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知事からの感謝状 [2008年01月29日(Tue)]
鈴木、後藤両専門家に知事から感謝状

 
 2006年2月からシェンクワン(以下XKH)県における不発弾処理の専門家で現場の責任者として事業開始当初から勤務していた鈴木昭二氏は、本年1月19日をもって任務を終了した。これに先立ち、同氏と後藤専門家は、これまでのUXOLaoXKHへの技術移譲及び不発弾処理の指導・助言並びにXKH県の発展に寄与した功績に対し、1月14日、同県知事から感謝状を贈呈された。鈴木氏(シニア・テクニカル・アドバイザー/EODエキスパート)は、50年にも及ぶ不発弾処理の経験及び知識並びに円満な人格と抜群の行動力をもってUXOLaoシェンクワンの隊員を的確かつ親身に指導し、UXOLaoのみならず在ラオスの不発弾処理関係機関から高い評価を受けてきた。
 同氏は、各種弾薬の構造機能を正確に理解させるためのカット模型(教材)を、休日を返上して作製し、技術移譲を円滑にするとともに、余暇には尺八教室を開いてUXOLaoXKH所長ほか多数の隊員に日本文化の一端を紹介し、時にはラオ・ラーオを酌み交わして親交を深める等現地に溶け込み、いつまでもXKHに居て欲しいと懇請され、離任を納得してもらうのに苦労したほど現地の人々から一様に愛され、JMASの名を高からしめたものと確信している。同氏がこの約2年間、XKH県の不発弾処理事業の専門家及び現地責任者として全力投球してきた裏には、不自由な現地の生活にも拘らず、XKHでのホテル住まいを続けて内助の功を発揮された奥様の支えがあり、それを抜きにしては無事に多大の成果を上げ得たことを語ることはできない。
 XKHの処理現場は、不発弾に汚染された人跡未踏の地も少なくない。特にXKH県はラオスの中でも汚染が酷くその多くは山岳地帯であり、処理現場での活動にはかなりの体力を要する。体力の不足から来る疲労は、常に細心の注意を要する不発弾処理に大きな危険を伴う。また、文明とは程遠いラオスの田舎には、未だに電気、水道などの設備もなく、満足な宿泊施設もない所が多い。そのような厳しい環境の中でも任務を完遂するためには、頑健な身体を保持していることが必須の要件である。若い隊員に着いて行けない体力では、幾ら知識・経験が豊富でも彼らの信頼を勝ち得ることは困難である。50歳も半ばを過ぎると体に変調を来たす人も少なくなく、国際貢献の現場に立つためには、日頃の鍛錬が必要であると鈴木氏を見て痛感する。
 71歳を過ぎても衰えを知らない同氏の体力には、在ラオス日本大使館の館員を初め、現地を訪れた人々が一様に驚嘆し、賞賛の声を惜しまない。彼の引退を惜しむ声が満ち満ちているのは承知しているが、幸い国際貢献を目指すオヤジたちも逐次育ってきており、後進に道を譲ることも組織を活性化する上で必要なことであり、泣いて馬ショクを切る心境である。しかし、JMASが必要とすればいつでも馳せ参じられる用意だけはしておきたいとの頼もしい言もあり、このようなオヤジたちがいるからこそJMASが順調に成長しているものと確信している。(了)


             県知事からの感謝状

          尺八の練習の成果を披露する専門家とUXOLao隊員

              現地現物で指導する専門家.

             常に行動で示す専門家


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