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こどもと本ジョイントネット21・山口


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ムサシアブミ @ 秋吉台ウォーキングC [2019年05月19日(Sun)]
【前回の続き】

サトイモ科テンナンショウ属の ムサシアブミに会うことができましたぴかぴか(新しい)

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鐙とは、足踏(あしぶみ)が転化して「あぶみ」となったとされ、馬具の一です。
鞍の両脇から馬の脇腹にたらし、乗り手が足を踏みかけるものです。
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(▲岡本よしろう「毛利敬親騎馬像」)

武蔵鐙(むさしあぶみ)とは、武蔵国で作られた鐙で、鋂 (くさり) を用いないで、透かしを入れた鉄板にして先端に刺鉄 (さすが)をつけ、直接にホ具(かこ)としたものです。
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伊勢物語の第13段に、

むさしあぶみさすがにかけて頼むには問はぬもつらし問ふもうるさし

とあります。
平安時代の頃、武蔵国では特産品として鐙が作られていたそうです。
花(仏炎苞)の形が「武蔵国の鐙」に似ていることから、ムサシアブミとされたようです。
わかりやすいように写真を逆さまにしてみました。
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仏炎苞の側面です。 
筒部は長さ4〜7cmで、口辺部は耳状に張り出し、舷部は袋状に巻き込んでいます。
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仏炎苞の内部には、「付属体」と呼ばれる、白い棒状の器官がありますが、下の写真ではその先端付近の一部が見えています。
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上から仏炎苞を見ると、
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後ろから仏炎苞を見ると、
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地面から立ち上がる第一の葉柄の途中から二番目の葉柄が分岐し、その途中から花柄が伸びます。
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花柄は葉柄よりも短いです。
鞘状葉は、やはり、ヘビの様に見えますね。
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葉柄上端には幅の広い卵形で先が細くなった三枚の小葉をつけます。
3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)です。
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茎につく葉は2個です。
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【次回に続く】
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