• もっと見る

こどもと本ジョイントネット21・山口


〜すべての子どもに本との出会いを〜

子どもと本をむすぶ活動をしています


検索
検索語句
<< 2024年03月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
最新記事
カテゴリアーカイブ
プロフィール

こどもと本ジョイントネット21・山口さんの画像
月別アーカイブ
最新コメント
タグクラウド
日別アーカイブ
https://blog.canpan.info/jointnet21/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/jointnet21/index2_0.xml
山根秀信さんのワークショップ「ルミエール・ド・トーフ」に参加しました [2024年03月18日(Mon)]
3月17日(日)、HEART SPOT 102と山口県立美術館で行なわれたアーティスト山根秀信さんのワークショップ「ルミエール・ド・トーフ」に参加しましたぴかぴか(新しい)

アート・ルート一の坂.png
https://blog.canpan.info/jointnet21/archive/2362

山口市米屋町商店街 山口銀行前のHEART SPOT 102でまず、HEART企画「ROUTE 102(ルート・トーフ)アーカイブ展」を鑑賞しました。《ROUTE 102(ルート・トーフ)》とは、豆腐のプラスチック容器にセメントを詰めて出来上がった〈豆腐ブロック〉で地面を舗装した〈豆腐小径〉で、みずほ銀行と山口銀行の間、米屋町商店街と一の坂側をつないでいました。私も豆腐のプラスチック容器を提供し、協力したのを覚えています。
道路の拡張工事が行なわれ、今は跡形も残っていません。
制作会場の県立美術館に移動する途中、ほたる公園に名残りがあるというので、見学。

IMG_0613.JPG

「ルミエール・ド・トーフ」は、食べてしまえば用なし豆腐のプラ容器の隠れた装飾を石膏で浮かび上がらせ、照明器具を作るというワークショップです。
クリエイティブ・スペース赤れんがの「オブジェ-風景2023 山根秀信」展(2023年8月23日(水)〜9月3日(日))で展示されたインスタレーション「食卓の上の廃墟」を覚えていらっしゃる方も多いことでしょう。

KIMG2633(1).JPG KIMG2634(1).JPG

山根さんが一年間食べた食品のプラ容器を石膏で型取りし、食卓の上に並べたものです。

KIMG2640.JPG

それを山根さんが自ら教えてくださり照明器具にするというのです!なんという贅沢なワークショップでしょう。

36378968-7D09-4B14-A8DE-6D621063B113.jpeg

制作手順は・・・
1豆腐プラ容器の四隅の角にに切り込みを入れ、マスキングテープで止めます。

IMG_0592(1).JPG

2紙コップに石膏を水で溶きます。

IMG_0595(1).JPG

3紙コップの口を尖らせながら、プラ容器に石膏を流し込みます。

IMG_0593(1).JPG

4石膏が乾いたら、プラ容器を外します。

IMG_0596(1).JPG

5好みのメタリックカラーを着色します。

IMG_0614(1).JPG IMG_E0639.JPG

6絵の具が乾いたら、ライトを設置して完成!

IMG_0603(1).JPG

参加者皆さんの作品揺れるハート

IMG_0609(1).JPG

石膏を溶く水加減や石膏の流し方、プラ容器の外し方など難しかったけど、山根さんのご指導のもと、素敵な照明器具ができました!

山根さんご夫婦をはじめ、関係者の皆様大変お世話になりました。ありがとうございました。
令和5年度山口市美術展覧会が開催されています(2) [2024年03月09日(Sat)]
前回より続く

かわいい入賞候補作品かわいい
「もうすぐお兄ちゃん」【絵画(日本画)】 中村美沙子
IMG_E0556.JPG


「蓮」【絵画(油彩画)】 西山節子
IMG_E0560.JPG


「雪の山道」【絵画(水墨画)】 飯田陽子
IMG_E0562.JPG


「好日」【絵画】 後英雄
IMG_E0561.JPG


「血は大地へ、骨は星に。」【絵画】 井岡義朋
IMG_E0553.JPG

「ヨミノクニヘ・・・」で平成25年度山口市教育委員会賞、「雨を降らす樹に抱かれる女。」で平成26年度大賞、「2016年、余命11年宣言」で平成27年度大賞、「この森に埋めてもええそかね。」で平成29年度奨励賞、「森霊(滑の森から・・・)」で令和2年度審査員特別賞、「森の掟」で令和3年度山口市教育委員会賞と堂々の受賞歴です。
「鬼哭啾啾」で第76回山口県立美術展覧会大賞を受賞されました!
ダブル受賞かと密かに思っていたのですが・・・。


「六地蔵さん」【絵画】 神徳秀夫
IMG_E0554.JPG

「保安官」で平成23年度おごおり文化協会賞、「少女」で平成29年度審査員特別賞受賞。


「薔麗宮(青い薔薇)」【彫刻】 齋藤正和
IMG_E0558.JPG

斉藤さんはいつも絵画も出品されています。
今回の作品は「デジタル侯爵」
IMG_E0575.JPG

「星体X=Hand(アストラル・ボディ)」で平成30年度奨励賞。
「都市Aーエンジェル・フライトー」で第76回山口県美術展覧会入選。


「波紋」【工芸(陶芸)】 西村一
IMG_E0557.JPG


「一筆入魂」【写真】 岡本公一
IMG_E0565.JPG

「出現」で令和2年度奨励賞、「春遠からじ」で令和3年度奨励賞受賞。


「勇者の一矢」【写真】 末廣栄
IMG_E0563.JPG


「バリアで守れたらいいのに」【写真】 菅野智文
IMG_E0564.JPG 

「家路」で平成27年度奨励賞、「出番待ち」で平成28年度審査員特別賞、「糾う日々」で令和3年度おごおり文化協会賞受賞。


「ダビンチ コレクション」【デザイン(切り絵)】 上田幸吉
IMG_E0567.JPG

アクリルの額には黒い模様?が入っています。ダ・ヴィンチ・コード???
平成29年度大賞の「アレッタの林檎(切り絵)」は納得の大賞でした!
前年の「モディリアーニ」は平成28年度審査員特別賞受賞。


「想像の街」【デザイン(ペン・水彩・色鉛筆・鉛筆)】 梅田海華 
IMG_E0566.JPG



かわいい特別展示かわいい
前年度大賞受賞者展示 土谷寛子

「創る楽しみ・食べる遊び、人に会う幸せ」
IMG_E0539.JPG

「映しだすもの」で平成26年度山口市教育委員会賞、「blooming 」で令和2年度奨励賞、「牧歌的な風景」で令和3年度審査員特別賞、「HOME 」で令和4年度大賞受賞。



その他、24日まで山口県立美術館で開催されている第76回山口県美術展覧会でも入賞・入選された方です。

響月「彩」【絵画】
IMG_E0574.JPG

「愚かな人類」で佳作


山根みどり「渇く」【写真】
IMG_E0577.JPG

「氷華ーこの現実に咲き誇るー」で佳作


星川勲子「平穏な日々」【絵画】
IMG_E0572.JPG

「いつも一緒」で入選


杉永博人「Sunny spot」【写真】
IMG_E0576.JPG

「PASSION」で入選
令和5年度山口市美術展覧会が開催されています(1) [2024年03月08日(Fri)]
3月10日(日)まで、山口市民会館で、令和5年度山口市美術展覧会が開催されていますぴかぴか(新しい)

IMG_E0542.JPG

るんるん日 時るんるん 2024年3月3日(日)〜10日(日)10:00〜17:00
    (初日10:30〜、最終日〜16:00)
るんるん場 所るんるん 山口市民会館 展示ホール・小ホール
るんるん入場料るんるん 無料
るんるん主 催るんるん 山口市、山口市教育委員会、山口文化協会、おごおり文化協会
るんるん後 援るんるん あいお文化倶楽部、阿知須文化協会、徳地文化協会、阿東文化協会、(公財)山口市文化振興財団

今年度から事前申し込み制になったこと、搬入時期が山口県美術展覧会とほぼかぶったことで、作品数はどうかなと心配(主催者でもないのに!)していましたが、昨年度より出品数が増えていました!
会場には、入選した山口市民の皆様の力作が149点展示されています。
市美展は「つくる人たちの研鑽の場であるとともに身近な作品鑑賞の場」です。

独自の世界観が示されていること、新たな表現に挑戦する創意や丁寧に時間かけて仕上げる姿勢などを評価のポイントとした」(審査委員長 倉田研治審査員の総評より)で選ばれた、作品をご紹介します。


かわいい大賞かわいい 
「幻日」【写真】 内山省三  
IMG_E0527.JPG

なんとも不思議な写真です。
現実の風景なのか・・・幻想なのか・・・。
倉田研治審査員の講評に「向かってくる猫の存在は、虚構と現実をつなぐトリガーのように感じられる。」とあります。
作者のコメントに「郊外の田んぼの中にある、白い猫が描かれているオブジェとねこの写真」とあるので、恐らくこんなオブジェがあるのでしょう。
誰かが、写真家 佐藤健寿の奇界世界に通ずる、と言っていました。
「あの空へ」で令和2年度(第63回)山口文化協会賞を受賞されています。


かわいい準大賞かわいい 
「一休み」【絵画】 村田賢二 
IMG_E0528.JPG

村田さんといえば、手をあわせ一心に祈る84歳(当時)のお姉さんを描いた令和3年度大賞の「願う」を思い起こします。
定年退職後に本格的に絵を描き始められ、「共生」で平成30年度奨励賞、「生きがい」で令和2年度奨励賞と実績を積み重ねられています。
黄色を基調とした暖かな絵です。絵のモデルは作者お兄さんご夫婦なんだそうです。
「405歳を生きる」で第76回山口県美術展覧会佳作を受賞。こちらも同じモデルだとか……。


かわいい山口市教育委員会賞かわいい
「真夏花」【工芸(漆芸)】 石村幸穂  
IMG_E0538.JPG

漆器の筺に蒔絵と螺鈿で加飾されています。


かわいい山口文化協会賞かわいい 
「行動制限解除」【絵画(和紙絵)】 長谷川章子
IMG_E0531.JPG

長谷川さんの作品が大好きで、市美展に出品される作品をいつもうっとり眺めています。柔らかな優しい世界に癒やされます。
最近では、「「菜の花」の記憶(椹野川周辺)」で 令和3年度審査員特別賞を受賞されました。


かわいいおごおり文化協会賞かわいい 
「糸あそび(刺しゅう、てまり)」【工芸】 神無月
IMG_E0537.JPG

神無月さんは、私が市美展を鑑賞するようになってからずっと(きっとそれ以前から)一度も欠かさず、毎年出品されているのではないでしょうか。
最近では「〇〇」で平成29年度山口市教育委員会賞を受賞されています。


かわいい奨励賞かわいい 
「魅せられて」【絵画(日本画)】 岡本弘子
IMG_E0532.JPG


「浮遊」【絵画(油彩画)】 木村重美
IMG_E0534.JPG

油彩画だと思われます。
平成5年度(36回)大賞受賞、第49回(1996年)山口県美展入選。


「はじまりのとき」【絵画】 井上広之
IMG_E0535.JPG

平成16年度大賞を受賞された井上さんですが、久しぶりの出品なんだそうです。
井上さんは、美祢市美東町綾木にある芸術文化交流館「月影」のオーナーでもあります。


「桜に鷺の図」【絵画(和紙絵)】加藤昇
IMG_E0533.JPG

きれいに描かれた日本画とばかり思っていたら、キャプションに「和紙」とありました!
「クリスマスだって・・・」で第76回山口県美術展覧会も佳作を受賞されています。


「野鶯啼破春」【書】 清水芳華
IMG_E0536.JPG


かわいい審査員特別賞かわいい 
「石楠花」【絵画(日本画)】 徳永和代
IMG_E0555.JPG

「薄暮」で平成25年度おごおり文化協会賞、「烈」で平成26年度審査員特別賞、「聴雪」で平成27年度山口文化協会賞受賞。


「イワタバコ」【絵画(日本画)】 藤井由佳子
IMG_E0552.JPG

「伸びゆく」【工芸(陶芸)】で平成30年度奨励賞、「プロティア」【絵画】で令和3年度審査員特別賞受賞。
いつも、工芸と絵画の2点を出品されています。すごいことです!


「春立つと 他3首」【書】 大沼優佳
IMG_E0568.JPG


「人ジン」【写真】 祐村恵彦
IMG_E0540.JPG

「魑魅累々」で平成27年度山口市教育委員会賞受賞。


「異端」【その他】 Urupa
IMG_E0541.JPG

16歳なんだそうです。これからに期待します。


以上15点が入賞です。
こちらに、作品の写真と講評がアップされています。
https://www.city.yamaguchi.lg.jp/uploaded/attachment/93091.pdf


次回に続く
第76回山口県美術展覧会審査会を傍聴しました [2024年02月28日(Wed)]
2月20日(火)・21日(水)、山口県立美術館で行われた第76回山口県美術展覧会審査会を傍聴しましたぴかぴか(新しい)

8ABA113A-2E95-413D-806B-D47D2303C179.jpeg
第76回山口県美術展覧会要項


山口県美術展覧会審査会は、審査の全ての段階が一般に公開されていて、事前に申し込めば、誰でも傍聴することができ、審査員の視点や考え方を直に体感することができます。
公開審査にしている公募展は、全国でも珍らしいようです。

今年度の審査員は、彫刻家で京都市立芸術大学教授の松井紫朗さん、姫路市立美術館館長の不動美里さん、東京国立近代美術館主任学芸員で美術批評家の成相肇さんです。松井紫朗さんは県美展の審査が2回めで審査委員長、不動さん・成相さんは初めての審査です。

審査は、作品のジャンルを分けず、
1一次審査:入選候補作品を選定
2二次審査:入選作品を選定
3三次審査:入賞作品を選定
の三段階で行われます。

作品は、AタイプとBタイプに分けて、2月16日(金)〜18日(日)に搬入受付されています。
Aタイプ:審査に際して、比較的容易に移動が可能な作品
  絵画・写真など主に壁に掛けて展示する作品
Bタイプ:大きい、重い、割れやすい、など、審査中の移動が難しい作品
  陶芸・彫刻・インスタレーション・大掛かりな組作品など

Bタイプのうちインスタレーション・大掛かりな組作品など作品設置のためのスペースが必要なものは、11月25日(土)〜12月3日(日)に事前協議され、美術館内に設置されています。

一次審査・二次審査は、
繰出審査:審査員が着席し、その前に作品を繰出して審査
据置審査:審査員が移動し、据置された作品を審査

されます。
傍聴者は、繰出審査の時は、審査員席の後ろに設けられた傍聴席に座り、審査の様子を見ます。据置審査の時は、館内を審査員と共に移動して審査の様子を見ることができます。


120日(火)の午前中は入選候補作品を選ぶ一次審査が行われました。
今年度の出品作品266点ですexclamation
3人の審査員が「」と「×」の札をそれぞれ持ち、1人でも「」の札を上げれば、その作品は入選候補となります。

一次審査は出品作品全てを観ることができるまたとない機会です。
また、繰出審査の際は不動審査員の真後ろの席に座わることができたので、作品だけでなく審査員の表情や仕草までしっかり見ることができ、ラッキーでした。

出品作品266点、Aタイプ196点のうち181点・Bタイプ70点のうち69点の計250点入選候補作品として残りました。

つまり、落選したのは、Aタイプ15点、Bタイプ1点のみでした。
全体的に例年以上にレベルの高い作品が多いような気がしました。
落選した作品はそれが納得できる作品も多く、むしろ、どうしてこの作品が残るんだろう、と思う作品もあり、こんなに残って大丈夫かな、と傍聴者ではありますが、心配なくらいでした。
予定時間を15分オーバーして、昼休憩となりました。


220日(火)の午後からは入選作品を選ぶ二次審査が行われました。
第一次審査で入選候補作品となった250点について、2人の審査員が「」の札を上げたものが、入選となります。「」1つは選外です。

」「×」というのを一見で決めるのは素人の私からするととても困難なことのように思えますが、「完成度」「技術の高さ」「メッセージ性」「作者の意識」など水準を満たしているかどうかは経験値でほぼ分かるのだそうです。その上で、審査には審査員個人の好みや思い入れも多いに入っていて、「稚拙だけど好きだなあ」と推された作品がいくつかありました。
審査員の方は、一見ですが、「これは、あそこに展示してあった方と同じ作者ですね。」と鋭く指摘されていました。
私自身も知った方の作品は、いつも観ているからなんとなく「◯ ◯さんの作品だ!」と分かりましたが、同じ人がいくつも出品されているのを見落としたものもありました。

250点も残っているので、審査はサクサクすすむようでいて、「」が一つの場合は、「」をあげた審査員が一つひとつの作品について「何故なのか」を丁寧に述べられました。
その言葉で「×」を「」に変えられ、めでたく入選作品なったものが10数点ありました。その駆け引きがとても興味深かったです。

実は「×」が3つの時でさえ、「誰かがあげられると思ったんですが・・・」と言われることもあり、展示方法や次回作品のアドバイスをされた作品もありました。

公開審査ですから当然出品者が傍聴にたくさん来られていました。審査員の方は、どなたが出品者か分からずとも、傍聴されていることは承知の上でしょうし、自ずと一点一点の審査は真剣そのもので、「講評」にも愛黒ハートがあふれています。

何故1枚の絵(写真)ではなく組作品にしたのか、何故インスタレーションにしたのか、など鋭く追求されていました。
1人が何点か出品している場合は、なるべく1点でもすくい上げようとされていました。1票ずつに割れている時は、話し合いで1点を残されたり、反対に、1点のみに絞られたことも多くありました。

「うまく描いた(創った)その先に、そこからこぼれ落ちるもののある」作品や、全てを呈示しているのではなく「観る人に問いかける、ひっかかる」作品を選ばれているようです。
独自性、鑑賞者を惹きつける力なども、審査の大きな要素のようです。
審査員は審査の途中で何度もタイトルを確認されていて、作品に込められたものをタイトルから得ようとされているようでした。タイトルの付け方も、すごく大切な要素だということが今回もよく分かりました。

Aタイプ94点・Bタイプ36点の計130点入選作品となりました。

一次審査、二次審査をまとめると、
Aタイプ 出品196点 ⇒ 一次審査 181点 ⇒ 二次審査 94点
Bタイプ 出品70点 ⇒ 一次審査 69点 ⇒ 二次審査 36点 
です。


すごく技術的に優れていて自分でも好きで「何でこれが選外なんだろう?」と思う作品も何点かありました。
終わったのは予定時間を過ぎ、5時半になっていました。



32日目の21日(水)は、いよいよ入賞作品を選定する三次審査です。
美術館に入ると選外の作品は撤去され、入選以上の作品のみ130点が据置されていました。

@まず入賞作品を選びます。
審査員は黄・青・赤の色違いの紙を15枚ずつ持ち、会場を回りながら作品の前に色紙を置いていきます。色紙が1枚でも置かれた作品は入賞作品ということになります。
傍聴者は、自由に館内を回ることができます。

38点入賞作品、佳作以上となりました。

大賞1点、優秀賞5点というのは決まっているので、ここで佳作の作品数が32点というのが確定しました。過去に遡って、佳作32点は多いように思います。


A入賞以外のAタイプの作品は裏返され、審査員が各々6枚ずつ色紙を持ち、会場を回りながら作品の前に色紙を置いていき作品を絞っていきます。
傍聴者は、自由に館内を回ることができます。


B色紙の置かれた作品のみ一つの部屋に集められ、Bタイプのなかで動かせない作品は写真が置かれました。審査員は各々3枚ずつ色紙を持ち、作品の前に色紙を置いていきました。
傍聴者は2階へのスロープからその様子を見ます。

8点残りました。


C審査員が各々2枚ずつ色紙を持ち、作品の前に色紙を置いていきました。

大賞+優秀賞候補作品6点が決まりました。
札の置かれなかった作品32点佳作と確定しました。


D残った6点から大賞1点と優秀賞5点を決めるのですが、協議により決めることになりました。
それぞれの作品について、どこが「推し」なのか、審査員が篤く語られました。

A105・・・写真 ※組作品     ★成相審査員推し
A141・・・絵画(洋画)      ★成相審査員一推し
B12 ・・・工芸(陶芸)※組作品  ★不動審査員推し
B43 ・・・工芸(陶芸)※壺    ★松井審査員推し
B44 ・・・彫刻(木彫)※組作品  ★松井審査員一推し
B45 ・・・彫刻(ペーパークラフト)★不動審査員一推し

白熱した協議の末、大賞候補にA141とB45が残りました。
さらに協議を重ね、A141が大賞に選ばれましたひらめき

大 賞 1点
優秀賞 5点
佳 作 32点
入 選 92点


11時半過ぎに審査が終わり、傍聴者による審査員への質疑応答等の時間になりました。
終了時間が迫っていたので、審査員の方から「出品者の方はいませんか?」と声かけされて、最後までIさんと大賞を争ったOさんが、作品についての思いなど述べられました。


審査の過程に立ち会うことができ、とても貴重な時間でした。


かわいい松井紫朗(まつい・しろう)かわいい
彫刻家、京都市立芸術大学教授。1960年奈良県生まれ。1986年、京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程修了。1983年の初個展以来、木・金属・石などを用いた独自の造形で、「アート・ナウʼ 85」展(兵庫県立近代美術館 1985)に選出されるなど、「関西ニューウェーブ」を担う一人として注目を集める。1990年代からは、シリコンラバーやテント素材を用いた作品や、ナイロン素材の巨大なバルーンを空間に展開させる作品などを発表。JAXA(宇宙航空研究開発機構)との共同研究では、国際宇宙ステーションでの庭作り「宇宙庭」(2009〜2010)や、軌道上の宇宙空間の採取「Message in a Bottle」(2011〜2013)を実施する。2014年からは地上ミッションとして「手に取る宇宙」を各地で開催。文化庁優秀賞(1999)、宇部市制施行80周年・野外彫刻40周年記念賞(第19回現代日本彫刻展 2001)などの受賞歴がある。山口県美展の審査は2回目。

かわいい不動美里(ふどう・みさと)かわいい
姫路市立美術館館長。1961年京都府生まれ。大阪大学文学部美学科(美術史専攻)卒業。1985年度スペイン政府給費生としてマドリード・コンプルテンセ大学にて絵画、彫刻デッサンを学ぶ。岐阜県現代陶芸美術館学芸員、金沢21世紀美術館学芸課長を経て、2022年より現職。主な企画展に、2003年「ロシア・アヴァンギャルドの陶芸:モダン・デザインの実験」、2005年Alternative Paradise〜もうひとつの楽園」、2009年「愛についての100の物語」、2010年「Alternative Humanities〜新しい精神のかたち:ヤン・ファーブル×船越桂」、2021年「日本の心象 刀剣、風韻、そして海景」など。共著に『芸術環境を育てるために』(松井利夫・上村博/編 京都造形芸術大学 東北芸術工科大学 出版局 藝術学舎 2020)がある。山口県美展の審査は初めて。

かわいい成相肇(なりあい・はじめ)かわいい
東京国立近代美術館主任学芸員。美術批評家。1979年島根県生まれ、一橋大学大学院言語社会研究科修了。美術と雑種的な複製文化を混交させる企画を手がけながら、府中市美術館、東京ステーションギャラリー学芸員を経て2021年より現職。主な企画展に2011年「石子順造的世界 美術発・漫画経由・キッチュ行」(第24回倫雅美術奨励賞)、2014年「ディスカバー、ディスカバー・ジャパン 「遠く」へ行きたい」、2017年「パロディ、二重の声 日本の1970年代前後左右」、2022年「大竹伸朗展」など。著書に『芸術のわるさ コピー、パロディ、キッチュ、悪』(かたばみ書房 2023)がある。山口県美展の審査は初めて。



=参考=
第75回(2022年度) 展覧会:11月24日(木)〜12月11日(日)
 出品246点 ⇒ 102点 ⇒ 大賞1点、優秀賞5点、佳作26点、入選70点
  大賞 吉村大星「ザルの惑星」 色鉛筆(4枚組)
第74回(2021年度) 展覧会:2021年12月3日(金)〜19日(日)
 出品396点 ⇒ 60点 ⇒ 大賞1点、優秀賞5点、佳作17点、入選37点
  大賞 大村洋二朗「Hello Japan」 多面化写真彫刻
第73回(2019年度) 展覧会:2020年2月13日(木)〜3月1日(日)
 出品364点 ⇒ 90点 ⇒ 大賞1点、優秀賞5点、佳作26点、入選58点
  大賞 津川奈菜「Loop Town」 ドローイング
第72回(2018年度) 展覧会:2019年2月14日(木) 〜3月3日(日)
 出品297点 ⇒ 114点 ⇒ 大賞1点、優秀賞5点、佳作26点、入選82点
  大賞 ロベルト・ピビリ「椹野川沿いのイノシシの行進」 インスタレーション
第71回(2017年度) 展覧会:9月16日(土)〜10月1日(日)
 出品396点 ⇒ 61点 ⇒ 大賞1点、優秀賞5点、佳作16点、入選39点
  大賞 山根秀信「食卓の上の廃墟2017」 インスタレーション
第70回(2016年度) 展覧会:9月23日〜10月10日
 出品402点 ⇒ 143点 ⇒ 大賞1点、優秀賞5点、佳作31点、入選106点
  大賞 保手濱拓「memento(グンバイナズナ)」
第69回(2015年度) 展覧会:9月26日〜10月12日
 出品362点 ⇒ 128点 ⇒ 大賞1点、優秀賞5点、佳作25点、入選97点
  大賞 深田佳心「ボクラノユクエ」
第68回(2014年度) 展覧会:10月2日〜10月19日
 出品359点 ⇒ 113点 ⇒ 大賞1点、優秀賞5点、佳作27点、入選80点
  大賞 小田善郎「顔遊び1」 アクリル画(5枚組)
第67回(2013年度)  展覧会:2014年3月13日(木)〜3月30日(日)
 出品469点 ⇒ 80点 ⇒ 大賞1点、優秀賞5点、佳作21点、入選53点
  大賞 山本新治・TAO「おれたちの仕事(春と修羅)A」


出品作品には作者が分かるものがいくつもありましたが、ブログをアップする時点で、まだ審査結果が公表されていないので、敢えて、出品番号のみ記しました。
また、27日までには、出品者に審査結果が通知されました。


2月28日、山口県より「「第76回山口県美術展覧会」の開会式及び表彰式について 」が報道発表されました。

2月27日、非公開ではありますが、山口市美術展覧会の審査会がありました。
アート・ルート 一の坂 @ HEART2023 [2024年02月27日(Tue)]
3月7日(木)〜24日(日)、HEART2023「アート・ルート 一の坂」が開催されますぴかぴか(新しい)

アート・ルート一の坂.png

アート・ルート 一の坂
山口県立美術館と山口市中心商店街をむすぶルート、一の坂エリアを、アートな遊歩道にしようという企画。
ものづくりのワクワク感が味わえるワークショップを続々と行います。



かわいいHEART企画
「ROUTE 102(ルート・トーフ)アーカイブ展」
2007年秋、みずほ銀行と山口銀行の間に、幅1.2m、長さ50mほどの小径、《ROUTE 102(ルート・トーフ)》が出現したことをご存知ですか?
山口市民から集めた豆腐5000個にセメントを詰めて出来上がった〈豆腐房ロック〉で、地面を舗装したのです。
翌年には50m延長し、米屋町商店街と一の坂側をつなぐ素敵な〈豆腐小径〉となりました。
制作したのは、美術家の山根秀信さんと山口市民。
今は影も形もありませんが、「また再び、中心市街地のどこかに〈豆腐小径〉をどこかに!」というわけで、まず当時の記録を展示。来年の小径完成を目指します。


るんるん日 時るんるん 3月7日(木)〜24日(日)11:00〜17:00 (土・日は10:00〜18:00)
るんるん場 所るんるん HEART SPOT 102
    山口市米屋町商店街 山口銀行米屋町出張所前


かわいいアーティスト企画
山根秀信のワークショップ
「〈シン・ROUT 102〉計画2024」

来年の《シン・ROUT 102》実現に向け、まずはエクササイズ。
小型豆腐小径をつくります。
小学4〜6年生のみなさん!豆腐を食べて、プラ容器を持って大集合exclamation

 
るんるん日 時るんるん 2024年3月16日(土)14:00〜15:30
るんるん場 所るんるん HEART SPOT 102 / 山口県立美術館横
るんるん対 象るんるん 小学4年生〜6年生
るんるん定 員るんるん 15名(要申込・先着順)
るんるん持参物るんるん 豆腐のプラ容器
るんるん参加費るんるん 無料
るんるん申 込るんるん 山口県立美術館WEBサイト
    https://ssl.sgn.ne.jp/apl/btcr/cp/QSPSYA02/form


かわいいアーティスト企画
山根秀信のワークショップ
「ルミエール・ド・トーフ」

豆腐を大量に販売するために考案された安価なプラスチック製容器。
豆腐を食べてしまえば用なしです。でも、以外にも、そこには素敵な装飾が隠れています。
その素敵な装飾を石膏で浮かび上がらせ、照明器具をつくりませんか。
みなさん!豆腐を食べて、プラ容器を持って大集合exclamation


るんるん日 時るんるん 2024年3月17日(日)14:00〜15:30
るんるん場 所るんるん HEART SPOT 102 / 山口県立美術館横
るんるん対 象るんるん 中学生以上
るんるん定 員るんるん 10名(要申込・先着順)
るんるん持参物るんるん 豆腐のプラ容器
るんるん参加費るんるん 無料
るんるん申 込るんるん 山口県立美術館WEBサイト
    https://ssl.sgn.ne.jp/apl/btcr/cp/QSPSYA02/form


るんるん問合先るんるん ミュージアム・タウン・ヤマグチ実行委員会HEART事務局(山口県立美術館)
   〒753-0089 山口市亀山町3-1
   電話 083-925-7788
るんるん主 催るんるん ミュージアム・タウン・ヤマグチ実行委員会HEART2023
山口県/山口県立美術館/山口市/山口商工会議所/山口市商店街連合会/山口県立美術館指定管理者SPSグループ/公益財団法人山口きらめき財団



かわいい山根秀信かわいい
1959年山口市生まれ。1985年東京芸術専門学校(T.S.A)卒業。1984年から発表活動を始め、1991年渡仏。フランス、ノルマンディーにて田窪恭治氏による「サン・ヴィゴール・ド・ミュー礼拝堂再生プロジェクト」に参加。2年半の活動の後、山口市に拠点を移し、県内外で作品を発表。山口県美術展覧会大賞受賞(1996、2011、2017)。2007年と2008年には、「ROUTE102─豆腐を食べて、小道をつくろう」プロジェクトを実施。
COLOURS 色彩図鑑 〜100名のイラストレーター、絵本作家による展覧会 @ ピンポイントギャラリー [2024年02月23日(Fri)]
2月12日(月)〜3月2日(土)、ピンポイントギャラリーで、「COLOURS 色彩図鑑 〜100名のイラストレーター、絵本作家による展覧会」が開催されますぴかぴか(新しい)

DC848898-0986-477C-88D0-5749602C5FF2.jpeg 98898863-6238-4CBF-A852-2E6D8B990C3F.jpeg

100名のイラストレーター、絵本作家による展覧会。
今回のテーマは“色”。
オンラインショップにて、全出品作品がご覧いただけます。

https://pinpoint.official.ec/

るんるん日時るんるん 2024年2月12日(月)〜3月2日(土)12:00〜19:00 
    土曜日 12:00〜17:00  ※初日のみ14:00〜
    日曜休み
るんるん場所るんるん ピンポイントギャラリー
    渋谷区神宮前5丁目49-5
     電話 03-3409-8268
     表参道駅[B2]徒歩2分
るんるん参加作家るんるん 
あおきひろえ、あずみ虫、網中いづる、飯野和好、石川基子、市居みか、市原淳、伊藤知紗、いとうひろし、伊藤明花、イヌイマサノリ、井之口真央、植田真、うちむらたかし、eto、太田大輔、岡田千晶、岡本よしろう、小倉正巳、小渕もも、鹿島孝一郎、かとうくみこ。かとうまふみ、加藤休ミ、かとうようこ、金澤めぐみ、かねこまき、金子恵、クボ桂汰、クリシュナ智子、こじまさとみ、こみねゆら、さいとうつづり、齋藤槙、阪口笑子、さこももみ、ささめやゆき、サトウマサノリ、さぶさちえ、塩谷まみこ、シゲタサヤカ、しみずやすこ、下田昌克、趙一安、庄野ナホコ、杉原やす、すけのあずさ、スズキトモコ、鈴木真実、タカタカヲリ、田上千晶、田中六大、千葉智江、つがねちかこ、つじにぬき、どいまき、といよしひこ、洞野志保、刀根里衣、とりごえまり、内藤しなこ、仲上美佳子、長野ヒデ子、なかむらかおり、成広のり子、野村直子、長谷川義史、浜田桂子、はやしますみ、はらぺこめがね、ひがしちから、樋上公実子、日隈みさき、ひらいたかこ、平澤一平、ひろかわさえこ、藤島由美、藤本ともひこ、降矢なな、古内ヨシ、B. Bolormaa、益田ミリ、堀口ティモコ、松成真理子、松林みやこ、丸山ゆき、水上多摩江、水沢そら、ミヤザーナツ、ミロコマチコ、村上康成、もち山あやこ、森環、森雅之、山口哲司、山口マオ、山田和明、山本久美子、よしだるみ、米増由香
蔵貫信原画展『さんかく山にえんそく』 & 朗読会『さんかく山にえんそく』・『きしゃにのって』 @ 萩市立萩図書館 [2023年12月24日(Sun)]
1月12日(金)〜19日(金)、萩市立萩図書館で、蔵貫信原画展『さんかく山にえんそく』が開催されますぴかぴか(新しい)
1月14日(日)、朗読会『さんかく山にえんそく』・『きしゃにのって』が開催されますぴかぴか(新しい)


かわいい蔵貫信原画展『さんかく山にえんそく』

9BBB9EA1-F18E-497A-8B60-0F847373D204.jpeg

るんるん日時るんるん 2024年1月12日(金)〜19日(金)9:00〜19:00 (※最終日15:00まで)
るんるん場所るんるん 萩図書館2F


かわいい朗読会『さんかく山にえんそく』・『きしゃにのって』

25A0E303-6BF2-4273-B651-617F58CFA57E.jpeg

蔵貫信さんの絵本『さんかく山にえんそく』・『きしゃにのって』の朗読会です。
朗読に合わせたピアノが奏でるイメージの広がりをお楽しみください。
作者・蔵貫信さんが、作品創作のエピソードを話されます。


るんるん日 時るんるん 2024年1月14日(日)14:00〜15:00
るんるん場 所るんるん 萩図書館2階
るんるん朗 読るんるん 図書館職員
るんるんピアノるんるん 有田真美子(有田音楽教室主宰)
るんるん定 員るんるん 30人 ※要事前申込 申込受付 12/14 から
るんるん申込方法るんるん カウンターもしくは電話

るんるん主催・申込・問合るんるん 萩市立萩図書館/NPO萩みんなの図書館
    電話 0838-25-6355


かわいい蔵貫信かわいい
1969年生まれ。山口県萩市在住。
動物をモチーフにしたユーモラスで愛らしいイラストや、詩情溢れるファンタジーなイラストが、幅広い層に支持されている。
自宅前の「アトリエ藏」で作品を制作し、個展活動を精力的に行っている。
現在は絵本制作にも興味を持ち、さまざまな作品を創作中。
地域を中心に開催している個展では、絵画の他に造形作品も展示し、毎回好評を博している。
企画展「平安時代と王朝文学―下関伝来の源氏物語―」 @ 下関市立歴史博物館 [2023年12月04日(Mon)]
12月8日(金)〜2024年2月12日(月・振休)、下関市立歴史博物館で、企画展「平安時代と王朝文学―下関伝来の源氏物語―」が開催されますぴかぴか(新しい)
関連講座として、12月21日(木)・24日(日)に「平安時代の社会」、2024年1月14日(日)・17日(水)に「王朝文学の担い手たち―紫式部を中心に―」に開催されますぴかぴか(新しい)

29C18CCB-F872-4C6F-B3CA-BE01FA088653.jpeg 5A147241-5DC2-4C99-BA5E-7879AFB5DBA7.jpeg

 奈良から京都へと政治の中心が遷った平安時代、都では相次ぐ政変を経て、藤原摂関家が権力を確立します。その一方で、地方では治安が乱れていき、山賊・海賊の討伐にあたった武士たちが台頭しました。武士たちは、都の有力者と結び付くことでさらなる勢力拡大を図り、貴族たちの権勢を支えていきます。
 また、信仰の世界に目を転じると、平安時代初期には、最澄・空海により天台宗・真言宗が開かれ、仏教界に新たな風が吹き込まれました。さらに、大陸からもたらされた教えは、日本の民間信仰などと混じり合い、次第に独自の発展を遂げていくことになります。
 こうした時代背景のなかで、都では雅やかな王朝文化が花開いていきます。この時代に生み出された和歌や物語、随筆などは、後世の文学作品に大きな影響を与えることになりました。とりわけ、紫式部によって著された源氏物語は、さまざまな文学と関わりをもちながら、現代に至るまで読み継がれており、下関にも源氏物語やそれを題材とした美術品が伝わっています。
 本展は、下関に伝わる文化財をとおして平安時代の社会や信仰の様子を紹介するとともに、源氏物語をはじめ下関に伝わる王朝文学ゆかりの文化財を公開するものです。


るんるん会期るんるん 2023年12月8日(金)〜2024年2月12日(月・振休)
るんるん休館日るんるん 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月28日(木)〜1月4日(木))
るんるん会場るんるん 下関市立歴史博物館
るんるん観覧料るんるん 一 般 210円(160円) 大学生等 100円(80円)
  ※(  )内は20名以上の団体料金。
  ※65歳以上で下関市内に居住する方は100円。
  ※18歳以下の方、障害者手帳をお持ちの方、高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在学の生徒は無料。
  ※年齢確認のため、公的証明書をお持ちください。


かわいいイベントかわいい
関連講座(1)「平安時代の社会」
 るんるん日にち 2023年12月21日(木)・24日(日)

関連講座(2)「王朝文学の担い手たち―紫式部を中心に―」
 るんるん日にち 2024年1月14日(日)・17日(水)
   ※時間はいずれも10:30〜11:30
   ※各日いずれも同じ内容です。

 るんるん講師 岡松仁(下関市立歴史博物館 学芸員)
 るんるん場所 下関市立歴史博物館 ガイダンス交流室
 るんるん定員 35名(要予約・先着順)
 るんるん資料代 300円
 るんるん申込方法 12月1日(金)9:30より電話または博物館受付にて受付開始
 るんるん連絡先 083-241-1080
絵本作家 桃戸栗子さん原画展『どうしてパパとけっこんしたの? どうぶつたち それぞれのこたえ』 とワークショップ「どうぶつモビールづくり」 & サイン @ 山口市立中央図館 [2023年11月24日(Fri)]
12月1日(金)〜25日(月)、山口市立中央図書館で、絵本作家 桃戸栗子さん原画展『どうしてパパとけっこんしたの? どうぶつたち それぞれのこたえが開催されますぴかぴか(新しい)
12月16日(土)、絵本作家 桃戸栗子さんワークショップ「どうぶつモビールづくり」 & サイン会が開催されますぴかぴか(新しい)

41259FC6-88BA-4D6B-A4E8-BA10F5676E7C.jpeg
  
 絵本作家 桃戸栗子さんの絵本『どうしてパパとけっこんしたの? どうぶつたち それぞれのこたえ』の原画展を行います。
 また、期間中に桃戸さんをお招きし、一緒にどうぶつのモビールづくりをするワークショップを開催します。(事前申込制)
 ワークショップでは、ライブペイントもされる…かも!?
 ワークショップのあとは、絵本の販売とサイン会を実施します。
またとないこの機会に、ぜひご参加ください。
 


かわいい原画展『どうしてパパとけっこんしたの? どうぶつたち それぞれのこたえ』かわいい

353F449A-B2A1-409E-9ECD-E33CF09CC8E4.jpeg
▲『どうしてパパとけっこんしたの? どうぶつたち それぞれのこたえ』
(福音館書店 2022.1)
【第19回ピンポイントギャラリー絵本コンペ入選作品】

るんるん日時るんるん 2023年12月1日(金)〜12月25日(月)
るんるん場所るんるん 山口市立中央図書館 交流スペース
るんるん申込るんるん 不要
※その他 図書館開館中、自由にご覧いただけます


かわいいワークショップ「どうぶつモビールづくり」かわいい

桃戸栗子さんの絵に色付けし、一緒にモビールをつくります。

るんるん日時るんるん 2023年12月16日(土)14:00〜15:30
るんるん場所るんるん 山口市立中央図書館 交流スペース
るんるん定員るんるん 先着20名(要事前申込)
るんるん申込先るんるん 山口市立中央図書館 カウンター または 電話 083-901-1040
※ライブペイントも予定していますが、イベントの様子に合わせて実施するため、行わないこともあります。ご了承ください。
※ワークショップ終了後、絵本の販売・サイン会を予定しています。


かわいい絵本販売、サイン会かわいい

るんるん日時るんるん 2023年12月16日(土)16:00〜 (30分程度の予定)
るんるん場所るんるん 山口情報芸術センター インフォメーションスペース (中央図書館入口前)


かわいい桃戸栗子かわいい
1976年、 大阪府生まれ、現在は福岡在住。
創造社デザイン専門学校卒業後、絵本アカデミー警固塾で絵本制作を学ぶ。
第19回ピンポイントギャラリー絵本コンペ入選。
おおしま国際手づくり絵本コンクール2018入選。
第5回星と森と絵本の家回廊ギャラリー展示絵本優秀作入賞。
2022年『どうしてパパとけっこんしたの? どうぶつたち それぞれのこたえ』(福音館書店 2022.1)を初出版。
大時刻表展 @ 萩市須佐出身時刻表の父「手塚毅昌」生誕170年記念事業 [2023年11月11日(Sat)]
12月10日(日)まで、須佐歴史民俗資料館で、萩市須佐出身時刻表の父「手塚毅昌」生誕170年記念事業「大時刻表展」が開催されていすぴかぴか(新しい)

797A7223-5D55-4776-8037-B326000D65C9.jpeg C2E65171-34E4-4295-B460-E5F3AD9D84D7.jpeg
https://www.hagishi.com/wp/wp-content/uploads/2023/10/大時刻表展2023.pdf

萩市須佐出身 時刻表の父「手塚猛昌」生誕170年記念事業
明治・大正・昭和・平成・令和の時刻表を一堂に

萩市須佐出身で、日本で初めての本格月刊時刻表「汽車汽船旅行案内」を発刊した手塚猛昌の功績を紹介します。

手塚猛昌は、嘉永6年(1853)長州藩(須佐)の貧しい武士の家に生まれました。向学心に富み、慶応義塾に入学し、卒業後は庚寅新誌社を創立。明治27年(1894)恩師 福沢諭吉のすすめにより、日本で初めての本格的な月刊時刻表「汽車汽船旅行案内」を発刊しました。
この時刻表の発行により、交通・運輸のネットワークは格段に拡充し、近代日本発展の一翼を担いました。


るんるん会 期るんるん 2023年10月5日(木)〜12月10日(日)
るんるん開館時間るんるん 9:00〜16:00(最終入館)
るんるん会 場るんるん 須佐歴史民俗資料館「みこと館」(萩市須佐中津)
    萩市須佐4441番地10
    JR山陰線須佐駅より徒歩8分
るんるん主な展示内容るんるん
 手塚猛昌の生涯と活躍
   彼が出版した雑誌や書籍を中心に活躍の舞台を写真とパネルで紹介
 「明治・大正・昭和・平成・令和」の時刻表
    明治27年手塚が発行した時刻表から現在に至るまでの「時刻表」の変遷を、約150冊の資料で紹介
るんるん同時開催るんるん 
 機関士が見た鉄道写真展
 幕末の鉄道模型「興丸(おきまる)号」(萩博物館所蔵)特別展示
   国内で現存が確認される幕末の蒸気車模型4台のうちの1台(レプリカ)を展示
るんるん入館料るんるん  大人310円 子ども150円(中学生以下)
るんるん問合るんるん 実行委員会 電話 08387-6-2310、須佐歴史民俗資料館 電話 08387-6-3916
るんるん主催るんるん 萩市・手塚毅昌顕彰事業実行委員会


かわいい萩市立萩図書館かわいい
「須佐歴史民俗資料館 大時刻表展 関連展示」

”日本の時刻表の父”手塚猛昌を生んだ手塚家から萩図書館へ寄贈された資料100点の内、8点を2階通路にて展示しております。

るんるん展示期間 2023年10月10日(火)〜12月10日(日)
るんるん場所 萩図書館 2階 通路
写真楽園Club SEI 写真展2023 mind picture 心の風景 [2023年09月26日(Tue)]
9月27日(水)〜10月9日(月・祝)、クリエイティブ・スペース赤れんがで、「写真楽園Club SEI 写真展2023 mind picture 心の風景」が開催されますぴかぴか(新しい)

dm-1-1.jpg dm-2.jpg

ファインダーから覗く世界には お気に入りの世界が潜んでいる
あっ また逢えたね
そこに見える世界は私だけのもの
ゆらゆらと静かに流れる煌めく時間を写真で残したい
そして運びたい この想いを


るんるん期 間るんるん 2023年9月27日(水)〜10月9日(月・祝) *10月2日(月)休館
るんるん時 間るんるん 9:00〜17:00 *最終日は16:00まで
るんるん会 場るんるん クリエイティブ・スペース赤れんが
       山口市中河原町5-12
るんるん入場料るんるん 無料
るんるん主 催るんるん 写真楽園Club SEI
るんるん後 援るんるん 山口市 


かわいい関連イベントかわいい

やまぐち朗読Cafeスペシャル 
詩の朗読と写真のコラボレーション


るんるん日時 2023年9月30日(土)13:00〜16:30
るんるん会場 クリエイティブ・スペース赤れんが 2階


公開講評会 
講師・吉田正(写真家、Club SEI 主宰)による作品講評


るんるん日時 2023年10月8日(日)13:00〜14:15
るんるん会場 クリエイティブ・スペース赤れんが 1階(展示会場)


ギャラリートーク
 [江口愼一写真を語る]


るんるん日時 2023年10月8日(日)14:30〜16:30
るんるん会場 クリエイティブ・スペース赤れんが 2階


かわいい江口愼一さんプロフィールかわいい
マクロから風景まで幅広く創作活動を続けている。雑誌の寄稿、コンテストの審査、セミナーの講師などでアマチュア指導にも熱心。個展・写真集・著書多数。(公社)日本写真家協会会員。
あんびるやすこ作品展 @ ふくやま文学館 [2023年09月18日(Mon)]
9月15日(金)〜11月26日(日)、ふくやま文学館で、特別展「あんびるやすこ作品展」が開催されていますぴかぴか(新しい)

あんびるやすこ.PNG あんびるやすこ 裏.PNG

あんびるやすこは、「なんでも魔女商会」「ルルとララ」「魔法の庭ものがたり」といったミリオンセラーを誇るシリーズのお話と絵の両方を手がける、大人気の児童文学作家です。
「魔法」「ドレス」「お菓子作り」「ハーブ」「ジュエリー」をとおして描かれる、華やかでかわいい物語の世界。思いやりや頑張ることの大切さなど、大事なことに気づく登場人物とともに、読者自身も成長していける−そんなたくさんの魅力がつまったあんびるやすこの作品は、「なんでも魔女商会」シリーズが始まってから20年になる現在でも変わらずに愛され続けています。
本展では、各作品の原画をはじめ、登場キャラクターの紹介や、制作過程がうかがえるスケッチ、作家愛用の道具などを展示。あんびるやすこが生み出す作品の魅力に迫ります。


るんるん会期るんるん 2023年9月15日(金)〜11月26日(日) 
るんるん休館日るんるん 月曜日 
  ※ただし9月18日(月)、10月9日(月)は開館し、9月19日(火)、10月10日(火)は休館
るんるん開館時間るんるん 9:30〜17:00
るんるん場所るんるん ふくやま文学館
  〒720-0061 広島県福山市丸之内1丁目9-9
  電話 084-932-7010
  JR福山駅北口から西北へ徒歩8分
るんるん観覧料るんるん 一般1,000円(800円) 高校生以下は無料 
  ※( )内は20名以上の団体料金


関連イベント
かわいいあんびるやすこ先生 講演会&サイン会かわいい

かわいい午前の部
あんびるやすこ先生 講演会「とっておきのおはなし」とサイン会

るんるん日時 10月14日(土)10:00〜12:00
るんるん場所 ふくやま文学館 研修室
るんるん定員 80名
  要事前申込、抽選、1通につき4名まで
  当日の観覧券が必要
  サインは1グループにつき2冊まで
るんるん申込期限 9月28日(木)まで
るんるん申込方法 福山市HP電子申請システム https://apply.e-tumo.jp/city-fukuyama-hiroshima-u/offer/offerList_detail?tempSeq=14661
または往復はがきにて申込
往信裏面に「あんびるやすこ先生 講演会&サイン会」「郵便番号・住所」「電話番号」「参加者名(全員)4名まで」「年齢」を記入

かわいい午後の部
あんびるやすこ先生 サイン会

るんるん日時 10月14日(土)13:00〜15:00
るんるん場所 ふくやま文学館 研修室
るんるん定員 80名
  要事前申込、抽選、1通につき2名まで
  当日の観覧券が必要
  サインは1人につき1冊まで
るんるん申込期限 9月28日(木)まで
るんるん申込方法 福山市HP電子申請システム https://apply.e-tumo.jp/city-fukuyama-hiroshima-u/offer/offerList_detail?tempSeq=14664
または、往復はがきにて申込
往信裏面に「あんびるやすこ先生 サイン会」「郵便番号・住所」「電話番号」「参加者名(サインご希望の方のみ、2名まで、同伴者は含まない)「年齢」を記入

申込は、どちらもお一人様1回限り有効。ただし、当選はどちらか一方のみ。
抽選結果はイベントの一週間前を目安に返信。
サイン会参加の方は、あんびるやすこ先生の本を持参、もしくは当館で購入。(書籍以外へのサインはNG)


かわいいおさいほう魔女“シルク”になって写真撮影かわいい
るんるん日時 9月23日(土・祝)、9月24日(日)、10月8日(日)、11月4日(土)
るんるん時間 各日10:00〜 (当日9:30から整理券配布)
るんるん定員 各日先着20名(整理券・当日の観覧券が必要)
「なんでも魔女商会」の主人公シルク風コスチューム2着(サイズは120〜130程度)を用意
撮影用カメラは持参


かわいい展覧会限定オリジナルグッズ販売かわいい



かわいいあんびるやすこプロフィールかわいい
群馬県生まれ。
東海大学文学部日本文学科卒業。
テレビアニメーションの美術設定を担当。
その後、おもちゃの企画デザインの仕事もしながら、絵本・児童文学の創作活動に入る。
主な作品に、「魔法の庭ものがたり」シリーズ(ポプラ社)、「こじまのもり」シリーズ・『せかいいちおいしいレストラン』(ひさかたチャイルド)、「ルルとララ」シリーズ・「なんでも魔女商会」シリーズ・「アンティークFUGA」シリーズ(岩崎書店)、「ムーンヒルズ魔法宝石店」シリーズ(講談社)、『妖精の家具、おつくりします。』『妖精のぼうし、おゆずりします。』(PHP研究所)などがある。
企画展「岩倉使節団と木戸孝允〜菜香亭創業前夜〜」 & 講演会「木戸孝允と岩倉使節団」 @ 山口市菜香亭 [2023年09月17日(Sun)]
12月25日(月)まで、山口市菜香亭で、企画展「岩倉使節団と木戸孝允〜菜香亭創業前夜〜」が開催されていますぴかぴか(新しい)
10月14日(土)、講演会「木戸孝允と岩倉使節団」が開催されますぴかぴか(新しい)

AA4D96A3-DA8C-4201-91C3-61747290554F.jpeg

今年は、維新から近代へ向かう時代に、明治新政府が欧米に派遣した岩倉使節団(1871〜1873)が帰国して150年。
政府首脳を含む100名を超える大使節団が巡った「世界との遭遇」の旅は、新たな国づくりに大きなインパクトをあたえました。
明治10年創業の料亭菜香亭には、近代日本を動かした人々が多く訪れています。
使節団に参加し、菜香亭に書を残した、木戸孝允をはじめとする人々を中心に紹介する企画展を開催されます。


るんるん期 間るんるん 2023年9月1日(金)〜12月25日(月)9:00〜17:00(火曜日休館)
るんるん場 所るんるん 山口市菜香亭 大広間展示室(山口市天花1-2-7)
るんるん料 金るんるん 大人100円、小人50円(大広間観覧料含む)
るんるん問 合るんるん 山口市菜香亭 電話 083-934-3312
るんるん主 催るんるん 山口市、NPO法人歴史の町山口を蘇らせる会(山口市菜香亭指定管理者)


講演会「木戸孝允と岩倉使節団」

今年は維新三傑のひとり、木戸孝允の生誕190年でもあり、あわせて木戸孝允をテーマにした講演会を開催します。

るんるん日 時るんるん 2023年10月14日(土)18:00〜20:00
るんるん場 所るんるん 山口市菜香亭 大広間
るんるん講 師るんるん 一坂太郎(萩博物館特別学芸員)
るんるん内 容るんるん 幕末から明治維新へ―近代日本への道筋をつけた、維新三傑のひとり木戸孝允(1833〜1877)の生涯・足跡、木戸が副使をつとめた岩倉使節団について紹介します。
るんるん定 員るんるん 60名(要予約・電話受付)
るんるん参加料るんるん 200円
るんるん申 込るんるん 山口市菜香亭 電話 083-934-3312
スーホの草原にかける虹―赤羽末吉の人生と絵本― @ 北海道立文学館 特別展「『スーホの白い馬』の画家 赤羽末吉」 [2023年08月28日(Mon)]
9月9日(土)〜11月7日(火)、北海道立文学館 特別展「『スーホの白い馬』の画家 赤羽末吉」の関連イベントとして、赤羽茂乃さんによる講演会「スーホの草原にかける虹―赤羽末吉の人生と絵本―」がハイブリッド開催されますぴかぴか(新しい)

6F9309E6-10D2-4935-B6F5-DCDF48EA7C97.jpeg
▲『スーホの白い馬』(大塚勇三/再話 赤羽末吉/画 福音館書店 1967.10)

「スーホの草原にかける虹―赤羽末吉の人生と絵本―」
【対面・オンライン】


るんるん講師るんるん 赤羽茂乃
るんるん内容るんるん 赤羽末吉研究家で、赤羽末吉の義娘である立場から、間近に本人と接してきた視点でのお話をうかがいます。

るんるん対面るんるん
 るんるん開催日時 2023年9月9日(土)14:00〜15:30 
 るんるん場所 北海道立文学館 講堂
   〒064-0931 札幌市中央区中島公園1-4
   電話 011-511-7655
 るんるん定員 先着50名
 るんるん参加費 無料
 るんるん申込方法  2023年8月18日(金)9:00から電話受付開始

るんるんオンラインるんるん
 るんるん配信期間 2023年9月27日(水)9:00〜11月7日(火)17:00
 るんるん申込方法 2023年8月18日(金)9:00から受付開始
 るんるん申込フォーム https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe8gwa713JzeijRb8iTEwfPCEKXI9hHhbOGPTSuV54w-GqeSQ/viewform


かわいい北海道立文学館 特別展「『スーホの白い馬』の画家 赤羽末吉」かわいい

36A6FA46-8A47-4A76-8A85-559E1DA91C11.jpeg 赤羽末吉.PNG

 絵本『スーホの白い馬』(モンゴル民話、大塚勇三再話、赤羽末吉画、福音館書店、初版1967年)は、馬頭琴の由来を雄大なモンゴルの風景のうちに表現して、出版から55年余を経てなお、日本中の子どもたちに読み継がれています。
 赤羽末吉(1910〜1990年)は22歳で旧満洲(現・中国東北部)に渡り、1943年には内蒙古(現・内モンゴル自治区)を訪問。その壮大な風景に感動してスケッチや写真に収め、引き揚げの際も命がけで持ち帰ります。それらが『スーホの白い馬』の誕生に繋がりました。
 このほかにも、日本、モンゴル、中国の少数民族の民話に取材した絵本や、ユーモアあふれる創作絵本などを生み出しています。
1980年には、子どもの本の最高の国際賞と言われる国際アンデルセン賞画家賞を日本人として初めて受賞しています。
 本展では『スーホの白い馬』をはじめとして、赤羽末吉の親しみやすく、かつ格調の高い画業の魅力を、原画を高精細に再現したピエゾグラフを交えて紹介します。 また、アイヌの民話に取材した絵本『けちんぼおおかみ』(神沢利子文、赤羽末吉絵、偕成社、1987年)や、東北や北陸地方での入念なスケッチにもとづく「雪」の表現にも注目します。


 るんるん会期 2023年9月9日(土)〜11月7日(火)
 るんるん開館時間  9:30〜17:00(展示室入場は16:30まで)
 るんるん場所 北海道立文学館
   〒064-0931 札幌市中央区中島公園1-4
   電話 011-511-7655

 るんるん展示構成
T赤羽末吉さんはどんな人? 
U 代表作 『スーホの白い馬』
  原画の魅力を、ピエゾグラフ(高精細の複製)により味わいます。
V 中国とモンゴルの民話の絵本
  『王さまと九人のきょうだい』、『あかりの花』などを原画のピエゾグラフを交えて紹介。
W アイヌの伝えた物語 『けちんぼおおかみ』
  アイヌの民話はどのように表現されているでしょう。
X 絵本表現の可能性
  日本の民話、宮沢賢治作品の絵本化、創作絵本、そして雪の表現と、多彩な試みの数々とその魅力。
 *ピエゾグラフ=超高精細なデジタル印刷技術。微妙な中間色や質感の表現などを可能とし、美術作品の複製に用いられています。

 るんるん観覧料 一般700(550)円 65歳以上450(350)円、高大生450(350)円 小学生300(200)円
 るんるん主催 北海道立文学館、公益財団法人北海道文学館(北海道立文学館指定管理者)、ちひろ美術 館、北海道新聞社
 るんるん特別協力 赤羽家
 るんるん後援 札幌市、札幌市教育委員会
 るんるん協力 福音館書店、偕成社、札幌第一こどものとも社・ろばのこ、ちいさなえほんや ひだまり


かわいい講演会A「モンゴルの風」【対面のみ】

 るんるん開催日時 2023年10月7日(土)14:00〜15:30
 るんるん会場 北海道立文学館 講堂 
 るんるん講師 松田ヒシグスレン
 るんるん内容 モンゴル出身で詩人、小説家、日本文学翻訳家の講師に、『スーホの白い馬』にちなみ、モンゴルの言葉やくらし、文化などについてお話いただきます。
 るんるん定員 先着50名 
 るんるん参加費 無料
 るんるん申込方法 2023年9月15日(金)9:00から電話受付


かわいい講演会B「えー!おおきなおおきなおいもって、こんなにちいさかったの?
 ―こどもの中に残る絵本の世界― 」
【対面のみ】

 るんるん開催日時 2023年11月4日(土)14:00〜15:30
 るんるん会場 北海道立文学館 講堂
 るんるん講師 藤田春義
 るんるん内容 札幌第一こどものとも社で長年子どもの本に関わってきた講師が、 赤羽作品のなかにあるマジックを解き明かします。
 るんるん申込方法 2023年10月13日(金)9:00から電話受付
 るんるん定員 先着50名
 るんるん参加費 無料


かわいいギャラリーツアー(展示解説)【対面のみ】

 るんるん開催日時 2023年9月30日(土)、10月14日(土)、28日(土)各日11:00〜 約40分
 るんるん会場 北海道立文学館 特別展示室 
 るんるん案内 北海道立文学館 学芸員
 るんるん先着 当日10名程度
 ※入場券をお求めの上、展示室入口へ


かわいい読み聞かせ&ワークショップ「おへそがえる・ごん」とあそぼう【対面のみ】

 るんるん開催日時 2023年9月17日(日) 1回目 11:00〜12:00 2回目 14:00〜15:00
 るんるん会場 北海道立文学館 講堂
 るんるん講師 当館学芸員
 るんるん内容 おへそを押して口から雲をはくかえるのお話の画像を使った読み聞かせと、とび出すカード作り。
 るんるん対象 小学生から大人まで。小学生は要保護者同伴。
 るんるん定員 各回先着10名
 るんるん参加費 無料
 るんるん注意事項 はさみ使用
 るんるん申込方法 2023年8月25日(金)9:00から電話受付
   ※希望の時間帯を伝える


かわいい馬頭琴演奏と朗読の会【対面のみ】

 るんるん開催日時 2023年10月22日(日)14:00〜15:00
 るんるん会場 北海道立文学館 講堂 
 るんるん出演 馬頭琴・喉唄:嵯峨治彦 朗読:嵯峨孝子
 るんるん内容 『スーホの白い馬』に登場する馬頭琴の音色や、モンゴルに伝わる 独特な歌唱法・喉唄を聴いてみませんか。朗読を交えておとどけします。
 るんるん定員 先着50名
 るんるん参加費 無料
 るんるん申込方法 2023年9月29日(金)9:00から電話受付
新村則人+野村勝久 グラフィックデザイン展 [2023年07月24日(Mon)]
8月3日(木)〜13日(日)、アスピラートで、「新村則人+野村勝久 グラフィックデザイン展」が開催されますぴかぴか(新しい)

BC9ADA8A-20D6-41A7-BAAB-C92E6A3E27AB.jpeg

るんるん新村則人+野村勝久 グラフィックデザイン展かわいい

るんるん日時るんるん 2023年8月3日(木)〜13日(日)10:00〜17:00 火曜休館
るんるん場所るんるん アスピラート 1F 市民ギャラリー
    防府市戎町一丁目1番28号

るんるん入場料るんるん 無料


「新村則人+野村勝久 グラフィックデザイン展」関連イベントのギャラリートークとワークショップの参加者募集中です!


かわいいワークショップ 「オリジナルTシャツをつくろう」かわいい

瀬戸内デザイングランプリは、山口県在住の小学生・中学生・高校生を対象にした、ポスターデザインコンテストです。その運営スタッフによるワークショップが開催されます。オリジナルのデザインで、オリジナルTシャツを作りませんか?

るんるん日時るんるん 2023年8月6日(日)  @ 9:30〜11:30 A 13:00〜15:00
るんるん会場るんるん アスピラート 1F 市民スペース
るんるん対象るんるん 小学4年生以上
るんるん定員るんるん 各回20名(要予約・先着順)
るんるん申込るんるん 下記申込みフォームから申込
るんるん申込フォームるんるん https://form.run/@mtakashita-iq5r8tR9W11c6Y8MGYrq


かわいいギャラリートークかわいい

デザイナーの2人が、会場を回りながら展示作品を解説します。制作のポイントやデザインの裏話なども話しますので、デザインに興味のある人には興味深いイベントです。

るんるん日時るんるん 2023年8月5日(土)15:00〜
るんるん会場るんるん アスピラート 1F 市民ギャラリー
るんるん定員るんるん 25名(要予約・先着順・定員に達し次第、締切)
るんるん申込方法るんるん 下記アドレスへ、名前・学校名・学年・電話番号をメールで送る
るんるん申込専用アドレスるんるん info@garden-d.co.jp


かわいい新村則人Norito Shinmuraかわいい
1960年山口県周防大島町生まれ。漁師の家庭で、8人兄弟の8番目として育つ。大阪デザイナー学院卒業。松永真デザイン事務所、広告代理店I&S/BBDOを経て、95年新村デザイン事務所設立。主な仕事に資生堂、無印良品、サッポロビール、エスエス製薬、角川書店、新村水産、東京オリンピック招致など。主な受賞に、JAGDA新人賞、毎日広告デザイン賞最高賞、環境広告賞大賞、ニューヨークADC銀賞・銅賞、ブルノ国際グラフィックデザインビエンナーレ金賞、世界ポスタートリエンナーレトヤマ銅賞、ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ銀賞、寧波国際ポスタービエンナーレ金賞、東京ADC賞など。JAGDA、東京ADC会員。

かわいい野村勝久Katsuhisa Nomuraかわいい
1973年山口県宇部市生まれ。1992年山口県立宇部高等学校卒業。1996年筑波大学(芸術専門学群)卒業。アド・エンジニアーズ・オブ・トーキョーを経て、2004年山口市に野村デザイン制作室を設立。日本経済新聞社などの広告デザインや山口県立美術館、島根県立石見美術館、九州国立博物館、静岡市美術館、サントリー美術館、Bunkamuraザ・ミュージアムなど全国の美術館の展覧会グラフィックや図録などを担当。CSデザイン賞銅賞、東京ADC、東京TDC、Graphic Design in Japanなどで入選。JAGDA会員。筑波大学 非常勤講師(2011年)。
| 次へ