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こどもと本ジョイントネット21・山口


〜すべての子どもに本との出会いを〜

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瓜と龍蛇 @ いまは昔 むかしは今 [2018年03月09日(Fri)]
3月11日(日)の講演会の準備のため 松本徹さんが担当されていた本を探していたら、『いまは昔 むかしは今』(網野善彦・大西廣・佐竹昭広/編集委員)という叢書に巡り合いましたぴかぴか(新しい)

全5巻と索引でなるこのシリーズは、この本を企画・構成をした福音館書店の底力、子どもの本に向き合う「覚悟」を改めて認識させるものです。
珠玉の作品ですかわいい

各巻、事典のような重厚な厚みがあり、数々の話の集大成となっています。
寝ながら読む私の読書スタイルには向きませんが、偶然開いたページを読んでいっても楽しい本です。


その1巻めが『瓜と龍蛇』(1989.6)。
   大意・再話 佐竹昭広・仲倉眉子・長谷川摂子・大西昌子
   写真撮影  杉田徹
   模写・挿絵 桂川潤

いまは昔むかしは今1.jpg

「ドイツの博物館に秘蔵された美しい日本の説話絵巻1軸。その物語に隠された謎を追う旅は、眠っていた物語たちに命を吹き込み、やがて、天空と海原に広がりわたる珠玉のお話集となる。」

と福音館書店のHPにありますが、実は、この絵巻の実物を見たことがあります揺れるハート
2008年7月30日〜8月10日の間、山口県立美術館の「美がむすぶ絆 ベルリン国立アジア美術館所蔵日本美術名品展」で展示されていました。巡回展(郡山市立美術館、岩手県立美術館、愛媛県美術館)だったので、他の美術館でご覧になった方もいるのでは・・・。
その展覧会は貴重な作品が多く作品保護のため会場全体の照明も暗く、観覧者は意外と少なかった記憶がありますが、絵巻大好きな人間の私は、展示されていた約10日間、殆ど毎日じっくり見せていただきました。

その「天稚彦草紙絵巻(あめわかひこそうしえまき)」は、15世紀に京都で活躍したやまと絵師・土佐広周(ひろかね)が描いた室町時代(15世紀)の絵巻です。「天稚彦(彦星)」と結婚した娘「七夕」の二人が、天の川を隔てて離れてしまうまでの「七夕」のルーツとなる壮大な物語が描かれています。

『瓜と龍蛇』のページをめくると最初に目に飛び込む数々の瓜・・・初めは繋がりこそ感じられなかった「瓜」と「龍蛇」ですが、瓜と瓢簞を手がかりにして、今から昔へ、そして昔から今に繫がる、日本列島に暮らした人びとの心を探る旅へ誘います。旅を終えると、「瓜」と「龍蛇」は繋がりを持ちます。

各巻それぞれの観点で編集されており、その企画力に驚嘆しました。

2巻『天の橋 地の橋』(1991.1)
いまは昔むかしは今2.jpg

3巻『鳥獣戯語』(1993.2)
いま昔むかしは今3.jpg

4巻『春・夏・秋・冬』(1995.12)
いまは昔むかしは今4.jpg

5巻『人生の階段』(1999.2)
むかしは昔むかしは今5.jpg

『索引』(1999.2)
いまは昔むかしは今索引.jpg


装丁は、田村義也さんです。
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