横山眞佐子さんお薦めのの本B 子どもの本と図書館をめぐる動き2018
[2019年06月15日(Sat)]
【前回の続き】
『チャルーネ』(ホーコン・ウーヴレオース/作 オイヴィン・トールシェーテル/絵 菱木晃子/訳 ゴブリン書房 2018.7)
ルーネは、半年前に引っ越してきた男の子。
しつこくからんでくる、年上の3人組にうんざりしている。
パパは、いつもたずねる。「だいじょうぶかい?」
ルーネはこたえる。「だいじょうぶだよ」
でも、ほんとうは……?
ある日、地下室で、茶色いペンキを見つけたルーネは、とっておきの仕返しを思いついた!(ゴブリン書房HPより)
『きっちり・しとーるさん』(おのりえん/作・絵 こぐま社 2018)
しとーるさんは、きっちりしとーる。朝は6時に起きて、テキパキテキパキ時間通りに。職場の図書館でも、パーフェクトな仕事ぶりはお墨付き。でも、時々きっちりしすぎて、周囲の人に怖がられてしまうことも……。そんなある雪の晩、しとーるさんは、家の前で、ノミだらけのガビガビに汚れた子ねこと出会い……。
お話を聞くのは大好き! でも自分で読むのはちょっと苦手…。《こぐまのどんどんぶんこ》は、そんな子どもたちに本の楽しさを知ってもらい、絵本から読み物へのステップアップを応援するシリーズです。(こぐま社HPより)
『千びきおおかみ 日本のこわい話 』 (筒井悦子/再話 太田大輔/絵 こぐま社 2018.2)
旅の商人が森へ迷い込み、木の上で一夜を明かします。やがて夜が更け、木の下には商人を狙った狼の群れが……。狼たちは梯子のように連なり、その上を猫又が駆け上がってきて……!
息を呑む展開の表題作を含め、「くもの化けもの」「おいとけ堀」「きつねに化かされた話」「子育てゆうれい」「ずんべえ桃」の6話を収録。
お話を聞くのは大好き! でも自分で読むのはちょっと苦手…。《こぐまのどんどんぶんこ》は、そんな子どもたちに本の楽しさを知ってもらい、絵本から読み物へのステップアップを応援するシリーズです。(こぐま社HPより)
『こだぬきコロッケ』(ななもりさちこ/作 こばようこ/絵 こぐま社 2018)
子だぬきのポン吉は、つきなみ山に古くから続く「たぬばけ道場」の跡取り息子です。でも、化けるのがへたで、ひげやしっぽが残ってしまい、毎日怒られてばかり。そんなある日、丸まってふて寝をしていたポン吉の背中を見て、腹ぺこのオオカミがコロッケと間違えてかぶりつき……!!
無邪気なポン吉と、ぶっきらぼうだけど優しいオオカミ。でこぼこコンビがくり広げる、コロッケをめぐるかわいらしいお話。
お話を聞くのは大好き! でも自分で読むのはちょっと苦手…。《こぐまのどんどんぶんこ》は、そんな子どもたちに本の楽しさを知ってもらい、絵本から読み物へのステップアップを応援するシリーズです。(こぐま社HPより)
『ぬけ穴の首 西鶴の諸国ばなし』(岩波少年文庫)(廣末保/著 岩波書店 2019.3)
『好色一代男』『世間胸算用』などで知られる江戸時代の作家、井原西鶴の作品を翻案した短編集。財産あらそいをめぐる悲喜劇「牛と刀」、夜の芝居小屋を舞台にした怪談「真夜中の舞台」、金もうけに取りつかれた男の運命「わるだくみ」など、笑いと悲哀のまざりあった世のなかの姿を,鋭い観察眼と豊かな空想力で描き出す七編。(岩波書店HPより)
『十年屋』(廣嶋玲子/作 佐竹美保/絵 静山社 2018.7)
どうしても捨てられないもの、守りたいもの、遠ざけたいもの。そんなお品がございましたら「十年屋」の時の魔法をご用命ください。(静山社HPより)
『方言でたのしむイソップ物語』(安野光雅/著 平凡社 2018.7)
『イソップ物語』に長年親しんできた画家が、「各地の方言を大切に残したい」との願いを込めて全70話を津和野弁や大阪弁などに翻案し、各々に絵を描きおろした“新しい古典”。(平凡社HPより)
『おっとあぶない』(マンロー・リーフ/作 わたなべしげお/訳 復刊ドットコム 2018.11)
ユーモラスに、皮肉たっぷりに…
危険なことを警告するマンロー・リーフ、復刊絵本第3弾!!
『みてるよ みてる』『けんこう だいいち』に続く、マンロー・リーフのユーモア絵本復刊の第3弾。
子どもたちのまわりには危険がいっぱい。
「危ないからダメ!」と叱っても、子どもたちは聞きません。
この本には、お風呂ですべって怪我をする「ふろばまぬけ」、何でもかんでも食べてしまう「くいしんぼうまぬけ」、右と左を見ずに道路に出て行く「ぼんやりまぬけ」、ビニール袋を頭にかぶる「かぶりまぬけ」などなど、悪いお手本となる、たくさんの「まぬけ」たちが登場!
ちょっと怖いけど、「危ないことをする子は、こんなことになるよ」と、ユーモラスな中にも子ども自身が実感できる内容。
ママたちのお説教より、この本を読むほうが効果大に違いありません! (復刊ドットコムHPより)
※2003年にフェリシモ出版より刊行されたものを再編集して復刊。
『長くつ下のピッピ』(アストリッド・リンドグレーン/作 イングリッド・ヴァン・ニイマン/絵 菱木晃子/訳 岩波書店 2018.8)
世界中で愛されてきた、だれよりも強くて自由な女の子、「ピッピ」の物語をスウェーデン語初版挿絵と新訳で。
1941年の冬、病気の娘を元気づけるためにリンドグレーンが語り聞かせたのが、世界一強くて自由な赤毛の女の子の物語.世界中で愛されてきた「ピッピ」を、作者自身がお気に入りだったイングリッド・ヴァン・ニイマンによる挿絵と新訳でお届けします。ハチャメチャだけど心やさしくまっすぐなピッピの活躍から目がはなせません。(岩波書店HPより)
『コルクおばあさんとねこ』(フィリパ・ピアス/作 アントニー・メイトランド/絵 前田三恵子/訳 徳間書店 2018.4)
コクルおばあさんは、ロンドンの町のふうせん売り。黒ねこのピーターをかわいがっています。あるとき、悪いお天気がつづいてさかなの値段が上がり、おばあさんはピーターにさかなを買ってやれなくなりました。するとピーターは家出してしまいました。心配のあまり、ひどくやせてしまったおばあさんは、強い風のふくある日、ふうせんにひっぱられて空にまいあがり…? 英国の名手ピアスによる短編を、オリジナルの絵とともに幼年童話の形で出版!(徳間書店HPより)
『この計画はひみつです』(ジョナ・ウィンター/文 ジャネット・ウィンター/絵 さくま ゆみこ/訳 鈴木出版 2018.6)
ニューメキシコの砂漠の名もない町に、科学者たちがやってきました。
ひみつの計画のために、政府にやとわれた科学者たちです。
計画は極秘とされ、だれひとり情報をもらしません。
思いもよらないものが作られているにちがいありません。
もうすぐ完成しそうです。
時計の針がチクタクと時を刻み……
この計画によって集められた優秀な科学者たちが共同で作り出したのが、原子爆弾です。1945年7月16日に、ニューメキシコ州南部の砂漠で、最初の核実験が行われました。その後、1945年8月6日広島に、1945年8月9日長崎に、アメリカは原子爆弾を落としたのです。広島と長崎以来、原子爆弾が人を殺すために使われたことはありません。今は、多くの国が、地上での核実験を禁止しています。また、多くの国が、もっている核兵器を減らそうとがんばっています。それでも、2016年の時点で、世界には核兵器がまだ1万5700発も存在しています。いつかその数がゼロになることを願って、ジョナ&ジャネット・ウィンターはこの絵本を作りました。(鈴木出版HPより)
『野生のロボット』(ピーター・ブラウン/作・絵 前沢明枝/訳 福音館書店 2018.11)
あらしの夜、五つの木箱が無人島に流れついた。中にはどれも新品のロボットが一体ずつ入っていたが、こわれずに無事だったのは一体だけだった。偶然スイッチが入り起動したロボット=ロズは、島で生きぬくために、野生動物たちを観察することでサバイバル術を学んでいく。はじめはロズを怪物よばわりしていた動物たちだったが、ひょんなことからガンの赤ちゃんの母親がわりとなったロズが子育てに孤軍奮闘する姿を見て、しだいに心をひらいていく。すっかり野生のロボットとなったロズのもとに、ある日、不気味な飛行船がやってきた……。(福音館書店HPより)
『マルコとパパ』(グスティ/作・絵 宇野和美/訳 偕成社 2018.2)
ダウン症のある息子マルコとの関係を、ラテンアメリカ出身のイラストレーター・グスティが、父親の視点から、かざらない言葉と、ユーモアあふれるイラストで誠実に描きだした作品。
最初は受け入れられず、困惑するだけだった自分のこと、家族や周りの人たちの言葉、ありのままのマルコを愛するようになったこと、マルコのお気に入りの遊びやさりげない日常の一コマ、そしてマルコをはじめ障害のある子ども・人々と共に生きることの意味が、シンプルな言葉と、見るものの心をつかむイラストレーションで綴られる。
本書は世界的に高い評価を得ており、2016年にボローニャ・ラガッツィ賞障害の本部門最優秀賞を受賞したほか、ミュンヘン国際児童図書館推薦図書ホワイト・レイブンや、IBBY選定バリアフリー児童図書などに選ばれている。(偕成社HPより)
『Red あかくてあおいクレヨンのはなし』(マイケル・ホール/著 上田勢子/訳 子どもの未来社 2017.1)
ありのままの自分を探すきっかけに本書はアメリカで数々の賞を受賞、アメリカ図書館協会のレインボーリスト(LGBTの青少年向け推薦図書)にも選ばれました。本当は青いクレヨンなのに赤いラベルをはられた「レッド」。多様性をクレヨンの色で表現するアイディアが抜群で年齢を超えて理解され、自分自身を発見することがいかに大切かを話しあうきっかけとなる絵本です。(子どもの未来社HPより)
『ぼく、おたまじゃくし』(田島征三/作 佼成出版社 2018.6)
みんなカエルになったのに、1匹だけ手も足も生えてこないおたまじゃくしのぼく。でも、なぜかひげが伸びてきて……。ヤゴやミズカマキリ、そして大きなザリガニなど、たくさんの池の生きものたちと戦ったあと、ぼくが知らされた衝撃の事実とは……! 周りとの違いに悩みながら、運命に立ち向かっていく「ぼく」の自分探しの物語。(佼成出版社HPより)
『みえるとかみえないとか』(ヨシタケシンスケ/作 伊藤亜紗/相談 アリス館 2018.7)
宇宙飛行士のぼくが降り立ったのは、なんと目が3つあるひとの星。普通にしているだけなのに、「後ろが見えないなんてかわいそう」とか「後ろが見えないのに歩けるなんてすごい」とか言われて、なんか変な感じ。ぼくはそこで、目の見えない人に話しかけてみる。目の見えない人が「見る」世界は、ぼくとは大きくちがっていた。(アリス館HPより)
紹介された本を全て並べてみました。
当日のチラシです。
講師の横山さんと一の坂川を歩きましたが、まだ、蕾でした。
『チャルーネ』(ホーコン・ウーヴレオース/作 オイヴィン・トールシェーテル/絵 菱木晃子/訳 ゴブリン書房 2018.7)
ルーネは、半年前に引っ越してきた男の子。
しつこくからんでくる、年上の3人組にうんざりしている。
パパは、いつもたずねる。「だいじょうぶかい?」
ルーネはこたえる。「だいじょうぶだよ」
でも、ほんとうは……?
ある日、地下室で、茶色いペンキを見つけたルーネは、とっておきの仕返しを思いついた!(ゴブリン書房HPより)
『きっちり・しとーるさん』(おのりえん/作・絵 こぐま社 2018)
しとーるさんは、きっちりしとーる。朝は6時に起きて、テキパキテキパキ時間通りに。職場の図書館でも、パーフェクトな仕事ぶりはお墨付き。でも、時々きっちりしすぎて、周囲の人に怖がられてしまうことも……。そんなある雪の晩、しとーるさんは、家の前で、ノミだらけのガビガビに汚れた子ねこと出会い……。
お話を聞くのは大好き! でも自分で読むのはちょっと苦手…。《こぐまのどんどんぶんこ》は、そんな子どもたちに本の楽しさを知ってもらい、絵本から読み物へのステップアップを応援するシリーズです。(こぐま社HPより)
『千びきおおかみ 日本のこわい話 』 (筒井悦子/再話 太田大輔/絵 こぐま社 2018.2)
旅の商人が森へ迷い込み、木の上で一夜を明かします。やがて夜が更け、木の下には商人を狙った狼の群れが……。狼たちは梯子のように連なり、その上を猫又が駆け上がってきて……!
息を呑む展開の表題作を含め、「くもの化けもの」「おいとけ堀」「きつねに化かされた話」「子育てゆうれい」「ずんべえ桃」の6話を収録。
お話を聞くのは大好き! でも自分で読むのはちょっと苦手…。《こぐまのどんどんぶんこ》は、そんな子どもたちに本の楽しさを知ってもらい、絵本から読み物へのステップアップを応援するシリーズです。(こぐま社HPより)
『こだぬきコロッケ』(ななもりさちこ/作 こばようこ/絵 こぐま社 2018)
子だぬきのポン吉は、つきなみ山に古くから続く「たぬばけ道場」の跡取り息子です。でも、化けるのがへたで、ひげやしっぽが残ってしまい、毎日怒られてばかり。そんなある日、丸まってふて寝をしていたポン吉の背中を見て、腹ぺこのオオカミがコロッケと間違えてかぶりつき……!!
無邪気なポン吉と、ぶっきらぼうだけど優しいオオカミ。でこぼこコンビがくり広げる、コロッケをめぐるかわいらしいお話。
お話を聞くのは大好き! でも自分で読むのはちょっと苦手…。《こぐまのどんどんぶんこ》は、そんな子どもたちに本の楽しさを知ってもらい、絵本から読み物へのステップアップを応援するシリーズです。(こぐま社HPより)
『ぬけ穴の首 西鶴の諸国ばなし』(岩波少年文庫)(廣末保/著 岩波書店 2019.3)
『好色一代男』『世間胸算用』などで知られる江戸時代の作家、井原西鶴の作品を翻案した短編集。財産あらそいをめぐる悲喜劇「牛と刀」、夜の芝居小屋を舞台にした怪談「真夜中の舞台」、金もうけに取りつかれた男の運命「わるだくみ」など、笑いと悲哀のまざりあった世のなかの姿を,鋭い観察眼と豊かな空想力で描き出す七編。(岩波書店HPより)
『十年屋』(廣嶋玲子/作 佐竹美保/絵 静山社 2018.7)
どうしても捨てられないもの、守りたいもの、遠ざけたいもの。そんなお品がございましたら「十年屋」の時の魔法をご用命ください。(静山社HPより)
『方言でたのしむイソップ物語』(安野光雅/著 平凡社 2018.7)
『イソップ物語』に長年親しんできた画家が、「各地の方言を大切に残したい」との願いを込めて全70話を津和野弁や大阪弁などに翻案し、各々に絵を描きおろした“新しい古典”。(平凡社HPより)
『おっとあぶない』(マンロー・リーフ/作 わたなべしげお/訳 復刊ドットコム 2018.11)
ユーモラスに、皮肉たっぷりに…
危険なことを警告するマンロー・リーフ、復刊絵本第3弾!!
『みてるよ みてる』『けんこう だいいち』に続く、マンロー・リーフのユーモア絵本復刊の第3弾。
子どもたちのまわりには危険がいっぱい。
「危ないからダメ!」と叱っても、子どもたちは聞きません。
この本には、お風呂ですべって怪我をする「ふろばまぬけ」、何でもかんでも食べてしまう「くいしんぼうまぬけ」、右と左を見ずに道路に出て行く「ぼんやりまぬけ」、ビニール袋を頭にかぶる「かぶりまぬけ」などなど、悪いお手本となる、たくさんの「まぬけ」たちが登場!
ちょっと怖いけど、「危ないことをする子は、こんなことになるよ」と、ユーモラスな中にも子ども自身が実感できる内容。
ママたちのお説教より、この本を読むほうが効果大に違いありません! (復刊ドットコムHPより)
※2003年にフェリシモ出版より刊行されたものを再編集して復刊。
『長くつ下のピッピ』(アストリッド・リンドグレーン/作 イングリッド・ヴァン・ニイマン/絵 菱木晃子/訳 岩波書店 2018.8)
世界中で愛されてきた、だれよりも強くて自由な女の子、「ピッピ」の物語をスウェーデン語初版挿絵と新訳で。
1941年の冬、病気の娘を元気づけるためにリンドグレーンが語り聞かせたのが、世界一強くて自由な赤毛の女の子の物語.世界中で愛されてきた「ピッピ」を、作者自身がお気に入りだったイングリッド・ヴァン・ニイマンによる挿絵と新訳でお届けします。ハチャメチャだけど心やさしくまっすぐなピッピの活躍から目がはなせません。(岩波書店HPより)
『コルクおばあさんとねこ』(フィリパ・ピアス/作 アントニー・メイトランド/絵 前田三恵子/訳 徳間書店 2018.4)
コクルおばあさんは、ロンドンの町のふうせん売り。黒ねこのピーターをかわいがっています。あるとき、悪いお天気がつづいてさかなの値段が上がり、おばあさんはピーターにさかなを買ってやれなくなりました。するとピーターは家出してしまいました。心配のあまり、ひどくやせてしまったおばあさんは、強い風のふくある日、ふうせんにひっぱられて空にまいあがり…? 英国の名手ピアスによる短編を、オリジナルの絵とともに幼年童話の形で出版!(徳間書店HPより)
『この計画はひみつです』(ジョナ・ウィンター/文 ジャネット・ウィンター/絵 さくま ゆみこ/訳 鈴木出版 2018.6)
ニューメキシコの砂漠の名もない町に、科学者たちがやってきました。
ひみつの計画のために、政府にやとわれた科学者たちです。
計画は極秘とされ、だれひとり情報をもらしません。
思いもよらないものが作られているにちがいありません。
もうすぐ完成しそうです。
時計の針がチクタクと時を刻み……
この計画によって集められた優秀な科学者たちが共同で作り出したのが、原子爆弾です。1945年7月16日に、ニューメキシコ州南部の砂漠で、最初の核実験が行われました。その後、1945年8月6日広島に、1945年8月9日長崎に、アメリカは原子爆弾を落としたのです。広島と長崎以来、原子爆弾が人を殺すために使われたことはありません。今は、多くの国が、地上での核実験を禁止しています。また、多くの国が、もっている核兵器を減らそうとがんばっています。それでも、2016年の時点で、世界には核兵器がまだ1万5700発も存在しています。いつかその数がゼロになることを願って、ジョナ&ジャネット・ウィンターはこの絵本を作りました。(鈴木出版HPより)
『野生のロボット』(ピーター・ブラウン/作・絵 前沢明枝/訳 福音館書店 2018.11)
あらしの夜、五つの木箱が無人島に流れついた。中にはどれも新品のロボットが一体ずつ入っていたが、こわれずに無事だったのは一体だけだった。偶然スイッチが入り起動したロボット=ロズは、島で生きぬくために、野生動物たちを観察することでサバイバル術を学んでいく。はじめはロズを怪物よばわりしていた動物たちだったが、ひょんなことからガンの赤ちゃんの母親がわりとなったロズが子育てに孤軍奮闘する姿を見て、しだいに心をひらいていく。すっかり野生のロボットとなったロズのもとに、ある日、不気味な飛行船がやってきた……。(福音館書店HPより)
『マルコとパパ』(グスティ/作・絵 宇野和美/訳 偕成社 2018.2)
ダウン症のある息子マルコとの関係を、ラテンアメリカ出身のイラストレーター・グスティが、父親の視点から、かざらない言葉と、ユーモアあふれるイラストで誠実に描きだした作品。
最初は受け入れられず、困惑するだけだった自分のこと、家族や周りの人たちの言葉、ありのままのマルコを愛するようになったこと、マルコのお気に入りの遊びやさりげない日常の一コマ、そしてマルコをはじめ障害のある子ども・人々と共に生きることの意味が、シンプルな言葉と、見るものの心をつかむイラストレーションで綴られる。
本書は世界的に高い評価を得ており、2016年にボローニャ・ラガッツィ賞障害の本部門最優秀賞を受賞したほか、ミュンヘン国際児童図書館推薦図書ホワイト・レイブンや、IBBY選定バリアフリー児童図書などに選ばれている。(偕成社HPより)
『Red あかくてあおいクレヨンのはなし』(マイケル・ホール/著 上田勢子/訳 子どもの未来社 2017.1)
ありのままの自分を探すきっかけに本書はアメリカで数々の賞を受賞、アメリカ図書館協会のレインボーリスト(LGBTの青少年向け推薦図書)にも選ばれました。本当は青いクレヨンなのに赤いラベルをはられた「レッド」。多様性をクレヨンの色で表現するアイディアが抜群で年齢を超えて理解され、自分自身を発見することがいかに大切かを話しあうきっかけとなる絵本です。(子どもの未来社HPより)
『ぼく、おたまじゃくし』(田島征三/作 佼成出版社 2018.6)
みんなカエルになったのに、1匹だけ手も足も生えてこないおたまじゃくしのぼく。でも、なぜかひげが伸びてきて……。ヤゴやミズカマキリ、そして大きなザリガニなど、たくさんの池の生きものたちと戦ったあと、ぼくが知らされた衝撃の事実とは……! 周りとの違いに悩みながら、運命に立ち向かっていく「ぼく」の自分探しの物語。(佼成出版社HPより)
『みえるとかみえないとか』(ヨシタケシンスケ/作 伊藤亜紗/相談 アリス館 2018.7)
宇宙飛行士のぼくが降り立ったのは、なんと目が3つあるひとの星。普通にしているだけなのに、「後ろが見えないなんてかわいそう」とか「後ろが見えないのに歩けるなんてすごい」とか言われて、なんか変な感じ。ぼくはそこで、目の見えない人に話しかけてみる。目の見えない人が「見る」世界は、ぼくとは大きくちがっていた。(アリス館HPより)
紹介された本を全て並べてみました。
当日のチラシです。
講師の横山さんと一の坂川を歩きましたが、まだ、蕾でした。