CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

こどもと本ジョイントネット21・山口


〜すべての子どもに本との出会いを〜

子どもと本をむすぶ活動をしています


検索
検索語句
<< 2019年08月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
カテゴリアーカイブ
プロフィール

こどもと本ジョイントネット21・山口さんの画像
月別アーカイブ
最新コメント
タグクラウド
日別アーカイブ
http://blog.canpan.info/jointnet21/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/jointnet21/index2_0.xml
広松由希子さん講演会「ひらいて広がる絵本の世界 〜絵本の今とこれから〜」に参加しました@ [2019年02月18日(Mon)]
2月16日(土)、山陽小野田市立中央図書館で開催された広松由希子さんの講演会「ひらいて広がる絵本の世界 〜絵本の今とこれから〜」に参加しました。
7D4B898A-73B6-484C-A1DE-8C15CACA5854.jpeg


まず、『かえりみち とっと』(広松由希子/文 小山友子/絵 こどもちゃれんじほっぷ 読み聞かせプラス 3・4歳 えほんばこ2018年7月号 ベネッセコーポレーション)を隣の人に手渡しながら、「絵本」に続く動詞を参加者みんなが発表しました。
FF20CA4F-640B-413B-9A99-AB8460BCC544.jpeg
「読む」から始まって実にたくさんの言葉が出ました。
「開く」→「めくる」→「とじる」とポイントになる言葉ももちろん出ました。
1AA17849-BFE9-48EA-8C79-2E9BC6DFB9FA.jpeg

次に、絵本の今を取り巻く状況を話されました。
評価の定まった絵本、懐かしい絵本に偏りやすく、今も1960〜70年代の絵本が売れ続けています。
一番売れているのは『いないいないばあ』(松谷みよ子/文 瀬川康男/絵 童心社 1967)、
いないいないばあ.jpg 
次は、『ぐりとぐら』(中川李枝子/作 大村百合子/絵 福音館書店 1967)、
ぐりとぐら.jpg 
『はらぺこあおむし』(エリック・カール/作・絵 もりひさし/訳 偕成社 1976)
はらぺこあおむし.jpg 
の順に売れているそうです。
思った通り、と思われた人も多いのでは?

『かしこいビル』(ウィリアム・ニコルソン絵 松岡享子・吉田新一/訳 ペンギン社 1982)
めくりたくなるようにできている絵本です。
かしこいビル.jpg

ディック・ブルーナ『うさこちゃんとうみ』(石井桃子/訳 福音館書店 1964.6)
4つの版(ここでは3版)によってフォントが全て違います。
現在のシリーズは祖父江慎さんがデザインされました。
うさこちゃんとうみ.jpg

毎年1,000から1,500タイトルの新刊絵本が出版されていますが、反応がわかりやすい、話題の絵本に集中し、売れる本と売れない本が二極分化しているそうです。

何十年も読み継がれてきた古典絵本には揺るがぬ魅力がありますが、新刊絵本にも得がたい魅力があります。
同時代を生きる絵本を選ぶことも大切です。

『きょうの絵本 あしたの絵本 2001から2012の新刊案内』 (広松由希子/著 文化出版局 2013.3)
2001年から2012年の大きく揺れ動いた新しい時代の絵本262点が写真つきで案内してあります。
きょうの絵本 あしたの絵本.jpg

子どもに絵本を選ぶとき、自分の好きな絵本、相手が好きだと思う(相手の個性にあわせた)絵本を選びます。
ただ、買うのは読者である子どもでないので、大人を狙った絵本が横行しており、「ウケル」と「ナケル」に用心しなくてはなりません。

マリー・ホール・エッツ『わたしとあそんで』(与田凖一/訳 福音館書店 1968.8)
お日様が光をずっとそしでいる。大きい何かに見守られている…
親から与えられた時はよく分からなかったけれど、後で良さがわかった絵本だそうです。
そんな絵本もある例として紹介されました。
わたしとあそんで.jpg


そして、2011年大震災を経て新しい表現の絵本が出版されまた。

まず、ご自分が審査員を務められたブラティスラヴァ世界絵本原画展(2013,15,17)について説明してくださいました。
2年毎に行われ、約50国、1国あたり15人の絵本のイラストレーターの中から選ばれます。

「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア2018」でのプレゼン"Japanese Pictures Books Today after the Great East Japan Earthquake of Japan”を基に話してくださいました。

1.五感で読む

紹介されたのは、次の4作品です。

『ゆき』きくちちき/作・絵 ほるぷ出版 2015.11)
ゆき.jpg
しろくて、きれいで、つめたい ゆき。ふわふわの わたがしみたい――。 生き物にとって、ときに命をはぐくむ助けとなり、ときに命をうばう雪。北海道出身の気鋭の作家・きくちちきさんがこれまでにない雪の絵本を叙情豊かに描くほるぷ出版HPより)

『きこえる?』はいじまのぶひこ/作・絵 福音館書店 2012.3)
きこえる.jpg
ページを開いて、そっと耳をすませば……一面に広がる緑のシルエットから、葉っぱの揺れるざわめきが聞こえてきます。遠くでいちばん星がきらめく音。花のつぼみがそっと開く音。川のせせらぎや寄せては返す波の音……。深くしっとりとした色彩と簡潔なフォルムで描かれたモチーフから、様々な音があふれ出します。そっと静かに、絵に耳を傾けてみてください。心の中に、豊かな音の世界が広がります。福音館HPより)

『よるのおと』たむらしげる/作・絵 偕成社 2017.6)
よるのおと.jpg
男の子が池のほとりを歩いています。もうすぐおじいさんの家につくところです。もうすっかり日がくれて、空には月が輝いています。リリリ、リリリ。虫が鳴いています。遠くからは列車の汽笛。池に浮かぶハスの葉にはカエルがいます。シカの親子も水を飲みにきているようです。ほんの数十秒のあいだにおこる小さなドラマの数々。そこにひろがるゆたかな世界。ページをめくることが一つの体験だということが感じられる絵本です。偕成社HPより)

『けもののにおいがしてきたぞ』ミロコマチコ/作・絵 岩崎書店 2016.10)
けもののおとがしてきたぞ.jpg
第26回ブラティスラバ世界絵本原画展(BIB)金牌賞受賞
びるびるびるびる、むるむるむるむる。ここはけものみち、だれでもとおっていいところ。虫が這い、鳥が飛び、獣が走り、岩が転がる。ミロコマチコの魅力が大爆発する絵本。(岩崎書店HPより)


【次回に続く】
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
コメント