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こどもと本ジョイントネット21・山口


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黒柳徹子 × 武井武雄『木にとまりたかった木のはなし』 [2018年02月02日(Fri)]
周南市で武井武雄展が開催されているので、久し振りに武井武雄の絵本を読んでみました。
手に取ったのは、『木にとまりたかった木のはなし』(河出書房 2014.3)。1985年に岩崎書店から出版されたものの復刻版です。

915FdWjBw2L.jpg

文は黒柳徹子。黒柳の初めての絵本。
武井ファンとなった黒柳が武井に絵を描いてもらって絵本を作りたいと、その橋渡しを劇作家の飯沢匡に頼んだ。そしてその申し出を武井は快諾し、打ち合わせもし、しかしながら、なんとその3週間後に武井は帰らぬ人となった。1983年のことである。
その1年後黒柳が武井の娘の三春さんに相談したところ、文章に該当する絵を選びだし創り上げられた絵本だという。

初めに巻末の飯沢の解説を読んだため、黒柳の文章によくこれだけピッタと合う絵があったものだと、読み進んでいった。
まるで武井の画集のような素晴らしい絵が添えられている揺れるハート
絵に合わせて文は変えなかったという意味でも奇跡の一冊といえる。

でも、そんな事情を知らずに読みたかった。
そしたら、例えば、主人公の木が、葉っぱの感じや枝ぶりが場面によって違うことなど、違和感を抱いただろうか・・・。

武井武雄の独特の世界感の絵と黒柳徹子の美しい文章の素敵な絵本であるかわいい
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