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こどもと本ジョイントネット21・山口


〜すべての子どもに本との出会いを〜

子どもと本をむすぶ活動をしています


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「やまぐち朗読Cafe」〜朗読と蓄音器ジャズのクリスマスの夕べ〜を楽しみました [2018年12月18日(Tue)]
2018年12月13日(木)、ジャズスポット ポルシェ「やまぐち朗読Cafe」〜朗読と蓄音器ジャズの夕べ〜 を楽しみましたぴかぴか(新しい)
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中原中也記念館の中原豊館長の司会で進行しました。
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第1部 オープニング朗読

Oさんが「耳なし芳一」を朗読されました。B1C0FEB1-CA5B-4D01-97CA-86E414167AEC.jpeg

低く深みのある声で語られた怪談話で、寒い夜が、さらに寒くなりました雪
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第2部 蓄音器ジャズ

今日は、クリスマス音楽特集ですクリスマス

@ロイ・スメック「ジングルベル」(ビクター・レコード)クリスマス
レコードレーベルにクリスマスホーリーの絵が印刷されています。
ハワイアンバンドがスライド奏法で演奏しているので、一味違ったジングルベルでした。
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こちらのレコードは、袋はクリスマス仕様ですが、中身は全く関係のない曲だそうです。
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Aベニー・カーター(Benny Carter and His Orchestra)「ラブ・フォー・セール」(キャピトル・レコード)クリスマス
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Bドリス・デイ「イッツ・マジック」(コロンビア・レコード)クリスマス
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Cナット・キング・コール「ジャンピング・アップ・キャピトル」(キャピトル・レコード)クリスマス
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Dビング・クロスビー「ホワイト・クリスマス」(デッカ・レコード)クリスマス
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かわいいもう一度蓄音器でのレコードのかけ方のおさらいをしますかわいい
@レコードをターンテーブルにおく
Aハンドルを回す(@とAはどちらが先でもOK)
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Bサウンドボックスをレコードの上におろす
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C蓄音器の蓋を閉める
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今日は、演奏の後、巻いたゼンマイを開放するため、レコードをはずして、ターンテーブルを回していました。
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第3部 自由参加の朗読

@Nさんによる高等学校国語(国語総合)の教科書よりフランツ・カフカ『掟の門』
Nさんは基本的に国語の教科書を朗読されます。
毎回何をselectされるか楽しみです揺れるハート
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A『ピーター・パン』(ジェームス・マシュー・バリー『ピーター・パンとウェンディ』だと思うのですが確認できませんでした)
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B原さんによるポーランドのノーベル文学賞受賞詩人ヴィスワヴァ・シンボルスカ『橋の上の人たち』( 工藤幸雄/訳 書肆山田 1997)より
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C金子みすず「大漁」
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朝焼小焼だ
大漁だ。
大羽鰮
(おおばいわし)
大漁だ。


浜はまつりの
ようだけど
海のなかでは
何万の

(いわし)のとむらい
するだろう。


DTさんによる夏目漱石の随筆『硝子戸の中』(新潮文庫)より
IMG_0479.JPG 硝子戸の中.jpg

EHさんによる『もしも、ぼくがサンタクロースとともだちだったら…』(富安陽子/文 YUJI/絵 くもん出版 2009.10)
IMG_0481.JPG もしもぼくがサンタクロースとともだちだったら.jpg

FAさんによる『そらとぶ そりと ねこのタビー』(C・ロジャー・メイダー/作・絵 齋藤絵里子/訳 徳間書店 2016.10)
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GKさんによる日本の昔話より「ねこがねずみをおいかけるわけ」

HOさんによる紙芝居「若返り水」
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ISさんによる柴田トヨ『百歳』(飛鳥新社 2011.9)より「頁」「がまぐち」「百歳」
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JMさんによる長田弘『世界はうつくしいと』(みすず書房 2009.4)より「世界はうつくしいと」
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K自作詩「であい」

L中原館長による高森文夫『浚渫船』より「雪の夜」
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今夜の雪は、静かな綿のやうな雪…………
よもすがら雪は、張出し窓や屋根庇や、
鎧扉の一枚一枚にも、降り積るだらう、
今夜の雪は、静かな綿のやうな雪……………

このような晩、ウクライナ地方や、
コウカサスやモウスクヴァやペテルスブルグは、
さぞかし、大雪であらう……

シベリアの荒野に、降るような、
ともどめのない、雪のなかでは、
考へることも憶ひ出すこともなくなつてしまふだらう
酒場にも、部屋のなかにも、
煙草の煙は、一ぱいで、
ジプシィ女達は、踊り騒いでゐるだらう、

行って、過去や記憶を、
涯しない、雪の中に埋めたい、
わたしはたゞ、橇で走つてゐたい!
あのやうな、雪のなかでは、
考へることも憶ひ出すこともなくなつてしまふだらう
わたしはたゞ 橇で乗って走つてゐたい!

今夜の雪は、静かな綿のやうな雪…………
巷々や屋根屋根は、羽毛の外套に纏まつて、
人々は永い過去や記憶を、忘却してゐるだらう、
今夜の雪は、静かな綿のやうな雪……
今夜の雪は、静かな綿のやうな雪……



詩集『浚渫船』(由利耶書店)は1937年上梓され、中也の死後、1941年に第二回中原中也賞を受賞しました。

館長は、高森文夫の詩が山口で朗読されるのは初めてではないか、と言われていました。
私も中也と高森文夫の関係は知っていても、こうして詩を聴いたのは初めてです。

中也は「四季」1937(昭和12)年8月号に「詩集 浚渫船」と題して

 友人高森文夫の詩集、浚渫船が出た。
(略)
 今度出来て来た詩集をみると「浚渫船」とある。どういふつもりで付けたのかまだ訊ねてみないが、僕が勝手に想像する所では、無口でそつとしておいて貰ひたい男が、誰でもが多かれ少なかれ感じてはゐても余りに底深い、流れだとして殆んど全く触れないで過ぎる態の非情を、人目にも立たず浚渫してゐるといつた風の心得であらうと思ふ。
(略)
 僕は高森のことを想ふと、いつも一匹の美しい仔熊を聯想する。今日も彼は紺の背広を着て熊のやうにしづ/\と南国の夏の町を歩いてゐるのであらう。
(略)
 僕は彼の詩を茲に抜出して来てお目にかけたい。然し僕はどれを出すかに迷ふし、一つの詩の一部を抜出すといふやり方は高森の詩には適当でないし、結局沢山出さなければならないやうに思はれるから茲には割愛しなければならぬが、どうぞ此の落付いた稀特な詩集が、一冊でも沢山に売れるやう希望するものである。

と書いています。



次回の第10回「やまぐち朗読Cafe」は、2019年2月6日(水)20:00〜でするんるん
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