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こどもと本ジョイントネット21・山口


〜すべての子どもに本との出会いを〜

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対談集 絵本のこと話そうか [2018年11月06日(Tue)]
今年の8月、28年前の対談『素直にわがまま』(偕成社 1990)が、今の時代を生きる人たちの羅針盤として手渡すべく『対談集 絵本のこと話そうか』(松田素子/編 アノニマ・スタジオ 2018.8)と改題して復刊されましたぴかぴか(新しい)

絵本のこと話そうか.jpg

長 新太、五味太郎、林 明子、糸井重里、高橋源一郎、谷川俊太郎、山田 馨、司 修、岸田今日子、スズキコージ、小沢 正、佐野洋子、沢野ひとし、田中和雄、江國香織、高橋章子、吉本ばなな、黒井 健の18人の表現者が登場する対談集です。
絵本作家・小説家・詩人・編集者などによるリレー対談によって、「絵本」を軸にした、作り手たちの「こころざし」や「根っこ」が示されています。

「絵本」とは、作家がどのように世界を見ているかそのものです。(略)現在も活躍される18人の方々の、28年の時を経てもゆらぐことのない信念と言葉の数々。絵本とは、読者とは、ものづくりとは、仕事とは、芸術とは、人生とは。対談を通して、絵本や本を越えたヒントがもらえる、人生の羅針盤となる一冊です。
アノニマ・スタジオHPより)

編集されたのは、山口県周南市 (元 新南陽市)出身の編集者 松田素子さんです。

松田さんは「はじめに」(P3)で

この本は、絵本の紹介や評論の本ではありません。けれど、ひとつひとつの対談を重ね合わせたとき、そこから、ひとつの絵本の地図〞が、そして、創るということとはどういうことなのかがあぶりだされ、確かに見えてくるような気がするのです。

リレー対談というスタイルで、さまざまなジャンルの方にバトンが渡っていきました。話題もいろいろです。

対談が行われた期間は1987年から1990年。それらをまとめたものが書籍『素直にわがまま』(偕成社)として、1990年に刊行されました。

そして長い時を経て、復刊されることになったのが本書です。

時を経ても変わらないものが、ここにあります。それは創り手たちの「こころざし」であり、目に見えないところで、探り、考え、深々と伸ばされていった「根っこ」のようなものなのかもしれません。

と書かれています。

この復刊に込めた松田さんの思いは、本のあとがき「復刊によせて」に書れています。

(略)この本がこれから、どんな人にとって、どんな羅針盤となり、灯台となり、チカラとなるのか…。
手にとってくださった一人ひとりの未来に、その答えがあるのだろうと思います。

(P468)


とても熱くて深い本です。
ぜひ、あなたも、手にとってみてください揺れるハート
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