ナギ @ 維新公園
[2018年06月11日(Mon)]
山口市の維新百年記念公園で、ナギを見つけました
(写真は2018年5月22日撮影)
葉の形は楕円状披針形で、広葉樹のような葉型ですが、針葉樹です
銘板
雌雄異株です
雄木
雄花が満開です
雌木
雌花は終わり、小さな青白色の実がたくさんついています
(以下2018年5月28日撮影)
「梛」と書き、読み方が波のない穏やかな海のことを指す「凪」に通じることから、海の安全を司る木として、海難から人々を守るお守りとして枝や葉っぱが身につけられてきました。
また、葉っぱの表も裏も美しいことと、葉脈が縦方向のみにあるため、縦方向に引っ張っても容易に裂けにくいことから、裏表なく引き裂かれない夫婦をあらわし、良縁に恵まれるという葉や実が夫婦円満や縁結びのお守りとしても使われてきました。
熊野神社及び熊野三山系の神社では神木とされ、一般的には雄雌一対が参道に植えられているそうです。
熊野の速玉大社にある樹齢千年のナギは、平清盛の嫡男平重盛がお手植えしたとされます。
藤原定家(ふじわらのていか/さだいえ)の家集『拾遺愚草(しゅういぐそう)』(2805)には、
御熊野詣の御共にまゐりて、哥つかうまつりし中に
本宮、寄社祝
ちはやぶるくまのの宮のなぎの葉を かはらぬ千世のためしにぞをる
(訳)熊野の宮の梛の葉を、千代にお変わりない君の吉例として手折るのだ。
とあります。
(写真は2018年5月22日撮影)
葉の形は楕円状披針形で、広葉樹のような葉型ですが、針葉樹です
銘板
雌雄異株です
雄木
雄花が満開です
雌木
雌花は終わり、小さな青白色の実がたくさんついています
(以下2018年5月28日撮影)
「梛」と書き、読み方が波のない穏やかな海のことを指す「凪」に通じることから、海の安全を司る木として、海難から人々を守るお守りとして枝や葉っぱが身につけられてきました。
また、葉っぱの表も裏も美しいことと、葉脈が縦方向のみにあるため、縦方向に引っ張っても容易に裂けにくいことから、裏表なく引き裂かれない夫婦をあらわし、良縁に恵まれるという葉や実が夫婦円満や縁結びのお守りとしても使われてきました。
熊野神社及び熊野三山系の神社では神木とされ、一般的には雄雌一対が参道に植えられているそうです。
熊野の速玉大社にある樹齢千年のナギは、平清盛の嫡男平重盛がお手植えしたとされます。
藤原定家(ふじわらのていか/さだいえ)の家集『拾遺愚草(しゅういぐそう)』(2805)には、
御熊野詣の御共にまゐりて、哥つかうまつりし中に
本宮、寄社祝
ちはやぶるくまのの宮のなぎの葉を かはらぬ千世のためしにぞをる
(訳)熊野の宮の梛の葉を、千代にお変わりない君の吉例として手折るのだ。
とあります。