御船町での「ローカルマニフェスト型公開討論会」も終了しました [2007年04月14日(土)]以来、いろいろな改革に取り組もうとされている御船町さんです。
先日も九州で初の
「御船町、4月から「通年議会」 基本条例を可決」だとニュースが流れていました。
しかし、聞こえて来る話は良いことばかりではなく
「町長と町民との意識の乖離」話ばかりです。
その一つが
「竹バイオマス事業」に関してです。
昨日(3/11)の地元紙(熊本日日新聞)朝刊には、関連記事が二つも掲載されていました(ネット上にはありませんでした)。
この事業の経緯です。
※聞いたところをまとめたものですから、事実と違うところがあるかもしれませんことは、ご了承ください。
「竹バイオマス事業」の竹加工会社を誘致は、平成19年度に町から提案されました。
町は企業誘致のため、資本を出すことはないと住民説明会で説明されていたそうです。
その会社は、予定した資本金6600万円集め、自己資金となる13億円の融資を受けることになっていたそうです。
町議会は、平成22年1月15日この会社に資本参加するための補正予算3千万円が賛成多数で可決成立し、この事業が第3セクターとなることが決まったそうです。
しかし、現実は、資本金は減額され、13億円の融資も得られていないそうです。
この事業に対して、「竹のマテリアル利用及びエネルギー利用事業」として農林水産省からの約10億円の交付金を活用し、事業を支援するというになっており、約3億円はすでにその企業にわたっているそうです。
現状を受けて、議員による全員協議会で交付金返納が決定したそうです。
一つの記事は、
「御船町長 出資以外も選択肢 バイオマス事業支援で」というタイトルです。
平成22年3月10日の議会で、3000万円の町の出資を取りやめるよう求めたが、山本町長は「出資や補助金等の選択肢もあり、会社と協議した上で対応する」と答弁し、出資しない場合も「町が応援しかかわりを持つ」と支援継続の意向を示したそうです。
もうひとつの記事は、
「大成功バイオマスタウン事業」交付金返上御船町 町長直筆の張り紙が物議 というタイトルです。
農林水産省からの交付金の返上が決まった「竹バイオマス事業」に対して、山本町長が「大成功バイオマスタウン事業」などと書いた直筆(署名捺印付)の張り紙が約20枚役場の廊下や階段に張り出してあり物議を醸しているそうです。
山本町長は、交付金返上で事業が失敗したように受け止められているが、まだ成功に取り組んでおり、成功させる意思表示」だと言っていますが、町議からは「何も成功していないのに『大成功』と書くのは誤解を与える」と撤去を求めているそうです。
この二つの記事を読んでいると、資本金も自己資金(融資)もなく、交付金10億円中3億円だけが竹加工会社に渡ったようです。
この事業、資本金6600万円、自己資金13億円(融資)、交付金10億円の資金が必要であるとはじめられた事業だと思うのです。
そのうち3億円余金で事業がはじめられるのでしょうか?
もしはじめられたとすると、13億余金は必要なかったことになります。
はじめられなければ、どこに成功する可能性があるのでしょうか?
すでに破綻を来たしていると読み取ってしまいます。
そこにさらに3000万円の町の出資を取りやめるように求められても、山本町長は3000万円の出資取りやめを決めていないように読みとれてしまいました。
町は10億円を農林水産省へ返上しなければならないのです。
実質、3億円が町を通じて竹加工会社から返上されなければならないのです。
この竹加工会社がすでに3億円を使ってしまっていたら、竹加工会社からは回収できません。
3億円は御船町が立て替えて還すことになるのでしょうか?
そうなると、この事業を決定した関係者の人たちは責任を取って3億円町に返さなければならないとなるのではないでしょうか?
さらに、町からの3000万円の出資を決めて取りけなさなかった方たちも出資不履行となったとしても何らかの責任は取らなければ、住民は納得しないと思います。
いつからこんな具合になったのでしょうか?
御船町での「ローカルマニフェスト型公開討論会」も終了しました [2007年04月14日(土)]以降の御船町の状況は、
「住民不在のローカル・マニフェスト」シリーズとして
「鳩居堂世情考」に掲載し杞憂をしていました。
どこで、町長と町民との意識は乖離したのでしょうか?
それとも、最初から町長と町民との意識は乖離していたのでしょうか?
御船町の「住民力」によって、この事態を乗り越えられることを期待しています。