アーシュラ・K・ル=グウィン 『いちばん美しいクモの巣』 (詩人が贈る絵本 II)
[2018年01月31日(Wed)]
アーシュラ・K・ル=グウィンの絵本をもう一つ
『いちばん美しいクモの巣』 (詩人が贈る絵本 II)
(アーシュラ・K・ル=グウィン/著 ジェイムズ・ブランスマン/絵 長田弘/訳 みすず書房 2001.12)
原題は『Leese Webster』
本のカバーには
クモをきらう人はすくなくありません。けれども、きらわれ者のクモは、本当はとても愛すべき生き物。これは、リーゼ・ウェブスターという名のかわいいクモのお話です。
リーゼの夢は、世界でいちばん美しいクモの巣をつくること。どうやったら、美しいクモの巣を編めるだろうか?リーゼはいっしょうけんめい、クモの巣を編みつづけます。そうして、ある夏の朝、じぶんの編みあげたクモの巣を見つめて、リーゼはつぶやきます。「これは、わたしのつくった、いちばん美しいクモの巣だわ」
ダイアモンドの水のつぶ。朝の光の宝石。『ゲド戦記』で名高いル=グウィンが編みあげたクモの巣のように美しいお話の絵本。
とあります。
詩人の長田弘さんがセレクトし訳した美しい絵本です。
朝焼け色一色を基調とした背景に黒い線の繊細な絵が素敵です。どのページにもリーゼがひっそりと描かれていて、それを探すのも楽しいです。
「クモを殺すと、幸運が逃げちゃうのよ」とクモ(リーゼ)を逃がすシーンでは、リーゼが生き延びたことにホッとし、日本と同じような言い伝えがあるのだとクスッとしました。
「この絵本は、人びとに幸運をもたらすと伝えられてきた愛すべきクモたちへの讃歌としてつくられた。今日見ることができる美しいクモの巣がつくられるまで、実に4億年ものあいだ、自然の織物の名手であるクモたちは、毎晩努力を積みかさねてきたのである。」
(本のカバーより)
『いちばん美しいクモの巣』 (詩人が贈る絵本 II)
(アーシュラ・K・ル=グウィン/著 ジェイムズ・ブランスマン/絵 長田弘/訳 みすず書房 2001.12)
原題は『Leese Webster』
本のカバーには
クモをきらう人はすくなくありません。けれども、きらわれ者のクモは、本当はとても愛すべき生き物。これは、リーゼ・ウェブスターという名のかわいいクモのお話です。
リーゼの夢は、世界でいちばん美しいクモの巣をつくること。どうやったら、美しいクモの巣を編めるだろうか?リーゼはいっしょうけんめい、クモの巣を編みつづけます。そうして、ある夏の朝、じぶんの編みあげたクモの巣を見つめて、リーゼはつぶやきます。「これは、わたしのつくった、いちばん美しいクモの巣だわ」
ダイアモンドの水のつぶ。朝の光の宝石。『ゲド戦記』で名高いル=グウィンが編みあげたクモの巣のように美しいお話の絵本。
とあります。
詩人の長田弘さんがセレクトし訳した美しい絵本です。
朝焼け色一色を基調とした背景に黒い線の繊細な絵が素敵です。どのページにもリーゼがひっそりと描かれていて、それを探すのも楽しいです。
「クモを殺すと、幸運が逃げちゃうのよ」とクモ(リーゼ)を逃がすシーンでは、リーゼが生き延びたことにホッとし、日本と同じような言い伝えがあるのだとクスッとしました。
「この絵本は、人びとに幸運をもたらすと伝えられてきた愛すべきクモたちへの讃歌としてつくられた。今日見ることができる美しいクモの巣がつくられるまで、実に4億年ものあいだ、自然の織物の名手であるクモたちは、毎晩努力を積みかさねてきたのである。」
(本のカバーより)