今回も、左側のおとどい山リフレッシュロードを行きます。A
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キノコ発見!
赤いのはヒイロタケ?
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イズセンリョウ。
去年の熟した乳白色の実と新しい実が並んでいます。
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アオキの実。
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アオキの冬芽。
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たらちねの滝。B
18日は水がなかったのに、19日の雨のおかげでしょう、滝に水が落ちていましたるんるん
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いこいの広場の前にある標示柱。
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今回ははりきりコースを行きます。
ここが入口。
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はりきりコースのコース板。C
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はりきりコースの誘導板。
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アセビ。
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アセビの後ろはヤマザクラ。
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ヤマザクラのクイズ板。
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はりきりコースの誘導板。D
この道を下りるとおきがるコースに出ます。
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石の模様が面白い。
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地衣類のマツゲゴケだと思うのですが。
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コケが美しい。
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誘導板。はりきりコースとあせかきコースの分岐点。E
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あせかきコースを行きます。

のぼり坂です。
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眺望が開けたところに来ました。
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階段を登ります。
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誘導板。F
右に行けばあせかきコース、ここから左手に入って兄山の山頂を目指しまするんるん
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階段。
この先もっとすごいところがあるのですが、写真を撮る余裕がありませんでしたふらふら
岩場?があって、備え付けられたロープに身委ねて登るという感じです。
前回はここを下りたのですが、今回のように登る方が、数倍楽です。
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桜の木にできたコブ。
大きいです。
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もうすぐ山頂ですわーい(嬉しい顔)
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方位盤。
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眺望。
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山頂に着きました揺れるハートG
ケルンexclamation&question
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祠。
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扉に大内菱があります。
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鳥居。
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手水。おそらく。
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朝倉方面の道標。
急斜面らしいのですが、朝倉の方へ行くことができるとのことです。Fさんはチャレンジしたことがあるとかexclamation×2
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ケルンexclamation&question
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兄山の山頂全景。
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ここ兄弟山にも、以前ブログで触れた高嶺城と同時期に大内氏の城があったということです。

兄弟山尾根上にある中世城郭で、兄山には、頂上部の曲輪を中心として北側に6つ、南側に5つの曲輪が、弟山には5つの曲輪が確認されています。時期的には高嶺城と同時期に機能し、都市域の西の防御を固める役割を果たしたと考えらています。(「兄弟山城跡」(「甦れ歴史空間〜大内文化まちづくり」「大内文化の遺産マップ」より))

下山します。
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顔に見えませんか?
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階段を下ります。
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ここまで下りると、あせかきコースです。H
この右の道へ進むと、さっきの登山道に出ます。
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私達は左に進みひたすら階段を下ります。
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魔の階段とか言われていて、大変ではありますが、今回は、下山でしたし、2度目なの楽勝でしたるんるん
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椿の木がたくさんあるのですが、蕾もついていなければ花もほとんど咲いていず、落ちてもいません。
天候のせいでしょうか?
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コース板。I
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市道をショートカットして、
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いこいの広場に行きました。I

キノコ。
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薄いピンクのウメがきれいでした。
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まだ時間的に早いので、私がまだ歩いたことのないおきがるコースを往復することになりました。
おきがるコースとらくらくコースの入口。J
おきがるコースは右を進みます。
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コース板は倒れていました。
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サザンカ。
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ここを下りるとらくらくコースです。K
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18日歩いたらくらくコースが下の方に見えます。
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キノコ。
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粘菌類。
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切り倒された木の切り口にこんな感じで仲良く共存。
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ここを登るとはりきりコースに出ます。L
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おきがるコースの誘導板。M
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分岐点の誘導板。N
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Fさんが「いろは坂」と名付けている坂。あせかき・はりきりコースです。
今度連れて行ってもらうことになっています。
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分岐点で引き返し、おきがるコースを戻りました。

ハチの巣が落ちていました。
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コブシ?
暖かそうな毛で覆われている冬芽です。
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おきがるコースの誘導板が倒れていました。
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出発点の駐車場に帰り着きましたるんるん

今日のコースです。
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広松由希子さん講演会「ひらいて広がる絵本の世界 〜絵本の今とこれから〜」に参加しましたB [2019年02月22日(Fri)]
【前回の続き】

その他、こんな絵本を紹介してくださいました。

●こわい絵本

『悪い本』(宮部みゆき/文 吉田尚令/絵 東雅夫/編 岩崎書店 2011.10)
第46回造本装幀コンクール 日本書籍出版協会理事長賞(児童書・絵本部門)
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この世のなかのどこかに存在している悪い本は、あなたにいちばん悪いことをおしえてくれるでしょう。そんな本いらない? でもあなたは悪い本がほしくなります。きっとほしくなります。宮部みゆきと吉田尚令が子どもたちに贈る、この世でいちばん悪い本。岩崎書店HPより)


●長い時間の絵本

『ふしぎなともだち』(田島征彦/作 くもん出版 2014.6)
第20回日本絵本賞大賞
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島の小学校に転校してきたゆうすけ。
教室には、いつも教室を出て行ってしまう自閉症のやっくんがいた。
やっくんとゆうすけの友情を通し、共に生きることの大切さをえがく絵本。
(くもん出版HPより)

『いしゃがよい』(さくらせかい/作 福音館書店 2015.5)
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山で迷子のパンダの子どもを見つけたエンさんは、ファンファンと名付けて育てます。体の弱いファンファンが病気をするたびに、エンさんはファンファンを自転車に乗せ、ひと山越え、ふた山越えて医者通い。やがて、ファンファンは大きく丈夫に育ち、今度はファンファンが年老いたエンさんを乗せて医者通い。ふたりの温かい交流を描きます。福音館書店HPより)


●バリアフリー絵本

『さわるめいろ』(村山純子/著・デザイン 点字つき絵本の出版と普及を考える会/協力 岩田美津子/協力 2013.2)
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てんじつきさわるえほん
点字の線をさわってたどり、迷路を楽しむ絵本です。収録される迷路は、全11種類。単一の線をたどってゆく簡単なものから始まり、順を追って難しいものにチャレンジしてゆきます。カラーの印刷部には、格子模様や波形などの模様を配置。点字迷路を隠す効果を出し、全盲の方、弱視の方、目の見える方を含め、歯ごたえのある迷路遊びができます。未就学の子どもから大人まで、幅広い年齢層の方が遊べる迷路。目の見える人も見えない人も、「指先の感覚が研ぎ澄まされる」と大評判です。
小学館HPより)

『みえるとか みえないとか』(ヨシタケシンスケ/作 伊藤亜紗/相談 アリス館 2018.7)
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宇宙飛行士のぼくが降り立ったのは、なんと目が3つあるひとの星。普通にしているだけなのに、「後ろが見えないなんてかわいそう」とか「後ろが見えないのに歩けるなんてすごい」とか言われて、なんか変な感じ。ぼくはそこで、目の見えない人に話しかけてみる。目の見えない人が「見る」世界は、ぼくとは大きくちがっていた。アリス館HPより)


●印刷技術や出版方法の変化がもたらしたもの

『レンガおとこ』(はらぺこめがね/作 えほんやるすばんばんするかいしゃ 2015)
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●新しい本

『わくせいキャベジ動物図鑑』(tupera tupera/作 アリス館 2016.11)
第23回日本絵本賞大賞
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地球から831光年はなれた銀河のかたすみにある、わくせいキャベジ。 黄緑色に輝く星には、ふしぎな生き物たちが住んでいます。 ダイコンイカ、ニンジン、トマトン、モロコシギツネ……、 惑星に住む28の野菜動物たちを、tupera tupera (亀山達矢と中川敦子によるユニット)さんが美しい絵で再現。 特長や生態を解説する絵本図鑑です。アリス館HPより)

『こんとん』(夢枕獏/文 松本大洋/絵 偕成社 2019.1)
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名前がないので、誰でもない。誰でもないから、何にでもなれる。それが、こんとん。六本の足を持ち、六枚の翼を持つけれど、目も耳も鼻も口もなく、いつも空を見あげて笑っている、こんとん。
そんな、こんとんのところに、ある日、南の海の帝と北の海の帝がやってきた。
帝たちは、こんとんに、二つの目、二つの耳、二つの鼻の穴、そして口、あわせて七つの穴を作ってやることにしたのだが──。
中国神話に登場する「渾沌」の伝説をもとに、夢枕獏が語るせつない物語。
その「ものいわぬもの」のイメージを松本大洋が愛しさをこめて描いた美しい絵本。
偕成社HPより)


たくさんの新しい絵本を紹介していただきました。
多様で豊かな絵本の世界に触れてみたいと思います。
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広松由希子さん講演会「ひらいて広がる絵本の世界 〜絵本の今とこれから〜」に参加しましたA [2019年02月21日(Thu)]
【前回の続き】

2.社会問題とメッセージ

『はしれ、上へ! つなみてんでんこ』(指田和/文 伊藤秀男/絵 ポプラ社 2013.2)
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被災したことをわすれろ、という人もいれば、わすれるな、という人もいる。でも、ぼくはわすれないほうがいいと思う。(ポプラ社HPより)

『希望の牧場』(森絵都/文 吉田尚令/絵 絵 岩崎書店 2014.9)
2016年IBBY(国際児童図書評議会)オナーリストイラストレーション作品部門
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原発事故後、警戒区域になった牧場にとどまり、そこに取り残された牛たちの声なき命を守りつづけようと決めた牛飼いの姿を描く。岩崎書店HPより)
東日本大震災のあと発生した原発事故によって「立ち入り禁止区域」になった牧場があります。だれもいなくなった町の牧場にとどまり、そこに残された牛たちを、何が何でも守りつづけようと決めた、牛飼いのすがたを描き出す絵本。(帯より)

『さがしています』(アーサー・ビナード/作 岡倉禎志/写真 童心社 2012.7)(表紙写真:「鍵束」寄贈者・中村明夫 広島平和記念資料館所蔵)
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「おはよう」「がんばれ」「いただきます」そのことばをかわすことができる、みんなの生活は、どこへいったのか? ピカドンを体験したものたちが、さがしています。ヒロシマから今をみつめる写真絵本。童心社HPより)

『ドームがたり』(アーサー・ビナード/作 スズキコージ/画 玉川大学出版部 2017.3)
第23回日本絵本賞
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原子爆弾の本質を、被爆したドーム自身のことばで語り伝える物語絵本。
「どうも、はじめまして。ぼくの名前は「ドーム」。あいにきてくれて、ありがとう」──1915年にできた「広島物産陳列館」は、100年以上も広島を、世界を見てきた。ドームとは何なのか、何を語りかけているのか。原爆ドームの声をきけ! アーサー・ビナードによるドームの語りと、スズキコージの絵が、未来へ記憶をつなぐ。
玉川大学出版部HPより)

『ぼくのこえがきこえますか』(田島征三/作 童心社 2012.6) 
2018年国際アンデルセン賞国際審査員が選ぶ、世界中の子どもたちに読んでほしい翻訳を期待する15冊
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戦場で砲弾にふきとばされたぼくの体はとびちり、足も顔もなくなりました。でも、ぼくの心は弟の怒りを見、母さんの悲しみを見ます。憎悪と復讐がどれだけむなしいものか。
「だれのためにころし、だれのためにころされるの?」
戦争を起こそうとする黒い影が見えますか?
童心社HPより)


3.生命力と豊かな「死」の表現

『かないくん』(谷川俊太郎/文 松本大洋/絵 糸井重里/企画監修 東京糸井重里事務所 2014.1)
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谷川俊太郎さんが文を書き、
できあがった話をもとに、
松本大洋さんが2年の歳月をかけて描いた、
『死』をテーマにした絵本です。
本のデザインは祖父江慎さんが担当しました。
印刷は、白ダブルトーン2版を使用する
6色刷りを採用しています。

ほぼ日刊イトイ新聞HPより)

『このあと どうしちゃおう』(ヨシタケシンスケ/作 ブロンズ新社 2016.4)
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しんだおじいちゃんがかいた「このあと どうしちゃおう」ノートがでてきた。「じぶんが しょうらい しんだら どうなりたいか」が、かいてある。「うまれかわったらなりたいもの」「こんなかみさまにいてほしい」......なんだかおじいちゃん、たのしそう。でも、もしかしたらぎゃくだったのかもしれない。ぼくだったら、どうしちゃおうかな。いま、いきているあいだに、かんがえてみよう!ブロンズ新社HPより)


『たんぽぽ』(荒井真紀/文・絵 金の星社 2015.3)
ブラティスラヴァ世界絵本原画展 金のリンゴ賞
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みて! みて! いっぱい さいてるよ!
ふしぎにみちたタンポポの一生を美しい細密画で描いた絵本
タンポポの観察に役立つヒントがたくさん!
春になると、たんぽぽは茎を高くのばして、あざやかな黄色い花をさかせます。花がかれると、たくさんの綿毛になって、白いボールのような姿になります。ふしぎにみちたたんぽぽの一生を、美しい細密画で描いた絵本。
金の星社HPより)

『新世界へ』 (あべ 弘士/作 偕成社 2012.11)
2014年IBBYオナーリストイラストレーション作品部門
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ぼくたちは飛ぶ、新しい世界、約束の地へ。北極で生まれたカオジロガンの若鳥たち。その初めての渡りの旅を雄大な風景の中に描く。偕成社HPより)

『おれときいろ』(ミロコマチコ/作 WAVE出版 2014.11)
ブラチスラバ世界絵本原画展 金のりんご賞
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命が芽吹く季節、ある日猫は気配を感じます。
「きいろがオレにまとわりつく……」
つかまえようとしてもするりと逃げるきいろ。
やがてそれはどんどん増殖して……。

岩崎書店HPより)


4.等しい命

『スリスリとパッパ』(二宮由紀子/文 100%ORANGE/絵 ブロンズ新社 2015.3)
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スリスリとパッパは、とってもなかよし。いつもふたりいっしょです。どっちがどっちか、わかるかな? あたまのさきっぽにちいさいしみがあるのが、スリスリ。かかとから赤い糸がでているのが、パッパ。みんなすぐにまちがえるけど、性格もぜんぜんちがいます。スリスリとパッパ、きょうはどこへいくのかな?ブロンズ新社HPより)

『ちくわのわーさん』(岡田よしたか/作 ブロンズ新社 2011.10)
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のんびり気のいい、ちくわのわーさん。どこかへ急いでいるようですが、あちらこちらへ寄り道ばかり。おひるねしたり、こいのぼりになってみたり、巻きずしさんの服を着てみたり......。わーさん、夕方までに無事目的地へたどりつけるのでしょうか。 読むほどにくせになる、ナンセンス・ユーモア絵本!ブロンズ新社HPより)

『つちたち』(ミロコマチコ/作 学研教育出版 2015.9)
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歌い、踊り、空を飛ぶ土たち。大地の土が主役の本作は壮大な時空の流れを溢れんばかりのエネルギーでダイナミックに描く意欲作。学研教育出版HPより)

『はぐ』(佐々木マキ/作 福音館書店)
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海辺にやってきた、らくだとしまうま。久しぶりに会ってうれしくて、「はぐ」っと抱き合います。わにとぺんぎんも、たことおじさんも、女の子とぶたも、うれしくて、「はぐ」! 海辺にしまうまやらくだが現れる奇想天外でナンセンスなおかしさと、大好きな人とギュッと抱き合う喜びがミックスして、不思議に幸せな気持ちで満たされます。ギュッとするのが大好きな子どもたちが喜ぶ絵本です。福音館書店HPより)

『あさになったのでまどをあけますよ』(荒井良二/作 偕成社 2011.12)
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新しい1日をむかえるために窓をあける子どもたち。なにげない日々の繰り返し、その中にこそある生きることの喜びを描いた絵本。偕成社HPより)

『きょうはそらにまるいつき』(荒井良二/作 偕成社 2016.9)
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夕暮れの公園で、乳母車の中から赤ちゃんが空を見ています。東の空から、まんまるい月がのぼってきました。
バレエの練習から帰る女の子や、新しい運動靴を買った男の子、仕事が終わった洋裁店の親子や、ギターの練習をしている人、夕食のかたづけをするおじいさんとおばあさん。町に暮らす人たちも、ふと見あげた空にまるい月をみつけます。
公園にあつまった猫たち、山にいる熊の親子、海でジャンプするクジラの上にも、まるい月が輝いています。
それぞれの人が暮らす、それぞれの場所に、やさしい光がふりそそぐ夜。町の公園では、にぎやかなお祭りがはじまりました。

偕成社HPより)


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【次回へ続く】
台湾料理店で水墨画を観せていただきました [2019年02月20日(Wed)]
2月18日、弟山登山の後、Fさんとご近所の台湾料理店でランチしましたぴかぴか(新しい)
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ワンコインでレディスランチを食べることのできるお店です。
3種類のメイン料理、5種類のラーメンから各々選択し、豆腐、白飯、香の物とデザートの杏仁豆腐が付いたリーズナブルなセットです。
私は、チンジャオロースと台湾ラーメンを選びました。
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店には、四幅の水墨画が飾ってあります。  
「春華」
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「夏韵」
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「秋實」
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「冬輝」
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そうこうしていると、イケメン店長が奥の方から水墨画を持って来られました。
Fさんが前々から観せて欲しい、と前々頼んでいたけれど、
お客様が多くてその機会がなかった絵です。
今日はランチの時間が終わる15:00頃にはほとんどお客様が引いていたので、
観せてくださることになりましたわーい(嬉しい顔)

「瀑」という字があるので、滝を描いたものと思われます。
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さらに万里の長城を描いた水墨画も出してくださいました。
200号以上?すごく大きな絵です。
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店に飾ってある絵を含め全て、この店の開店祝いに、台湾に住むお姉さんが贈ってくださったそうです。
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弟山に登りました [2019年02月19日(Tue)]
2月18日、「お天気がいいので散歩に行こう」とFさんからのお誘いわーい(嬉しい顔)
前回と同じくに木戸神社の駐車場で待ち合わせをし、おとどい山リフレッシュロードを歩くことになりましたぴかぴか(新しい)

木戸公園入口の梅が前よりきれいです。@
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11:33

梅里地区。
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今回はらくらくコースを歩きます。A
ここが市道からの入り口。ちょっとわかりにくいですふらふら
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クロガネモチのクイズ板のところを左に入っていく(下りて行く)感じです。
右へ行くとおきがるコースです。
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クイズ板は上の部分をめくると、解答「クロガネモチ」が表示してあります。
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5分位行くとおきがるコースへ合流する道がありました。
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こんな木がありました。
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誘導版。B
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地衣類だと思うのですが、何でしょう?コナゴケ?
鮮やかな青緑色をしています。
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こちらへ行くと朝倉です。C
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弟山に登ることになりました。
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東屋がありました。
そばに案内板もあります。C
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この道を登って行きます。
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これも地衣類だと思うのですが、何でしょうか?丸いツブツブが気になります。
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少し登っていくと、眺望が開けてきました。
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左側が象頭山、右が姫山。
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見晴らしを楽しむためのベンチもあります。
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手前の山が障子ヶ岳、向こうが姫山。
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面白いうろ(樹洞)がありました。
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黒ハートに見える?
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全体はこんな感じ。
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もうすぐ頂上です。
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この辺りが弟山の頂上です。D
標高210m。
「弟山見晴しの丘」と名付けられています。
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山頂を後にして下ることにします。
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少し下ると兄山が見えてきました。
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顔に見える葉っぱ。
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はりきりコースを歩きます。

馬酔木です。茶色の実の横には花芽がいっぱい付いていました。
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知り合いのグループに遭遇。夏場は午前中、冬場は午後、週3回歩いているとのことです。

はりきりコースの誘導版。E
ここから市道に出ます。
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いこいの広場の梅が咲き始めていました。F
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梅里地区が見えてきました。
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帰って来ました。
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今日のコースです。
ゆっくり歩いて約1時間50分のコースでした。
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春はそこまで来ています揺れるハート
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