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「正しさ」をゴリ押しする・時代の空気 [2018年08月15日(Wed)]

「正しさ」をゴリ押しする・時代の空気

組織の中で「ごり押し」し、攻撃的な行動をする人がいる。
「正しさをゴリ押しする人」(榎本博昭、角川新書)を見ている。

 日本でも、データの改ざん、論文不正、うそ、パワハラ、不平等な扱い、大学における倫理の崩壊、言論の自由の制限など が頻発していますね。

 どうして、このような人がトップ、幹部になってメンバーや 外部の市民に迷惑をかけるのでしょうか。

★正義感をあざ笑う時代の空気
 榎本氏は、日本社会の問題を指摘しています。 4章の「小見出し」を紹介します。

●「勝ち組」「負け組」という図式
●「正しくやる」より「うまくやる」に価値を置く社会
●グローバル化によって壊れる倫理観
●正義感をあざ笑うかのような政治家たちの答弁
●正義感などクソ食らえという感じの実業家たち
●「正しさ」にこだわる人を揶揄する時代の空気
●「後ろめたさ」と「羨ましさ:
●「正しさ」を貫く人物の足を引っ張ろうとする心理

 以上です。私の知っている組織にもあります。 マインドフルネスも、金儲け、効果の過大宣伝が多いそうです。
 足を引っ張られるので、黙っていよう、排除されないように幹部のいいなりになろう。 「無評価」で観る」というし。さらに、この風潮を加速しそうですね。


http://blog.canpan.info/jitou/archive/3835
【New 目次】非定型うつ病のマインドフルネスSIMT

Posted by MF総研/大田 at 06:00 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
「正しさ」をゴリ押しする・時代の空気 [2018年08月15日(Wed)]

「正しさ」をゴリ押しする・時代の空気

組織の中で「ごり押し」し、攻撃的な行動をする人がいる。
「正しさをゴリ押しする人」(榎本博昭、角川新書)を見ている。

 日本でも、データの改ざん、論文不正、うそ、パワハラ、不平等な扱い、大学における倫理の崩壊、言論の自由の制限など が頻発していますね。

 どうして、このような人がトップ、幹部になってメンバーや 外部の市民に迷惑をかけるのでしょうか。

★正義感をあざ笑う時代の空気
 榎本氏は、日本社会の問題を指摘しています。 4章の「小見出し」を紹介します。

●「勝ち組」「負け組」という図式
●「正しくやる」より「うまくやる」に価値を置く社会
●グローバル化によって壊れる倫理観
●正義感をあざ笑うかのような政治家たちの答弁
●正義感などクソ食らえという感じの実業家たち
●「正しさ」にこだわる人を揶揄する時代の空気
●「後ろめたさ」と「羨ましさ:
●「正しさ」を貫く人物の足を引っ張ろうとする心理

 以上です。私の知っている組織にもあります。 マインドフルネスも、金儲け、効果の過大宣伝が多いそうです。
 足を引っ張られるので、黙っていよう、排除されないように幹部のいいなりになろう。 「無評価で観る」というし。さらに、この風潮を加速しそうですね。


http://blog.canpan.info/jitou/archive/3853
【目次・書籍紹介】「正しさをゴリ押しする人」(榎本博昭、角川新書)

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3835
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Posted by MF総研/大田 at 06:00 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
認知的複雑性が乏しい各種の専門家の「ゴリ押し」 [2018年08月12日(Sun)]
「正しさをゴリ押しする人」(榎本博昭、角川新書)

認知的複雑性が乏しい各種の専門家の「ゴリ押し」

 西田幾多郎がいうように、この世界には独断偏見が充満している。 多数派となり、「ごり押し」する。仏教やマインドフルネスには、 深い哲学が関連する領域だから、理解出来るひとだけが参入するといいのだが、 世襲とか、他の領域で活躍した人が何かのきっかけで参加してくることがある。理解が難しい哲学があることに直面するが、 理解できない場合に、深いことを言う人に嫌悪して、攻撃的になる人がいる(全員ではなくて、攻撃性のある強い人)。この辺の心理を 解説した本がある。
「正しさをゴリ押しする人」(榎本博昭、角川新書)
で、その心理を知ることができる。「ゴリ押し」は、 解釈が難しい宗教、哲学、マインドフルネスなどの領域でも起きる。

 日本には、道元禅師や鈴木禅哲学、西田哲学などがあるのに、なぜ、日本仏教は国民から離れたのか、なぜ、日本のひとが「マインドフルネス」のような社会貢献活動ができないのか。

 「自分の考えだけが絶対的に正しいと信じこんでいるかのように、自信満々に自己主張し、人の意見に耳を 傾けようとしない人がいる。」(p70)
何らかの利益を得たい本音を持つ仲間をだきこんで、多数派となり、他の立場、意見の人を排除する場合がある。
このような行動の背後にあるのは、他の立場からの解釈を理解できないからだ(p81,83)という。

★認知的複雑性が乏しい
 「「正しさ」をゴリ押しする人に目立つ特徴は、何と言っても認知的複雑性の乏しさだ。
 認知的複雑性とは、ものごとを複雑に、つまり多面的に見ることができるかどうかということである。」(p79)

 「だが、認知的複雑性の低い人は、ものごとを多面的に見ることができないため、自分と違う考え方を容認することができない。 たとえば、ひとつの出来事に対してもさまざまな見方ができるということを認めることができない。 だから、自分の「正しさ」を強引に主張し、意見の異なる人のことを非難したり、攻撃するのである。」(p80)

 「認知的複雑性の低い人の場合、前者の意見に接して「なるほど、そうだな」と納得すると、その後で後者の意見に接しても聞く耳をもたない。 一度取り入れた考えと矛盾する意見には心を閉ざしてしまう。
 認知的複雑性が低いと、矛盾する情報を頭の中でうまく消化することができないのだ。そのため、矛盾する情報を前にするとイライラする。」 (p81)

 禅の学問や実践の世界にも、これがあるようだ。次の記事で見た。

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3379
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3385
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3789

 道元の深い禅哲学や鈴木大拙の禅哲学や西田哲学は難しいところがある。 秋月龍aが禅者(僧侶、禅学者をさすだろう)は思想的な怠惰だという。 哲学者は、道元に深い哲学があることを理解している。
 だが、秋月龍aは宗教関係の思想的な怠惰を指摘したが、すべての組織ではあるまい。が、このようなことが、たまたま組織の幹部、トップにあると、深い哲学を理解できないとイライラして勉強しようとしないだろう。他の意見を封じ込めるだろう。自由な発言を許さないだろう。

 道元や西田哲学のように日本に深い哲学のあることを説明しようとすると、認知的複雑性の低いならば、激しく怒るものがいるだろう。聞こうとしない者がいるだろう。トップや幹部がそうであれば、その組織内では 深い人間哲学の学問的研究もできないだろう。深いマインドフルネスの検討もできないだろう。提案すれば、何かの理由で、攻撃される不安、恐怖を覚えるだろうし、排除されるおそれを感じるだろう。
(参考)三浦朱門氏の言葉 http://blog.canpan.info/jitou/archive/3525 )

☆マインドフルネスや仏教宗派には、それぞれの哲学がある
 仏教やマインドフルネスにはそれぞれの流派に哲学があるが、それぞれの公式見解だけを認める組織では、自由な学問的な検討やマインドフルネスもあるという検討もできない。 そういう組織ならば、社会貢献活動もできない。 その組織内ではやる気が起こらず活動サービスは沈滞化し、やがて、社会内存在としての信頼を失って崩壊するだろう。
 そうなっては、大変である。今、若い人たちに新しい時代にふさわしい組織のありかたを自由に提案してもらって、よきものは受け入れていく組織であるかどうか。禅には多様な側面がある。究極の一つに限定せずに、若い僧侶が現代に貢献できるところを解釈して多角的に活用されてもいいのではないかと思う。宗教で最も大切なことは市民、檀家信者の苦悩解決の支援、それが目的ではないのだろうか。
http://blog.canpan.info/jitou/archive/3853
【目次・書籍紹介】「正しさをゴリ押しする人」(榎本博昭、角川新書)

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3835
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http://blog.canpan.info/jitou/archive/3982
★(参考)多数派が正しいわけではない
Posted by MF総研/大田 at 07:29 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
マインドフルネスSIMTのカウンセラーの本音 [2018年08月10日(Fri)]

マインドフルネスSIMTのカウンセラーの本音

 =うつ病が治らない・本人や家族の独断だが影響は自分家族の範囲
 =日本では心理療法が普及しない(患者が治る利益を得られない)・専門家の独断偏見・影響が甚大・多くの患者家族の救済が遅れる

 マインドフルネスSIMTのカウンセラーになっても、さまざまな本音 (執着、嫌悪、行動基準など)が形成される。 新しい知識を得たために、従来、もっていなかった本音を形成する。

長い間、うつ病や不安症などが治らなかった患者の対応をすることになるから、 支援活動の現場で本音が形成され、発動される。様々な患者さんがいる。 10か月の支援がないと治らない。そのような長期間かけて人間関係を維持しなければならない。 浅いマインドフルネスの理論や方法(それもある種の領域に貢献できる)を説明する研究者とも違うし、浅いマインドフルネスや呼吸法の体験 会(それもある種の領域に貢献できる)を開催し続けるのでもない。命がかかっている、もっと深い苦痛がある。うつ病や不安症などが治らないで、人生をかけて、自殺の 危険性を帯びてくる患者さんへの応対は簡単ではない。 種々の言葉が発せられるので、それに対して適切に「評価」して、 妥当な説明、手法の指導をしなければならない。
自分の力量の不足(*b)や自己嫌悪(*b)を起こすこともあり、 まれに、苦情を言われたり怖い思い(*b)をすることがあり、もう支援活動が嫌になり(*b)やめる 決意をする人もいる。長期間、感情を処理できないとカウンセラーをやめることになる。
患者は、「治る」ことを期待してくる。要望、要求がある。 マインドフルネスの体験会を開催し続ける場合とは、違う会話、日記による 訴え、回答がある。カウンセラーに本音、感情が起きる。 普通のひとが経験するのとは違う感情が起きる。
他の流派のマインドフルネスは、常に実践するものではなくて、クライアントにおしえる時だけ、教えるテクニックが多いであろう。しかし、SIMTは患者さんとの応答(面談、グループセッション、メール、日記指導など)のすべてで、カウンセラー自身が、自己の内面を自己洞察していなければならない。ポイエシス即プラクシスである。
SIMTのカウンセラーになっても収入は期待できない。 自分の収入を優先(*a)する人や、感情を抑制できない人は、SIMTのカウンセラーはできない。 精神科医や精神科看護師ならわかるであろう。

マインドフルネスには様々な流派があって、うつ病や不安症までも支援できるほどの マインドフルネスの支援者は実に少ない。マインドフルネスには扱う意識の階層や 自己の階層の哲学が違う。マインドフルネスのテクニックは、集中力の向上や再発予防の支援をするものと、うつ病や不安症などのただなかにある患者の「治るための改善」の支援は違うだろう。
SIMTのカウンセラーは、深い苦悩の人を扱うので、苦労が多く、本音や感情も渦巻く。それでも、患者さんの回復 した姿、自殺しないですんで社会で活躍していただく姿を見ることを「喜び」「生きがい」と感じて活動して くださる。
なぜ、こんな活動が必要になるのか。専門家がしないからである。やる専門家が少ない。専門家の本音がある。

  注(*)印は「本音」です。(*a)は好きである=執着系の本音で、(*b)は、 嫌悪系の本音です 患者さんにだけあるのではありません。すべてのひとにあり、専門家の本音は弊害が大きいです。本音を「ゴリ押し」することを強くいうと地位の低い他者を怖がらせて、他者の自由を奪い、市民の苦悩から解放される行動などを自粛させ救済を妨害します。

『マインドフルネス精神療法』創刊号、日本マインドフルネス精神療法協会、p45
大田健次郎「東洋哲学・実践にあるマインドフルネスの多様な局面」


http://blog.canpan.info/jitou/archive/3835
【New 目次】非定型うつ病のマインドフルネスSIMT

Posted by MF総研/大田 at 13:26 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
鈴木大拙の本を読む会 [2018年08月07日(Tue)]

鈴木大拙の本を読む会

★北陸マインドフルネスセンターで、鈴木大拙の本を読む会が催されます。

http://hkrk-mindfulness.com/blog/2018/07/15/post-5580/

鈴木大拙の故郷、金沢で、 鈴木大拙の著書を読む会を開催されます。

http://blog.canpan.info/jitou/archive/2599 ここに鈴木大拙の記事の目次があります。

今、マインドフルネスが世界中でブームになっていますが、 マインドフルネスの 研究者から鈴木大拙と西田幾多郎の偉大さが再確認されるでしょう。

深いマインドフルネスである「禅」を欧米に英語の著書で紹介した 本を日本語に翻訳した本を読むのです。
日本人が捨ててしまった宝を再確認して、現在によみがえらせたいものです。

金沢です。この機会に、読書会に参加して、西田幾多郎の記念哲学館や鈴木大拙館を訪問してみませんか。 きっと、何かを発見されるでしょう。
Posted by MF総研/大田 at 21:05 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
マインドフルネス心理療法のういちでもSIMTとは?・マインドフルネス・SIMTみやぎ [2018年08月07日(Tue)]

マインドフルネス心理療法のうちでもSIMTとは?・マインドフルネス・SIMTみやぎ

 「マインドフルネス・SIMTみやぎ」さんのホームページに SIMTの説明が掲載されています。

https://simtmiyagi.wordpress.com/simt%ef%bc%88自己洞察瞑想療法%ef%bc%89とは/

 他のマインドフルネス流派との違いを正しく説明しています。 自分の心の観察は、瞑想時に無評価の観察だけではすみません。家庭、職場で起きる意識現象は複雑です。対人関係、職場でのマインドフルネスが本番です。
マインドフルネスSIMTは、観る局面だけではなく、考える局面、行動局面まで観察します。 もう、無評価ではすみません。 そこを説明しています。

なぜ、非定型うつ病のような重症の病気が治るのかという理由がおわかりでしょう。SIMTは、部分的なテクニック、瞑想時の感覚を観る手法ではありません。生きていくすべての局面で、自分の内面を観察する「生き方」です。欧米のマインドフルネスも、ある問題に効果があり、SIMTもある問題に効果があります。それぞれ、得意な領域が違います。

マインドフルネスする範囲、深さ、方法、究極の方向(哲学)に相違があって、効果のある問題に違いが出てきます。仏教の歴史と同様に、マインドフルネスも歴史的に推移していくでしょう。

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3825
★こちらにも
Posted by MF総研/大田 at 20:05 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
「本音」にも違いがある=非定型うつ病とメランコリー型うつ病 [2018年08月07日(Tue)]

「本音」にも違いがある=非定型うつ病とメランコリー型うつ病

 マインドフルネスSIMTでは、「本音」の観察を重視します。 対人関係、仕事の現場で、現在進行形で発動される発作的な独断の心理です。 嫌悪や執着です。意識に階層があるように、本音も階層があります。

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3605 ★本音の現在進行形での自己洞察

前の記事で、非定型うつ病には本音が関与しているので、この観察と 対処が重要であることを述べました。 ⇒ http://blog.canpan.info/jitou/archive/3841

普通のうつ病(厳密には定義がありますが一応メランコリー型といっておきます)は、 メランコリー型うつ病は、食欲不振、不眠、いつも気分が悪いという 特徴があります。 非定型うつ病は、過食、過眠、鉛様麻痺感、拒絶過敏の特徴があります。

マインドフルネスSIMTで、改善していく場合、10段階で自己洞察を 続けます。実践する課題は同じですが、本人が気づく「本音」は、ちがいがあります。 おおまかな特徴をいいます。
メランコリー型うつ病の本音は、感覚としての症状の嫌悪、特定思考内容の嫌悪、 社会的行動の嫌悪・回避、そして、 ふがいない自分存在の嫌悪などの「持続性の本音」が多い。 本音の階層が、感覚レベル、思考レベル、行動レベル、自己存在レベルになっています。 毎日のように、これを持ちだして悲観的な思考を続けて症状が回復しません。「継続的な本音」が 特徴です。
これらに気づいて、不快な思考の回転から抜け出て、回復効果のある行動を実践します。
一方、非定型うつ病は、やはり 感覚レベル、思考レベル、行動レベル、自己存在レベルの嫌悪的本音がありますが、 「発作的な本音の顕在化」と衝動的感情、衝動的反応から、症状の急な悪化です。 他者との対面中に、発作的に発動させるので、治すのは、メランコリー型うつ病よりも 難しいところはありますが、本人が真剣であれば、1年から1年半で回復します。
どちらも、課題の実践は同じです。呼吸法の時の自己洞察、行動時の自己洞察です。 SIMT(Self Insight Meditation Therapy)というように、自分で観察する方法です。 カウンセラー(マインドフルネス瞑想療法士🄬)のアドバイス(10回がモデル)を受けながら 実践する場合、カウンセラーは「あなたには、〇〇の本音がありますね。」 などということはありません。 クライアント(患者)が、自分で観察して気づくのです。 その手助けになるように、「こんなものを本音といいます。人によって違います。」「感情が起きた時、観察してください。」 といって、一般的な説明をします。
「あなたは、自分で観察して自分の本音に気づいてください。それを日記に書いてください。」 というふうにして、あくまでも、自分で 自分の意識現象、本音、感情、夢・願いなどを観察して 価値実現の反応パターンを習得して、 自力で回復していきます。
本を読んで自分で自習できない患者さんは、カウンセラーを訪問して、方法をていねいに、教えてもらいます。個人セッションとグループセッション方式があります。

参照:大田健次郎「うつ・不安障害を治すマインドフルネス」佼成出版社



http://blog.canpan.info/jitou/archive/3835
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Posted by MF総研/大田 at 11:18 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
非定型うつ病にも「本音」の洞察が重要 [2018年08月06日(Mon)]

非定型うつ病にも「本音」の洞察が重要

 マインドフルネスSIMTでは、「本音」の観察を重視します。 対人関係、仕事の現場で、現在進行形で発動される発作的な独断の心理です。 嫌悪。執着です。 感覚レベル、思考レベル、行動レベルなどの本音があります。 行動レベルであれば、「行動基準」になります。 自分や他者の「ああすべきだ」(執着)とか 「ああすべきでない」(嫌悪)になります。 瞬間的に顕在化し発動して、感情を起こします。

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3605 ★本音の現在進行形での自己洞察

非定型うつ病は、「拒絶過敏」が特徴ですが、病気になる前にも、発作的な反応をしていた ひとが多いのです。

拒絶過敏は発作性の感情の急激な変化です。

http://blog.canpan.info/jitou/archive/2013 ★非定型うつ病にある拒絶過敏

アメリカの精神疾患の診断基準の「DSM−5」にも こうあります。

「対人関係上、拒絶感に対する病的な敏感さは、早期に生じて 成人期の大半に持続する特性である。拒絶に対する敏感さはその人が 抑うつにあるときにもないときにも生じるが、 抑うつの期間中に増悪することがある。」(P185)

 非定型うつ病になる前から、「早期」つまり、幼い頃からの成長過程(小中高)で形成された、発作的に起きる感情、つまり、 不安過敏、怒りやすいという傾向があるひとが、 種々の出来事(いじめ、過労、仕事の失敗、喪失など)から、うつ病になると 「非定型うつ病」になる。非定型うつ病になってから、その不安過敏や易怒性が 持続し悪化する。

この特徴から、非定型うつ病の治療には、マインドフルネスSIMTでは、発作性の感情(怒り、不安、落ち込み)に対して、瞬間的な本音の観察、そして、 瞬間的な価値実現反応のパターンをトレーニングする。
本音とは、西田哲学でいう「独断偏見」というものを、心理療法化するにあたって、「本音」と称することにした。西田哲学は、高度なレベルの実践であり、「独断を捨てて見、独断を捨てて考え、独断を捨てて行動する。」ということになるが、わかりにくいので、「本音」ということにした。

不安過敏、易怒性の背景には、きまりきった本音がある。何かを嫌っている。それを急に発動させて怒る、 拒否する、落ち込む。うつ病になる前も、自己自身に対する不信、嫌悪もあり、 それが、浅いレベルの本音に影響している。
SIMTでは10か月にわたって、本音の観察、対処のしかたをトレーニングしていく。 10か月で、学ぶ手法が修了し、それを続けて実践していくと1年から1年半くらいで 治る。拒絶過敏もしずまり、鉛様麻痺感も改善する。

非定型うつ病の患者さんは、医師の薬物療法を受けながら、SIMTを実践することをためしていただきたい。機関誌 『マインドフルネス精神療法』第4号に非定型うつ病を特集したので、メディカルオンラインでは全文を読める。患者さんのために、医療関係者の真剣な検討をお願いしたい。



http://blog.canpan.info/jitou/archive/3835
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Posted by MF総研/大田 at 12:19 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
非定型うつ病がマインドフルネスSIMTでなぜ治るのか [2018年08月05日(Sun)]

非定型うつ病がマインドフルネスSIMTでなぜ治るのか

 MBCT,MBSRなど他の流派のマインドフルネスでは治らないのに、非定型うつ病がマインドフルネスSIMTで、なぜ治るのか論理的に説明できます。問題(症状)と改善手法の階層の一致でしょう。マインドフルネスはさまざまあって、得意な問題領域があって、みな効果、価値があります。それぞれ、得意、有効な問題に適用していく。みんな共生できます。

SIMTは、非定型うつ病にも改善の効果がみられます。観察する意識階層と観察する本音がちがうのでしょう。

これが、非定型うつ病のモデル図です。
http://blog.canpan.info/jitou/archive/1480 ★非定型うつ病のモデル図

対人関係で感情を興奮させやすい。家族、職場でささいな言葉に対して 激しく怒ったり、落ち込んだりします。 その感情の興奮が、症状 (過食、過眠、鉛様麻痺感)を起こす部位を興奮させて 症状を悪化させるのです。 今、この瞬間の反応パターンを変化させることが鍵です。 まさに、今、ここ、しかないという東洋哲学(禅、西田哲学)の 実践ができるようにトレーニングするのです。 あとから、あるいは、事前に、ゆっくりと検討する「認知療法」とは、 違う方針です。観察する意識も違います。

感情が起きるところには、自分の評価基準 (種々のレベルの好き嫌い、行動基準など)があり 本音と呼びます。ふつう潜在化しています。 非定型うつ病の患者は、その本音が独特なのです。 言葉を聞いた途端、本音と違うと比較して、感情を起こすのです。 本音の顕在化、基準と現実の比較の瞬間的な発動です。

本音の観察は、別の記事に述べています。

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3605 ★本音の観察

10か月にわたって、本音、感情の瞬間的な発動のしかたを 自己観察(マインドフルネス)し続けます。 瞬間的に「本音だ、それで感情が起きたのだ」 と観察でき、衝動的反応(言葉、行為)(=価値崩壊反応)をしないで、 冷静な反応(価値実現反応パターン)をするトレーニングを続けます。 容易ではありません。方法のトレーニングは、毎日実践して10か月かかります。 さらに続けて、1年か1年半くらいで治ります。
価値実現の反応パターンが身についているので、再発しにくいのです。

「場所の論理」で観察の手法を構成しています。 種々の意識現象があります。感覚、思考、意志作用(目的を持つ行為を遂行)、そして感情、本音など。これらは、単体でみると起きる場所が違います。そして相互関係をみると、思考は感覚を対象にでき、意志作用は感覚、思考を対象にします。意識現象に階層があります。
感覚、思考、意志作用の順に広く深くなります。(さらに深いのが行為的直観、創造的直観)

本音も階層があります。好き嫌いが感覚レベル、思考レベル、行動レベル、(さらに専門家の学問、ビジネス、宗教などの行為的直観レベルもある)という階層的にあります。 これに合致しないと不快な感情を起こします。
非定型うつ病の患者さんも、感情、本音、症状悪化を現在進行形で観察しつづけます。それで、自分の反応パターンを知り、価値実現の反応パターンを多くできるようになって、症状が軽くなっていきます。核心は、今ここ、の瞬間的な反応パターンを観察して、価値実現の反応ができることです。自分の症状も悪化させないし、対人関係の相手も感情的なことをぶつけられません。

(現在進行形でいつも観察することは、西田哲学の「ポイエシス即プラクシス」を応用しました。 世界創造行為は、ポイエシスです。同時に、自己を形成します。自己形成がプラクシスです。 SIMTのカウンセラーは、これも学習します。)

具体的な実践方法は
大田健次郎「うつ・不安障害を治すマインドフルネス」佼成出版社にあります。
うつ病、非定型うつ病、不安症、PTSD,過食症、人間関係などに効果がみられます。
次は、特定領域ですが、がん患者のための自己洞察瞑想療法(SIMT)をまとめたいと思っています。SIMTは、いろいろな領域に活用できます。



http://blog.canpan.info/jitou/archive/3835
【New 目次】非定型うつ病のマインドフルネスSIMT

Posted by MF総研/大田 at 08:10 | 私たちの心理療法 | この記事のURL
【New 目次】非定型うつ病のマインドフルネスSIMT [2018年08月04日(Sat)]

【New 目次】非定型うつ病のマインドフルネスSIMT

 マインドフルネス心理療法には、種々のレベルがあります。 感覚レベル、思考レベル、社会的行動レベル、行為的直観レベルなどの マインドフルネス(=観察、自己洞察)があります。

日本で開発された自己洞察瞑想療法(SIMT)は、 非定型うつ病にも改善例が報告されています。

日本で唯一、定期的に発行されるマインドフルネスの雑誌、 『マインドフルネス精神療法』の第4号は「非定型うつ病」が特集です。

http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kikansi/hp-04/dai4gou-mokuji.htm ★機関誌『マインドフルネス精神療法』第4号の内容

こちらのブログで非定型うつ病について述べました。 http://blog.canpan.info/jitou/archive/1779

非定型うつ病が治らないで、就職、復帰できないで、自殺されていくひとも多いでしょう。 何とか、患者さんに「こんな心理療法もあります。 試してみませんか。」ということをおしらせしたいのですが、 情報が届きません。ご親戚、知人、ご近所で、それらしいという人に 情報をお伝えください。

非定型うつ病の患者さんの支援をするマインドフルネス瞑想療法士🄬の講座も 毎年開催されます。医師、看護師、カウンセラー、心理士も、SIMTをとりいれていただきたいです。 資格認定講座は10か月かかります。深く重い心の病気の患者さんの支援をするためには、 深いレベルのマインドフルネスSIMTでないと届かないのです。

マインドフルネスSIMTは、西田哲学の場所の論理が背景になっていて、自己を深く観察していきます。 特に、観方変え方行為基準として固く執着された個人独自の心理傾向が、病気を継続させ、人間関係を悪化させています。 「本音」といいます。病気ではない専門家にもあって、いわゆる独断、偏見の心理で、ひとびとの自由を抑圧し差別し苦しめています。専門家の我利我執、独断、偏見が広く発動されていて、末端の市民、患者さんの苦悩がなかなか解消しません。

学問のよそおいで、独断偏見の説を応援していることもあり、独断偏見による迷惑はすさまじいです。フランクルが、全体主義、画一主義、還元主義として警告しましたが、改善されません。
『正しさをゴリ押しする人』(榎本博明、角川新書)で、この心理を解析してくれています。なるほどです。深刻です。ゴリ押しするひとは、てごわいです。反抗するのは怖いでしょうね。 でも、組織員はやる気を失っていて、外部には時代に応じた行動ができなくて、時代に応じた他の動きに市民が向かい、組織全体が沈没していくでしょう。ゴリ押しする人とそれを許したメンバーの反省があれば再生できるのですが。
『マインドフルネス精神療法』創刊号、日本マインドフルネス精神療法協会、p45
大田健次郎「東洋哲学・実践にあるマインドフルネスの多様な局面」



http://blog.canpan.info/jitou/archive/3835
【New 目次】非定型うつ病のマインドフルネスSIMT

『マインドフルネス精神療法』創刊号、日本マインドフルネス精神療法協会、p45
大田健次郎「東洋哲学・実践にあるマインドフルネスの多様な局面」
【日本では、なぜうつ病などの心理療法が普及しないのか】 http://blog.canpan.info/jitou/archive/3851
★マインドフルネスSIMTのカウンセラーの本音

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3849
★マインドフルネスSIMT・家族の本音(信じる、支援する)

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3847
★マインドフルネス心理療法の実践普及を妨げる深層意識・本音

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3842
★「本音」にも違いがある=非定型うつ病とメランコリー型うつ病

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3841
★非定型うつ病にも「本音」の洞察が重要

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3839
★非定型うつ病がSIMTでなぜなおるのか

http://blog.canpan.info/jitou/archive/3835
【New 目次】非定型うつ病のマインドフルネスSIMT

http://blog.canpan.info/jitou/archive/2428
★非定型うつ病は治りにくい

http://blog.canpan.info/jitou/archive/1480
★非定型うつ病のモデル図、および、  SIMTで治し方

http://blog.canpan.info/jitou/archive/1779
★非定型うつ病の治し方

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★自己評価が低い、自尊感情は低い

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★非定型うつ病を治しましょう

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★自己の自覚

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★非定型うつ病にもあるフラッシュバック

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★減薬のしかた

Posted by MF総研/大田 at 07:55 | 私たちの心理療法 | この記事のURL