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こどもと本ジョイントネット21・山口


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湯田温泉酒まつり2019 [2019年10月16日(Wed)]
全国でも高い評価を受けている山口の地酒。県内の21の蔵元の日本酒が湯田温泉に集結exclamation×2
台風一過の10月13日(日)、今年で第7回の湯田温泉酒まつりに初めて行きましたぴかぴか(新しい)

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行ってみて、人が多いのにびっくり。
ビールまつり、肉フェスなど、お付き合いでチケットをよく買うのですが、こんなに湯田温泉全体が盛り上がっているのを、久しぶりに見ました。
温泉通りと湯の町通りに所狭しと、試飲ブース・酒蔵ブース・グルメブースのテントが建ち並んでいました。
58C86FBF-0C96-4EA1-88A2-8D0798F9BC2E.jpeg温泉通り

F4DF8F95-B39E-4D0A-B7D7-F9DBF77C5628.jpeg井上公園


試飲のできるお酒は、次の21種でしたかわいい
阿武の鶴(阿武の鶴酒造)・防長鶴(山縣本店)・雁木(八百新酒造)・日下無双(村重酒造)・金雀(堀江酒場)・金分銅(金分銅酒造)・杉姫(山城屋酒造) ・五橋(酒井酒造)・寿(中島屋酒造場)・山頭火(金光酒造)・貴(永山本家酒造)・宝船(中村酒造)・獺祭(旭酒造)・長門峡(岡崎酒造場) ・長陽福娘(岩崎酒造) ・東洋美人(澄川酒造)・原田(はつもみぢ)・八千代(八千代酒造)・山猿(永山酒造) ・わかむすめ(新谷酒造)・Ohmine(大嶺酒造)
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(※チラシとは違って試飲できるのは、金冠黒松→日下無双、かほり鶴→防長鶴、鴻城の誉→杉姫でした)

会場でまず利き酒チケットとおちょこを交換しリストバンドをもらいます。
試飲ブースで、そのおちょこにお酒を注いでもらいます。
C437B93A-5519-4D28-8A30-584A171A2939.jpeg湯の町通り

各試飲ブースで用意されているお酒が違います。
試飲ブースあ:獺祭・五橋・阿武の鶴・防長鶴・八千代・杉姫
試飲ブースい:長門峡・日下無双・雁木・わかむすめ・山猿
試飲ブースう:金分銅・寿・東洋美人・山頭火・Ohmine
試飲ブースえ:貴・金雀・原田・長陽福娘・宝船

ちょうど、行ったのが12時くらいで、試飲ブースはどこもお目当てのお酒を求めて長蛇の列でしたかわいい
E8AD9CD0-4095-4116-A6C0-1B2AF9DA87A7.jpeg試飲ブースあ(井上公園) 
10769744-D4B3-4B95-B75D-4633ACCCD2EC.jpeg試飲ブースあ、え(温泉通り) 
373FA1F3-A7BE-4DBC-9CC5-026A784ED91F.jpeg試飲ブースい(井上公園) 
D5004BB3-7136-4210-8946-152DD8052B85.jpeg試飲ブースい(湯の町通り) 
514B080C-C00A-4B7C-93D1-5D719DEB1672.jpeg試飲ブースう(温泉通り)


酒蔵ブースでは各酒蔵の名酒をチケットとは別料金で飲むことができます。
2E701AB6-F218-47A7-B1C5-54953674B736.jpeg山形本店・新谷酒造・岡崎酒造場 
4FC36893-3EFA-43A2-A263-ED00970BC0D2.jpeg岡崎酒造場・中村酒造・旭酒造 
F95D77E1-65EA-4E68-B0F6-916412FE5305.jpeg金光酒造・山城屋酒造 
3AAB3BC0-262D-424F-A949-A878494359F2.jpeg酒井酒造・はつもみぢ 
3FF5F0F7-9B5E-47E2-8DAE-2A6C33C0E43A.jpeg堀江酒場・永山本家酒造場 
662AA14F-2655-4350-B7A6-1F2EC743F172.jpeg永山酒造・八百新酒造 
5EE3BF6B-5BA5-49DE-8BF5-522B3B0DFF96.jpeg中島屋酒造場 
73EB8689-BB56-4F67-8FCC-134BC7BFAAA2.jpeg岩崎酒造 
D794B57E-B00F-4B69-9172-9D2E8ECEFFD2.jpeg金分銅酒造 
B7365FD5-1321-4FF0-8254-8207C850457D.jpeg大嶺酒造・澄川酒造

阿武の鶴酒造・村重酒造・八千代酒造は撮り損ねたみたいです。スミマセンちっ(怒った顔)


特に座席は用意されていないので、皆さんおちょこを片手に試飲ブース・酒蔵ブース・グルメブースを練り歩くという感じでした。

公園通りに1ヶ所だけ有料ラウンジのテントがあり、KのHさんとお店の綺麗どころのお姐さんがいました。

ほろよい通りは、お昼間はいつもはひっそりとしていますが、今日は打って変わって、かなりのお店が開いていて、皆さん昼飲みを楽しんでいらっしゃいましたわーい(嬉しい顔)
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グルメブースも「ONEDAY居酒屋・YUDA」ということで充実していました。


かわいいイベントの概要かわいい
るんるん開催日 2019年10月13日(日)
るんるん開催場所 山口市湯田温泉(井上公園・公園通り・湯の町通り・温泉通り周辺)
るんるん時間 11:00〜17:00
るんるん料金 21蔵元利き酒チケット (特製猪口付き) 前売 1,500円 (料理等含まず)、当日 2,000円
るんるん問合・主催 湯田温泉酒まつり実行委員会 電話050-5309-3503
第14回「やまぐち朗読Cafe」〜朗読と蓄音器ジャズの夕べ〜 @ ジャズスポット ポルシェ [2019年10月15日(Tue)]
詩などの朗読と、蓄音器から流れるジャズを楽しむイベント 「やまぐち朗読Cafe」が、10月16日(水)20:00から、山口市の老舗ジャズ喫茶 ポルシェでありますぴかぴか(新しい)

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中原中也記念館で開かれていた中原中也の時代の音楽をSP盤(78回転のレコード)で楽しむ「蓄音器と朗読の夕べ」をリニューアルしたイベントで、今回で14回目となります。

るんるん日 時るんるん 2019年10月16日(水)20:00〜
るんるん場 所るんるん ジャズスポット ポルシェ
        山口市葵1-1-28           
        電話083-924-4616
るんるん内 容るんるん @オープニング朗読
       ASPレコードで聴くジャズ
       B自由参加の朗読
        ※詩でも小説でもエッセイでもジャンル不問
         お気に入りの作品を朗読
         もちろん、聞くだけでもOK
るんるん参加費るんるん ノーチャージ/1ドリンク
       お好きなドリンクをご注文ください
るんるん主 催るんるん 中原豊さん(中原中也記念館長)

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(▲以上写真は2018年10月31日撮影)


かわいい第13回(2019年8月11日)の様子かわいい
@オープニング朗読は林伸一さんによる『はじまりの日』(ボブ・ディラン/作 ポール・ロジャース/絵 アーサー・ビナード/訳 岩崎書店 2010.2)の朗読でした。
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ASPレコードで聴くジャズは「The History Of Jazz Vol.4 - This Modern Age」(キャピトル 1945)より5曲聞きました。
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B自由参加の朗読は原明子さんによる富永太郎「無題 京都 富倉次郎に」と中原中也「四行詩」の朗読や
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中原豊館長による大岡昇平『中原中也』(角川書店 1974.1)より「秋の悲歎」の朗読を楽しみました。
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(▲以上写真は2019年8月10日撮影)
大内氏遺跡指定60周年記念事業特別展「大内氏のトビラ ―山口をつくった西国大名― 」 @ 山口市歴史民俗資料館 [2019年10月14日(Mon)]
10月12日(土)より山口市歴史民俗資料館大内氏遺跡指定60周年記念事業特別展「大内氏のトビラ ―山口をつくった西国大名― 」 が開催されていますぴかぴか(新しい)
「信仰・文化・支配・外交・合戦」をキーワードに書状など約60点が展示されています。
大内氏歴代当主の戒名などが記された過去帳(「大内殿過去帳」(高野山桜池院蔵))、「大内義長書状」(「西郷文書」)など初公開の展示品もあります。

大内氏遺跡指定60周年記念事業特別展「大内氏のトビラ―山口をつくった西国大名―」.png 大内氏遺跡指定60周年記念事業特別展「大内氏のトビラ―山口をつくった西国大名―」2.png

室町時代に山口を本拠として東奔西走の活動をみせた大名大内氏は、日本の歴史を語る上で欠かすことのできない存在です。
今日では「西の京都」や「大内文化」という言葉に代表されるように、文化面での功績がよく知られています。一方で、活動の実態はあまり知られておらず、今回の展示では、山口市内外に残された大内氏に関する史料により、大内氏の実態に迫ります。

るんるん会 期るんるん      
  <前期> 2019年10月12日(土)〜11月10日(日)
  <後期> 2019年11月12日(火)〜12月8日(日)
  ※休館日 月曜(祝日の場合は翌平日振替)     
  ※11月11日(月)は、展示替えのため休館。
るんるん時 間るんるん 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
るんるん場 所るんるん 山口市歴史民俗資料館
        山口市春日町5-1
るんるん料 金るんるん 大人110円、18歳以下70歳以上・障がいのある方及び同行の介護者の方は無料
るんるん問合先るんるん 山口市歴史民俗資料館 電話 083-924-7001

かわいいミニ講座「ー大内氏と展示を楽しむためにー「大内氏とはなにものかー自己・他者・後世の認識ー」」
るんるん日時 10月27日(日)13:30〜15:00
るんるん場所 山口市歴史民俗資料館 2階 学習室
るんるん講師 田村杏士郎(山口市歴史民俗資料館学芸員)
るんるん定員 各回とも20人(要申込・先着順) 
るんるん申込方法 電話、またはメール

かわいいギャラリートーク(展示解説)
るんるん日にち <前期>10月20日(日)、<後期>11月17日(日)
るんるん時間 各回とも13:30〜14:30
るんるん申込 事前申込不要(要観覧料)

10月13日付読売新聞に掲載されていました。
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村田喜代子「この世ランドの眺め」 @ 山口県図書館協会創立110周年記念 第21回「図書館振興県民のつどい 」 [2019年10月13日(Sun)]
11月9日(土)、山口県立山口図書館で、山口県図書館協会創立110周年記念 第21回「図書館振興県民のつどい 」が開催され、芥川賞受賞作家の村田喜代子さんの文学講演会「この世ランドの眺め」がありますぴかぴか(新しい)

図書館振興県民のつどい2019.png

図書館振興県民のつどいは、図書館と読書への関心を高め、県内の図書館振興を図るため開催されます。
今年は、「図書館とつながる 〜 読書の魅力を探求しよう!」をテーマに、作家 村田喜代子の文学講演会「この世ランドの眺め」、児童文学者 石井桃子のドキュメンタリー映画の上映会、おはなし会などが実施されます。

るんるん日時るんるん 2019年11月9日(土)10:00〜15:30
るんるん場所るんるん 山口県立山口図書館
      山口市後河原150-1

るんるんプログラムるんるん

かわいいプレイベント「子どもに本を――石井桃子の挑戦」上映会&朗読会
るんるん時間 10:00〜11:30
 【上映会】10:00〜10:55 【朗読会】10:55〜11:30
るんるん場所 レクチャールーム
るんるん内容 児童文学の編集者、作家、翻訳者として幅広く活躍した石井桃子(1907〜2008)のドキュメンタリー映画全3巻の第2巻「子どもに本を――石井桃子の挑戦 U 子どもと文学」を上映します。第2巻では、黄金期を迎えていた欧米の児童図書館と子どもの本の出版状況を目の当たりにした1954年の留学から帰国後までを取り上げます。上映後は石井桃子の著書を朗読します。

かわいい開会式・山口県図書館協会功労者表彰式
 るんるん時間 13:15〜13:30 (開場 13:00)
 るんるん場所 レクチャールーム

かわいい文学講演会「この世ランドの眺め」
 るんるん時間 13:30〜15:00 (開場 13:00)
 るんるん場所 レクチャールーム
 るんるん定員 270名(要申込)
 るんるん講師 村田喜代子(作家)
 ※会場付近では村田さんの著書の販売や、講演に関連した資料展示

かわいい村田喜代子さんサイン会
 るんるん時間 15:00〜
 るんるん場所 レクチャールーム前のエントランスホール
 ※一人1冊
 ※購入した本以外の本でもOK

かわいい秋のスペシャルおはなし会
 るんるん時間 11:00〜11:45 
 るんるん内容 パネルシアターなどによるおはなし会
 るんるん定員 幼児とその保護者30名程度(要申込)

るんるん申込・問合先るんるん 山口県図書館協会(山口県立山口図書館内)
  電話083-924-2111 fax to083-932-2817
  ※行事名、参加者氏名、参加人数、電話番号を伝える
るんるん主催るんるん 山口県図書館協会、山口県立山口図書館
るんるん後援るんるん 山口県大学図書館協議会、山口県学校図書館協議会
るんるん協力るんるん 山口市立中央図書館友の会「トネリコ」

こどもと本ジョイントネット21・山口は山口県図書館協会の会員です。

かわいい講師・村田喜代子さんプロフィールかわいい
1945(昭和20)年、福岡県北九州市八幡生れ。旧姓=貴田。八幡市立花尾中学校卒。就職後、シナリオの習作をつづける。1967(昭和42)年結婚、出産を経験し、同人誌に参加したのち1985(昭和60)年、自身のタイプ印刷による個人誌『発表』を創刊。
「水中の声」で(昭和51年/1976年度)第7回九州芸術祭文学賞[最優秀作]、1987(昭和62)年『鍋の中』で第97回芥川賞、1990(平成2)年『白い山』で第29回女流文学賞、1992(平成4)年『真夜中の自転車』で第20回平林たい子賞[小説部門]、1997(平成9)年『蟹女』で第7回紫式部文学賞、1998(平成10)年第6回福岡県文化賞[創造部門]、第57回西日本文化賞[社会文化部門]、『望潮』で第25回川端康成文学賞、『龍秘御天歌』で第49回芸術選奨文部大臣賞[文学部門]、2010(平成22)年に『故郷のわが家』で第63回野間文芸賞、2013(平成26)年に『ゆうじょこう』で第65回読売文学賞[小説賞]、2019(令和1)年『飛族』で第55回谷崎潤一郎賞を受賞した。ほかに、『花野』『八幡炎炎記』『屋根屋』などの著書がある。


村田さんには、今回の演題と同名のエッセイ集がありますよね。
『この世ランドの眺め』(弦書房 2011.6)
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ジョイネットでお馴染みの近藤薫美子さんとの本があります。
『もりへぞろぞろ』(偕成社 2012.6)
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近藤薫美子さんには、ジョイネットで来年2月に山口県に来ていただくことになっています。
お楽しみに揺れるハート
BUNちゃんでショー @ 玖珂図書館 & 周東図書館 [2019年10月12日(Sat)]
10月11日(日)、BUNちゃんこと荒木文子さんによる人形劇やパネルシアターなどの楽しいおはなし会「BUNちゃんでショー」岩国市立玖珂図書館周東図書館で行われますぴかぴか(新しい)

BUNちゃんでショー.png

るんるん日にちるんるん 2019年10月13日(日)
るんるん演 目るんるん 
 とことこ人形「おむすびころりん」
 エプロンシアター「七ひきのこやぎ」
 パネルシアター「秋のうた」 他

るんるん対 象るんるん 幼児・小学生
るんるん入場料るんるん 無料
るんるん申 込るんるん 不要

かわいい岩国市立玖珂図書館かわいい
るんるん時間 10:30〜11:30
るんるん場所 玖珂綜合センター 2F 和室
     岩国市玖珂町4961
るんるん問合 0827-82-4444

かわいい岩国市立周東図書館かわいい
るんるん時間 14:00〜15:00
るんるん場所 周東図書館 1F 視聴覚室
     岩国市周東町下久原1201-1
るんるん問合 0827-84-1765

かわいい講師プロフィールかわいい
茨城県古河市在住。獨協大学外国語学部卒業。学生の頃から人形劇を始める。現在、にんぎょうげきコロン団代表。NPO法人語りネットワーク理事。和洋女子大学非常勤講師。蒲田保育専門学校講師。一人で演じる「BUNちゃんでSHOW」も行い全国をとびまわっている。軍手で作る「トコトコ人形」の考案者。作品に『まんまるまんまたんたかたん』(童心社)などがある。
クリエイターズ・ライブラリー・フェス2019 @ 宇部市立図書館 [2019年10月11日(Fri)]
10月12日(土)、宇部市立図書館において、山口県内のクリエイターによる「クリエイターズ・ライブラリー・フェス2019」が開催されますぴかぴか(新しい)

クリエイターズ・ライブラリー・フェス20191012.png

クリエイターが図書館という場で引き起こす化学反応!
宇部市立図書館で様々な山口県内クリエイターによるマルシェが開催されます。図書館カードケースを作るワークショップ、ブックカバーコンテストで入賞した作品13点の表彰式も行われます。

るんるん日時るんるん 2019年10月12日(土)10:00〜15:00
るんるん場所るんるん 宇部市立図書館
      宇部市琴崎町1-1-33

るんるん内容るんるん

 かわいいクリエイターズ・ライブラリー・マルシェ 
   県内クリエイターによるマルシェ
   10:00〜15:00 館内 芝生広場

 かわいいワークショップ「図書館カードケースを作ろう!
   世界で一つだけの図書カードのケースを作って図書館で使おう!
   10:00〜15:00(随時) 1F ロビー ※参加自由 ※なくなり次第終了

 かわいいCLF ブックカバーコンテスト表彰式 
   13:00〜 2F 講座室

るんるん問合るんるん 宇部市立図書館 電話0836-21-1966
るんるん主催るんるん クリエイターズ・ライブラリー・フェス実行委員会
るんるん共催るんるん 宇部市立図書館
齋藤孝「読書力とコミュニケーション力」 @ UBE読書のまちづくりフォーラム [2019年10月10日(Thu)]
11月17日(日)、「UBE読書のまちづくりフォーラム」で明治大学教授 齋藤孝さんの記念講演「読書力とコミュニケーション力」がありますぴかぴか(新しい)
参加申込は、10月11日(金)までです。お早目に!

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「UBE読書のまちづくりビジョン」の内容を広く市民に周知し、全市的に読書のまちづくりを進めるキックオフイベントとして、「UBE読書のまちづくりフォーラム」を開催します。

るんるん日時るんるん 2019年11月17日(日)13:30〜16:50 ※開場 13:00
るんるん場所るんるん 宇部市渡辺翁記念会館 
      宇部市朝日町8-1 電話0836-31-7373

るんるんプログラムるんるん
かわいいUBE読書のまちづくりビジョン概要説明 
 時間 13:35〜13:50
 テーマ 「読書のまちづくりに向けて」

かわいいパネルディスカッション 
 時間 13:50〜15:10
 テーマ 「みんなで創ろう!読書のまちづくり」
 パネラー 
  高田晃(宇部フロンティア大学 人間社会学部 学部長 教授)
  脇和也(株式会社宇部日報社 代表取締役社長)
  金子華子(宇部市PTA連合会 常任理事)
  槌谷直美(まちかどブックコーナー事業者(昭和女子屋台Lab)代表)
  大木賢一(UBE読書のまちづくりネットワーク会議
 コーディネーター
  伊東達也(山口大学人文学部 講師)

かわいい記念講演 
 時間 15:30〜16:40
 演題 「読書力とコミュニケーション力」
 講師 齋藤孝(明治大学教授)

るんるん対象るんるん どなたでも(要事前申込)
るんるん参加料るんるん 無料(要事前申込)
るんるん定員・募集人数るんるん 1,200人

るんるん申込受付期間るんるん 2019年9月3日(火)〜10月11日(金)(当日消印有効)
るんるん申込方法るんるん 往復葉書、または電子申請にて。
 申込多数の場合は、抽選。
 発表は、当選・落選に関らずメール、または返信葉書で10月下旬に連絡。
るんるん往復葉書の申込の場合
 葉書1枚につき、応募できるのは1名のみ。
 往信葉書 
   表面 〒755-0033 宇部市琴芝町一丁目1-33
    宇部市立図書館「UBE読書のまちづくりフォーラム」係
   裏面 申込者の住所、氏名(ふりがな)、電話番号を記入。
 返信葉書 
   表面 申込者の住所、氏名(返信先)を記入。
   裏面 無記入。

るんるん問合るんるん 宇部市立図書館 電話0836-21-1966
るんるん主催るんるん 宇部市立図書館

かわいい講師:齋藤孝さんプロフィールかわいい
1960年静岡生まれ。東京大学法学部卒。同大学院教育学研究科博士課程を経て現職。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(草思社、毎日出版文化賞特別賞)がシリーズ260万部のベストセラーになり日本語ブームをつくった。
専門は、教育学、身体論、コミュニケーション技法。前文化庁文化審議会国語分科会委員。
著書に『読書力』(入試出題率1位)『コミュニケーション力』『新しい学力』(岩波新書)『質問力』(ちくま文庫)『現代語訳 学問のすすめ』(ちくま新書)『雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール』(ダイヤモンド社)『大人の語彙力ノート』(SBクリエィティブ)『大人のための読書の全技術』(KADOKAWA中経出版)等多数。著書累計出版部数は1000万部を超える。
NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。TBSテレビ系「情報7days ニュースキャスター」「あさチャン!」MC等テレビ出演多数。


ジョイネットでお馴染みの長谷川義史さんとの絵本もあります。
『がまの油(声にだすことばえほん)』(ほるぷ出版 2005.1)
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『生麦生米生卵(声にだすことばえほん) 』(ほるぷ出版 2006.12)
生麦生米生卵.jpg

ジョイネットでお馴染みの武田美穂さんとの絵本もあります。
『吾輩は猫である (声にだすことばえほん) 』(ほるぷ出版 2005.12)
吾輩は猫である.jpg
ムットーニからくり文学館HスペシャルナイトツアーT [2019年10月09日(Wed)]
【前回の続き】

9月28日(土)、中原中也記念館で開催されている「ムットーニからくり文学館」スペシャルナイトツアーに参加しましたぴかぴか(新しい)

8月10日から申込み開始だったのですが、偶然その日にチラシを見かけてすぐに申し込んだので、運よく、先着20人の中に滑り込むることができました。私が申し込んだ時点ですでに、各回とも半数は埋まっているとのことでした。何でも、全国から申込があるそうで、ムットーニの人気の高さが伺いしれます。(11月に後2回ありますが、キャンセル待ちなど受け付けていないそうですし、当日お申し出の方もお断りするそうです)
それに、「無料」(要入館料(320円))だなんて、中原中也記念館は太っ腹!

通常の展覧会が閉館した後、チケットをもぎってもらって受付に待機していた20名に「こちらにどうぞ」と声がかかりました。
懐中電灯の灯りの案内で、照明をほとんど落とした館内を2Fへと進みます。

まず、DVD室で「サーカス」の制作秘話の映像を見ました。
粘土で人形を作り出すところや、
タイムテーブルにそって何枚もの歯車を切っていき場面展開や光のコントロールに使うために何十回路の配線をするところなど、溜息がでるほど、緻密で精巧な作業の様子を垣間見ることができました。

落下傘奴のノスタルヂア
ということで、落下傘には苦心したことひらめき
ボックスシアター「サーカス」の最初と最後の場面で遠景に出る茶色の落下傘の細密なこと! 落下傘にはちゃんと人がいます……。
どうなっているんだろうと思っていたので、1つ疑問が解決しました。

サーカス小屋のテントは茶色だけではちょっと寂しいので、青い線を入れたことひらめき
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サーカス小屋は疾風吹きすさぶ荒野にあるという設定にし、荒野にはやっぱり枯れ木ということで、葉っぱの繁った木2本を作ったけれど、使わなかったことひらめき
だから、1Fの展示ケースに2体、展示してあるのですね。
ということは、チラシではサーカス小屋の後ろに木が写っていますが、これは制作途中の写真だったのですね。貴重です。

より効果的にするためターンテーブルでサーカス小屋が回るようにしたので、始め道をつけたけれどそれは没にしたことひらめき

より前面に設置するため観覧席はカーブさせたことひらめき
このカーブを出すのが、実は大変だったそうです。

観客の鰯は20体作ったけど、観覧席に17体しか座らせることができなかったことひらめき
だから、1Fの展示ケースに3体鰯が展示してあるのですね。
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プランコ乗りの名前はひとみさん。何故かというと、当時の絵葉書にその名があったから。この葉書は展示ケースにあることひらめき
後日確認したら、ちゃんと「ひとみ」と記されていましたexclamation
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色気は要らないということでひとみさんにタイツを履かせたことひらめき
ホント、細かいですよね。

ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
ブランコは左右に揺れるだけではなく、リアルな動きを追求したことひらめき

それの近くの白い灯が
  安値(やすい)リボンと息を吐き

のライトに苦心したことひらめき
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こんな秘話を聴いたら、次に「サーカス」の上演を見る時の楽しみが倍増しますね。


そして、萩原朔太郎の詩「殺人事件」


  殺人事件       

とほい空でぴすとるが鳴る。
またぴすとるが鳴る。
ああ私の探偵は玻璃の衣裝をきて、
こひびとの窓からしのびこむ、
床は晶玉、
ゆびとゆびのあひだから、
まつさをの血がながれてゐる、
かなしい女の屍體うへで、
つめたいきりぎりすが鳴いてゐる。

しもつき上旬(はじめ)のある朝、
探偵は玻璃の衣裝をきて、
街の十字巷路(よつつぢ)を曲がった。
十字巷路に秋のふんすゐ。
はやひとり探偵はうれひをかんず。

みよ、遠いさびしい大理石の歩道を、
曲者(くせもの)はいつさんにすべつてゆく。



をモチーフにした「殺人事件」を見せていただきました。
この作品は前橋文学館にあります。
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この「殺人事件」と今展示してある「題のない歌」と新作の「サーカス」が三大手間のかかった作品だそうです。

今までに制作された作品は全部で300作品くらいで、このような文学作品をモチーフにした作品は30作品くらいだそうです。

ということで、文学を題材とした作品以外の「ヘル・パラダイス」を見せていただきました。
美脚の美女(魔女?)が骸骨のビッグバンドの演奏に合わせて歌います。
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(写真の左のチラシは2018年に八王子市夢美術館で行われた「ムットーニワールドからくりシアターW」、右は2019年に阪急うめだ本店で行われた「ムットーニ シアター in HANKYU」)

そして、会場に移動し、暗闇のなかでムットーニさんの口上つきのムットーニ・シアターが始まりました。
昼間の上演と違い、光の効果を存分に味わうことができ、ムットーニ・ワールドを堪能することができました。
それはそれはすばらしい贅沢で貴重な時間でした揺れるハート

記念館の外に出てみると、

屋外は真ッ闇 闇の闇
夜は劫々と更けまする
ムットーニからくり文学館Gムットーニが語る!作品上演会 [2019年10月08日(Tue)]
【前回の続き】

9月28日(土)・29日(日)、「ムットーニが語る!作品上演会」で、制作者 ムットーニさんご自身が、洒脱で、慇懃な名調子で「ムットーニからくり文学館」に展示してある5つの作品を上演してくださいましたぴかぴか(新しい)
舞台装置や人形の多彩で複雑な動き、音(音楽・効果音)、光(照明)に加えて、ムットーニ氏の口上が巧みに絡み合い、ボックスシアターから一幕限りの新たな物語が生まれました。

今回見逃した方、「ムットーニが語る!作品上演会」は、まだまだありますかわいい
折角の機会ですので、観覧されることをお薦めします。
るんるん日にち 2019年11月2日(土)、3日(日)、4日(月)、23日(土)、24日(日)
るんるん時間 各日13:00〜/15:00〜 
るんるん所要時間 約40分


ムットーニさんは上演の際の妖しい雰囲気とは違って、普段は、紳士的で優しい方。
そこで、とっても気になっていることを思い切って質問してみました。

今回展示してある「アトラスの回想」は、4年前の2015年に中原中也記念館 特別企画展「萩原朔太郎と中原中也」で展示されたものとは違う作品ですか?「猫町」と「裏猫町」があるように。それとも、何か手を加えられましたか?……と。

「いえ、同じものです。」とムットーニさんの返事。

おそらく展示してある場所や条件が違ったので、受ける印象が変わったのですね。
今回は隣の「エンドレス・リフレクションズ」の光や部屋の照明や階段の照明や常設展示室の下からの光が邪魔し、前回のようにミラーボールの煌きが壁に反映することなく、周囲への広がりもなく、別作品かと思えたのでした。
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9月28日(土)に朝日新聞の記者さんが取材されていたのですが、9月29日付の新聞に掲載されていました。
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この写真の方が、ムットーニこと武藤政彦さんです。
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【次回に続く】
ムットーニからくり文学館Fお出迎え人形が編む中也の詩 [2019年10月07日(Mon)]
【前回の続き】

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(▲中原中也記念館 2019年10月6日撮影)


今日は、お出迎え人形が編んでいた中也の詩をじっくり聴いてみましたぴかぴか(新しい)

ムットーニ オフィシャルウェブサイトを見ていたら、本当に、「お出迎え人形」とありました。また、「タイムナビゲーター」とも呼ぶようです。

八王子市夢美術館で2011年に行われた「ムットーニ ワールド からくりシアターU」のチラシにそれらしき人形の写真がありました!
下の方に左右2体写っている人形ですが、画像が粗いので、確信が持てませんが、似ている気がします。
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4体のお出迎え人形(タイムナビゲーター)はそれぞれ、「法王」「女神」「神官」「賢者」らしいのですが、どれがどれだか分かりません。


でも、中也の詩は、分かりました揺れるハート


 ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん (「サーカス」)

 ただもうラアラア唱つてゆくのだ。 (「都会の夏の夜」)

 あゝ おまへはなにをして来たのだと……
 吹き来る風が私に云ふ
 これが私の故里(ふるさと)だ
 さやかに風も吹いてゐる
 (「帰郷」)

 飛んでくるあの飛行機には、
 昨日私が昆虫の涙を塗つておいた。
 (「逝く夏の歌」)

 私はその日人生に、
 椅子を失くした。
 (「港市の秋」)

 古き代の富みし館(やかた)の
     カドリール ゆらゆるスカーツ
 (「春の思ひ出」)

 千の天使が
   バスケットボールする。
 (「宿酔」)

 風が立ち、浪が騒ぎ、
   無限のまへに腕を振る
 (「盲目の秋」)

 汚れつちまつた悲しみに
 今日も小雪の降りかかる
 (「汚れつちまつた悲しみに」)

 私の上に降る雪は
 真綿(まわた)のやうでありました
 (「生ひ立ちの歌」)

 あすとらかんのあはひ縫ふ 古代の象の夢なりき (「含羞(はぢらひ)――在りし日の歌――」)

 ポッカリ月が出ましたら、
 舟を浮べて出掛けませう。
 (「湖上」)

 海にゐるのは、
 あれは人魚ではないのです。
 (「北の海」)

 ホラホラ、これが僕の骨――
 見てゐるのは僕? 可笑しなことだ。
 (「骨」)
 
 思へば遠く来たもんだ (「頑是ない歌」)

 はたはた それは はためいて ゐたが、
 音は きこえぬ 高きが ゆゑに。
 (「曇天」)

 それに陽は、さらさらと
 さらさらと射してゐるのでありました。
 (「一つのメルヘン」)

 あれはとほいい処にあるのだけれど
 おれは此処ここで待つてゐなくてはならない
 (「言葉なき歌」)

 月夜の晩に、ボタンが一つ
 波打際に、落ちてゐた。
 (「月夜の浜辺」)

 ぞろぞろぞろぞろ出てくるわ、出てくるわ出てくるわ (「正午 丸ビル風景」)

 チヨンザイチヨンザイピーフービー
 真珠のやうに美しいのさ。
 (「ピチベの哲学」)

 こんな御都合な世の中に歌なぞ歌はない (「詩人は辛い」)

 タバコとマントが恋をした (「タバコとマントの恋」)

 よろこびやがれ凡俗!(「春の日の怒」)

 惡魔の伯父さん、おぢやつたおぢやつた。 (「秋の愁嘆」)

 さよなら、さよなら!
   あなたはそんなにパラソルを振る
 (「別離」)

 おまへはもう静かな部屋に帰るがよい。
 そして心の呟きを、ゆつくりと聴くがよい。
 (「四行詩」)


こうして、並べてみると、面白いですねわーい(嬉しい顔)

【次回に続く】
ムットーニからくり文学館E中原中也「サーカス」より「サーカス」 [2019年10月06日(Sun)]
【前回の続き】

最後に、赤い垂幕で囲んである場所に進みます。
サーカス小屋という設定なのでしょうか。

➍サーカス ブランコの影が揺れる荒野にて

中原中也「サーカス」


  サーカス

幾時代かがありまして
  茶色い戦争ありました

幾時代かがありまして
  冬は疾風吹きました

幾時代かがありまして
  今夜此処(ここ)での一(ひ)と殷盛(さか)り
    今夜此処での一と殷盛り

サーカス小屋は高い梁(はり)
  そこに一つのブランコだ
見えるともないブランコだ

頭倒(さかさ)に手を垂れて
  汚れ木綿の屋蓋(やね)のもと
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

それの近くの白い灯が
  安値(やすい)リボンと息を吐き

観客様はみな鰯
  咽喉(のんど)が鳴ります牡蠣殻(かきがら)と
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

     屋外(やぐわい)は真ッ闇(くら) 闇(くら)の闇(くら)
     夜は劫々(こふこふ)と更けまする
     落下傘奴(らくかがさめ)のノスタルヂアと
     ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん



をモチーフにした「サーカス」(2019年 作家蔵)ぴかぴか(新しい)
新作で、初公開です。

荒野に一つの落下傘が舞い降りた。
いつしかそれは荒野に張られたテントになり、
ある夜サーカスの幕が開く。
ほら、遠い荒野にブランコの影が揺れている。

(入館者配布パンフレットより)

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箱型劇場の傍の二つのライトが消えるといよいよはじまり、はじまり……。
遠くで戦場を飛び交うプロペラ機のエンジン音が聞えてきます。警報、光、砲音とともに、茶色い落下傘が降りてきます。
落下傘が疾風吹きすさぶ荒野に張られたサーカス小屋になり、
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サーカス小屋は、明かりがともり、盛り上がっています。
汚れ木綿のサーカス小屋の高い梁から、
頭を逆さに手を垂れた空中ブランコの少女が「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」と揺れます。
ただ、左右に揺れるだけでなく、リアルに複雑な動きをしています!
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白いリボンのようなスポットライトがブランコ乗りの少女の姿を追い照らします。
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観客はみな鰯です。
1Fの展示でおおよその察しはついていましたが、本当に鰯です。
ちゃんと、ブランコの揺れに合わせて、体も頭も動きます。
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歓声が上がるサーカス小屋から、外に目を移すと、すかっり暗闇です。
落下傘が上がっていき、やがて、サーカス小屋の明かりも消えます。
両脇に置かれた二つのライトがともると物語は終わります。

大満足して、階段を降りる途中にライトアップした中原中也「四行詩」があります。

おまへはもう静かな部屋に帰るがよい。 
煥発する都会の夜々の燈火を後に     
おまへはもう、郊外の道を辿るがよい。     
そして心の呟きを、ゆつくりと聴くがよい。


【次回に続く】
ムットーニからくり文学館Dジュール・シュペルヴィエル「海の上の少女」より 「ワルツ・オン・ザ・シー」 [2019年10月05日(Sat)]
【前回の続き】

次は、ジュール・シュペルヴィエルの短編(コント)「海の上の少女」(『海の上の少女 シュペルヴィエル短編選』「海の上の少女」網島寿秀/訳 みすず書房 2004)


 そして木靴をはいた、この一人ぼっちの十二歳の少女の彼女は、まるで堅い地面の上を歩くように、しっかりとした足どりで水の道の上を歩いている。これらのことはどのようにして起こったのだろうか。
(中略)
 船が近づくと、それが水平線に見えぬかのうちに、少女ははげしい眠気におそわれ、村全体が波の下に消えてしまうのだ。だから、船乗り誰一人としてこの村を、望遠鏡の隅にすら捉えたことがなかったし、こんな村があるとは想像だにしなかったのである。
 少女は自分が世界でただ一人の少女だと思っていた。しかし、はたして自分が少女だということからして、本当にわかっていたかどうか……



をモチーフにした「ワルツ・オン・ザ・シー」(「Waltz on the Sea」)(2006年 個人蔵)ぴかぴか(新しい)

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100年程前にフランスの詩人ジュール・シュペルヴィエルが書いた「海の上の少女」を題材にした、少女の亡霊の物語。
波模様の小箱が開く時、一人の少女の思い出がよみがえる。

(入館者配布パンフレットより)

シュペルヴィエルは、少女を

 それほど美しい娘だとは言えなかった。(略)小さな体つきのなかで、おとなしそうな、だが、きらきら光る灰色の目がひときわ目立つその姿は、見る人の体から魂までを、時の流れの奥底からくる大きな驚きでゆさぶるほどのものがあった。(「海原の娘」(『シュペルヴィエル詩集』より 安藤元雄/訳 ほるぷ出版 1983)より引用)

と描いています。

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四角錐の高い台の上に、ぽつんと波模様の青い小さな箱が置かれています。
台の前に置かれた灯りがポッとともって(周りが明るいのでこれが結構わかりにくいです。なので、箱が開くcueがわかりにくいです)、ジジジっという歯車の音が小さく聴こえ始めると、突然、小箱の蓋が開きます。
そして、「魅惑のワルツ」のメロディにのって、中から水色のワンピースを着、水色の靴(木靴ではありません!)を履いた可憐な少女が現れ、波の光景の舞台とともに、高く高くせり上がっていきます。
ミラーボールが壁に投げかける光の変化がまるで波のようで、波の音が合間に効果的に使われていることもあって、少女が波間に漂うようにも見えてきて、ロマンチックなファンタジーの世界に誘ってくれます。
遠くでボーッと船の汽笛が鳴ると、物語のままに海の中に消えるように、少女は箱の中に戻って行き、やがて、静かに再び箱は閉じられ、灯りは消えます。

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オルゴール型の劇場に、不思議な光をたたえるシュペルヴィエルの世界が収められていて、「え?こんな小箱の中から見上げるような仕掛けが?!」とそんな驚きを体感できる作品です。
実際オルゴールのようで、他の作品と違って武藤政彦さんの朗読はなく音楽と効果音だけで構成されています。冒頭部分の武藤さん自身のピアノ演奏→波の効果音→ダイナ・ショアがうたう「Fascination(魅惑のワルツ) 」+間奏部分に波の音→最後に波の音→船の汽笛音→ピアノ演奏と流れていきまするんるん

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シュペルヴィエルの “L’Enfant de la haute mer” は、いろいろな方が翻訳しています。

「海原の娘」(『シュペルヴィエル詩集』より 安藤元雄/訳 ほるぷ出版 1983)
 どうやってできたのだろう、波に浮かんだこの家並みは? いったいどんな水夫たちが、どのような建築家の助けを借りて、大西洋の真っ只中の海面に、六千メートルもの深淵の上に、これを築いたのだろう? この細長い道筋に並ぶ家々の、赤煉瓦がもう色あせて、フランス風の灰色にくすんでしまっているのと言い、スレートや瓦の屋根と言い、十年一日のようなみすぼらしい店並みと言い? それにあの教会堂の、透かし窓をいっぱいにあけた鐘塔は? またここの、中にはただ海の水があるだけだが、どうやら庭園のつもりらしく、壜のかけらを植え込んだ塀をめぐらし、それをときどき魚がとびこえたりしているこの一部は?
 どうやってこれが、波に揺られもせずに、きちんと立っているのだろう? そして、たった一人あそこにいる、十二歳ぐらいのあの娘は? 木靴をはいて、まるで固い地面を歩くように、たしかな足どりで水の街路を通って行く、いったいどうしたわけなのだろう?……
 見るまま聞くままに、話を進めていくとしよう。はっきりしないところが残ったにしても、それをあれこれ考えてみても始まるまい。
 船が近づいて来ると、それがまだ水平線に影も見せないうちから、娘は深い眠りにおちいり、村は完全に波の下に没してしまう。それだから、たとえ望遠鏡の奥にだろうと、この村を一目で見たという水夫は一人もいなかったし、そんな村が存在することを考えてみた者さえなかったのだ。
 娘は自分がこの世界にたった一人の少女だと思っていた。それでも、自分が少女であるということだけはわかっていたのだろうか?


「沖の娘」(『なぞめいた不思議な話』所収 石川清子/訳 くもん出版 1989)
 どのようにしてつくられたのだろう、この波にただよう通りは? どんな船乗りたちが、どんな技師の力をかりて、大西洋のはるか沖合いの、六千メートルの深海の上にこの通りをつくったのだろう?
 赤い色がすっかり色あせ、今ではねずみ色にくすんでしまったレンガづくりの家がたちならぶこの長い通りは? スレートやかわぶきのこれらの屋根、かわることのないこれらのみすぼらしい店は? そして、すかし彫りをたくさんほどこしたこの鐘つき塔は? それから、おそらく庭のつもりなのだろう、どろぼうよけのびんの破片をつけた壁で守られ、海水がたまっているだけのこの囲いは? その上ではときどき魚がとびはねている。


「沖の小娘」(『シュペルヴィエル抄』より 堀口大学/訳 小沢書店 1992)
 この、水に浮かんだ道路が、どうして出来たものか? どんな水夫たちが、どんな建築師の手を借りて、大西洋遥か沖合いの海面、六千メートルもある深海の上に、これを造ったものか? 今ではすっかり褪せてしまって、仏蘭西鼠(グリ・ド・フランス)に近い色に見えている赤煉瓦のこれらの家々も、瓦葺きの、スレート葺きのこれらの屋根も、いつ見ても変わりのない貧しげなこれらの店々も? また透し彫りのどっさりしてあるお寺のあの鐘楼も? それから、見たところではただ海の水が満たしてあるだけだが、どうやらそれでも、壁をめぐらしたり、壜の底を置き並べて飾りにしたりした庭のつもりらしく、そこでときどき魚がはねているこの庭も?
 波にも揺れずに、いったいどうしてこれが立っているのだろう?
 それから、固い地べたを歩くと同じように、確かな歩調で、木靴の歩みを運んで通る、ひとりぼっちの十二になるあの小娘にしても? いったいこれは、どうしたことなのであろうか?
 それらのことがおいおい目の前に見えて来るにしたがって、また、それらが分かってくるにしたって説明するとしよう。それでもまだ分からないことがあるかも知れないけれど、それは仕方のないことだ。


「海の上の少女」(網島寿秀/訳 みすず書房 2004)
 水に浮かんでいるこの道はどのようにしてできたのだろう? いったいどんな水夫たちが、どのような建築技師の助力を得て、大西洋の沖合、六千メートルもの深さの海面に、こんなものを作ったのだろう? 赤煉瓦がすでに色褪せて灰色がかった家が並ぶこの長い道、スレートや瓦の屋根屋根、一様に地味なこれらの店はどのようにして築かれたのか? そしてたくさんの小窓がほどこされたこの鐘楼は? それに、中にあるものといったら海の水だけなのに、壁にはしっかりと瓶の破片が埋め込まれ、時々その上を魚がとび跳ねている、庭園とも言いたげなこの一角は?
(略) 
 そして木靴をはいた、この一人ぼっちの十二歳の少女の彼女は、まるで堅い地面の上を歩くように、しっかりとした足どりで水の道の上を歩いている。これらのことはどのようにして起こったのだろうか。
(略)
 船が近づくと、それが水平線に見えぬかのうちに、少女ははげしい眠気におそわれ、村全体が波の下に消えてしまうのだ。だから、船乗り誰一人としてこの村を、望遠鏡の隅にすら捉えたことがなかったし、こんな村があるとは想像だにしなかったのである。
 少女は自分が世界でただ一人の少女だと思っていた。しかし、はたして自分が少女だということからして、本当にわかっていたかどうか……


「海に住む少女」(永田千奈/訳 光文社 2006.10)
 この海に浮かぶ道路は、いったいどうやって造ったのでしょう。どんな建築家の助けを得て、どんな水夫が、水深六千メートルもある沖合い、大西洋のまっただなかに、道路を建築したというのでしょう。道に沿って並ぶ赤レンガの家、いえ、もうすでに色あせてフランス風のグレーになっていたけれど、この家や、スレートやかわらで出来た屋根や、地味でかわりばえのしないお店はいったい、どうやって? あの小窓がたくさんついた鐘楼はどうやって? たぶんガラス片のついた塀に囲まれた庭だったのだろうけれど、今や海水でいっぱいになっていて、時たま塀の上を魚が跳ねたりするこの場所は、誰がどうやって?
 波に揺さぶられることなく、建物がみんなちゃんと建っているのはどうして?
 そこに住むまったくひとりぼっちで暮らす、十二歳くらいの少女。海水のなかの道を、ふつうの地面みたいに、すたすたと木靴で歩いてゆくこの少女は、いったい?
(略)
 船が近づくと、まだ水平線にその姿が見えないうちから、少女はとても眠たくなって、町はまるごと波の下に消えてしまいます。だから船乗りたちは、望遠鏡の先にすらこの町をみたことがなく、町があるなんて考えたことさえないのです。
 少女はこの世に、自分以外にも女の子がいるなんて知りませんでした。いえ、そもそも自分が少女であることすら、知っていたのでしょうか。
ムットーニからくり文学館C中原中也「地極の天使」より「アトラスの回想」 [2019年10月04日(Fri)]
【前回の続き】

次は、中也の「地極の天使」

 
  地極の天使
  
 われ星に甘え、われ太陽に傲岸ならん時、人々自らを死物と観念してあらんことを! われは御身等を呪(のろ)ふ。
 心は腐れ、器物は穢けがれぬ。「夕暮」なき競走、油と虫となる理想! ――言葉は既に無益なるのみ。われは世界の壊滅を願ふ!
 蜂の尾と、ラム酒とに、世界は分解されしなり。夢のうちなる遠近法、夏の夜風の小鎚こづちの重量、それ等は既になし。
 陣営の野に笑へる陽炎(かげろふ)、空を匿して笑へる歯、――おゝ古代! ――心は寧ろ笛にまで、堕落すべきなり。
 家族旅行と木箱との過剰は最早、世界をして理知にて笑はしめ、感情にて判断せしむるなり。――われは世界の壊滅を願ふ!
 マグデブルグの半球よ、おゝレトルトよ! 汝等祝福されてあるべきなり、其の他はすべて分解しければ。
 マグデブルグの半球よ、おゝレトルトよ! われ星に甘え、われ太陽に傲岸ならん時、汝等ぞ、讃ふべきわが従者!



をモチーフに天空を背負わされたに「アトラスの苦難」に絡めて制作された「アトラスの回想」(2015年 世田谷文学館蔵)ぴかぴか(新しい)

アトラスは回想する、自らに課せらえた罪を、
そして夢見る。
開かれた天空に翼を広げ舞う天使を。
われ星に甘え、
われ太陽に傲岸ならん時、
汝等ぞ、讃ふべきわが従者!」

(入館者配布パンフレットより)

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「地極の天使」が「アトラス」の物語になるとは、ムットーニの着想の豊かさに脱帽ですひらめき

アトラスの背負う天空が持ち上げられて開くと、パカッと二つに割れ(本当に、パカッとです!)、夜と昼の大地の風景に分かれた球体の中から、女性の有翼の天使が現れます。
日常の象徴である木箱とレトルト(このあたりの作り、実に細かいです)を手に持っていてる天使は、翼を広げて、足元のミラーボールを煌めかせながら、天空へと舞い羽ばたいていきます。そして、静かに舞い降りて来ると、ゆっくりと天空は閉じ、再びアトラスが天空を担ぎます。

そして、この天空には、「マグデブルグの半球」を暗示しているのでしょう、引っ張る取っ手(?)が付いています。

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蛇足ではありますが、言葉の説明を少し……かわいい

「マグデブルグの半球」とは、1657年、ドイツのマクデブルク市長 オットー・フォン・ゲーリケが行なった、大気圧を示す実験です。二つの銅製の半球を動物の皮を間にはさんですきまなく接合し、真空ポンプで内部の空気を抜きました。この半球は、両側から8頭ずつの馬で引っ張り合ってようやく離れ、大気圧の存在とその大きさが示され、真空の存在を証明しました。

「レトルト」とは、物質の蒸留や乾留をする際に用いられるガラス製の器具で、形状としては、球状の容器の上に長くくびれた管が下に向かって伸びています。錬金術などで用いられていました。

「アトラス」とは、ギリシア神話に登場する 巨躯を以て知られた神で、ゼウスによって、世界の西の果てで、両腕と頭で天の蒼穹を支える役目を負わさたとされています。

【次回に続く】
ムットーニからくり文学館B中原中也「失せし希望」より「ロスト」 [2019年10月03日(Thu)]
【前回の続き】

隣は、中原中也「失せし希望」


  失せし希望

暗き空へと消え行きぬ
  わが若き日を燃えし希望は。

夏の夜の星の如くは今もなほ
  遐(とほ)きみ空に見え隠る、今もなほ。

暗き空へと消えゆきぬ
  わが若き日の夢は希望は。

今はた此處(ここ)に打伏して
  獸の如くは、暗き思ひす。

そが暗き思ひいつの日
  晴れんとの知るよしなくて、

溺れたる夜(よる)の海より
  空の月、望むが如し。

その浪はあまりに深く
  その月はあまりに清く、

あはれわが若き日を燃えし希望の
  今ははや暗き空へと消え行きぬ。



をモチーフにした「ロスト」(2011年 個人像)ぴかぴか(新しい)

ムットーニにかかると中也の「失せし希望」がかつて空を舞った記憶を追い求める墮天使の物語となります。

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男は教会の鐘の音を聞いたとき、かって自分が大空を舞っていたことを思い出す。
眼下に遠のく教会の尖塔が、やがて小さな一点の輝きとなって消えた、あの光景を。
そして今、遥か上方より降り注ぐ鐘の音を聞きながら男は悟る。
自分は今、翼を、希望を、そしてすべてを失ってしまったことを。

(入館者配布パンㇾットより)

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他と違ってバックの布の色が黒色です。天幕は白。
リングライトが光り、堕天使は……。
こちらもチラシには「中原中也記念館バージョンになって登場!」とあります。
音楽は「大天使ミカエル ハレルヤ」。



「失せし希望」は、『ノート小年時』に「消えし希望」のタイトルで清書されました。1929(昭和4)年7月14日の日付が入っています。(第一次形態)


  消えし希望

暗き空へと消えゆきぬ
わが若き日を燃えし希望は。

夏の夜の星の如(ごと)くは今もなお
遠きみ空に見え隠る、今もなお。

暗き空へと消えゆきぬ
わが若き日の夢は希望は。

今はた此処(ここ)に打伏(うちふ)して
獣の如くも、暗き思いす。

そが暗き思い何時(いつ)の日
晴れんとの知るよしなくて、

溺れたる夜(よる)の海より
空の月、望むが如し。

その浪はあまりに深く
その月は、あまりにきよく。

あわれわが、若き日を燃えし希望の
今ははや暗き空へと消え行きぬ。

(一九二九・七・一四)



それが推敲改題されて「失せし希望」となり、『白痴群』第6号(昭和5年4月発行)に発表されました。(第二次形態)
それがまた推敲されて『山羊の歌』に収録されました。(第三次形態)

音楽集団「スルヤ」のメンバーで『白痴群』の同人でもある内海誓一郎によって曲がつけられ、1930(昭和5)年5月7日に行われた「スルヤ」の第5回発表演奏会で「失せし希望」のタイトルで初演されました。

一度聞いてみたいものです。

【次回に続く】
ムットーニからくり文学館A萩原朔太郎「題のない歌」より「題のない歌」 [2019年10月02日(Wed)]
【前回の続き】

青い垂れ幕の先に進みます。

➋からくり文学館

ここには、4つのそれぞれ趣向が違った作品が展示してあります。


最初は、萩原朔太郎『青猫』に所収された「題のない歌」


  題のない歌

南洋の日にやけた裸か女のやうに
夏草の茂つてゐる波止場の向うへ ふしぎな赤錆びた汽船がはひつてきた
ふはふはとした雲が白くたちのぼつて
船員のすふ煙草のけむりがさびしがつてる。
わたしは鶉のやうに羽ばたきながら
さうして丈 (たけ)の高い野茨の上を飛びまはつた
ああ 雲よ 船よ どこに彼女は航海の碇をすてたか
ふしぎな情熱になやみながら
わたしは沈默の墓地をたづねあるいた
それはこの草叢(くさむら)の風に吹かれてゐる
しづかに 錆びついた 戀愛鳥の木乃伊(みいら)であつた。



をモチーフにした「題のない歌」(2016年 世田谷文学館蔵)ぴかぴか(新しい)
詩と同名のタイトルです。
詩の中の言葉「夏草の茂つてゐる波止場」「赤錆びた汽船」「沈黙の墓場」「戀愛鳥の木乃伊」をキーワードに、ボックス・シアター(箱型劇場)で繰りひろげられる情景は、朔太郎のイメージそのままの哀愁を帯びたダンディズムが立体的に視覚化されていて、ノスタルジックな独特な世界が大胆に展開します。

場末の酒場で飲んだ一杯のウヰスキーが呼び起こす様々なビジョン。
「夏草の生い茂った波止場」
「赤錆びた汽船」
「沈黙の墓場」
忘れていた物語を紡ぐために、男はまたウヰスキーを口に運ぶ。
遠くで汽笛が鳴っている。
(入館者配布パンフレットより)

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「場末の酒場で、男が独り、ウイスキーのグラスを傾けている。」→「酒場の扉が開き、一人の女が入ってくる。」→「酒場の床は夏草の生い茂る地面となる。」→「波止場に転換する。」→「街灯に明かりが点り、汽笛が鳴って、赤錆びた汽船の巨大な影が近づいてくる。」→「沈黙の墓地。」→「女の肩から白い翼が生える。」→「戀愛鳥のミイラ。」→「汽船は遠ざかる。」→「女の姿も消える。」→「夏草の生えた地面は酒場の床となる。」→「男はまた独り、グラスを傾ける。」→「汽笛だけが遠くで鳴っている。」

言葉で書けばこんなところでしょうか。でも、これでは、きっと伝わりません。

数ミリ単位で動くその緻密さ・精巧さには息をのみます。
とにかく実物を見て、その空間を体感していただきたいものです。
動いていないときでも、場末の酒場の細部のつくりは、一見の価値ありです。
ドールハウス好きの人にもお薦めです。

【次回に続く】
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