行政が協働事業を成功させるコツ
[2008年04月14日(月)]
夜の熊本城です。市役所14Fからの眺めです。
のカメラではぼやけてしまうので、どうぞ実物をご覧になって下さい。4月20日から本丸御殿が見られるようになりますし、熊本市中心部の
通り町電停あたりは歩行者天国になります。ホコテンは1991年あたりから提案しているんですけどねぇ。。。何をしに夜の熊本市役所に行ったかというと、「平成19年度市民協働モデル事業」の発表会です。
何と人が多いことやら

今までの公募説明会・公開プレゼンテーション・報告会のなかで一番の人出です。

報告会は昨年から
・協働事業は研究機関のためのものだった?! [2007年03月07日(水)]
・18年度報告会より19年度募集説明会が先のあるのはなぜ? [2007年03月29日(木)]
・協働事業の募集をする前にやることをやらないのはなぜ? [2007年04月11日(水)]
・熊本市の協働事業に失望してしまったス [2007年04月18日(水)]
・熊本市市民協働モデル 公開プレゼンテーション=助成金申請プレゼンテーション [2007年06月13日(水)]
・年間1000匹の野良猫を処分しているらしいデス [2007年06月15日(金)]
と書いてきたので、基本的に同じ感想を持っています。
平成19年度の特徴としては、かたや「ひとり親家庭に対する支援」は去年の指摘通り助成金の範囲を超えられなかった事業であり協働と呼ぶにはいかがなものか?というものと、もうひとつの「野良猫から地域猫へ、地域における課題への取り組み」は市民活動団体と熊本市役所がお互いができることを精一杯提供し、野良猫というと狭い視野になるところを地域課題の解決まで昇華して取り組んでいったという協働もお手本となるような事業という、真逆な内容となっていました。
この違いは何かというと、熊本市役所の提案側が明確に何をどうしたいという意図を持っていたのかに尽きると思われます。
課題解決の提案を募集したのですから、当然市役所側には明確な意図があってのことと思います。その意図に沿わないものであれば、市役所が単独ですればよいのです。それを「協働」ということで市民活動団体とするということは、そこからどーいう成果が導き出されるのかまで市役所側は設計しておかなければならないのです。その設計が出来なければ、止めた方が良いのです。
行政ではしはじめたことを止めるということは非常に困難なことでしょうが、止めなければ「税金の無駄遣い」と言われてしまうのです。事実、そういう話しまで飛び出しました。
一方、成功した事例は、お互いが課題に対してとことん話し合いをしていました。
その結果、動物愛護という視点で考えていたものが、
地域での猫に被害(?)がないようにするにはどうすればよいのか
→ 地域でみんなが住みやすくするのに猫とどーすれば共存できるのか?
→ 猫で上手くいけば次の課題に地域が取り組もう というまで進化していました。
ここには、市役所職員の方の時間外を厭うことなく、地域の課題を、自分達の取り組むべき課題へと進化されていたので、地域の人たちと同じ気持ちで取り組まれていました。
ここに、「協働」のあるべき姿を見たと思いました。
NPOくまもとでも行政の下請け化しないNPOにとっての「協働」という視点で提案をし、ブックレット 4「合併後の市町村の住民の参画のプログラム」〜行政とNPOとの協働のためのNPOからの提言〜を作成しました。
そこには、行政の方たちの意識が変わらない限り有り得ないものだと思っていました。それを実践した方がいたということに感激しました。
「協働」を進める上での本当に大事なポイントは、ここにあったのです。
地域課題をいかに職務上の自分自身の課題にまで昇華できるのか、これが行政の方たちの「協働」する上での真の課題です。



