八坂神社 @ 山口祇園祭@
[2018年07月16日(Mon)]
山口に夏の訪れを告げる山口祇園祭が、7月20日から27日まであります。
7月になると、「山口祇園祭」のポスターを山口市内のいたるところで目にします。
「山口祇園祭」は、山口で京を模した街づくりを行なっていた大内弘世が、京都から勧請建立した祇園社、現在の八坂神社の祭礼で、560年の歴史があります。
1369(応安2)年大内弘世は京都の祇園社(現在の八坂神社)を勧請し、1370(応安3)年に竪小路に祇園社を建立しました。
鎮座地は上竪小路であったといいますが、旧址不詳です。
その後、1459(長録3)年大内教弘の代に水の上に社地を移しました。
香積寺門前・一の坂川の木町橋から下流右岸一帯にかってエノキの森があり、そこが祇園社の古跡だったといいます。
1519(永正16)年大内義興が高嶺太神宮(現在の山口大神宮)の創建にあたり、祇園社も11月9日に同地に移し、翌1520(永正17)年に社殿を新築(一部は従前のものを移設)しました(『高嶺太神宮御鎮坐伝記』)。
※現在の本殿はその当時のもので、国の需要文化財に指定されています。
※義興が伊勢皇太神宮のご分霊を勧請したのは、1520(永正17)年
幕末の1864(元治元)年毛利敬親が萩より山口に藩庁を移すにあたり、警備上の問題から移設の必要が生じました。
1868(明治元)年社殿を高嶺太神宮境内から、旧築山館の跡地で当時畑となっていた現在地に遷座されました。
本殿は永正年間(1504〜1521年)に建立されたままを解体移設し、三間社流造で屋根は檜皮葺です。
拝殿と楼門はこのとき新築されました。
1917(大正6)年特別保護建造物に編入され、1929(昭和4)年国宝建造物となり、1950(昭和25)年国指定重要文化財となりました。
御最祭神は、素盞嗚尊(すさのおのみこと)(天照大御神 の弟)、稲田姫命(いなだひめのみこと)(素盞嗚尊の妻)、 足名槌命(あしなつちのみこと)(稲田姫命の父)、手名槌命(てなつちのみこと)(稲田姫命の母) です。
八坂神社のパンフレット
境内を見てみましょう
大鳥居(竪小路側)
常夜大灯籠
常夜灯籠
鳥居(築山小路側)
灯籠
鳥居(御幸小路)
手水舎
豊後立石
灯籠
灯籠
狛犬(阿)
狛犬(吽)
由緒書
扇の芝
7月20日にここで鷺の舞が奉納されます。
社殿
●楼門
●扁額
●奉納された絵
●拝殿と本殿
●本殿
●蟇股
室町時代特融の建築様式を伝える本殿には、随所に当代一流の見事な技術が施されています。
特に蟇股の彫刻などは形が優美であることや、他に類例の少ない珍しい図柄、花や果物、雲などが彫刻されているということで注目されます。
正面の大内菱は後に完成された文様とは異なる最初期の素朴なものとして資料的価値に優れています。
賽銭箱の神紋「五瓜に唐花(ごかにからはな)」(「木瓜(もっこう)」)
絵馬
毛利の紋が八坂神社の神紋と一緒にありました。
蟇股に「大内菱」はあるようですが、他は全て毛利の紋です。
●楼門
●本殿
(2018年7月15日撮影)
7月になると、「山口祇園祭」のポスターを山口市内のいたるところで目にします。
「山口祇園祭」は、山口で京を模した街づくりを行なっていた大内弘世が、京都から勧請建立した祇園社、現在の八坂神社の祭礼で、560年の歴史があります。
1369(応安2)年大内弘世は京都の祇園社(現在の八坂神社)を勧請し、1370(応安3)年に竪小路に祇園社を建立しました。
鎮座地は上竪小路であったといいますが、旧址不詳です。
その後、1459(長録3)年大内教弘の代に水の上に社地を移しました。
香積寺門前・一の坂川の木町橋から下流右岸一帯にかってエノキの森があり、そこが祇園社の古跡だったといいます。
1519(永正16)年大内義興が高嶺太神宮(現在の山口大神宮)の創建にあたり、祇園社も11月9日に同地に移し、翌1520(永正17)年に社殿を新築(一部は従前のものを移設)しました(『高嶺太神宮御鎮坐伝記』)。
※現在の本殿はその当時のもので、国の需要文化財に指定されています。
※義興が伊勢皇太神宮のご分霊を勧請したのは、1520(永正17)年
幕末の1864(元治元)年毛利敬親が萩より山口に藩庁を移すにあたり、警備上の問題から移設の必要が生じました。
1868(明治元)年社殿を高嶺太神宮境内から、旧築山館の跡地で当時畑となっていた現在地に遷座されました。
本殿は永正年間(1504〜1521年)に建立されたままを解体移設し、三間社流造で屋根は檜皮葺です。
拝殿と楼門はこのとき新築されました。
1917(大正6)年特別保護建造物に編入され、1929(昭和4)年国宝建造物となり、1950(昭和25)年国指定重要文化財となりました。
御最祭神は、素盞嗚尊(すさのおのみこと)(天照大御神 の弟)、稲田姫命(いなだひめのみこと)(素盞嗚尊の妻)、 足名槌命(あしなつちのみこと)(稲田姫命の父)、手名槌命(てなつちのみこと)(稲田姫命の母) です。
八坂神社のパンフレット
境内を見てみましょう
大鳥居(竪小路側)
常夜大灯籠
常夜灯籠
鳥居(築山小路側)
灯籠
鳥居(御幸小路)
手水舎
豊後立石
灯籠
灯籠
狛犬(阿)
狛犬(吽)
由緒書
扇の芝
7月20日にここで鷺の舞が奉納されます。
社殿
●楼門
●扁額
●奉納された絵
●拝殿と本殿
●本殿
●蟇股
室町時代特融の建築様式を伝える本殿には、随所に当代一流の見事な技術が施されています。
特に蟇股の彫刻などは形が優美であることや、他に類例の少ない珍しい図柄、花や果物、雲などが彫刻されているということで注目されます。
正面の大内菱は後に完成された文様とは異なる最初期の素朴なものとして資料的価値に優れています。
賽銭箱の神紋「五瓜に唐花(ごかにからはな)」(「木瓜(もっこう)」)
絵馬
毛利の紋が八坂神社の神紋と一緒にありました。
蟇股に「大内菱」はあるようですが、他は全て毛利の紋です。
●楼門
●本殿
(2018年7月15日撮影)
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