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こどもと本ジョイントネット21・山口


〜すべての子どもに本との出会いを〜

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紙本墨書豊浦宮法楽和歌 @ 忌宮神社@ [2019年09月09日(Mon)]
9月1日、下関市長府にある忌宮神社に行きましたぴかぴか(新しい)

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忌宮神社は仲哀天皇・神功皇后が西征の際に滞在した行在所である穴門豊浦宮の遺跡に営まれたという伝説があります。

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社頭由緒書。
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長門国二ノ宮 旧国幣社 忌宮神社 由緒
忌宮神社は、第十四代仲哀天皇が九州の熊襲を平定のため御西下この地に皇居豊浦宮を興して七年間政治を行われた旧址で、天皇が筑紫の香椎で崩御せられたのち御神霊を鎮祭す。その後聖武天皇の御代に神功皇后を奉祭して忌宮と称し、さらに応神天皇をお祀りして豊明宮と称す三殿別立の古社(延喜式内社)であったが、中世における火災の際中殿に合祀して一殿となり、忌宮をもって総称するようになった忌とは斎と同義語で、特に清浄にして神霊を奉斎する忌みである。
現在の社殿は明治十年の造営で、昭和五十六年に改修す。
古来、文武の神として歴朝の尊崇武将の崇敬篤く、安産の神として庶民の信仰を受け、長門の国二ノ宮として広く親しまれている。
例大祭 十二月十五日  奉射祭一月十五日
春季大祭 五月十五日(近い日曜日)  蚕種祭 三月二十八日
秋季大祭 十月十五日(近い日曜日)  数方庭祭八月七日より十三日まで毎夜
御斎神事 十二月七日より十五日早朝まで斎行される特殊神事で境内周辺に注連縄を張って一般の進行を禁じ、神職のみ参籠して厳格な潔斎を行い、古式による秘祭を奉仕する。
境内社 荒熊稲荷神社 八坂神社

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古くから武神としてあがめられ、南北朝時代には足利氏及びその僚属の信仰を得て社壇大いに栄えたようです。

九州国立博物館 特別展「室町将軍 ― 戦乱と美の足利十五代 ― 」で観た「紙本墨書豊浦宮法楽和歌」が奉納されており、その信仰を物語っています揺れるハート
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第一紙 尊氏筆、第二紙 直義奉納、第三紙 高経奉納、第四紙 直冬奉納の四通を一巻の巻子装にしたものです。

いずれも、祭神の護りをたたえており、「お礼の言葉(真名本)+ 和歌二首(草書)+ 日付 + 署名 + 花押 」の構成となっています。

尊氏は、1336(延元元)年、忌宮神社で戦勝祈願を行い、

この御代はにしの海よりおさまりてよもにはあらき波風もなし

いにしへの二つのたまの光こそくもらぬ神のこころなりけれ

と詠み、延元2年すなわち1374(北朝建武)年11月15日に奉納しました。
二首目の、「2つの珠」とは神功皇后が豊浦津で、住吉大神の化身である龍神から授けられた二つの如意珠、潮干珠(しおひるたま)・潮満珠(しおみつるたま)のことです。
この珠を海にかえすと二つの島「干珠・満珠」になったといういわれがあり、現在も、忌宮神社の飛び地境内です。(他の伝説もあるようです。)

直義(尊氏の弟)・高経(斯波氏)は、1344(康永3)年12月15日に二首の歌を納めています。

直冬(尊氏の庶長子・直義の養子)の二首の奉納の日付は「貞和七(1351)年六月一日」になっています。(1351年は、南朝は正平6年、北朝は前年貞和を改元し、観応2年です。)

いろいろあった尊氏VS直義・直冬ですが、各々法楽和歌を奉納(時期は違いますが)し、それが仲良く一巻になっているのはいいですよねかわいい

九博では、尊氏の和歌の部分しか展示されていませんでしたが、「建武二二年十一月十五日」となっていました。「二二」で「四」……興味深かったです揺れるハート

法楽和歌巻子.jpg

【次回に続く】
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