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こどもと本ジョイントネット21・山口


〜すべての子どもに本との出会いを〜

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七十二歳の卒業制作 [2018年03月10日(Sat)]
3月11日(日)に福音館書店元編集長の松本徹さんの編集された本に、田村せい子さんが書かれた『七十二歳の卒業制作 ― 学ぶこと、書くこと、生きること』(2016.5)がありますぴかぴか(新しい)
画は岡本よしろうさんでするんるん

72歳の卒業制作.jpg

家庭の事情で中学を中退し、60代に至り一念発起、夜間中学を皮切りに、定時制高校を経て大学へと進んだ著者が、自らの幼年期から青春期までを創作作品につづり、「卒業制作」としてまとめたものが本著の基になっています。

お話は、三部で構成されています。

第一部が、3歳で敗戦を迎えた君子が物心ついてから、中学校にひと月通っただけで、様々な職を転々とし、結婚する相手に出合うまでの話です。
(私から考えたら信じられない程の)悲しい話も辛い話もさらりと書いてあり、そんなに悲壮な印象はありません。
基本的に、明るい!

幕間に、姉妹そろっての墓参の話をはさみ、第二部には創作が載っています。

あとがきには、感銘を受けました。
「私は、気がすんだのです」とあります。

勉強するのに遅すぎることはないのです。
学ぶということはどういうことか、今一度考えるにはいい本です。

著者の指導教官である児童文学作家の富安陽子さんの「解説」が素敵ですかわいい

岡本よしろうさんの絵も秀逸です揺れるハート


3歳で敗戦を迎えた君子の最初の記憶は防空壕での体験。大家族の戦後の生活は苦しく、中学校にはひと月通っただけで、住みこみの店員として働きに出ます。以来、復学の機会はなく、いろんな仕事を転々として、十代のうちから人生の厳しさに直面。やがて、運命の人との出会いが……。主人公・君子とは、60代に至って一念発起し、夜間中学、定時制高校、そして大学へと失われた学びを取りもどす道を歩んだ作者その人なのです。
福音館HP


かわいい田村せい子さんかわいい
1942年、大阪市生まれ。1955年5月、家庭の事情で中学校への通学を約ひと月で休止し、うどん屋の住みこみで働き始める。以降、転職を重ねる。1963年結婚、夫の郷里・鹿児島へ。その後、夫の転職にともない愛知県犬山市、三重県鈴鹿市、再び鹿児島へと転居。その間、家事・育児のかたわら販売員・事務員として働く。1999年、大阪市にもどる。コンビニエンスストアでアルバイト。2006年、大阪市立天満中学校夜間学級入学。2007年、大阪府立大手前高等学校定時制に入学。2010年、梅花女子大学入学、2014年卒業。


かわいい岡本よしろうさんかわいい
1973年宇部市生まれ。1997年武蔵野美術大学油絵学科卒業。卒業後は山口県で制作活動を行っていたが、絵本の仕事をきっかけに2009年より神奈川県横須賀市に移住。出版関係のイラストを手がけ始める。現在は、絵画・イラスト・立体・動画・インスタレーションなど、幅広く制作活動を行っている。
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